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 今年も特印・風景印を楽しみます。特印初めです。
日本郵便:グリーティング切手「ピーターラビット™」の発行

 新年一発目から、ピーターラビットですよ。イギリスの農村が舞台…昨年から私はイギリス、英国関係に何かと縁があるらしい。やわらかなタッチで描かれたピーターと仲間たちが可愛らしい切手になりました。52円シートと82円シート、どちらも好きですが、82円シートの絵のタッチが好きです。
 実はピーターラビットのお話はちゃんと読んだことがない。これも読むべきか…。
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 特印の図案はポストにお手紙を入れるピーター。82円にあります。82円には郵便配達のイラストもあり、これまた可愛い。

 そして、お便りセット(便箋、封筒4枚、ポストカード1枚、シール4枚。縦罫と横罫の2種類)とクリアファイル4枚組が同時発売。お便りセットに見事に惹かれました。横罫のBセットを。
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 使いやすそうな便箋です。今度万年筆で何か書いてみようと思います。勿論お手紙にも。ポストカードセットがあったら確実に買ったのだがなぁ。お便りセットに1枚しか入ってないのが残念。
by halca-kaukana057 | 2015-01-09 21:29 | 興味を持ったものいろいろ

天にひびき 10[最終巻]

 昨年読んだ本は昨年のうちに…ができませんでした。年またぎましたが書きます。「天にひびき」いよいよクライマックス。完結です。



天にひびき 10
やまむらはじめ/少年画報社・ヤングキング・コミックス/2014

 大学4年、卒業も近づいた秋央。ヨーロッパで活躍しているひびきが帰って来た。秋央の部屋を懐かしそうに見るひびき。そんなひびきが、日本に「忘れ物」をしていることを思い出した、と。秋央に「コンサートやらない?」ともちかける。秋央も即答。いきなりアマオケを立ち上げてのコンサート。かつての21Cオケのコンマス・友田は呆れながらも、相談にのってくれることに。そして、音羽良の仲間たちとも再会。そこで、ひびきがやりたいと言ったのは、マーラーの「大地の歌」。声楽付きの交響曲。オケは何とか集められそうだが、テノールとアルトのソロはどうする?ひびきはその場にいた梶原をテノールに、波多野をアルトに指名。無理と言いつつも、2人はひびきからのオファーを受けてしまう。それを聞いた友田は、素人に声楽をやらせるなんて、とマネージャーだけ紹介して、話から降りてしまう。友田に対して、ひびきは本気だと強く断言するが…。

 最終巻です。9巻のラストでひびきが秋央の部屋の前に立っていたのを見て、続きが気になっていました。文化祭でのひびき指揮秋央コンマスの演奏会は、ひびきが来日中の名門オーケスストラ・バイエルン・フィルを代役として指揮し、ひびきは大成功。一方、秋央は念願だったひびきの指揮のコンマスの夢が破れてしまった。それから、ひびきはヨーロッパへ。秋央は進路も決まらず、結婚式場でのヴァイオリン演奏のバイトをしながら、卒業を目前に控えていた。

 そこへ帰って来たひびき。しかも、コンサートをやる、と。即答した秋央。以前なら、秋央が友田さんのようにオケの人はどうする、会場は、演目は、と現実的問題をひびきに投げかけるはずなのですが…。友田さんの現実的な質問に、あっけらかんと「なんとかなるでしょ」「(コンサートをやる意味は)ある!」「(その理由は)それは私にもわからない!」と答えるのは、実にひびきらしい…wさらに、「大地の歌」の声楽ソリストに、直感で梶原と波多野さんを選ぶあたりも。でも、声楽の先生の初レッスンで、2人の意外な声楽の素質が判明。波多野さんの暗めのアルト…ショスタコーヴィチをはじめとした近代ロシアもののヴァイオリンも聴きたいですが、波多野さんの暗めのアルトも聴きたいです。あと、クラシック音楽漫画では、何故か声楽は敬遠されているように思える。私がそんなに読んでいないから知らないだけかもしれないけど、声楽はほんの少ししか出て来ない。ピアノやヴァイオリンなどの弦楽器、管弦楽とは別に吹奏楽、あと指揮。54話で、梶原と波多野さんが声楽のレッスンを受けるのですが、まさに声楽の第一歩!基礎基本が取り上げられてて、声楽をやっている身としてとても嬉しかった。その後の体力づくり、発声練習、発声の際どの筋肉を意識するか、体調コントロール…。声楽は身体が資本。梶原がはちみつ一気飲みしているシーンでは笑いましたw
 漫画家の先生方、声楽をメインにしたクラシック音楽漫画、是非描いてください!!合唱でもいいですが、ソロの声楽は特に。オペラを演奏家の視点で取り上げるのが難しいのかなぁ。もっと声楽は注目されてもいいと思うんだ。色々と誤解されている分野でもあると思うんだ。

