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<   2011年 08月 ( 20 )   > この月の画像一覧

 お盆ですね。この季節は、ペルセウス座流星群の季節でもあります。しかし、毎年、この時期は何故か曇ってばかりいる私の地域。そして、今年は満月のため、夜の間はずっと月が明るく輝き観望には非常に不利。なので、今年は観る前から諦めていました(あきらめんな!w

 以下参考サイトです。詳しい観測のしかたもあるので一読を。
国立天文台:Perseid meteors2011 夏の夜、流れ星を数えよう ―8月12日~15日 ペルセウス座流星群―
 ↑毎年恒例、国立天文台のキャンペーン。観測したら、報告しよう!

アストロアーツ:【特集】2011年 ペルセウス座流星群

 今日未明、夜中に目が覚めて、再び寝ようとしたのですがなかなか寝付けず。窓の外を見ると空は快晴。この時期に晴れるのはあまり見たことが無い。せっかくだし、ダメもとでペルセ群観測をしてみようと、窓を開けて観望開始。月は南中を過ぎて西に傾きつつありましたが、全天が明るく照らされて流星群観測にはやっぱり不向き。それでも、観測を始めて数分後、ひときわ明るい流れ星が見えました。方角から、ペルセ群の流星だと判断しました。観測を始めて数分で、明るい流れ星を見られたのはラッキー。

 そのまま、観測を続けますが、なかなか流れ星は見えず。十数分後、ようやく1個。あと、何の衛星かは分かりませんが人工衛星も見えました。ただ、窓を開けていると虫が飛んでくる。なので窓を閉めて窓ガラス越しに観測するも、それだと不十分。やっぱり窓を開けて観測しようと窓を開けると、また虫…。この繰り返しなので、1時間で観測を終了することにしました。

 今夜は満月。15日頃までピークですが、やはり流星群観測には向いていない。そして、今夜から曇り。まぁ、2個だけでも悪条件のなか観られたのでいいことにします。秋になったらしし座流星群、冬になったらふたご座流星群もありますし。他の流星群観測もやりたいな。

【過去記事:昨年のペルセ群】
台風に負けるな?! ペルセウス座流星群2010 【準備編】
台風は強かった ペルせウス座流星群2010【結果】
まだ終わらんよ! ペルセウス座流星群2010【リベンジ編】
by halca-kaukana057 | 2011-08-13 21:47 | 宇宙・天文
 以前記事にした「第一期水循環変動観測衛星」(GCOM-W1)の愛称募集はまだまだ続いています。
・以前の記事:人工衛星の名付け親になろう! GCOM-W1衛星愛称募集スタート


JAXA:第一期水循環変動観測衛星(GCOM-W1)の愛称募集について
JAXA:第一期水循環変動観測衛星(GCOM-W1)愛称募集キャンペーン

 7月のうちに出しておこうと思ったら、いつの間にか8月になっていました…。

 今のところ、私の案としては
・しずく …水のイメージで、真っ先に思いついた
・みなも …水面。これも水のイメージ。
・めぐみ …恵みの雨と言うように、水は命に欠かせないもの。
・めぐる/めぐり …水は雲となり、雨となり、川から海へ巡ります。
・せせらぎ …水がさらさらと流れるイメージ
・しみず/きよみず …水のイメージなんだけど…「清水」は地名だし、お寺の名前でもある。でも送ってみる。

 以上が主な案。他にもいっぱいあります。

 締め切りは8月31日17:00.
 速めに送っておきましょう!

 以上、自分のメモ書きも含めた記事でした。

・参考にするといいかも:togetter:GCOM-W1の名付け親になって種子島に行こう
by halca-kaukana057 | 2011-08-11 22:42 | 宇宙・天文

弦と響

 ネットで偶然見つけて、気になったので読んだ。


弦と響(ひびき)
小池昌代/光文社/2011

 鹿間四重奏団は、ラストコンサートを迎える。30年続いてきたカルテットの最後の日。カルテットのメンバーやマネージャー、ホールのスタッフ、メンバーの家族や元恋人、何気なくチケットを買った者は、それぞれの思いを抱いてコンサートへ向かう。

 鹿間四重奏団のラストコンサートを柱に、それぞれの視点から語られるオムニバス作品。カルテットのメンバーは勿論だが、スタッフや家族(チェロの妻)、記者など、様々な人が登場する。最初は、それぞれが一人称で語るのだが、途中、作者のことを言及したり、本人が語らないので作者が語る…という不思議な、これまで読んだことがない文体も登場して面白い。

 鹿間四重奏団は、ファーストヴァイオリンの鹿間を中心に結成。途中メンバーが替わったが、今のメンバーで15年続いてきた。音楽と女をこよなく愛する情熱家の鹿間、物静かでハンサムなセカンドヴァイオリン・文字、世界的に有名で性格は男っぽくさっぱりしている紅一点のヴィオラ・片山、そして鹿間とともにカルテットの創設時からのメンバーで、引退すると言ったことでカルテットの解散に繋がったチェロ・伊井山。もちろん、これらは簡潔で、表面的な人物像で、それぞれの章で深く語られます。

