人気ブログランキング |

<   2017年 12月 ( 14 )   > この月の画像一覧

 夏に紹介した、フィンランドでベストセラーのコミックの日本語版「マッティは今日も憂鬱」。フィンランド本国では第2弾が出ている、第2弾も日本語版をよろしくお願いします!と書いたのですが、まさか年内に出るとは思わなかった。第2弾、日本語訳が出ました!



マッティ、旅に出る。やっぱり今日も憂鬱
カロリーナ・コルホネン:著、柳澤はるか:訳/方丈社/2017

 マッティは典型的なフィンランド人。目立つことが苦手。静かなのが好き。パーソナルスペースは大事。馴れ馴れしいのや雑談が苦手。人の平穏を乱したりするのもしたくない。そして照れ屋。
 第2弾では、フィンランドとフィンランド人の夏、旅行先にて、再び買い物にて、その他フィンランド人あるあるを取り上げています。やっぱり、今回も「わかる」「あるある!」「マッティ、もう友達になろうよ」と思ってばかりでした。マッティが相変らずかわいい。第2弾では、マッティの家族も出てきます。奥さんはアイノさん。フィンランド人の女性の名前ではポピュラーな名前です。そう、「カレワラ」に出てくるアイノ。シベリウス夫人もアイノ。

 そして今回も、日本、日本人と似ていると思うところがいくつも。旅行の飛行機での座席の話は、全くその通り。わかる。新幹線やバス、コンサートホールや映画館などでもあるあるです。道に迷った時の行動も。フィンランドに旅行に行った日本人が迷って困っているけれども、声をかけていいのかわからない…というフィンランド人の話をよく聞きます。助けてあげたいのだけれど、声をかけられない、と。フィンランド人と日本人が遭遇すると、やっぱり似た者同士なんだなと思います。
 他にも、人の性格だけでなく、習慣、文化の面でも似ているところが。チップの習慣がない、家には靴を脱いで入る。そうか、フィンランド人もチップの習慣のある国に行って、チップで困ることがあるのか…。私は海外に行ったことはないですが、もし行くならチップはどうしたらいいんだろう…?と思います。やっぱり行くならフィンランドか。

 今回は、フィンランドの文化や習慣について、さらに詳しく書かれています。サマーコテージは羨ましいなと感じます。湖のほとりの森の中で、静かに夏を過ごすことができたらどんなにいいだろう。バーベキューのソーセージ・マッカラ(Makkara)。フィンランド紀行番組を観るとよく出てきます。ソーセージを火であぶって焼いただけなのに、本当に美味しそう。食べたい。アイスクリームが大好きで、夏になると街中にアイスの屋台が出るそうです。

 第2弾を読んで、更にフィンランドが好きになる。第1弾では夏至の時に書きましたが、今度は独立記念日とクリスマス。100年目の独立記念日は、盛り上がっているのだそう。盛大にお祝いして、あたたかくクリスマスを迎える12月にも、フィンランドの人々に憂鬱なことが起こらないようにと祈るばかりです。

・第1弾:マッティは今日も憂鬱 フィンランド人の不思議
by halca-kaukana057 | 2017-12-05 22:01 | 本・読書
 フィンランドの独立記念日が明後日に迫っています。シベリウス:クレルヴォ交響曲(クッレルヴォ)を聴こうシリーズ。今日も演奏会のオンデマンド配信のものです。
サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団
ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ヴィッレ・ルサネン(バリトン)
オルフェイ・ドレンガル
GSOplay:Sibelius’ sibling drama
◇上の動画が重い場合は:SIBELIUS Kullervo - Rouvali

 この秋から、エーテボリ響の新首席指揮者に就任したロウヴァリさん。5月にはタンペレ・フィルと来日してましたね。聴きに行きたかった…。以前のシリーズでエーテボリ響は、ネーメ・ヤルヴィ指揮のCDを取り上げましたが、あれは1985年の録音。あれから30年以上。若い指揮者とどう演奏するのか楽しみです。声楽ソロは、前回のラハティ響と同じルサネンきょうだい。

 動画を再生して視聴していたのですが、最初から驚きます。いきなりテンポを遅くする。えっ、ここで?とびっくりする。他のところでも、えっ、こうするの?と驚く箇所があちこちに出てくる。でも、ずっと聴いていると、説得力がある。「クレルヴォ」の物語ってこうだったんだ、と思う。いつの間にかロウヴァリさんの「クレルヴォ」の世界に入っている。すごい。完全にやられました。
 ロウヴァリさんの指揮はご存知の通り個性的。華奢で小柄な身体をいっぱいに使って、踊るような、大きな動きをする。こちらも最初はびっくりするのですが、オーケストラ側からのアングルで見てみると、わかりやすい指示だなと思う。しなやかに、力強く、ゆるやかに、決然と…多彩。自由自在。本当に面白い。