 ひびきのオーケストラには、これまで出てきた登場人物が総出演!元21Cオケの皆さん、ヴァイオリンには如月先生に榊先生も。如月先生も出る、と聞いて俄然がんばる南条君…本当にけなげな子です。チェロには7巻で登場した清水さんも。普段は作曲の外山さんも、マンドリンで参加。ピアノの萩原さんも、チェレスタで参加。マーラーは編成が大きい、楽器も種類が多いので普段オーケストラに参加できない楽器の人も参加できる。オールスター集結状態で嬉しい。第一、普段は指揮の梶原も、テノールソロでひびきと共演…滅多にない。

 そんなひびきが、マーラーの「大地の歌」。秋央も梶原も、「らしくない」と言う。歌詞も暗い。何故、ひびきは「大地の歌」を選んだのか。しかも、声楽ソロに梶原と波多野さんを指名したのか。それは演奏会で明らかになるのですが…それまでの声楽ソロ2人の奮闘、本当に大変だよなぁ…しかも「大地の歌」、大編成のオーケストラに対して声楽のソロ、コンサートホールで。フィクションですが、ひびき、おそろしい子…!!

 ヨーロッパで数々の公演を経てのひびきの指揮者としての成長も見どころです。音羽良にいた時の延長線上なのですが、オーケストラを、演奏者ひとりひとりをちゃんと見ている。元21Cオケのトランペット・入谷さんから見たひびきの指揮のよさを読んでいると、本当にひびきの指揮で「大地の歌」を聴きたくなってくる。練習、リハーサルの段階から。声楽の2人を入れてのリハがボロボロだったにも関わらず、ひびきは動じず指揮を続ける。今度こそコンマスの秋央も、その指揮を信頼してオケをまとめようと音を出す。秋央も成長したなぁ!!そのリハの後、ぐったりと疲れている梶原と波多野さん。その2人に明るく、威勢よく声をかけるひびき。そのひびきがやって来た後の梶原の言葉が、ひびきの力を表している。
なんとなく判った様な気がする 曽成の力
あの真っ直ぐな目が問うてくるのだ
"あなたはどの位 本気?"
応えるしかないだろ?自尊心があるならば
(113ページより)

 演奏者の適性をつかみ、その気にさせる。声楽の2人も、完全にひびきが指揮しています。モチベーションを上げるのも、指揮者の役目。

 マーラーの交響曲はまだ全曲聴けていませんが、「大地の歌」は好きな曲のひとつです。梶原が「暗い」と言っていた歌詞も好きです(波多野さんと同じくw)

 そんなひびきのオーケストラを、外から冷静に見つめるのは美月。秋央から全てを聞いて、ひびきにとって秋央の存在とは何なのか、ストレートに聞きます。ついにこの時が!秋央について語るひびきは、いつもの明るく楽天家なひびきとは随分違います。4巻で、高校生の頃、有志のブラスバンドを指揮していたひびきについてひびきの父から語られますが、その時も、その前も、ひびきはずっと"ひとり"だったのかもしれない。ひびきは表向きは明るく楽天家で、サッパリとした性格で、誰とでもすぐ仲良くなり、場に馴染み、皆を盛り上げたり励ましたり…常に人の中にいるような子に見える。でも、"ひとりでいること"抱えていたんじゃないか。小学生のひびきが、美月の父がコンマスを務めるオーケストラの練習で代理と勝手に指揮しはじめ、見事な演奏になった。それを目撃、聴いた秋央。音大に入り、ひびきと再会。仲良くなって、ひびきは自分の部屋の風呂は静かじゃないので音楽について考えるのに集中できないからと、秋央の部屋の風呂を借りるようになる。そのぶっ飛んだ要求も渋々受け入れ、それがひびきの深い音楽の世界に秋央が触れる機会にもなる。これは秋央からの視点。ひびきが美月に語った、秋央の存在。ひびきの音楽に、そしてひびきに追いつこうと、触れようとしてきた…。