 私はオーケストラや器楽ソロも好きですが、室内楽も大好きです。それぞれの楽器の響きと、アンサンブルとしての響きを、身近に感じられる規模で、じっくりと聴けるから。コンサートも、室内楽は小さめのホールで開かれる。大きなホールで、大きなオーケストラの壮大な響きを堪能するのもいいですが、室内楽は演奏者と聴衆の距離が近い気がして、その響きに優しく包まれ、演奏者の息づかいや奏でることへの想いを伺えるのもいいなと思います。

 音楽そのもの、演奏そのものの魅力も語られますが、カルテットであることの魅力も多く語られます。アンサンブルとは、息を、心を合わせること。それが演奏に繋がる。異なる4人がひとつになる。その一体感が、楽曲になって、音色になって響き、聴衆に届き、ホール全体にも届く。コンサートの後のホールの余韻は私も大好きで、わざとゆっくりとホールから出ることもあります。演奏は終わったけど、そこに残っているかのような音楽の余韻。聴いた人々の雰囲気、話す言葉、表情。それら全てが、「音楽」を形作っている。そしてそれらは、「今この時」しか味わえない。何度も書いてきた言葉ですが、音楽は、二度と同じ演奏をすることは出来ない。たとえCDや映像で記録されても、その場の雰囲気や余韻を完全に記録することは出来ない。その場でその時だけ味わえるからこそ、演奏者も聴衆も集中して聴き、演奏会全体の雰囲気も楽しむ。演奏が終わって、その演奏は2度と聴けなくても、心の中に何かが残る。この私が思うコンサート・演奏会、生演奏の魅力が作品中で語られていて、わかるわかる!と思いながら読みました。

 鹿間四重奏団は、日本でも有数のカルテット…として描かれています。そういえば、以前は、こう書くと失礼ですが有名無名・プロアマを問わず様々な音楽家の演奏会に行っていた。曲目も、知っているものも好きなものも、知らないものも関係なく。しかし、今年に入ってから、様々な理由から行くコンサートを絞っていた。出来るだけ好きな演奏家のコンサートに行きたい、好きな作品・作曲家の作品が演奏されるコンサートに行きたい、と。特定の誰かの演奏を聴くのも楽しいけど、音楽そのものを楽しみたくて様々なコンサートに足を運んでみる時のワクワク感を思い出しました。余裕があれば、また貪欲にコンサートに足を運んでみようかな。

 ラストコンサートの曲目は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第8番ホ短調op.59,第11番へ短調op.95,第14番嬰ハ短調op.131.8番と11番は聴いたことが無かった。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲も、まだまだ聴いたことが無いものが多い。聴いてみよう。

 そのラストコンサートは、それまで各章で単独で出てきた人々が一斉に出てくるのですが、メンバーだけでなく、スタッフも聴衆も全員で奏で、想いが響いている…この作品そのものが音楽として響いているような感じを受けました。コンサート後の余韻も含めて。

 ちなみに、作者の小池さんはクラシック音楽が好きで、ヴィオラを演奏するそう。「音楽」がますます好きになる作品でした。

 最後に…アンサンブルをやってみたいなぁ。人と合わせられるような腕前じゃないけど、連弾でもいいからやってみたい。出来れば、弦楽器や、管楽器など鍵盤楽器ではない楽器と。静かな憧れであり、いつかの希望・目標です。
by halca-kaukana057 | 2011-08-09 22:42 | 本・読書

ピアノで”歌え”

 私の住む地域も、ここ数日真夏日が続いています。暑いです…。でも、めげずにピアノ練習してます。冷房?我が家にはありません…付けても使うのは夏真っ盛りの時期だけだし…。それよりもストーブ・暖房のほうが重要です…。

 以前書いたとおり、和音・和声の勉強をしてみました。今のところ、和音と和声法の基本についてざっと。和音について勉強する前に、音程(完全5度とか、短2度とか)の復習が必要でした。以前音程を勉強した時、これが何に繋がるのだろう?と思ったのですが、和音の仕組みに繋がるものだったのかとようやく理解しました…。これまで何気なく弾いてきた伴奏が、この和音に当たり、曲はこんなカデンツで成り立っている…そんなことをテキストと楽譜を読みながら紐解くのは面白いです。ただ、七の和音がまだよくわかっていません。まずは三和音から…。そして基本だけなので、和声の難しいことがよくわかっていません。テキストを読んでもさっぱりなところが、結構あります…。

 しかし、こんな和音・和声法を意識して作品を書いた作曲家は凄いな…。例えば、モーツァルトは意識しなくても頭の中にどんどん出てきた感じだし…。どんだけだ…。そして、時代によって和音に対する考え方が変化していっているのも興味深いです。現代の作曲家は大変だなぁ…。

 ここからは取り組んでいる作品ごと。

【クーラウ:ソナチネ4番】
 第1楽章を未だしつこく練習しつつ、第2楽章を譜読み。半音ずつ上昇するあたりのテンポがいまいちつかめず。このあたりで止まってしまいます。その後の、ヘ長調に転調するあたりはとても好きなのに…。そして、「Vivace」=急速に、の速度…道は長そうです。
 ソナチネは…楽曲の構造の勉強を中心に、でもいいかな…(弱気発言←逃げるな!w 未だに7番第1楽章も怪しいんだ…。


【シューマン:春の歌op.68-15(ユーゲントアルバムより)】
 最近は、こちらに力を入れています。ようやく両手で合わせられるようになり、楽しくなってきた。でも、完成にはまだまだ時間がかかりそうです。
 試しに録音してみた。
シューマン:春の歌のページへどうぞ。ver.0.5の録音です。今回もカサカサという異音が…。扇風機のせいかな…?

