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 最近フィンランドネタが続いています。夏至、夏至祭(Juhannus)だったからか?
 フィンランドが舞台の新作漫画の2巻が出ました。


ケサランなにがしとスープ屋さん 2
堀井 優 / マッグガーデン、BLADE COMICS pixiv / 2019

 フィンランドの田舎町にある一軒のスープ屋さん。店主のティナと、図書館司書の兄・ニコラス、そして冬のある夜にやって来た不思議な生物「ケサランなにがし」が穏やかに暮らしている。ケサランなにがしがやってきてから1年。ケサランなにがしは成長して大きくなった。言葉も少しずつ覚えて口にしている。
 そんなスープ屋さんに、お腹を空かせたひとりの青年がやってくる…。



 2巻も、ほんわかした日常に癒されます。こういう優しい人たちの穏やかな暮らしの日常の物語が好きです(漫画やアニメだと「日常系」というんだっけ?)。何気ない、特に大きな出来事も起こらない、普通の毎日。でも、その一日一日にはかけがえのない時間が詰まっていて愛おしい。こんな、日常の幸せを気づかせてくれる作品は、読んでいて私も毎日を大事にしようと思える。心があたたかくなり、優しくなれる。

 1巻の最後、ケサランなにがしに何が起こったのか…と思ったのですが、大きくなっただけでした。ティナのスープをお腹いっぱい食べて成長した。体だけでなく、頭脳(あるんだよね…?)や感情も発達している。ティナやニコラス、ミルッカの名前を覚えて話したり(でもまだうまく話せない)、簡単な言葉を話したり。その言葉は、フィンランド語です。この作品の舞台は日本ではない、フィンランドだ。1巻から話していましたが、すごい、素敵、いいねという意味の「Hyvää」とよく言っている。可愛い。

 2巻でも、様々なスープや料理が登場します。135ページに様々なスープが紹介されています。ベリーを使った「キーッセリ(Kiiseli)」はスープの一種なの?作ってみたいなと思いつつも作れておらず。表紙カバーを外すとレシピもあるので作ってみようかな。日本で入手しやすい材料で作れるみたいだし。今の季節、日本ではミルクや生クリームの入ったスープを作るのはちょっと難しいですが、生クリームの入っていないスープもある。サーモンスープ「Lohikeitto」以外にもフィンランドのスープを作れるようになりたいなと読みながら思っていました。クリスマスの料理もたくさん。このブログでも記事にしたことのあるホットワイン「グロギ(Glögi)」もあるよ。

 フィンランドの文化も。フィンランドでは2月14日は「友達の日(Ystävänpäivä)」。性別関係無く、友達に感謝の気持ちを綴ったカードやプレゼントを贈ります。番外編のサウナ。17話もですが、ニコラスはフィンランドの男だなと思う。言葉少なめなところが。でも、ティナやケサランのことを思っていて優しい。ケサランとニコラスと、初登場ミルッカ兄の言葉のほとんど無いサウナでのひとときは、まさにフィンランド人のコミュニケーション。日本人の温泉文化にも通じるかも。

 2巻では初登場キャラが何人か。まず、腹ペコでスープ屋さんにやってきた美青年・ヨエル。在宅で仕事をしている(IT系?デザイン系?)らしく、仕事の納期が近づくと家に缶詰状態、食事も荒れた状態に…。フィンランドにもインスタント食品はあるらしい。仕事が終わり、食べ物を求めてスープ屋さんにやってきた。ティナのスープを味わっているところへやってきたケサランなにがし。1巻から疑問には思っていたが、ケサランなにがしの存在は秘密というわけではないらしい。ただ、小さくて言葉もうまく話せないのであまり外に出せない模様。美味しいスープとあたたかな雰囲気、可愛いケサラン。ヨエルにとって、スープ屋さんは心が和む居場所になった模様。いいなぁ、こういうお店があるって。私も常連になりたい。

 更に初登場キャラ。ニコラスが勤務する図書館にやって来ていた小さな姉弟、ミンミとエウノ。ケサランはどんな人とでもすぐに仲良くなれる。人懐っこい。ケサランに出会った人は、ヨエルのように最初は驚く人もいる(これが普通の反応だと思う)が、ケサランの可愛さですぐに笑顔になってしまう。本当に不思議な生物。ミンミとエウノもケサランと友達になれたようですが、再登場はあるのかな。ちなみに、113ページの本棚に、フィンランドの児童文学「オンネリとアンネリのおうち」があるのを見逃しませんでしたよ。