 そんなひびきの内面を知ってからの、演奏会本番。梶原と波多野さんの歌う歌詞も記されています。暗いけれども、やはり惹かれます。ひびきが、「大地の歌」を選び、込めた意味。1巻冒頭の吉松隆先生の交響曲第2番の一節を思い出さずにはいられませんでした。

 この漫画を読んで、「音楽はその時その場限りのもの」とより強く思うようになりました。どんなにいい機材で録音しても、最高画質で録画しても再現できないものがある。生の演奏の微細な部分、空気を伝わってくる迫力、会場の雰囲気や熱気、演奏後の拍手…。音楽はライヴ、生き物なのだということ。同じ曲を何百回演奏しても、全く同じ演奏は存在しない。再現できない。音楽は空気を伝わって、耳に、五感に届くけれども、音楽そのものが空気のようなものなんだ…。この10巻を読み終わって、あらためて感じます。

 でも、「その時その場限りのもの」だけれども、心には残る。いい演奏を聴いた演奏会の帰り道の高揚感。その時の演奏が消えてしまうのが嫌で、CDなどで他の演奏を聴きたく無くなる。逆に、もっと聴いてみたいとCDで聴いて、新たな聴きどころを発見する。もしくは、自分もあの曲を演奏してみたい!と楽譜を探し始める。その演奏会の演奏家に憧れることもある(これは生に限らずCDやテレビ放送などでも)。あんな演奏をしてみたい。あんな音を出したい。自分ももっとこの曲を深いところから演奏したい、と。

 秋央も、ずっとひびきの音楽に惹き付けられ、憧れ、ひびきの指揮でヴァイオリンを演奏したい、コンマスを務めたいと思うようになる。コンマスは指揮者の音楽をオーケストラ全体に伝える。それは指揮者のコピーのようで、そうじゃない。翻訳、が近いだろうか。翻訳も、ひとつとは限らない、その訳者の個性が出るから。そのことに10巻でようやく辿り着けた秋央。後日譚の秋央と梶原の会話が、実に爽やかです。
 その後日譚で、梶原が聞きつけた秋央の噂が気になります…!一体誰!?ラストのラストは、また1巻に戻ったような。音楽は、永遠に続いてゆく。音楽に終わりはない。

 吉松隆先生のクラシック音楽コラムも最後。「音楽って何?」前にも書きましたが、クラシック音楽と特別扱いしないで、どんなジャンルだろうと音楽は音楽。楽しめばいいじゃないか。吉松先生のメッセージも心強いです。私も音楽を趣味でやってる端くれとして、色々楽しもうと思います。毎回面白く、興味深いコラムをありがとうございました!

 そして、音楽の楽しさも難しさも、若い演奏家たちの奮闘も表現してくれたやまむら先生、お疲れ様でした。素敵な作品をありがとうございます!

 ただ、最後に秋央、梶原、友田さん以外のキャラクタたちがどうなったのか、ひとコマだけでも観たかったなぁ…。

天にひびき 9
by halca-kaukana057 | 2015-01-08 23:10 | 本・読書
 お正月でもNHK人形劇「シャーロックホームズ」は平常運用、平常放送です。再び前後編「バスカーヴィル君と犬の冒険」(前編)。原作は「バスカヴィル家の犬」ともうひとつ、「踊る人形」(「帰還」収録)です。

 221Bに依頼人が。ディーラー寮のヘンリー・バスカーヴィル。裏山でモンスタードッグを見た、と。巨大で、目は赤く光り、巨大な口と牙、全身が青白い炎に包まれていた。この世のものとは思えない!と熱弁するも…ワトソンは聞いているが、ホームズは聞いていない。校舎の壁に書いてあった暗号を解くのに夢中になっている。ホームズの横にはアガサ。暗号解読はレストレードに頼まれた、と。ホームズ、一見すると落書きのようだが、ある一定のルールに従って書かれている。暗号をひとつ解読。その一方で、バスカーヴィルのモンスタードッグの話は、青く光る犬なんて存在しない、幻だとバッサリ。でも、バスカーヴィルは自分だけが見たのではない、もうひとり目撃者が…メアリー・モースタン。何故夜遅くメアリーも裏山に?バスカーヴィル曰く、デートをしていた、メアリーは僕の彼女だ、と。…メアリーに片想いしているワトソン、大ショック!!!
 ここで、メアリーが2年ということが判明しました。しかし、メアリーとバスカーヴィル…そんな設定、勿論原作(正典)にはありません!ジョナサン・スモールはどうした!?メアリー…一体どういうこと!?私もショックです…!!!