 あくまで、「試しに、とりあえず録音してみた」です。なので、「ver.0.5」です。酷いです、本当に酷いです…でもアップします。
 右手の和音が続き、指をどう移動させたらうまく繋げられるかをわからないまま練習しているのが第1の問題点。滑らかに和音を連続して演奏できるような指・手の移動が苦手…というより、これまであまり取り組んでいませんでした。ならば、この作品で習得する。指遣いをもう一度確認して、練習しよう。
 「春の歌」とタイトルにあり、曲も穏やかで滑らかな、優しいのびのびとした作品。まさに歌曲や合唱のよう。和音を考えると、合唱かな?シューマンは「流浪の民」など、合唱曲も多く作曲していますね。その雰囲気で。
・参考:流浪の民/Zigeunerleben

 もうひとつ取り組んでいる「クインテット」テーマもそうなのですが、どちらも「歌」。これまでも、歌うような雰囲気で演奏する作品にいくつか取り組んできましたが、この「春の歌」はより「歌」の要素が強い、「歌」そのものじゃないのかと考えています。13小節目から16小節目まで弱音ペダルを使うところもあるのですが、このあたりは上の「流浪の民」のささやくように歌うあたりに近いのではないだろうか。
 ということで、和音の連続を滑らかに、のびのびと演奏することを目標に、練習続行。
 あと、9小節目と19小節目にある「fp」。「強く弾いて、すぐに急に弱く」の意。たん!と強く弾いた後ふわりと浮くようなアルペジオ…という感じかな。
 それにしても、今回の録音のカサカサ異音が気になる…。原因は大体突き止めました、多分。


【宮川彬良:「ゆうがたクインテット」テーマ】(ピアノソロアレンジ版)
 こちらも両手で。伴奏や和音がややこしくなるあたりは、楽譜とにらめっこしつつ演奏している状態(シャープ君の「にらめっこ」状態ですwシャウトしたい!w)。まだまだです…。元々「歌」なので、まさに「歌って」、「歌であることを前提に」。右手が歌のメロディー、左手が伴奏なので、弾き分けが必要です。歌は元気よくのびのびと。厳しい…。
 楽譜には、コードネームも記載されています。和音の勉強で、コードネームもかじってみたのですが、コードを読めると便利ですね。出す和音がさっと頭の中に出てきます(でもすぐに弾けない…)。それを元に、カデンツも書き込んでみたり。これが楽しい。ワクワクするなと感じるあたりは、ドミナント…そうだったんだ。譜読みで、こんな楽しみもあったんだと実感しています。

 9月の終わり、10月のはじめには3曲完成させたいです。秋からはシベリウス「樅の木」op.75-5に集中したい。今度こそじっくりと取り組んで、演奏したい。シベリウスのためにもがんばれ、自分。
by halca-kaukana057 | 2011-08-08 22:55 | 奏でること・うたうこと
 土曜日ですね。「クインテット」の日ですね。

 ドラマパートの冒頭、アキラさんがピアノで演奏しているのは「おさかな天国」。♪さかなさかな~さかなを食べると~ 懐かしい歌ですね。そして、ご飯を食べている4人(ここから再び、「アキラさんはどこへ行った」状態がはじまります…またかよ!w)。さすが器用なシャープ君、きれいに魚を食べました。一方フラットさん、どうせ下手ですよ…自虐モード。でも、お肉ならきれいに食べます!とすぐに開き直るあたりは、フラットさん平常運用。歌は「かわいい魚屋さん」。シャープ君が魚屋さんになって、町を歩きます。奥様役は…勿論フラットさん!大きなピンクのリボンに目が…w
 歌の後、無理をして骨ごと魚を食べてしまったフラットさん。でも、骨が喉に刺さった…絶対に真似しないように!!
 ちなみに、私も魚を食べる時、小骨に悩まされて、あまりきれいに食べられません。シャープ君を見習うべし。

 パート3は「かくれんぼ」。今回はにわとりさん。ひよこが出てくるのかと思いきや、これからたまごを産むんかい!でも、なかなか産まれず、「もういいかい、まあだだよ」とひたすらリピート…。4人の声がだんだんヤケになっていくのが、楽しいw「鉄道唱歌山手線」や「やぎさんゆうびん」の壊れっぷりも好きですw

 コンサート前、読書中の弦楽器コンビ。そこへ、ただならぬ声が…声の主はフラットさん。目薬をさすのが怖いと叫んでいる。フラットさん、実は不器用?でも、目薬をさすのが怖い、私も子どもの頃そうだったので気持ちはわかります。今は平気です。