 2巻の最後、27話、物語は新しい展開へ。ケサランは増殖できるのか…!?でも、ちょっと違う生物。新しい家族が増えた3巻が既に待ち遠しい。

・1巻:ケサランなにがしとスープ屋さん 1

フィンランドのホットワイン「Glögi」を作ってみた
・友達の日について:寒波の合間のISS

オンネリとアンネリのおうち
by halca-kaukana057 | 2019-06-24 22:10 | 本・読書
 青森県立美術館で開催中(この週末で終了です)の「アルヴァ・アアルト」展に再び行ってきました。連休中に最初に行った時は混んでてゆっくり観られず。分からないことも多かったので、講演会を聞いて、講演会の内容を思い出しながらもう1回観てきました。

・1回目、講演会:人間を想う建築 アルヴァ・アアルト展&講演会

青森県立美術館:アルヴァ・アアルト - もうひとつの自然 Alvar Aalto – Second Nature

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 青森は緑が深まっていく季節です。

 アアルトの建築にしろ、デザインにしろ、人工物ではある。森の中にあるマイレア邸にしろ、結核患者の療養のためのパイミオ・サナトリウムにしろ、自然に近づけてはいるが人工物である。でも、建築も、中のデザイン(椅子なども含めて)も自然から浮いている感じがしない。マイレア邸は森に溶け込むように、パイミオ・サナトリウムは病室の中に自然をできるだけ取り入れる。その他、特にアアルトの教会建築で思うのだが、教会は祈りを捧げる神聖で静寂な場所。モダンな建築なのに、その教会のあるべき雰囲気を壊していない。心静かに祈りを捧げる場所として、とても落ち着く感じがすると写真を見て思いました。…建築はそのまま持ってくることが出来ないのは仕方ない。アアルトの描いた図面はシンプルで、そのためには細かいところまで計算して無駄なものをそぎ落とす設計をしていると思う(建築の専門的な部分は分からないのですが)。アアルトの描いた図面から、人工物が"自然"であるためにどうしたらいいのか、そんなものを感じました。
 講演会ではアアルト建築と光をテーマにしていたのですが、光の取り入れ方、使い方も"自然"であるために重要だと感じました。1回目では何となく見ていたライトの展示も興味深く観られました。

 ただ、1回目でも感じた物足りなさはやっぱり感じました。パイミオ・サナトリウムやマイレア邸などの写真やスケッチなどが少ない。建築の見どころの写真がもっとあればよかった。1回目の時にも感じましたが、見たかった建築(ラハティの教会、コッコネンの自邸)が無いのは残念。フィンランディアホールももっと画像が観たかった。
 講演会を聞かないと見どころがわかりにくいなと思いました。アアルトの言葉や、アアルトが建築で大事にしていたことなどの展示があればいいなと思いました。展示室はもう1部屋あるんだから…。

 「文化の家(Kulttuuritalo)」はそういえば、フィンランド放送響が録音のために使っていた施設(現在はヘルシンキ・ミュージックセンター)だった。ここなのか、とわかって嬉しい。

 デザイン面では、スツール60とサヴォイ・ベースの作り方の動画がありました。これが面白かった。サヴォイベースのあの形はこうやって作るのか。職人さんたちの技を堪能できました。
 デザインは日本でも見られるけど、建築は現地に行かないと見られない…見る、というよりは、アアルトの建築のたたずまいを体験したいなと思いました。アアルトの光の使い方を直に体験したい。
 1回目よりもじっくりと観て、楽しみました。

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 シャガール「アレコ」背景画とアアルトのスツールのコラボもまだやっています。そういえば、スツール60は3本足のと4本足のがあるんだ…ようやく気がつきました……。

 常設展も観てました。棟方志功の板画(志功は「版画」ではなく「板画」と呼んでいた)のデザインの包装紙がいいなぁ。成田亨の鬼のブロンズ像もかっこいい。
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 青森県立美術館といえば、奈良美智の「あおもり犬」。えさの皿に花が植えられていました。

 最後に、エントランスのアルテック特別展示。
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 アアルトの椅子の座り心地のよさ…いいなぁ。
by halca-kaukana057 | 2019-06-21 22:09 | フィンランド・Suomi/北欧

