TBS系列の土曜朝の情報番組「知っとこ!」のなかで、世界各国の町の風景や名物、新婚さんの朝ごはんの様子を特集した「世界の朝ごはん」というコーナーがあります。もともと私はこのコーナーが好きなのですが、昨日はフィンランドが登場。フィンランド政府観光局のニュースにあったので録画までしましたが、何か?前置きは置いておいて、早速感想。


○最初にナレーションでその国の言葉で「おはよう」と言うのだが、フィンランド語では「Hyvää huomenta!(ヒューヴァー ヒュオメンタ)」その他フィンランド語の挨拶や簡単な会話はここで。会話を聞くこともできるので発音も大丈夫。

○まず北欧デザインに注目した取材班。アクセサリーメーカーのアーリッカaarikkaへ。可愛い木の小物がいっぱい。会社のトレードマークの羊の置物は5万円。大きいものは13万円。…さすが物価が高い北欧と言えばいいのか?

○トラムに乗って次に行ったのが青空市場カウッパトリ。野菜がいっぱい。そこでキノコも売られていたのだが、何と毒キノコらしい。「ユルヴァシエニ」というキノコで、2回茹でて茹で汁を捨てて食べれば大丈夫だとか。強すぎるフィンランド人…。

○ショッピングモールの中にあるお菓子屋さんへ。…Fazer社って、サルミアッキの会社だったよね。あの…「カラフルなグミ」の中の黒い物体はサルミアッキでは…。サルミアッキは出てこなかったが、食べてみて欲しかった。あ、でも毒キノコに世界一まずいグミを食べるなんて言ったら、フィンランドは何を食べているんだと誤解されそう…。

○エテラ港にて。ヘルシンキとイェーテボリを結ぶ船・シルヤラインの中へ。あの船ってこんなに大きかったんだ。すごい!スィートルームはもっとすごい。さすがフィンランド、サウナもちゃんとある。

○船を下りて恒例のイケメン探し!赤いバイクに乗ったライコネンさん。カッコイイ…。

○テンッペリアウキオ教会へ。ここはフィンランドに行ったら絶対に行きたいなぁ。爆破の後もあるんだ。あの屋根が素敵。屋根の上は散歩コースだったんだ。紐をつないで猫と散歩している風景、のんびりしてていいなぁ。

○新婚さんの朝ごはん。奥様のユリアさん可愛いなぁ。サーモンのスープ(Lohikeitto)にフィンランド風ミートボール(Lihapullat)。ソースが決め手らしい。サーモンは北欧の人には欠かせない食材。ブルーベリーのパイ(Mustikkapiirakka)もフィンランドらしい。お家のインテリアも北欧だなぁ。だんな様のヤンネさん、なかなかのハンサムじゃないか!くそう、幸せ者ッ!ちなみに、ミートボールはスタジオの皆さんにも大好評。日本人も好きな味のようだ。番組のサイトにはレシピも載っているので作ってみよう。


 個人的な感想としては、あれ?「かもめ食堂」もシベリウス公園もフィンランディア・ホールも紹介されなかったじゃないか、と。シベリウス公園のあのシベリウスの顔はインパクトがあって面白いと思うんだけどなぁ。「かもめ食堂」も話題になっているし。まぁ、10数分のコーナーじゃそんなに沢山は無理か。
# by halca-kaukana057 | 2006-07-09 22:28 | フィンランド・Suomi/北欧
 私の持っている楽譜「ピアノ名曲120選 初級編」(音楽の友社)の中に、グリーグのピアノ曲「アリエッタ」が収録されている。曲は聴いたことはないがずっと気になっていた。グリーグは北欧・ノルウェーの作曲家。ピアノを生涯の楽器とし、この全10集66曲という「抒情小品集」も生涯にわたって書き続けた曲集でグリーグの日記のようなもの…。その最初の曲がこの「アリエッタ」。グリーグの原点なのかな?と自分で勝手に思っていた。