 コンサートは「金婚式」(ガブリエル・マリ)。おや、今年度2度目だぞ。好きな曲なのでいっか~。
・前回は5月7日:気持ちをひとつにする”音楽” +朗報! 今週の「クインテット」
 何度聴いても、何度観ても大好きな作品です。原曲も好きだけど、「クインテット」のこのアレンジがいい。トランペットやチェレスタの音色が切なく、憂いを帯びている。チェロはしっとりと歌い、所々ヴァイオリンとクラリネットが緩やかに歌う。ああ、いい演奏だ…。

 ちなみに、元はピアノ、もしくは管弦楽曲でした。ピアノソロ版の楽譜(全音ピアノピース)を持っていて、以前取り組んだのですが私にとっては難易度が高く、放置ねかせている最中です。いつか再挑戦します。
 これまで、管弦楽版を聴いたことが無く、聴きたいと思っていたのですが…探してみたらありました。
Gabriel Marie - La Cinquantaine

 管弦楽版もいいですね。スコアが欲しくなります。

 他にも探してみたら、色々出てきました。
・フルート版:27 La Cinquantaine : Gabriel Marie  金婚式:マリー
 フルートが軽やかで、哀愁を帯びていて…。管楽器にも向いている作品ですね。
・チェロ版:La Cinquantaine - Gabriel Marie. Cello Georg Mertens - piano Gavin Tipping
 チェロ版がいいですね…。まさに50年という歳月を懐かしむような音色です。渋いです。
・ヴァイオリン版:vry GITLIS @ GABRIEL-MARIE La Cinquantaine - S.Neriki, 1985
 この作品の編曲は、ヴァイオリンとピアノ版が一番有名かと思います。弦楽器でも合う。
・ピアノソロ版:Jean Gabriel Marie - La Cinquantaine (The Golden Wedding)
 ピアノソロが原曲ではあるのですが…難しい作品だと思います。ピアノだけで、ふくよかな音色を出すのが難しいと感じます。なのでピアノソロよりも、アンサンブルや管弦楽で演奏する方が多彩な音色も出るし、楽しいので向いているかなと私は思います。ピアノソロで演奏するのもいいけど、アンサンブルもやってみたいな…。誰もいないけど…(涙

 来週、13日ですが、注意が必要です。朝の放送は、高校野球のためお休みです。夕方の放送のみ、夕方一本勝負です!!夕方、お忘れなく!!

【More】
by halca-kaukana057 | 2011-08-06 22:26 | Eテレ・NHK教育テレビ
 先日twitterで流れてきた言葉に、なるほどと思ったので書く。
ひらめきメモ:「いつかはやってみたい!」と妄想する何かがあったとして、それは今の自分からしたらスケールが大きすぎて出来ないよね、って思ったときに、今の自分でも出来るくらいのスケールに縮小してみて「やってみよう」と思えるかどうかで本気度がわかる
ひらめきメモ(@shh7):2011.8.4 21:30


 こんなこと、よくあります。やってみたいこと、見てみたいもの、作ってみたいもの…様々な「やってみたい妄想」が頭の中に詰まっていますwでも、今の自分ではどうやったらそれを実現できるのか分からずそのままにしてしまったり、自分には手に負えない程大きなことで手を出すのを躊躇したり…。そのまま、頭の中に残り続けるか、忘れてしまうか。どちらかです。

 でも、自分でも出来るぐらいのスケール、レベルにしてみたらどうだろう?やってみたことが無いものでも、小規模なものなら取り組みやすいはず。取り組みながら、やり方を覚えて徐々に大きなものに取り組んでみる。初めは練習ぐらいの気持ちで、気軽に取り組んでみる。そこから、また新しい何かが始まると思う。

 思えば、ピアノもそんな感じでやってきました。大曲を演奏したい!と思うことはほとんどないけれど、憧れの作品は色々ある。でも、今の自分には難しいから、練習曲で力をつけて、ある程度になったら取り組んでみる。そんなことを続けてきました。一歩一歩、目標に向かって進んでゆく。ピアノ以外でも、このことが応用できたのだなぁ。

 ピアノだけでなく、他のことでも、まずはやりたいことを文章など具体的な形にしてみようと思います。形にしてみれば、どこから、どの程度から手をつければいいか見えてくる。そこからの行き先も見えてくるだろう。頭の中で色々考えていても、いざ具体的な形にしようとすると、適当にしていたり曖昧にしていた部分が見えてくるのも面白い。やりたいことを、紙に書くこと…それだけでもワクワクする。

 ピアノも、そういえば最近「いつかは演奏したい曲リスト」を作っていなかった。最新版を作ってみよう。現在は、黙々とシューマン「春の歌」と「ゆうがたクインテット テーマ」の完成へ向けて練習中です。大分形になってきました。でも、8月は色々あって、なかなか練習時間が取れないですね…。(言い訳です…)
by halca-kaukana057 | 2011-08-05 23:27 | 日常/考えたこと
 今週も、「おかあさんといっしょ」は夏の特集。先週は大阪での「あつまれ!土曜日」を3日間。あれ、夏の特集ってこんなもん?と思っていたら、今週が本番でした。