初夏のバラ

 今日は雨で寒く暗い1日。とにかく寒い。こんな日は撮って寝かせておいたバラの花の画像を見て気分を明るくしましょう。
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 明るくはっきりとしたピンク。

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 薄い紫なのですが、日の光でピンクっぽくも見える。

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 黄色にピンクも混ざったきれいな色。

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 白にピンク。こういう色合いが好きです。

 その季節の花や植物を愛でる。その時しか咲かないからこそ。
by halca-kaukana057 | 2019-06-16 21:56 | 日常/考えたこと
 このところ、フィンランド製のもの、フィンランドをイメージしたものの記事が続いています。もうひとつ。
フィンランドのチョコレート クルタスクラー(Kultasuklaa)
続・これもフィンランドの香り? 「消臭力」フィンランドリーフの香り

 先日、これを見つけました。
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 フィンランドのお酒。ハートウォール社の「オリジナル・ロングドリンク」フィンランド語の通称「ロンケロ(Lonkero)」(Long Drinkの意味だそうです。)

 かなり前に知って、でも当地では売ってないなぁと諦めて数年。何故か見つけました。見つけた時は驚きました。これはロンケロ!?何故ここにある!?これがロンケロ!!?
 普段お酒は飲まないのですが、今度また見つけられるか分からない。買いました。

オリジナルロングドリンク Hartwall Original
 ↑※年齢確認のページがあります。お酒は20歳になってから。

 「ロンケロ」は、ジンがベース。フィンランド産のジンを、グレープフルーツソーダで割っています。このノーマルのものの他に、アルコール度数高めの「ストロング」、「クランベリー」、ウォッカがベースの「ウォッカライム」もあります。アルコール度数低めの「ライト」もあるとありますが、通常と同じ5.5%.低くない…?カロリーが低めなのかな。
 「ロンケロ」が生まれたのは1952年。ヘルシンキオリンピックの時。ヘルシンキにこれまでにないほどのたくさんの観光客がやってきて、一体何を提供したらいいか…。フィンランドはアルコールの販売に厳しい国。大勢の観光客に対応しようと、特別に許可が下りたのがこのハートウォール社のロングドリンク。オリンピック期間限定の販売でしたが、大好評につき、その後も販売を続けフィンランドの人々に愛されるカクテルになったのだそう。

 基礎知識はこの辺にして、飲んでみよう。
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 缶をよく見ると、フィンランドを代表するF1レーサーのキミ・ライコネンのサイン…?
楽天市場:オリジナルロングドリンク ICEMAN缶6本セット ICEMANキャップ付き
 この私が買った缶は、ライコネンの愛称「アイスマン」の特別バージョンだった模様。1枚目の缶の画像にも「ICEMAN」とあります。ライコネンもロンケロが大好きで、CMにも出演している。CMを観てみましたが、かっこいい。そういうことなのか。ただのロンケロではなく、特別バージョンの缶を仕入れてくれたお店に感謝。
 ちなみに、日本ではライコネンと表記してますが、Räikkönen…「ライッコネン」なのね、フィンランド語に近い発音だと。

 そろそろ飲もう。ちなみに、キンキンに冷やして飲むのがおすすめ。私…常温で飲んでしまいました。
 グレープフルーツのお酒はあまり好きではないのです…苦い。でも、ロンケロは甘みと酸味と苦みがちょうどよくて、とても美味しいです。とてもシンプルな味。さっぱりします。でも、アルコールでほんわり…久々に飲んだなぁ。

 ロンケロに合う、フィンランドの定番のおつまみは何だろう。マッカラ(焼いたソーセージ)とか?今の季節なら、サウナに入って、夜遅くでも明るい中で飲んだりするんだろうな。そういうのがすごく合いそうな味です。

 これは美味しい。今度またいつ買えるかわからない。頻繁には飲まないけど、いつか飲む用にもう1本買ってきました。今度はキンキンに冷やして飲もう。
 見つけたら是非(お酒は20歳になってから。アルコールが苦手な方は無理しないで、絶対)

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 缶の側面。ハートウォール社はラハティにあるのか。

・過去記事:Hyvää joulua! Suomalainen joulu
 クリスマスに、フィンランドの白スグリのスパークリングワインを飲んでみた。「ELYSÉE No,1」というワイン。この時以来、見たことがありません…。また飲んでみたいな。ビンは保存して飾ってあります。
by halca-kaukana057 | 2019-06-14 23:02 | フィンランド・Suomi/北欧
 エキサイトブログには簡単なアクセス解析がある。検索ワードは部分的にしかわからない。「簡単な」というよりは、「本当にちょっとした、目安にしかならない」と言った方が合っているのか…。それでも、こんな記事が読まれているんだな、こんな検索ワードで来たんだなというのは一応わかる。まぁまぁこんな辺鄙なブログによくいらっしゃいました…お気に召したらゆっくりしていってください…という気分です。