 ホームズは暗号解読に付きっきりなので、ワトソンが一人でバスカーヴィルの依頼を受けることに。ワトソン曰く、ホームズは意外と不器用、2つのことを同時にできないタイプ、と。そして、事件の半分は僕が解決しているようなものだから…ワトソン、話を盛ってる…。バスカーヴィルの部屋で話を聞くワトソン。メアリーとの馴れ初めを聞く。バスカーヴィルもメアリーに一目惚れ、初めてのデートだったのに…。恐竜の化石が見つかったと噂の場所にメアリーが行ってみたいと言ったので、2人でハイキングへ。帰り、すっかり暗くなってしまい、霧もでている。そこへ、例のモンスタードッグが。しかし、バスカーヴィルは大の犬嫌いで、メアリーを置いて逃げてしまった。メアリーを置いて逃げたことを非難するワトソン。でも、バスカーヴィルにとっては本当に怖かったのだ、と。
 バスカーヴィルが犬嫌いになった回想話が、かわいいイラストのアニメで描かれる。ホームズの推理の演出、ベインズの推理の演出とも違う、ユーモラスな演出。バスカーヴィルも、どこか間の抜けた、ネチネチした話し方の粘着質気質。ワトソンが振り回され気味。そのワトソンも話を盛る…依頼人を安心させようとして、気を張っているのだろうか。
 あと、バスカーヴィルの制服ですが、ベルトがチェーンだった。お金持ち、というよりは、ハードロック歌手みたいw

 では、メアリーの証言も聞いてみよう、とワトソン、メアリーに再会。メアリーにも、最近は僕一人で事件を解決することも多いんですよ、とまた話を盛る…。メアリーと会った中庭の壁にもあの暗号が。ワトソン、バスカーヴィルの証言をメアリーに間違いないか確認。メアリー「刑事さんみたい」と、ワトソンも「かっこよかった?」メアリー「ちょっと」…何だかいい雰囲気。メアリーの証言を聞こうとしたが、現場を見に行ったほうが早い、大丈夫、僕が付いている、と裏山へ。
 メアリーに確認しながら現場検証。そこに落ちていたのは、剛毛の動物の毛。そこへ、アーチャー寮の制服を着た男子生徒が。ジャック・ステイプルトン、メアリーの幼馴染で、恐竜の化石にとても詳しい。化石を探して発掘をしている。ワトソンの顔を見て、ユニークな顔をしている、頭蓋骨はどうなっているんだろう?と不思議な質問を。ここでも下膨れと言われてしまうワトソン。またですか!!ステイプルトンにもモンスタードッグの話をすると、聞いたことがある…この山には底なし沼があって、魔犬が住んでいるという…。僕は信じられない。でも、危ないから沼には近づかないほうがいい、と真剣に話す。
 ステイプルトン、話し方がとても奇妙な男子生徒です。変に笑いを抑えながら話したりもする。しかし、「沼には近づかないほうがいい」の部分は静かに、落ち着いて。何だろう…。
 メアリーがステイプルトンにワトソンを紹介する際、「ジョンでいいよ」と何度もファーストネームで呼ばせようとしたのには笑いました。メアリーと何とか距離を狭めたいワトソン。でも、今回も空回り…?

 ワトソン、再びメアリーに質問し、モンスタードッグはやはりバスカーヴィルの妄想だった、と。犬にトラウマがあった。メアリーも見たのに?それは好きな人の言った事は無条件に信じてしまうから。そして、そんなあなたを置いて逃げ出すような男らしくない奴のどこが好きなんですか?と。メアリーは、付き合っていないと否定。彼氏もいない、と。一安心するワトソンだが、メアリー、沈んだ声で「もうこの件には関わらないで欲しい。これ以上は聞かないで、首を突っ込まないで」と。いつになく強い口調のメアリー。一体何があったのだろう…?

 この時、ワトソンが、メアリーにホームズばりに言ったこの言葉
あり得ないことを全て除外していくとね、最後に残ったものがどんなにあり得ないことであったとしても、それが真実なんだよ

 これは、「緑柱石の宝冠」(「冒険」)のホームズの台詞
ありえないことを取り除くと、残ったものがどんなにありそうもないことでも、それが真実である
(Once you eliminate the impossible, whatever remains, no matter how improbable, must be the truth.)