 
その「抒情小品集」、探せばCDは結構あって図書館でも見つかった。それがこのCD。先日ブラームスでも取り上げた、グリーグと同じノルウェーの若手ピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスの演奏(EMI)。抜粋版だが、ノルウェー・ベルゲンのグリーグの家のグリーグが使っていたピアノで録音したというもの。そう言えば、シベリウスでも舘野泉さんがシベリウスの家「アイノラ」のシベリウスが使っていたピアノで録音したCDが出ていたっけ。

 グリーグに話を戻して、その「アリエッタ」をまず聴いてみた。素朴で緩やかな曲。これは弾いてみたい。初級のピアノ曲集にあるのだから私でも頑張れば弾けるはず…。他の曲に関しては「まさにノルウェー」と思う曲ばかり。例えば第5集第3曲の「小人の行進」。原題は「Troldtog」、つまりノルウェーの伝説に出てくる妖精トロルのこと。妖精といってもこんなのなのでちょっと不気味。トロルたちがぞろぞろと早足で歩いている激しさが楽しい。第1集第6曲「ノルウェーの旋律」はノルウェーの民族舞踊スプリンガル(跳躍舞曲)が元になっているのだそう。

 第8集第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」はグリーグ夫妻の銀婚記念に合わせて出版された(最初は友人の50歳の誕生日を祝って作られた曲なのだが、同じ年にグリーグ夫妻の銀婚式もあったため、出版社の意向でタイトルを変更したらしい)。「トロルドハウゲン」はグリーグが住んだ所でノルウェーらしい海と丘陵のある自然が美しいところなんだそうだ。その美しい自然を前に結婚を祝う人々の歌や踊りが感じられる曲。他にも「ワルツ」や「メロディー」、「夜想曲」等ロマン派のキャラクター・ピースによくあるタイトルの曲は多いのだけれど、実際に曲を聴いてみるとショパンやシューマンとは全然違う。そして最後の第10集第7曲「回想」、最初の「アリエッタ」のメロディーがワルツ風になって終わる。最後は原点に返る。または原点を思い返す。その人の人生が見えてくるよう。と言うわけでぜひ全曲聴いてみたいのだが、全曲版は少ない。


 なので同じく抜粋版のミハイル・プレトニョフ盤(ユニバーサル・ミュージック/DG)ので補足。有名な第3集第1曲「ちょうちょう」、同じ第3集第6曲「春に寄す」なんて北欧の待ちわびた春らしい。この盤とアンスネスの演奏を聴き比べると、アンスネスは迫力のあるタッチが得意なのかも。ベートーヴェンとか弾いてくれませんかねと勝手に思っているのでした。
# by halca-kaukana057 | 2006-07-07 21:05 | 音楽
 再放送が続いてようやくミミカ新作です。今週の料理はラーメンピザ。…豆腐アイスよりも挑戦的のような気がする。何はともあれ作ってみる。

<材料(2~3枚焼ける)>
f0079085_20104357.jpg

・生の中華めん:1玉
・長ネギ:1/2本(長ネギを見ると振り回したくなる今日この頃w)
・メンマ、チャーシュー、ピザ用チーズ:適量
・ごま油:少々
以上、A.Ishiiさんのブログ「今日、この頃...。:ラーメンピザのレシピ」を参考にさせていただきました。

<作り方>
1、長ネギ、チャーシュー、メンマをめんに乗せやすい大きさに切る。
f0079085_20162619.jpg

こんな風に分けておきましょう。

2、中華めんを茹でる。
*吹きこぼれないよう、火加減に注意。私は思いっきりやってしまいました…。

3、丸く切ったオーブンシートの上に、ゆでた中華めんをぐるぐる巻いて置く。
f0079085_2019224.jpg

オーブンシートを丸く切ったもの。いびつだ。この上にめんを置く。

4、めんの上にチャーシュー、メンマ、ねぎをのせる。
5、その上にチーズをのせ、ごま油をふりかける。
f0079085_20211775.jpg

こんな感じ。
6、オーブン(トースター)で焼く。(一枚15分~20分ぐらい。焼き色を見ながら調整してください。先に予熱しておくと焼く時間が短くなる)