 少し前から、こんな検索ワードで来ている方がいらっしゃるようだ。

「○○よりも△△の方が…」

 「…」の部分は、検索ワードが長すぎたためか省略されていてわからない(これが仕様だから…まぁ仕方ない)。でも、どちらかを比較して、どちらかがよかったとか悪かったとかそういう内容だろう。
 
 何かと何かを比較する。比べて、両者の良し悪し、優劣を決める。あまりそういうことを明言したくないなと思う。そういうことを全く思ったことがないわけではない。好きな人、もの、作品、世の中にあるもの何でも…好きなものは評価されていて欲しいと思う。私だけでなくて、他の人も好きだったらいいな、いいと思ったらいいなと思う。その好きなものへの思い入れが強ければ強いほどそう思う。
 また、その好きなものが何らかの理由で失われてしまった(終了した、引退した、死去した、消失した、遠い過去の作品で覚えている人が少ない、マイナーで知っている人がほとんどいない、自分で手放した、等)時の虚しさ、「ロス状態」の辛さ、苦しさは計り知れない。辛くて辛くて、その反動で、似たようなものがあると比較してしまったり、勝手にライバル視してしまうこともあった。
 好きなものを語る際、好きなものを「上げる」ために、他の似たようなもの、同じジャンルにあるものを貶すことはファンとしての品位を下げることだ、マナー違反だ、という話はよく聞く。その通りだと思う。が、口にしなくても心の奥底でそう思ってしまうこともある。自戒をこめて。

 何かと何かを比べるというと、クラシックは厄介なジャンルだと以前から思ってきた。同じ作品を、数多くの演奏家(指揮者やオーケストラなどの団体も含める)が演奏する。CDでも、演奏会でも、聴いた後には感想が出てくるのは当たり前。その中には、「前のAの方がよかった」「Bよりもよかった」等と他と比べる感想もある。悪いこととは思わない。否定はしない。上述した、好きなものを「上げる」ために他のものを貶すことさえしなければ。ただ、その比較されたものが自分の好きなものだったら悲しくなる。あと、自分の好きなものと比較されなくても、「Cは最高」とか、自分の好きなものが出てこないと、眼中にないのかな、忘れ去られているのかな、そもそも興味すらないのかなと思って悲しくなってしまう。自分自身に対して、そんなことをいちいち思わなくても、と今では思う。もちろん独りで思うだけなので、抱え込んでしまって余計に辛くなる。ツイッターをしていた頃は、そんな同曲異演の比較の感想があると読むのが辛い、苦手だなと思った。こういう同曲異演の比較の感想は私には向いていない。ツイッターを辞めた理由のひとつでもあります。

 それでも、「私はこっちの方が好き」という表現を、私が全くしないかといえばそうでもない。もっと簡単なこと…今日のお昼はサンドイッチとおにぎりのどっちを食べたいか。その日の服装を選ぶのに、色は黒か白かどちらにしようか。生きていく上で「選択」することからは逃げられない。当たり前に存在する。この時、両者(複数)を比較して選択することはやっぱりあるんだ。
 そこで…何故比較するのだろう。その比較する気持ちの根底に何があるのか。

 私は、「私の好みに合っているから」からだと思う。私は優劣や良し悪しで決めているのではない(日用品や家電などは使いやすさの良し悪しから判断することも少なくないが、使い勝手も「私の好み」に入ると思う)。私の好み…価値観ともいえる。その好みや価値観が何故こうなったのか説明するのは難しい。私の感情の根底にある好みや価値観に合うから好きなんだ。他のものが好きな人は、その人の好みや価値観に合っているから好きなんだ。対立する必要も、ケンカする必要も無い。ライバル視する必要も無い。こう考えると心がラクになる。