 以前、twitterでのツイートを読んで、同感だ、実現しないかなと思っていたことがありました。おかいつのお兄さん・お姉さんが被災地を回って、子どもたちを励ます、という企画。それが、実現しました。
・その時の記事:教育テレビで元気を! 今週の教育テレビ

 宮城県南三陸町、青森県八戸市、福島県いわき市、茨城県鹿島市、岩手県宮古市の保育園や避難所に作られた保育所へやってきたお兄さん・お姉さん。子どもたちと歌って、遊んで、給食を食べたり、描いた絵を見せ合ったり…。3月11日の大震災から、まもなく5ヶ月。未だ続く避難生活。津波の爪あとを見ると、今も心が痛みます。そんな場所でも、お兄さん・お姉さんは笑顔で、子どもたちに元気を振りまきます。歌や「ぱわわぷたいそう」のいつものコーナーもいいのだが、いいなと思ったのは、お兄さん・お姉さんが子どもたちと楽しそうに遊んでいる風景。最初、いきなりお兄さん・お姉さんがやってきて、驚く子どもたち。でも、すぐに打ち解けて、一緒に思う存分遊んでいる。子どもたちにとって…いや、大人にとっても、子どもたちが遊んでいる風景は、日常にありふれた風景だった。でも、あの日を境に、変わってしまった。保育園の建物が津波の被害を受けても、先生方の努力で元通りになったところもある。その一方で、元の園には戻れず、別の場所を園としているところもある。建物が元通りになっても、子どもたちの心は元気だろうか。そんな心配もしていたのですが、笑顔で楽しそうに遊ぶ子どもたちを見ていると、打ちのめされて落ち込んでばかりもいられないなと感じます。私のような大人が、手を差し伸べて、手を、力を合わせて、子どもたちが元気に成長できる環境を整える。これも復興のひとつなのかなと感じました。

 今回は5つの地区・保育園だけだったけど、今後も続けてほしいなと思う。避難している、復興できていないところがあって、そこで不自由な想いをしている子どもたちがいる限り。


【みいつけた!】
 こちらは通常通り。月曜は、曜日の歌が面白かった。あと、木曜のコッシーが賞を取りたいと言っていた回がよかったなぁ。

 さて、これを聴きました。

あっというまっ!

トータス松本 / ワーナーミュージック・ジャパン


 新エンディング「あっというまっ!」。1番が晴れ、2番が雨でした。テレビサイズではサビに入る前に「あーあー」と音が高揚するのですが、フルだとそれが無く、最初「あれ?」と拍子抜け。テレビサイズは単なる短縮バージョン、とも言えないなぁ。でも、フルも元気が出る歌です。
 シングルの次は…アルバム第2弾!

みいつけた! パーティー

VARIOUS / ワーナーミュージック・ジャパン


 あのDVDに入っている「サボさんまいったな」のフルバージョンも収録。それは楽しみだ…。
by halca-kaukana057 | 2011-08-05 22:46 | Eテレ・NHK教育テレビ

No Life,No Music,No Live!

 6月にパラボラアンテナを付けたことで、観られるようになったBS。パラボラを付けたら観たい番組はいくつかあったのですが、そのひとつが「宮川彬良のショータイム」(NHK-BSプレミアム)。第4土曜日、月1の放送。これまで3回放送され、全部観たのでそろそろ感想を書きます。

NHK:ショータイム
 ↑公式サイトといっても、あまり情報がないのが残念…。「ハナウタ選手権」の応募フォーム、ぐらい…?

 まず、この番組の前身である「どれみふぁワンダーランド」(今は無きBS2)ですが、地上波で放送されたことは記憶では1度しか無く(録画はしました。取ってあります)、あまり観ていません。再放送もされない感じだし…それが残念すぎる!でも、動画サイトなどで断片を観て大体の雰囲気はつかんでいる…かな。「どれみふぁ」も面白い番組でしたが、「ショータイム」も独特の音楽バラエティーの道を突き進んで行っているなと感じました。

NHK:どれみふぁワンダーランド
 ↑公式サイトは残っています。出演していたRAG FAIRによるブログも
 確認したら、残ってなかった…(´・ω・`)

 さて、本題。「どれみふぁ」が、「音楽のジャンル分けや常識にとらわれない『自由な音楽の楽しみ方』」に重点を置いているのに対して、「ショータイム」はオープニングの冒頭で出てくる通り、「音楽は日常の中からやってくる」が大きなテーマかな、と。
 街中や、テレビやラジオから流れてくる音楽、CDを聴いたり、コンサートに出かけたり、自分で演奏したり…音楽に触れる方法はたくさんある。でも、それだけなのだろうか。楽譜になっていなくても、メロディーを伴っていなくても…日常に溢れている”音”そのものが、既に”音楽”なのではないか。”音楽”というと、特別なものにも感じられる。特にクラシックだと、きちんと座って、静かに黙々と聴き、「感動した」で終わる…イメージもないとは言えない。でも、”音楽”はそんな特別なものじゃないんだよ。確かに、楽典とか和声とか対位法とかコード進行とか、首を突っ込んでみれば物凄く深くて広い世界が広がっているけど、そんなことを気にする前にまずは一緒に楽しもうよ!そんなメッセージが伝わってくるな、と感じて観ています。番組の中でも、実際音楽理論の用語や、音楽業界でのネタは出てくるのですが、それを”特別なもの”としようとしていない。まぁ、音楽をやっていればこんな用語や知識は出てくるけど、さらりと、ここでは参考程度ね。まずは聴いてみてね。もし、演奏できるならしてみてね。そんな雰囲気で扱われている。そこがいいなぁと感じました。