以上、出来上がり!
f0079085_20231351.jpg


 さて、問題の味。その前に、番組のように持って食べるのは大変。私は箸で食べた。…はっきり言ってくどい。チャーシューの塩味はするのだけれども、だんだん飽きてくる。母なんて「味が無い」と言ってソースをかけていた。(でも改善できず)うーん、この味をどうしたら改善できるだろう?チーズを増やしてみたけど、あまり変わらなかった。しょうゆベースのソースを作って、かけてみたらどうだろう?うーん、よく分からなくなってきた。

 ちなみに、喜多方のラーメン屋さんに、ラーメンピザをメニューとして置いているお店があるんだそうな。そのお店のラーメンピザはどんな感じなんだろう?食べてみたい。
# by halca-kaukana057 | 2006-07-02 20:34 | Eテレ・NHK教育テレビ
 いつものように「おかあさんといっしょ」で今月放送された歌の感想を。

<ガリダリシュッポン!>
 結局、あの「まっしろしろすけ」との交代の後戻ってきた映像には何も変化無く…。何だったんだ?どうでもいいや。ところで、歌詞にある「みなみのしまのおうさま」で「冬のないない気のいい王さまのおはなし」を連想したのは私だけ?となると、「てんし」は「木もれ日の歌」、「おばけ」は「くいしんぼおばけ」もしくは「まいごのゆうれいホー」、「うちゅうじん」は「クレヨンロケット」…あれは金星人か。「たこのくるんぱ」は火星人だし。

<まっしろしろすけ>
 いきなり月歌がこんな状態になったとしても、この歌なら癒されるわけです。でもやっぱり季節はずれ。

<かにダンス>
 この歌を一度聴いたらエンドレスリピート…、あの顔と一緒に。洗脳されています。

<虫歯建設株式会社>
 6月と言えばこの歌。よく考えてみればすごい歌。株式会社だったのか。株は売れるのか?

<おにぎりの心>
 相変わらずこの実写は怖い…。クインテットバージョンを先に覚えたけど、元はおかいつの歌。

<こぶたぬきつねこ>
 腹筋を鍛えるならこの曲。皆しっかり鍛えているんだなぁ。

<ポップンポップコーン>
 これも鍛えられる。ずっと笑顔で歌っているお兄さんお姉さんすごい。

<にじのむこうに>
 この歌はクリップよりもこうやって生で歌う方が合う。コンサート向き。かなり好き。そう言えば坂田おさむお兄さん作詞だった。おさむお兄さん作詞作曲って結構多い。
という訳で坂田修作詞作曲の歌一覧。
参考資料:おかあさんといっしょ?こんげつのうた一覧

・しろいともだち(2006)
・風のおはなし(2004)
・とんでもトン吉(2004)
・タンポポ団にはいろう!!(2003)
・夢のパレード(2000)
・あしたははれる(1999)
・シアワセ(1999)
・公園にいきましょう(1997)
・虹のむこうに(1996)
・ぼくらのロコモーション(1993)
・元気のキホン(未聴)(1993)
・どんないろがすき(1992)
・つめ・かみ・みみ太郎(未聴)(1992)
・かあさんカラス(未聴)(1991)
・みんなでクリスマス(未聴)(1989)
・わっしょい(未聴)(1987)

<作曲のみ>
・マカポカヒラリン(未聴)(1998)
・どっこいしょ(未聴)(1997)
・星ひとつ(1993)

かなりあるなぁ。私が対象年齢リアルタイムで見ていた80年代にも作詞作曲した歌があったんだ(残念ながら歌は記憶に無い。ごめんなさい)。昔からおかいつに関わってきた方なんだなぁ。
# by halca-kaukana057 | 2006-07-01 22:05 | Eテレ・NHK教育テレビ
 ドリーカップで「人形の夢と目覚め」に取り組んでいます。後は踊りの部分…とその前に、この曲の背景にある物語はどんな物語なんだろうと考えてみる。