 私は、自分の好きなものを誰かに話すのが苦手だ。その相手が私と同じものが好きだとわかっていれば話せる。でも相手が何が好きかわからない状態だと、私の好きなものが相手は嫌いかもしれない。話すことで関係に亀裂ができたらどうしよう、と思ってしまう。でも、反対に、相手の好きなものは(自分の好みに合わなかったとしても)否定しない。それがその人の好み、価値観なのだから。寛容でいたいと思う。ただ、相手の好みばかり聞いているのも不釣合いなので、自分のも少しずつ出していけたらと思う。

by halca-kaukana057 | 2019-06-13 22:05 | 日常/考えたこと
 約1年前、こんな記事を書きました。
これがフィンランドの香り? 「消臭力」フィンランドベリーの香り

 エステーの「消臭力」シリーズで、フィンランド政府観光局監修のフィンランドの香りをイメージした消臭剤が発売されました。
エステー:初夏の季節限定企画 Visit Finland (フィンランド政府観光局)監修の「北欧」デザインと香り! 「消臭力」4アイテムを新発売

 この時は、なかなか見つけられず、トイレ用のフィンランドベリーの香りをようやく見つけて使ってみました。その後、ネットで注文しようかなと思ったのですが、結局せずに終わってしまいました。

 あれから約1年。別のものを探して、いつもは行かないドラッグストアに行きました。そこにありました。「フィンランド」消臭力。これは期間限定、数量限定のはず。何故今あるんだ!?何故1年も経ったのにあるんだ!?しかも、1年前探した時に、そのドラッグストアには行きましたが、ありませんでした。何故…。
 でも見つけられて嬉しい。買いました。
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 前回はなかったフィンランドリーフの香りを買いました。しかもお部屋用とトイレ用の両方がありました。パッケージのデザインも「これぞ北欧!」の雰囲気です。
 お部屋用には「グリーンシトラス」、トイレ用には「シトラスとさわやかなウッディを合わせた」とあります。両方開けて香りを確認しましたが、多分同じ…(嗅覚に自信はないですが…)。爽やかですが、甘さも強いかなと感じました。ちょうど今の季節、初夏にぴったりです。
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 パッケージにはフィンランドについてのミニコラムがあります(フィンランド政府観光局監修)。フィンランドリーフの香りではサウナを紹介。サウナで身体を叩いて血行や新陳代謝を高める白樺の葉のついた枝をヴィヒダ(vihta)と言いますが、ヴィヒタの香りってどんな香りなんだろう?当地には白樺の木はあちらこちらにたくさんありますが、香りをかいだことはないな…。

 フィンランド「消臭力」がまさかまだあるとは思わなかった。ならば定番シリーズに加えてくださいエステーさん。
by halca-kaukana057 | 2019-06-07 23:05 | フィンランド・Suomi/北欧

ISSと春の星座

 数日前に撮ったISSの画像を何枚か。

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 ISSの軌跡の右側(北)に北斗七星が。ISSも長い時間撮影できました。とても明るかったのではっきり写っています。

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 ISSの画像としては失敗です。見切れてる。ISSはうまく撮影できなかったですが、画像の真ん中、Cを裏返した星の並びがわかるでしょうか。かんむり座です。小さな星座ですが、星の並びはわかりやすいです。好きな星座のひとつです。
 ギリシア神話では、クレタ島の女王アリアドネが結婚の際に贈られた冠とされています。アラビアでは、欠けた皿に見えていたそうです。シベリウアではホッキョクグマの足。ドイツでは花輪。アボリジニはブーメラン…世界各地で色んな形に見られていた星座です。
 昨年のNHKラジオ第1、「夏休みこども科学電話相談」で、「からあげ座を作りたい」という質問?がありました。答えたのはコスモプラネタリウム渋谷の永田美絵先生。星を自由につないで、自分だけの好きな星座を作ってもいいんだよという答えで、からあげ座を作るなら、このかんむり座の形が似ているのではないかな、と。かんむり座を見て、そのからあげ座のことを思い出しました。
 画像の右上の明るいオレンジ色の星は、うしかい座のアルクトゥールス。春の星空の一等星のひとつです。

 梅雨入りする前に、たくさん星見したいです。
by halca-kaukana057 | 2019-06-05 22:07 | 宇宙・天文
 シベリウスの交響曲第4番。大好きな交響曲です。最近聴いた演奏で、思ったことを。

BR-KLASSIK : Live aus der Philharmonie im Münchner Gasteig : Konzert des Symphonieorchesters des Bayerischen Rundfunks : Leitung: Herbert Blomstedt
(配信期間は1週間。水曜頃まで聴けると思います)