 番組前半は、どこから突っ込んだらいいのか、分からないぐらいネタがどんどん出てきますw「アキラの館」…全員どうしてこうなるんだwアキラさんは仕事しないし、青木さやかさん演じる秘書はイライラしてばかりだし、しょこたん・中川翔子さんはアキラさんの弟子と言いつついつもお茶飲んでるか雑誌を読んでいるかしかしてないし、川平慈英さん演じる音の配達人・ジェイは変なものばっかりもってくるし…。そんなカオス状態なのに、そこからいきなりアキラさんがアイディアを思いつき、演奏が始まる。オープニング・エンディングでも思うのですが、新日本フィルが豪華すぎます!wそしてノリノリですwカメラ目線で演奏しないでくださいw
 ちなみに、「コンチェルタンテⅡ」で共演しているので、息もピッタリというところでしょうか。これを観ていると、「コンチェルタンテⅡ」のコンサートに行きたいなぁと思います。いつ実現するか…。

 「U-12こどもハナウタ選手権」も楽しい。そういえば、私も子どもの頃(今でもw)自分で勝手にメロディーを付けて、日常の色々なことを歌っていたなぁ…。何故、歌にしたくなるんだろうなぁ。嬉しいこと・楽しいことならまだしも、本当に日常の些細なこと、ふとした瞬間に適当に歌っている。歌そのものを聴くのも楽しいのですが、この歌がどうやって出来たのだろうなと考えるのも面白いです。いや、理由なんてないのが答えなんだろうけど。その鼻歌を、譜面におこしてアレンジして、歌ってしまうのが凄い。1・2回の歌はかなり難易度高かったですが、今後も難易度の高い歌にチャレンジしてほしいなwそして、しょこたんはもっとハジけていいと思います。

 前半はハイテンションですが、後半はじわりじわりと来る。「音楽家vs音楽家」のトークが深い。これまで、あまり聴いたことの無かったアーティストがゲストのことが多かった。なので、こんな音楽もかっこいいな、こんな背景があって作曲していたんだなと興味深く観てました。これまでの3回が、ロック中心だったのも興味深い。「音楽に恋して」も毎回凄いなと思う音楽家ばかり。音楽を愛し続ける…その形は千差万別。私もこうなりたいなと思うことの多いコーナーです。

 そしてこの番組の目玉。「ミュージカルコレクション」。身近なこと、世の中のありとあらゆることを題材に、その道のプロに取材して、ミュージカルを作ってしまおう…。まずその発想が無かった。ミュージカル…これも”特別なもの”に見られがちなもの。でも、ミュージカルのテーマは何でもOK,音楽と歌と踊りにして、心の底から演じてみよう!観終わったあと、楽しい気持ち・充実感でいっぱいになります。少し前からミュージカルを生で観たいと思っているのですが、ますます観たくなりました。この番組の場合、テレビで放送されることが前提なので、テレビならではの手法も出てきます。それも面白い。今後もどんなテーマでミュージカルが作られるのか楽しみでなりません。
 ちなみに、演奏陣に「クインテット」関係者が結構います。って、作詞・脚本は下山啓さん。アキラさんと下山さんで、本格的なミュージカルを作って公演すればいいなと思うんだ。観に行きますよ!…まさか、これはその準備・練習なのか…。まさか、ねぇ…でもあり得る。

 コーナーの合間にある「コレなんの音?」と「山口ともの街とセッション」、この2つも聴き入ります。「コレなんの音?」は結構難しい。今まで当てられたことは、合ったかなぁ…?身近にある音なのに、意識して聴いてみるとそれが何の音なのかわからない…。「ピタゴラスイッチ」風ですwそして、山口ともさん…あの「ドレミノテレビ」のともともですよ!!アキラさんは「クインテット」だし、教育テレビかこの番組は!wともとも(私はこう呼んだ方がしっくりくる)の奏でる音が、じわじわと来ます…w

 観た後、自分の周りにある音、音楽作品をもう一度じっくり聴いてみようと思えます。日常に音が合って、音楽が生まれて、それを聴いて歌ってあわせて踊って楽しんでいる。音楽といつも一緒にいるんだ、音楽は本当に身近にあるんだ。そう感じます。パラボラアンテナ付けてよかった!