 声楽ソロは前回スロボデニューク&ラハティ響と同じルサネンきょうだいなのですが、歌い方が全然違う。まず、登場の演出に驚きました。まさに、クレルヴォと妹が森の中で出会うような。歌も力強い。クレルヴォが森で出会った女性(この時はまだ妹と知らない。妹も兄とは知らない)を誘うところで、最初は妹が思いっきり罵倒するのですが、力強い口調で早口で罵る。その後も2人の掛け合いや、告白、嘆きなどは力強く、ただ歌うだけじゃない、セミステージ方式のオペラを観ているかのよう。
 男声合唱のオルフェイ・ドレンガルのうまさにも驚きました。揃ったハーモニー。層が厚い。さすがです。これもまた、オペラのように感じます。

 一度だけで無く、2度3度聴くとハマってきます。まだコンビを組んだばかりなのに、こんな面白い演奏をするなんて、これからのロウヴァリ&エーテボリ響が楽しみになります。エーテボリ響とも来日しないかなぁ。


【これまでのの「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響
 ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団(2017年 シベリウス音楽祭より)
by halca-kaukana057 | 2017-12-04 22:40 | 音楽
 今年はフィンランド独立100年。夏のBBCプロムスの記事でも何度も書きました。独立記念日は12月6日。もうすぐじゃないか!独立100年記念企画を何かやろう…と考えていました。音楽面なら、シベリウスだけじゃなくて、フィンランドの音楽全般について書きたい、と思っていたのですが、勉強不足な部分が多く、記事にならない(そこまで完成された記事にしないといけないのか、とも思いますが)。色々と考えて、シベリウス生誕150年の時にやった、「クレルヴォ交響曲」op.7の演奏色々について、さらに取り上げることにしました。あれ以来、クレルヴォ(クッレルヴォ)はさらに聴きました。前回はCDとして出ているものをメインに書きましたが、今回はコンサートのオンデマンド配信になっているものも取り上げたいと思います。フィンランド独立100年記念で、「クレルヴォ(クッレルヴォ)」を取り上げるオーケストラも増えています。いいことだ。

 最初に取り上げるのはこちら。
ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団
ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ヴィッレ・ルサネン(バリトン)
YL男声合唱団

◇演奏会動画:classic Live:Lahti Symphony Orchestra Sibelius:Kullervo
 今年のラハティ シベリウス音楽祭での演奏です。ラハティ響は、前回の特集でヴァンスカとの録音を取り上げましたが、今回は現在の音楽監督 ディーマ・スロボデニュークによる指揮です。声楽ソロは、「クレルヴォ」ではお馴染みのルサネンきょうだい。男声合唱はYL男声合唱団。シベリウスホールは本当にきれいなホールですね。行ってみたい。

 「クレルヴォ」はシベリウスの初期、若い頃の作品、さらに「クレルヴォ」の物語からも、荒々しいイメージがあります。この演奏を聴いていると、「カレワラ」の世界の、黎明期のスオミの原野をイメージします。荒々しいというよりは、素朴で、素朴と言ってもほっこりしたイメージではなく、荒涼としていて素に近い。弦はざらざらという感じではなく、でも絹のような滑らかさというわけでもない。ウールの毛糸と麻と綿が混じったような手触り(難しい…)。金管はクレルヴォのむき出しの強い感情を代弁するかのように時々吼える。男声合唱は力強く、クレルヴォの世界観を語る。力強いけれども、弱音をとても大事にしている。最初は霧の中から音楽が聴こえてくるような感じ。随所で弱音を効かせている。今もラハティ響の魅力は弱音ですね。最後、「ジャーン ジャン!!」と勢いよくならず、残響を長く響かせるように終わるのも、この演奏に合っているなと感じました。

 声楽ソロのルサネンきょうだいも、さすがの落ち着き。ヨハンナさんの澄んだソプラノ。ヴィッレさんの、「クレルヴォの嘆き」の部分、時々内面を打ち明けるように歌う(語っているようにも聴こえる)のが印象的です。


【前回の「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

by halca-kaukana057 | 2017-12-03 14:59 | 音楽
 12月になりました。当地は11月から雪が積もり、今日も雪の一日でした。

 久しぶりに切手と特印を。これまで、切手の発行日に郵便局に行く余裕がありませんでした。
日本郵便:グリーティング切手「冬のグリーティング」の発行

 今年の冬のグリーティング切手は可愛いです。まさに冬の風景。62円は冬の町並み。82円は冬の自然。どちらも好きです。冬の寒さの中のあたたかさ、冬だからこそ見えるもの。絵柄も素敵です。

 特印はこちら。
f0079085_22154493.jpg

雪だるまです。かわいい。

 12月から来年1月にかけて、魅力的な切手が続きます。12月20日の絵本の世界シリーズは五味太郎「きんぎょがにげた」五味さんの絵本は大好きです。来年1月10日にはムーミンが。1月23日の「和の文様シリーズ」は第4集になりました。12月13日の「おもてなしの花」シリーズはシーンを問わず使える、安定したシリーズです。悩ましい…。
by halca-kaukana057 | 2017-12-01 22:19 | 興味を持ったものいろいろ

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31