 に由来していますね。ホームズの推理のモットーです。ちなみに、これに似た言葉は、「ブルース・パーティントン設計書」(「最後の挨拶」)、「白面の兵士」(「事件簿」)でも出てきます。

 再びバスカーヴィルに会って、メアリーの証言を話すも、バスカーヴィルはメアリーは僕の彼女だ、と言う。明日、またあの場所にデートに行くつもりだ、とも。その時、バスカーヴィルは靴下がない、と探している。

 221Bに戻ったワトソン。ホームズは暗号解読に集中。アガサもまだいる。バスカーヴィルとメアリーの、付き合っている・付き合っていないの証言が食い違うことに関して、「嘘をつく理由を持っている方が嘘をついている」、と。モンスタードッグがバスカーヴィルの妄想だ、というワトソンの推理に対しても、2人が同時に同じ妄想を見たというのは厳しい。それに、ワトソンが拾ってきた動物の毛が、青白く光っている…!!明日、バスカーヴィルがまた裏山に行くなら、ワトソンも一緒に行けばいい。ホームズは暗号のことでレストレードに会うので行けない。でも、動物のことならシャーマンがいる。シャーマンはイヌ語も話せる。
 ということで、シャーマンと一緒に裏山へ。シャーマンがどんな犬か、犬種を推理するも、情報不足。ワトソンを「使えない人だ」とバッサリ。山の向こうには人影が。誰だろうと気になるワトソン。そこへ、歌いながらやって来たバスカーヴィルとメアリー。霧も出てきて…本当にモンスタードッグが現れた!!やっぱり逃げるバスカーヴィル、立ち向かうワトソン、イヌ語で話し掛けるシャーマン…しかし、そのモンスタードッグの言葉がわからない…!?シャーマンのイヌ語が通じない、通訳出来ない。これは…犬、なのか…?
 歌いながらやって来るバスカーヴィルの歌声が、無駄にいい声でしたwトレジャーズに入れるんじゃないか?w

 さて、今回前編はワトソン回と言ってもいい回でした。色々な要素が出てきました。食い違う証言、どちらが嘘か、本当か。「嘘をつく理由」を持っているのはどちらか。また、メアリーが「この件には関わらないで欲しい」と強い口調で話したのが気になります。現場に行くシーンでも、メアリーはためらっていた。そんなメアリーの心の動きを捉えて欲しい、ワトソンに。ワトソンなら出来る…と思いたいのですが…。ひとりの捜査、推理、空回りしてしまっている…がんばれワトソン!そんなワトソンも話を盛って、嘘をついていた。ホームズがいなくても、ワトソンひとりでも依頼人には、そしてメアリーに頼りになると思わせなきゃ。これがワトソンの「嘘をつく理由」ですね。
 シャーマンがイヌ語が話せる、という設定が活きる回でもありました。原作にない展開が面白いです。

 一方のホームズは、暗号解読に熱中。「踊る人形」の暗号、私は解読できました。「踊る人形」を読めば、きっと読めます。是非チャレンジを!

 「シャーロッQ!」は、ヘンリーに届いた脅迫文からの問題。どれもありそうな選択肢でした。ホームズの観察眼と知識、本当にさすがです。

 以前メアリーのイラストを描いた時、髪型はショートカットで描いたのですが、正しくは短めのボブでしたね。ということで、また描いた。
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 似てないなぁ…。うーん…。しかし、メアリー、もてますね。ジョナサン・スモールは校外の人間だったからダメだったのか?

 イラストもうひとつ。人形劇からちょっと外れます。
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 1854年1月6日はホームズのお誕生日(と推測されています。あくまで一説で、公式設定ではありません。が、シャーロキアンたちの研究で、ほぼ有力となっています)。お誕生日おめでとうございます。人形劇ではなく、正典の挿絵を意識して描いてみた。無謀でした…。
 ちなみに、ワトソンの誕生日は、1852年7月7日、8月7日、9月18日…とはっきりしていません。海外では7月7日、日本では8月7日がよく出てくる。生まれ年も1842年の説も。こっちの方が謎だ!
by halca-kaukana057 | 2015-01-06 22:35 | Eテレ・NHK教育テレビ
 年末年始、帰省していた方もいらっしゃると思います。今日から仕事始め。故郷から離れて日常に戻った人も少なくないと思いますが…それに逆行するような歌を。