 ここからは、各回の突っ込みどころ箇条書き
【第1回】
・「アキラの館」での青木さやかさんの「音楽家の頭の中ってどうなってるの?」のセリフに同感。宇宙と同じぐらい、未知の世界で、だけど近づいてみたい、謎を解いてみたいと思います。
・「テキーラ」の原始人に吹いたwそして演奏もノリノリで楽しい!テューバって、普段は目立たない(しかも曲によっては出番が無い)楽器だけど、いい楽器だな。
・「アキラの買い物ブギ」…曲もだが、解説に驚いた。楽典の本で、和音は転回しても響きは変わらないと書いてあったけど、分割して高音と低音に分けると、響きが変わる。すごい!自分でも、ピアノで弾いてみていました。
・「音楽家vs音楽家」のゲストはムッシュかまやつさん。これまで、かまやつさんの曲をあまり聴いたことがなかった。「ゴロワーズ~」カッコイイ。
・「コレクターミュージカル」。今のところ、この回が一番好きかな。川平慈英さん、こんなに歌えたんだ…と驚きました。サッカー実況の人としか思ってませんでしたごめんなさい!
・今でも、「ガラクタ・ロマン」の♪コーレクション!は頭から離れません。コレクションと聞くと、この曲が頭の中で流れます。パブロフの犬状態w

【第2回】
・「アキラの館」が暴走状態(いつも以上にw)。
・「アイネ・クライネ・TANGO・ムジーク」…!? そういえば「クインテット」の「セレナード」でも、あの部分のリズム感やシャープ君がカスタネットが、以前から不思議な感じだなぁと思っていた。それは、こういうことだったのか…!!!
・「恋のバカンス ピアソラ風」…来ました宮川泰・彬良親子共演。ピアソラいいなぁ。チェロいいなぁ…。でも、途中で出てくるサブリミナル画像を何とかしてくださいw
・演奏前のピーナッツの被り物、どこかで見たことがある気がするんだ。「おかいつ」あたりかなぁ…?
・「アキラの館」のオチが…。もうどう突っ込んだらwww
・「ハナウタ選手権」の「逃げちゃだめだよね」「僕逃げない!」の言葉に笑いつつも、その後の展開に驚くばかり。譜面に出来るって、凄い。
・「音楽家vs音楽家」。ゲストはつんくさん。つんくさんは「いないいないばぁっ!」で歌の作曲もしています…教育テレビコンビ!
・「LOVEマシーン」、当時、カラオケの締めでお決まりのように歌いました。今でも好きな歌です。でも、このトークでまともに聴けなくなりましたw
・ともとものコーナーで、印刷機を止められた時のともともの表情…w
・「アナウンサーミュージカル」…凄い。これは凄い。和音美桜さん、さすがです。ちょうど観ていた時、雨(しかも大雨)が降っていて、その雨と、雨のニュースを伝えるアナウンサーの表情に、様々なことを想いました。この雨のむこうに、たくさんの人とたくさんの想いがあるんだな…。

【第3回】
・冒頭の「信じること」の話に唸りました。音楽も、「信じている」からあると思える。深い…。
・「燃えよドラゴン」…しょこたんが本気ですw以前「スタジオパークからこんにちは」に出演されていた時、ヌンチャクが趣味・得意だと聞いてそうなんだーと思ってたら出てきたwカッコイイ!
・怪鳥音を出すチェロを指揮するアキラさんの表情が…w新日本フィルのメンバーはよく笑わずにいられるなぁ…w
・中国風4度の、マリンバって…一般家庭にありませんから!w銅鑼も普通ありませんから!!w
・「シェルブールの雨傘」…コントはむちゃくちゃなのに、何事も無かったかのように美しい調べが。でも、その後の解説がまた面白い。映画を観たことがないので観てみよう。
・「ハナウタ」、個人的には2つ目が好きでした。あのシャウトがいいw
・「音楽に恋して」チェンバロを独学で作ってしまい、今や世界的に有名なチェンバロ製作者…凄すぎる。
・「音楽家vs音楽家」…小西康陽さん。「君をのせて」(ラピュタじゃないよ、宮川泰作曲の、ジュリー・沢田研二さんの歌の方)いい歌ですよね。(ちなみに、この歌を私が初めて聴いたのは、「クインテット」で。フラットさんが歌っていました)
・編曲とリミックスの違いが、分からずにいた。そういうことだったのか。
・小西さんの活躍が凄すぎる。
・様々な音楽に触れたい、聴きたいなと思うトークでした。
・「お金ミュージカル」…難しい題材だなぁ。お金も、「信じること」で成り立っているものですね。「物々交換のスキャット」の冒頭が、「原始時代にウェルカム」の冒頭だったwでも、そのあとの歌が凄かった。歌詞がすごい、うまい。

 次回第4回は、9月24日放送。…長いよ…。その前に、8月第4週に第1回再放送があります。
by halca-kaukana057 | 2011-08-04 23:50 | 音楽
 ふと思ったことを。

 梨木香歩さんの本を読んだり、他のことでも、私は少し前から「境界」について考えることが多いです。ありとあらゆる物事を分ける「境界線」や「壁」。それを、曖昧にしたらどうなるだろうか。無くしてしまったらどうなるだろうか。私としては、自分の中だけでも、それらを出来る限り無くして、様々なもの同士の繋がり・関係性を見つけたり、「境界」で隔てられていたものを融合・横断した考えを持ちたいと思っています。