 ヘルベルト・ブロムシュテット:指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏会の録音です。プログラムは、シベリウス:交響曲第4番、ステーンハンマル:カンタータ「歌」より「間奏曲」、メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」。聴きましたが、いい演奏でした。ステーンハンマルの「間奏曲」これがまたじんわりと沁みる作品で、もっと聴きたいなと思う。

 1曲目のシベ4.1曲目にシベ4を持ってくるとは意外。内省的な、どこまでも暗い曲。バイエルン放送響の少し厚めの音が、北欧オケの音とは違ってまた面白い。チェロのソロがいい味出しています。
 第4楽章では、グロッケン(鐘)で演奏する箇所があります。でも、ほとんどの演奏では、グロッケンシュピールで演奏していて、私もその音に慣れていました。しかし、この演奏では、グロッケンシュピールとは違う、聴き慣れた音とは違う楽器で演奏されています。

 チューブラーベル。そうだ、そういえばそうだった。ブロムシュテットさんは、以前からグロッケンシュピールではなく、チューブラーベルで演奏してきました。サンフランシスコ交響楽団との全集で録音があります。その録音を聴くとあれ…?ああそうだったと思うのですが、今でもチューブラーベルを採用していると思わなかったので驚きました。

 調べてみると、コリン・ディヴィスとユージン・オーマンディはグロッケンシュピールとチューブラーベルの両方を用いていたとのこと。オーマンディ盤(フィラデルフィア管弦楽団)を聴いてみたら、確かに併用されている。響きが全く違う。

 今まで当たり前のようにグロッケンシュピールで聴いてきたが、まだまだ足りないようだ。普段は聴き慣れた演奏を聴いているが、まだ手を出していない演奏も聴いてみないとわからないなと思いました。
by halca-kaukana057 | 2019-06-03 23:28 | 音楽
 今日発行の切手です。
ゆうびん.jp:近代測量150年

 今年は明治政府が近代測量に着手してから150年なのだそうです。その記念の切手です。明治から昭和中ごろまで測量の際に使われた「一等経緯儀」や「Y型水準儀」から、現在も測量の際によく見かける水準測量、人工衛星やドローンを使った最新式の測量まで、150年の歴史が図案になっています。測量はあまり詳しくないので勉強になります。

 ですが、今回の切手で惹かれたのが、「石岡測地観測局」のパラボラアンテナ。パラボラアンテナの切手、かっこいい!茨城県石岡測地観測局のアンテナは13m.先日のブラックホールの影の観測の際に使われたVLBI(超長基線電波干渉法)と同じ方法で測量しています。離れた位置にあるパラボラアンテナが、特定の天体からの電波を観測、その電波を受信した時刻のズレから、アンテナ同士の距離がわかり、測量することができます。
◇詳しくは:国土交通省 国土地理院:VLBIとは

 今まで私にとってVLBIは電波天文観測だったので、測量でのVLBIについても勉強になりました。やっぱりVLBIは魅力的です。かつてはつくばにもVLBI観測局があり、小惑星探査機「はやぶさ」(初代)の軌道決定にも用いられました。現在運用されているのはこの石岡だけで、見学もできるそうです。

 切手と特印です。
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 かっこいい…!

 この近代測量150年切手には、他にも見どころがあります。
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切手シートの余白に、日本版GPS衛星「みちびき」が!

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 切手の紹介のチラシなのですが、下の部分に長さの目盛りが。実際の定規で測ってみましたが、定規として使えます。切手シートにはないので、なかなか面白い演出です。

 地味?マニアック?かもしれませんが、この近代測量150年切手はおすすめです。手押し印の特印は、9日(日)までやっています。特印を置いている郵便局は限られるので、「郵趣のための押印サービス等についてはこちら」のリンク先(PDF)を確認してください。
by halca-kaukana057 | 2019-06-03 22:07 | 興味を持ったものいろいろ
 本屋で平積みになっていて、たまたま気になった本。この本も本屋大賞翻訳小説部門(2016年)を受賞した作品だそうです。