 BSプレミアム「にっぽん縦断 こころ旅」。俳優の火野正平さんが自転車で、視聴者からの思い出の場所にまつわるお手紙をもとに、自転車でその場所に向かう番組。火野さんのマイペースさ、自転車からならではの風景、お手紙に綴られた思い出。普通の紀行番組とは異なる雰囲気の旅に、つい見入ってしまいます。

 この番組の主題歌「こころたび」を歌うのが、池田綾子さん。 NHK教育アニメ「電脳コイル」の主題歌「プリズム」「空の欠片」以来、とても好きな歌手さんです。アルバムについても何度か記事を書いてきました。その「こころたび」と、挿入曲の新曲「心のふるさと」を含むCDがこれ。

NHK-BSプレミアム「にっぽん縦断こころ旅」ソングコレクション

池田綾子/火野正平/ SMD itaku (music)


 「こころたび」は、「こころ旅」サントラCD第1弾と、アルバムバージョンが池田さんのアルバム「この時の中で」にも収録されています。「この時の中で」もいいアルバムです。今回は「心のふるさと」も聴きたかったのでこちらを。あと、このCDには歌無しカラオケバージョンも入ってます。

 故郷には、物理的な場所と心に残る思い出の精神的な場所があると思う。出身地は具体的な地名を挙げるけれども、思い入れは人それぞれだと思う。生まれた場所ではあるけれどもすぐ引越して記憶が無いとか、あまりいい日々を過ごせず苦い思い出ばかりがあってあまり思い出したくないとか、市町村合併で地名が変わってしまったというのも少なくないと思う。その一方で、精神的な故郷は、もっと細かく、繊細。人生の一時期を過ごした町、事あるごとに通ったその人にしかわからない特定の場所、行ったのは一度だけだけど強烈な経験をして記憶にこびりついている場所、何気なく訪れたら景色に惹かれた場所、旅先でハプニングが起きたけどその土地の人に助けてもらい人のあたたかさに触れた場所…本当に様々だと思う。ひとつとも限らない。日本、世界のあちこちにあると思う。

 そんな精神的な故郷を歌っているのが「こころたび」「心のふるさと」。「こころたび」は流れるような弦と池田さんの澄んだ伸びやかな声が、明るい曲に乗って、聴いていると旅に出たくなる。実際、旅先で聴くとこれからどんな出会いがあるんだろうとワクワクする。思い出のあの場所、一度は行ってみたい憧れの場所へ行きたくもなる。
「思い出す度にに笑顔になれる」
という歌詞が、過去のものでもあるし未来のものにも思える。
 一方の「心のふるさと」。こちらはギターのシンプルな伴奏に、静かに語るような歌。過去を思い出し、懐かしさを誘う。静かだけれども、暗くは無い。ゆらめくような、ほのかな明るさ。夕暮れの中、家路を行く雰囲気。
「私はここで待っている 遠く疲れたその時 思い出して」
自分が故郷に向かうだけじゃない、誰かを故郷で待っている視点でも歌われる。とてもやさしい歌です。

 帰省の時だけじゃない、心が帰る(還る)場所。そんな気持ちになりながら聴いています。火野正平さんの歌も収録。こちらもいいですよ。

 池田綾子さんの歌と言えば、これが気になっています。
NHK:松山放送局:NHK四国4局キャンペーン 四国遍路1200:題字・テーマ音楽
 このテーマ「時の旅人」を池田さんが歌っています。歌詞も掲載されており、四国以外からでも上記サイトで聴けます。NHKでのお仕事が本当に多い池田さん。これを収録したCDが早く出ないかなぁ。