 まず、作曲者テオドール・オースティン(Theodor Oesten,1813~1870)はドイツのピアノ教師でもある作曲家。ワーグナーと同じ年に生まれたロマン派の作曲家なんだそうだ。ロマン派だったのか。

 曲の解説に関してはこちらのサイトが詳しい。タイトルにあるように、人形が眠り夢を見て、起きて踊る。…ん?眠って夢も見ているのに、何故いきなり起きて踊りだすんだ?狂ったじゃなくて…何が背景にあるんだろう。考えてみて、こんなストーリーを勝手にでっち上げてみた。


 ある女の子とお人形のドリー。夜、女の子はドリーに子守唄を歌ってあげている。ドリーはだんだん眠くなり、眠ってしまった。
 夢の中で、ドリーは踊っている。いつも女の子がバレエの練習をしているのを見て、ドリーも踊ってみたいと思っていた。しかし、ドリーは人形。夢の中で踊るしかなかった。そんな時(「夢」で短調に転調する部分)、魔法使いが現れた。「持ち主が眠っている間、お前の望みを叶えてあげよう。」魔法使いがドリーに魔法をかけると、不思議なファンファーレが聞こえた。
 ドリーが目を覚ますと、何と体が動くではないか。女の子は眠っている。音楽が聞こえ、ドリーは嬉しくて踊りだした。女の子が踊っているように、飛び跳ねてくるくる回る。楽しくてしかたが無い。そしてフィナーレ。最後も決まってドリーは丁寧にお辞儀をした。
 朝になって、女の子はお人形が床の上に転がっているのを見た。昨日、子守唄を歌ってあげて枕元に置いて寝たはずなのに。ただ、お人形はとても幸せそうな表情をしていた。


 すいません、勝手にでっち上げただけです…。イメージしながらイラストも描いてみたが、踊っているドリーがどうも気に入らないので却下。子どもが踊っている姿を描くのは難しいなぁ…。

 …と思ったが諦めきれず描き直してみた。
f0079085_20293390.jpg


初め、バレエのつもりが訳が分からなくなりどうでもいいから踊っているようにしてみた。これもあくまで私のイメージです、はい。
# by halca-kaukana057 | 2006-06-30 21:16 | 奏でること・うたうこと
 先日、毎度お馴染みNHK教育テレビ「クインテット」の老チェリスト・スコアさんが歌う「今だから話そう」を聴いてふと思った。この「今だから話そう」、説明するとスコアさんが「ヤングマン諸君、自慢話をするわけじゃないが、今だから話そう!まぁ、聞いてくれたまえ!」と自分の昔話を始める。船乗りに始まり、大工、コック、猛獣使い、野球選手、横綱…と、本気なのか冗談なのか分からない経歴を披露する。その極め付けがこうだ。
「昔私が宇宙飛行士だった頃 楽しかったよロケットに100回も乗ったのさ
もう一度歩こう 月の上を」
(下山啓作詞・宮川彬良作曲「今だから話そう」より 歌詞は2バージョンあり、これは2つ目のほう。1つ目はCD「NHKクインテット・ソングス」参照のこと)


 スコアさん、アポロ計画にも関わっていたんですか…という長い前置きはここまでにして、実際にロケット・宇宙船に最も多く乗った人は誰なんだろう?と疑問が湧いた。早速調べてみることに。

 とりあえずこういう記録なら「ギネスブック」にあるだろう。見てみると、ロシアの記録とアメリカの記録がある。やっぱり…。ロシアの方はVladimir DzhanibekovとGennadiy Strekalov(読めないのでカタカナ表記不能。だれか読み方を教えてください…)の5回。一方アメリカはジェリー・ロス(Jerry Ross)とフランクリン・チャン=ディアス(Franklin Chang-Dìaz)による7回。ロスに関してはJAXAのNASAステータスレポートにもあった。純粋に数だけ数えればロスとチャン=ディアスの7回が最高記録か。

