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2022年最初の冬の大三角

 今日は穏やかに晴れた一日でした。今までも晴れた日はあったのですが、夜になると曇ってしまっていた。今日は晴れました。
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 と言うことで冬の大三角。いつもと同じようで、今日しか観られない星空。

 やっぱり撮り方とかもっと工夫できたらなぁ。星の多さを取るか、星の数は減っても画角を工夫するか。
# by halca-kaukana057 | 2022-01-10 23:36 | 宇宙・天文
 いよいよ始まりました。アニメ「プラネテス」再放送。
NHK: アニメ プラネテス
PLANETES Web プラネテス公式ホームページ
 2003年の放送当時からあるアニメの公式サイト。まだあったんだ!テクノーラ社ホームページもある。サイトの作りが2000年代初頭のHPでいいなぁ。

 そういえば、このブログで「プラネテス」漫画もアニメも単独で語った記事がなかった。他の記事に関連情報として出てくるけれども、「プラネテス」単独の記事がない。ブログを始めた頃には原作漫画も終わっていたし、アニメも見終わっていた。一昨年、Netflixに加入した際、「プラネテス」もあったので全話を久々に観ました。あと、昨年ニコニコ生放送で一挙放送があったので、一部を観ました(フィー姉さんのタバコの回のあたり)。

 でも、テレビで観るのは格別です(ブルーレイBOX、持ってないので…)。当時はブラウン管テレビで、録画もビデオテープだった。元々からこんなに鮮明度の高い、メカニックも精巧なアニメなのに、それを十分に楽しむ環境がなかった。今はある。テレビも高画質のハイビジョンや4K8K。録画もデジタルになった。この環境で観ると、同じ作品でもまた見方が変わります。18年前のアニメとは思えない。全然古びてない。

 ちなみに、私がアニメを観たのは2004年、教育テレビ(現Eテレ)地上波で放送された時でした。BSに加入していなかったので…。原作漫画は単行本1巻発売後、たまたま書店で見つけほぼ表紙買い。読んで大きな衝撃を受けました。こんな宇宙漫画が出てくるなんて!!ものすごいと圧倒されました。そしてアニメ化。という漫画既読→アニメのルートです。主題歌CDは地上波に降りてくる前に買って聴いてました。

 アニメを観る前に、原作と大きく違う、アニメオリジナルキャラもアニメオリジナル回も多いという話は聞いていました。実際観て、アニメも面白いな、と。原作をそのままアニメにするのは多分不可能だと思っていました。アニメでハチマキたち4人がどんな会社に勤めていて、他にどんな人が仕事しているのか。原作では描かれなかった部分にも焦点を当て広げてくれた。そこが面白いと思っていました。

 何より、宇宙飛行士もサラリーマンで、仕事の悩みや苦労、葛藤は現代の地上の仕事と同じようにある、という点に親近感を覚えました。私がこのブログで常々語っている「地上の生活の延長線上に宇宙での暮らしや仕事があるようになればいい」。それをアニメ「プラネテス」は描いていると思っています。上からの命令に納得ができずに葛藤する。仕事のやり方で意見が違う。夢を持って社会人になったのに、目の前の仕事に追われ現実を知っていつしか心の奥底に押し込んでしまった。過去を思い出し、向き合う。信念が揺らぐ経験を経て自分自身を見失ってしまった。こんな経験は今、地上で普通に仕事や生活をしていても味わうこと。これらは宇宙に行っても変わらない。アニメのそんなところが好きです。

 原作でも、ハチマキの実家は現代と言うより昭和に近い雰囲気で、トンカツ争奪戦をしたり、縁側でスイカを食べたりする。そんな帰ってくる地上の家があるから宇宙へ出て行ける、というハチマキのお母さんの話がよかった。地上での生活があるから宇宙にも行ける。地上と宇宙は繋がっているんだなと思います。

 原作でもハキムの物語がありますが、アニメではさらに掘り下げました。宇宙開発先進国と後進国の格差から、弱きものの声を聞けとテロが起こる。アニメ1話も内戦中の国の現実を目の当たりにした回でした。デブリ問題だけでなく格差社会にも踏み込んだ内容は今にも通じます。それを踏まえて、人類はなぜ宇宙に出て行くのか、という問題の答えを探す。地上の問題と宇宙は切り離されてはいない。むしろ宇宙で更に溝は深まっている。

 本当に何度観てもいいアニメです。毎週日曜が楽しみです。日曜夜のゴールデンタイムに「プラネテス」が観られるなんていい時代になったな。字幕があるのも嬉しい。子どもが観ることを想定してか、字幕の難しい漢字はひらがなになっています。18年前は生まれていなかった子どもたちもだし、再放送がきっかけで初めて観る人もいるんだろうな。またファンが広がる。この上なく嬉しいです。