書店主フィクリーのものがたり
ガブリエル・セヴィン:著、小尾芙佐:訳/早川書房、ハヤカワepi文庫/2017

 アリス島という小さな島に、1軒だけ書店がある。アイランド・ブックス。偏屈で気難しい書店主のA・J・フィクリーは、一緒にアイランド・ブックスを営んでいた妻を事故で亡くし、失意の中にいた。出版社・ナイトリー・プレスの営業で、アイランド・ブックスを前任者から引き継いで任されることになったアメリアとフィクリーの出会いは最悪だった。ある夜、フィクリーが所蔵していた稀覯本、エドガー・アラン・ポーの詩集「タマレーン」が盗まれてしまう。さらに、後日、書店を少し不在にした間に2歳の女の子・マヤが置き去りにされているのを見つける。マヤの母親は海で死んでいるのが見つかる。フィクリーはマヤを育てることにする…。


 大きな出来事はいくつも起こりますが、淡々とした雰囲気の作品です。喧騒の中にいるはずなのに、ここは静か…書店のような雰囲気。フィクリーは偏屈で気難しく、悪い意味でこだわりが強い、頑固者。書店に置く本も、好きな本…というよりは、嫌いな本・ジャンルが多すぎて、そこから残ったものを置いている。その嫌いな本についてアメリアと口論になってしまうフィクリー。本当に偏屈者。そんなフィクリーは事故で亡くした妻・ニックのことを思い、寂しい日々を過ごしていた。この妻の死がフィクリーをますます偏屈者にする原因でもある。そんな、フィクリーが2つの出来事を境にどんどん変わっていきます。「タマレーン」が盗まれたこと、店に置き去りにされた少女・マヤを引き取り育てることにしたこと。何かと世話になる警察署長・ランビアーズがいいキャラしています。

 各章のはじめには、フィクリーによる様々な短編集の紹介文があります。この本の紹介文の雰囲気も、話が進むに連れてどんどん変わっていきます。この紹介文に出てくる作品は実在するので読んでみたくなります。
 フィクリーは短編集を好む(ただし、嫌いなものがとても多い)。この物語も、長編小説のようで短編集なのかなと感じます。この物語に限らず、人生というものは長編小説のように思えて、短編集なのかもしれない。この物語で言えば、盗まれた「タマレーン」やマヤの成長、アメリアとの関係は長編小説のように感じられる。でも、それらも様々な出来事で区切っていけば短編小説のようになる。人生山あり谷ありと言うが、生きていることは小さな出来事が連続して起こっているように思う。マラソンのようにずっと続いていると思うと気が遠くなりそうだが、短距離・中距離走のように考えれば見通しがよくなる。勿論、長期的なビジョンも持っていた方がいいけれど。

 辛い状況に置かれている場合であればあるほど、この毎日が夜寝たらリセットされればいいのにと思う。かつて、そう思っていたことがあった。いつまで続くかわからないこの状況。そんな時は、人生は短編集だと思える方がいい。後で前の話の続きが出てくるかもしれないけれど、きっと前の状況とは変化している。
 人生を短編集だと思えること、それは、小さな変化や出来事に気づきやすい心境なのかもしれない。それを楽しみ、喜べればなおいい。辛いことがあっても、そのうち終わる。

 フィクリーが変わっていくにつれて、アイランド・ブックスも変わっていく。本に囲まれて育つマヤをいいなぁと思う。マヤは賢く、母の死についても理解している。その事実は悲しいが、マヤはフィクリーや島の人々、そして本と共に成長していく。マヤは明るいけれども、どこかに暗いものを持っている。マヤの書いた小説からそれが伺える。マヤがアイランド・ブックスにやってきて、フィクリーに育てられることになったのは幸運だが、悲しい別れによるもの。そんな悲しさが、マヤの心の奥底にあると思う。

 終盤からラストは、ハッピーエンドではないけれども、ある意味ハッピーエンド。現実も悲しい出来事があっても、こんな風に自然と流れていく。自然と流れていってほしいと、今の世の中を見ていると思う。

 最後に、印象的な箇所を引用します。
"自分たちに魅力がないから孤立するという事実は秘めたる恐怖である"とその一節はつづく。"しかし孤立するのは、自分たちには魅力がないと思いこんでいるからである。いつか、それがいつとはわからぬが、あなたは道路を車で走っているだろう。そしていつか、それがいつかはわからぬが、彼、あるいはきっと彼女が、その道のどこかに立っているだろう。そしてあなたは愛されるはずだ、なぜなら、生まれてはじめて、あなたはもうひとりぼっちではないのだから。あなたは、ひとりぼっちではない道を選ぶことになったのだから"
(214ページ)

by halca-kaukana057 | 2019-06-02 22:44 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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