 ついでに宇宙に滞在した時間の最高記録も調べてみる。同じくギネスによると、ロシアのSergei Krikalevによる803日9時間39分が最高記録。これは一回の飛行で803日ではなく、何回かの飛行の日数を合わせての記録らしい。一回の飛行での最高滞在日数は書いていない。そっちはどうなんだ?ISSなら、シャトルの不調のおかげ(?)で記録が伸びていそうな気がする。ソユーズもあるけど。

 7月1日(日本時間では2日)、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-121)が打ち上げられる。(JAXAによる解説ページ)NASAのはここから。安全性もまだ全て解決しているわけじゃないらしいが…。前回の飛行で問題になった耐熱パネル落下の危険がまだ残っているのだそうだ。うーん、どうなるんだ。
# by halca-kaukana057 | 2006-06-28 21:47 | 宇宙・天文

ヴィンランド・サガ2


「ヴィンランド・サガ 2」(幸村誠、講談社・少年マガジンコミックス)

 やっと2巻を読みました。

 イングランド北部で、ヴァイキング・デーン人がイングランド人の襲撃に遭う。その後、アイスランドのトルフィンたちの村に大きな軍船がやってくる。北海最強の軍団・ヨーム戦士団とフローキは戦士団首領の命令で、かつて大隊長だったトルフィンの父・トールズにイングランドとの戦争に加わるようにと伝えに来たのだ。トールズは戦の最中に脱走し、このアイスランドに逃げ隠れ暮らしていた。村の男たちは戦に興奮するが、トールズは村を巻き込んでしまったと落ち込んでしまう。再び逃げれば村が襲われる。逃げられないと覚悟し、トールズは戦に行くことを決心する。
 一方トルフィンは父の過去を知ってか、強くなろうと思いつめていた。子供同士の戦ごっこでも力いっぱい“戦い”、年上の子を骨折させるほどだった。そんな中トルフィンは家の中で短剣を見つける。おもちゃではない本物の刃に見とれるトルフィン。しかし、父トールズは「お前に敵などいない。傷つけてよい者などどこにもいない」と言い諭す。だがトルファンは父が人を殺しに行くことを知っていた。複雑な思いのトールズ。そして、トールズと村の男何人か、そして忍び込んだトルフィンも乗せ船は戦場へ出発した。トールズは途中で村の男たちは降ろし、ひとりで戦場に向かうつもりでいたが。
 そのトールズたちの船が一度立ち寄る予定の島にはフローキとヨーム戦士団、そしてアシェラッドの一味がいた。フローキはアシェラッドにトールズを暗殺するよう頼んでいたのだ。裏があると読みながら了承するアシェラッド。そしてトールズたちの船がその島に到着した。


 この巻でトールズの過去と死の謎、トルフィンとアシェラッドとの出会いが明かされる。とにかく、トールズが強い!!普段は穏やかなトールズの強さに圧倒された。しかし、そのトールズの「精神的な強さ」にさらに圧倒された。相手を殺すことで自分の強さを見せ付けるのではなく、それとは別な次元の「強さ」。戦士としての礼儀や磨かれた戦略、そして人間性。奥底には戦から逃げた過去の「弱さ」もあり、それがアシェラッドにチャンスを与えてしまう。それでも威厳あるトールズの死。…言うことなし。

 それにしても、幸村さんの「人間のドラマ」の巧さがたまらない。「プラネテス」にも通じるのだけど、近未来の宇宙であれ11世紀の北欧であれ、人間の生活やその中での想いが伝わってくる。舞台はフィクションでも、人間はノンフィクションに近い現実感。「ヴィンランド・サガ」は「プラネテス」よりも難しいんじゃないかと思う。「プラネテス」の方が現代に近いし、人の考え方も近未来とは言えそれほど変わってはいない。だが今回はずっと時代をさかのぼり、さらに北欧のヴァイキングと民族も違う。それなのにキャラクターの感情や考え方に説得力がある。生きている、現実感のある人間らしさがある。物語の舞台の設定や背景に「負けて」いない。中身もしっかりと充実している。そこが幸村さんの物語のよさだと思う。