 さらに、これも
山梨県立科学館プラネタリウム番組:きみが住む星
 山梨県立科学館のオリジナルプラネタリウム番組の音楽を、池田さんが担当しています。これも気になる。池田さんの活躍は幅広いです。
by halca-kaukana057 | 2015-01-05 22:31 | 音楽
 昨年は「シャーロック・ホームズ」シリーズにハマるという、なかなか面白い"事件"かつ"冒険"が起こりました。
 NHK人形劇に始まり、原作(正典)、BBC制作の現代版「SHERLOCK」(三が日、第3シリーズが再放送されていましたね。シリーズ2まで観ていた私には初見なので嬉しいお年玉でした!)、ジェレミー・ブレット主演のグラナダ版(ここまで、全部NHKで放送されてるってどういうこと…w)。ロバート・ダウニー・Jr主演の映画もテレビ放送があったので観たのですが、カットしまくり、CM明けの煽りなどの過剰演出に閉口したのでDVDで観ます。あと、アメリカCBS制作の「エレメンタリー ホームズ&ワトソンin NY」、第2シリーズの1話だけ観たのですが、斬新な「ホームズ」で面白かった。BBCと同じく現代版なのですが、舞台はニューヨーク。ワトソンは女性!?そのワトソンを演ずるルーシー・リューがとてもカッコよく、美しく聡明で素敵です。これもDVDで観たいなぁ。

 と、今放送されているorDVDなどで観られる代表的な映像作品はこのぐらい…?いえ、まだありました。アニメ「名探偵ホームズ」。通称「犬ホームズ」。ホームズやワトソンたちが犬のアニメ…リアルタイム世代のはずなのですが、観た記憶が無い…。でも大丈夫。放送30周年でブルーレイBOXも出ました。
 そして今、無料動画配信サイト「GYAO!」で配信しています。

無料動画 GYAO!:名探偵ホームズ
↑2話ずつ、2週間無料で配信しています。なので、今日現在は1話と5話から。もっと早く記事を書こうと思ったのだが、年末の忙しさで…。

 舞台、年代は正典と同じ。ただ、色々と変えてあります。ホームズは馬車ではなく愛車で移動。パイプはくわえているが、たばこに火は付いていない(煙が出ていない)ので正典ほどのヘビースモーカーではない。コカインもやらず、健康的で若々しい。奇妙な化学実験はするが、良識はあり、依頼人や被害者とのコミュニケーションも普通に取れる。子どもにも優しい。
 ワトソンも、医師でアフガニスタンで軍医をしていた、という正典の設定は受け継いでいるものの、怪我で送還されたわけではない。ホームズと出会ったのも、偶然事件に居合わせたことから。ホームズが解決した事件を執筆しているわけでもない。ホームズの聞き役であり、事件を一緒に追う相棒。ベイカー街221Bに下宿するのは、勿論正典のままです。
 ハドソン夫人は、一般的にはおばさんですが、このアニメのハドソン夫人は19歳。未亡人。とても可愛らしく美しい女性。料理、洗濯、お掃除…家事は何でも完璧。しかも肝も据わっていて、モリアーティに誘拐されても動じない。ホームズもワトソンも、モリアーティまでとりこにしてしまう…ヒロイン的存在です。ワトソンとハドソン夫人が仲良く花壇の花を手入れしているところを見たホームズが、「ワトソンのすっとこどっこい!!」と対抗意識を燃やすのは爆笑しましたw
 そして大きく違うのが、モリアーティ教授。正典の天才数学者というわけでもなく、恐ろしさもあまり強く無い。犯罪を次々と起こすが、ほとんどは金目のものを盗もうと企む。悪知恵は働く。奇妙なメカを発明し、それを駆使して犯行を実行。だが、手下がヘマするし、モリアーティ自身もマヌケなところがあり、ホームズに大体阻止される。そしてモリアーティを逮捕しようとするレストレード警部との追いかけっこ。何だか憎めないモリアーティ…最初、こんなモリアーティありかよ!?と思ってしまいましたが、見続けるとなかなか面白い。

 その面白い見どころが、メカニック。ホームズの車も19世紀末の雰囲気が逆に新鮮。この旧式の車で派手なアクションを繰り広げるのがたまらない。さらに次々と出てくるモリアーティのメカ。自動車、船に飛行機…メカメカしくてとてもいい。
 メカメカしい理由…監督、制作に宮崎駿監督が参加しているから。単独で監督している回も数回あり、その回のメカニックはやはり突出している。宮崎監督といえば空を飛ぶ描写。たまりません。
 アクションも実に爽快。スピード感、空中戦、メカの重厚さと迫り来る動き。これはアニメだからこそですね。しかも80年代のアニメ。全て手描きのセル画。セル画のアニメはやっぱりいいですね。

 推理面はそれほど難解ではありませんが、やはりホームズの観察眼、洞察力、様々な知識や実験を総動員しての推理は興味深いです。どの回が正典のどの話に基づいているか厳格ではないのですが、正典の要素はところどころに散りばめられていて見つけるのが楽しいです。