 ただ、自分の気力・体力が落ちていたり、疲れていたり、何も考える気持ちにならない時などは、「境界」で隔てられた内で考えることもあります。物事を広く、大きなくくりで、多様な視点で、余裕を持ってみることは、なかなか難しく、体力・気力を使います。また、「境界」で隔てられていたほうが、ひとつの物事に集中して、じっくりとみることもできます。

 とすると、「境界」「境界線」「壁」は、無くしてしまえばいい!というものでもないのかもしれない。あれば、役に立つこともある。自分の物事への見方が、まだ不十分なところがあるからかもしれないですが…。普段は極力取っ払って、必要な時・自分に余裕がない時には境界線を意識してみるのがいいのかな、と思いました。柔軟に、臨機応変に。

 でも、私としては、「境界線」を無くした、もしくは、「壁」を壊せなくてもよじ登ってその上から見える景色を見たいな、そんな姿勢でいたいなと思います。

 あと、「曖昧」さを持つって、結構いいなと思います。曖昧な日本人…はっきりさせないことも、いいんだよ。すみません、酔って書いているので(酔って無くてもw)、抽象的な記事になりました…w

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by halca-kaukana057 | 2011-08-03 22:52 | 日常/考えたこと

妙なる技の乙女たち

 小川一水さんのSF小説です。小川さんの作品は、何年も前に「第六大陸」を読んだ以来です。表紙イラストが「プラネテス」(現在は「ヴィンランド・サガ」)の幸村誠さんの絵というところに惹かれて読んだのですが、とても面白かった。


妙なる技の乙女たち
小川一水/ポプラ社・ポプラ文庫/2011

 時は2050年。赤道直下、シンガポールのリンガ島は、軌道エレベーターが造られ、宇宙へ人々を運んでいた。そのため、リンガ島は宇宙開発産業が盛んになった。そのリンガ島に住み、働く女性たち。産業デザイナー、海上タクシーの艇長、保育士、軌道エレベーターの乗務員、芸術家…。彼女たちは、宇宙に近いこの島で、それぞれの仕事に邁進していた…。


 軌道エレベーター…カーボンナノチューブで作られた、地球と36000km上空の静止軌道を結ぶエレベーター。作品では、10時間で地球と静止軌道上にあるステーションを結ぶ、とあります。エレベーターと言っても、現在の普通のエレベーターのようなものとはちょっと違い、第5話によると、上空へ向かうトンネルを走る列車、のようなイメージで、この作品は描かれています。宇宙には行ってみたいけれど、ロケットの加重力(G)が大きいのは怖い、というか苦手(絶叫マシーンは大の苦手です、乗れません!)なので、軌道エレベーターやスペースプレーン(宇宙まで飛んでいける飛行機)が開発されたらいいのになぁ…といつも思っています。

 そんな軌道エレベーターのおかげで、宇宙産業が盛んになっている舞台のリンガ島。この島で、たくましく、時に挫折しても力強く、それぞれの仕事に邁進している女性たちがこの作品の主人公。各話は独立しているオムニバスストーリーですが、関係性のある作品もあります。

 私は、近未来のSFであれ、異世界のファンタジーであれ、そこで生きる人々の暮らしや仕事、生き様が描かれている作品が好きです。今の自分が生きる世界とは全く異なるフィクションでも、そこに人間が生きているなら、その環境によって異なる点はあっても今の私たちに共通する衣食住が、暮らしが、仕事があるはず。そう感じるのです。この作品でも、リンガ島や軌道上での衣食住、文化・慣習が描かれていて、興味深く読みました。

 軌道エレベーターが出来た未来のSFとはいえ、SFっぽくない物語もあります。リンガ島は宇宙産業が発達しているとはいえ、全ての人がその宇宙産業に関わっているわけではない。たまたまリンガ島に住んでいて、宇宙開発・宇宙産業とは無縁の仕事をしている人もいる。そんな立場にある人の暮らし・仕事を描いているのも興味深かった。直接宇宙にかかわりは無くても、どこかで関わりを持っている。宇宙産業が、軌道エレベーターが、リンガ島に当たり前のようにあって、人々の暮らしに根付いている。このブログで、私たちの生活の延長線上に宇宙での暮らしがあって、その線が徐々に短くなっていく、つまり身近になればいい、とよく書いていますが、リンガ島はまさにそんな場所なのだなと感じました。第7話では、更に宇宙を本当の意味での「人の土地」にしようとプロジェクトを立ち上げた女性を描いています。確かに、宇宙で暮らす、と言っても地球から全て持って行かないと暮らせない。宇宙での独自の衣食住が発達していない。宇宙と私たちの暮らしがどんどん近くなっても、地上の暮らし無しに宇宙の暮らしはない…。これには唸りました。地上とは異なる、地上とは繋がっていなくても宇宙の暮らしが独自に発達する。なるほどなと感じました。

 その第7話と、保育士さんが主人公の第4話が特に好きです。2人の主人公の考え方がとても興味深いです。

 小川一水さんのSF小説で、他にも気になっている作品があるので、夏の読書として読みます。
by halca-kaukana057 | 2011-08-01 22:44 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)