 最後に個人的な見所。冒頭のトルフィンたち子供同士の戦ごっこが可愛い。死んだふりをするトルファンが「あーあ 戦場があっち行っちゃった」(8ページより)と言うところが特に。それから、ヴァイキングの人々が北欧神話の神々を信仰しているとわかるところ。先ほどの8ページでトルフィンの友達・ファクシの「天国にある戦士の館(ヴァルハラ:北欧神話の主神・オーディンの居城)では毎日お肉が食べ放題なんだってさ~~~」の台詞や、トールズがアシェラッドに決闘を申し込む時「全能のオーディンの名において貴様に決闘を申し込む」(174ページ)の台詞。ヴァイキングの人々にとって北欧神話はれっきとした宗教であったんだ。北欧神話はドロドロしていて怖いんだよなぁ…。巻末にある地図も北欧を知る手がかりになって興味深い。北欧の一つの側面としてこの漫画を読むのも面白い。


<追記>
 最初「少年マガジン」で連載されていたこの漫画、後に「アフタヌーン」に移籍したわけですが「アフタヌーン」と「少年マガジン」の単行本はサイズが違う。今後「アフタヌーン」のサイズの単行本で出したら1・2巻とサイズが合わないじゃないか…。ということで、「アフタヌーン」の単行本サイズで新装された1・2巻が8・9月に出るそうです。表紙も一新、さらにトルフィンの姉・ユルヴァがメインの4コマ「がんばれユルヴァちゃん」付き。…4コマ目当てで買います、マジで。あと、3巻は10月。楽しみ。

 もう一つ、この「ヴィンランド」というのは調べてみたらアメリカ大陸のことらしい。アイスランドの「サガ」の中にレイフおじさんのヴィンランド探検に関する記述があるそうだ。史実をもとにした漫画だったのね。面白そうだから調べてみる。
# by halca-kaukana057 | 2006-06-27 20:48 | 本・読書

人形の夢と目覚め選手権

 留衣さんのブログ「ピアノもっかい始めたけえね。」にて、「DOLLYカップ」というものが開催されていることを知りました。「DOLLYカップ」とは、「おっとーのピアノ修行日記」のおっとーさん主催による「人形の夢と目覚め」を皆で弾いて皆で聴き合おうという企画です。詳しくはおっとーさんのブログの詳細にてどうぞ。

 それで、無謀にも私も参加させていただくことが出来ました。独学のためピアノを弾いても聴くのは自分自身(と家族)。いくら自分に厳しく(でも、かつ楽しく)練習しようと思っても、自分の独りよがりな考えだけではいつか限界が来てしまう。そんな理由でピアノを辞めたくない。ならば、ネット上で皆さんに聴いて頂こう。そして、皆さんの演奏も聴いて勉強しよう…といういきさつ。ただ単に人前で弾くつもりで度胸試しをしたいのもありますが…。

 前置きはこれぐらいにしておいて、メインエーベンツ。

 オースティン(T.Oestin)「人形の夢と目覚め」演奏はこちらから
・Cradle song~Dolly sleeps(眠る人形):up!
・Dolly's dream(夢を見ている人形):up!
・Dolly awakes~Dolly dances(人形は目覚め、軽快に踊りだす):up!

 これで全て録音完了しました。ドリーカップは7月末まで開催されているため、それまでに全て通したものをもう一度録音する予定。
あと、「人形の夢と目覚め」の超個人的解釈は「人形が見ている夢はどんな夢?」の記事で。
# by halca-kaukana057 | 2006-06-24 15:24 | 奏でること・うたうこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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