 そして、映像作品で気になるのは音楽。何と、あのハネケン、羽田健太郎さんが担当しています!これだけで観ると確定しました。事件前の切迫した不穏な音楽。アクションシーンのスピード感あふれる音楽。80年代アニメは音楽界の重鎮が音楽を担当していて、いいですなぁ。

 次回予告のワトソンの「君の周りで何か事件が起こったら、ベイカー街まで知らせてくれたまえ」この台詞がいいですね。ホームズの声は広川太一郎さん。渋くて落ち着いていて、時にチャーミングでもある。グラナダ版の吹き替えの露口茂さんを若くした感じ。ワトソンの富田耕生さん、お茶目でユーモラスな面はあるけれども、やはり渋くてかっこいい。渋い声好きにはたまりません。富田さんと言えば「鉄腕アトム」シリーズのヒゲオヤジ役。好きな声です。

 ということで、26話まで楽しみます。
by halca-kaukana057 | 2015-01-04 22:38 | 興味を持ったものいろいろ

2015恭賀新年

 あけましておめでとうございます!

 例年通り、ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを堪能した元日の夜。今年の指揮はズービン・メータ。「ウィーンの科学」をテーマに、シュトラウス一族が書いた科学や工学に関する選曲が多くありました。ヨハン・シュトラウス(父)「常動曲」、「加速度ワルツ」、「電磁気ポルカ」、エドゥアルト・シュトラウスのポルカ「蒸気をあげて」。「美しき青きドナウ」の前には「爆発ポルカ」なんて曲も。曲の最後、花吹雪が本当に大爆発して、びっくりするとともに大笑いしましたwシュトラウス一族は、当時の社会や世相を反映させた曲をたくさん書いていたのだなぁと実感しました。「加速度」に「電磁気」…名前だけ聞くと一体どんな曲なんだ?と思ってしまいます。実際は楽しいポルカ、優雅なワルツ。面白いです。ウィーンフィル・ニューイヤーで音楽からシュトラウス一族が生きた当時のことがわかる。本当に興味深いです。

 年明けは初詣に行っていたのですが、東急ジルベスターコンサートを録画していきました。カウントダウンはシベリウス「フィンランディア」。しかも「フィンランディア讃歌」の合唱付き。いいカウントダウンでした(リアルタイムじゃないけど)
 そう、今年はシベリウス生誕150年です!フィンランドでは既に企画サイトもいくつか立ち上がっています。私もいつも聴いてますが、有名曲からあまり演奏されないマニアックな曲まで、大好きなシベリウスをとことん聴こうと思います!「フィンランディア讃歌」も歌いたいなぁ。ピアノは「樅の木」(「5つの組曲」op.75-5)に挑戦出来るかなぁ…?シベリウスのピアノ曲は「樅の木」の他にも魅力的で、レベルも様々。ただ、日本で出ている楽譜が少ない…。生誕150年で、出版増えないかなぁ。声楽曲も!日本版のシベリウス声楽作品の楽譜は皆無なのです…。

 もうひとり、生誕150年の作曲家が。デンマークのニールセン。昨年交響曲全集を図書館から借りたのですが、まだ全部聴いていません。折角なので聴きます。
 あと、昨年好きになって聴き始めたフォーレも生誕170年(ちなみに昨年は没後90年でした)。今年も聴きます。

 宇宙関係も、今年も色々あります。油井亀美也宇宙飛行士の初飛行は5月の予定。JAXA宇宙飛行士5期生から初飛行。そういえば今年だった!と先日気がつきました。衛星はX線天文衛星「ASTRO-H」の打ち上げがあります。X線天文観測は日本のお家芸。「すざく」の後継機、楽しみです。
 星見も今年もたくさん楽しめたらと思っています。


 趣味の面ではこんな感じですが、実生活の方は様々な山を越えなければならない年になります。今は意気込んで山と感じているけれども、近くまで行ってみたら坂道程度かもしれない。気負い過ぎず(気負い過ぎて逆にストレス溜めて自滅すること多し)、今年が終わる頃、自分成長したなと思える一年にしたいです。

 どうぞ本年もよろしくお願いいたします。新年のご挨拶を、手書きで。
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by halca-kaukana057 | 2015-01-01 22:48 | 日常/考えたこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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