 まさか「プラネテス」再放送でEテレカテゴリを再び使うとは思わなかった。
# by halca-kaukana057 | 2022-01-10 23:30 | Eテレ・NHK教育テレビ

革命前夜

 昨年早いうちに読み終えた本なのですが、どう感想を書いていいかわからない。今もまだわからない。でも、とても力のある物語とだけは言いたい。

革命前夜
須賀しのぶ/文藝春秋、文春文庫/2018



 ピアノを学ぶ眞山柊史(シュウジ/シュウ)は昭和が終わった日、東ドイツ(DDR)に降り立った。ドレスデンの音楽大学でピアノを学ぶために。バッハを学びたいと、バッハが作曲し演奏した地であり、父の友人が暮らしていた東ドイツにやって来た。しかし、シュウジは平均律をうまく弾けずに悩んでいた。他の留学生たちの演奏に圧倒され、特に組んで演奏することになったヴァイオリンのハンガリー人・ヴェンツェルには振り回されていた。ドレスデン市内を観光していたシュウジは、旧宮廷教会でオルガンでバッハを聴く。美しい演奏に魅了され、そのオルガン奏者の女性のことが気になるシュウジ。ある日偶然、そのオルガン奏者、クリスタに出会うが、"西"からの留学生であるシュウジに冷たい態度を取る。


 冒頭でも書いたが、この物語はとても強い力がある。圧倒される。まさにバッハのオルガン作品や受難曲のように。音楽と国家と歴史と、そこに生きる人々の奮闘が大伽藍のように描かれる。壮大だ。でも、DDR(東ドイツの人は"東ドイツ"と呼ばれることを好まず、この略称で呼んでいた)での暮らしの現実も描かれる。毎日の暮らしもシュウジたち音大生の演奏といった身近なことも、東西に分裂するドイツや変わりゆくDDRが辿る歴史も同時に描かれる。小さい頃、ベルリンの壁が崩壊するニュース映像を観た。小さかったので何が起こっているかわからなかったが、後にドイツは東西に分裂していてその象徴だったベルリンの壁が倒されたと知った。でも、私にとって東西ドイツの分裂もベルリンの壁崩壊も"歴史"の出来事でしかなかった。この物語でDDRの人々の暮らしやDDRの国家としてのシステムを知って、そうだったんだと思う箇所がいくつもあった。

 そんな中でピアノを弾くシュウジ。留学早々スランプに陥ってしまう。自分の音楽を見失っている。周囲の個性的な学生たちはそれぞれの音楽を貫いている。物語は辛い展開になってしまうが、個性的な学生たちの演奏を聴いてみたいなと思う。シュウジと組むことになった超個性派・ヴェンツェルが演奏したフランクのヴァイオリン・ソナタはどんな演奏だったのだろう。ベトナムからの留学生・ニエットの瑞々しく繊細なシューベルトやシューマンも聴いてみたい。北朝鮮からの留学生で気性の荒い李の演奏も興味深い。弾けないとずっと悩んでいたシュウジもどんなバッハを演奏したのだろう。

 そして、シュウジにとって鍵となる人物、オルガン奏者のクリスタ。クリスタの素性が明らかになっていけばいくほどDDRがどんな国家なのかもわかってくる。DDRが国民を監視していたことも。クリスタもシュウジも変わりゆくDDRの奔流に巻き込まれていく。読んでいて、クリスタの幸せを願わずにはいられなかった。クリスタだけではなく他の登場人物(特にニエット。ニエットはあのまま終わって欲しくなかった…)も幸せになってほしい。好きな時に好きなだけ、演奏したい作品を演奏できるようになってほしい。クリスタがオルガンで演奏する「ゴルトベルク変奏曲」を聴きたい。

 シュウジの父の友人であるダイメル氏の家族もDDRの国家システムに翻弄される。ダイメル氏の孫のニナの置かれる状況が本当に辛い。クリスタがシュウジにDDRでの人間関係を説明した言葉が重く響く。極限状況じゃないか。

 バッハの生きた時代のドイツと東西に分裂している時代のドイツは違う。でも、バッハの音楽は変わらない。バッハだけでなく、他の作曲家も。第二次大戦中、ドイツは爆撃を受け歴史のある教会などの建物も破壊されてしまった。それでもバッハや他の作曲家の音楽は壊されることはない。DDRの人々が強い制約を受けていても、DDRがどんどん変わっていっても音楽は演奏され続ける。変わっていくものと変わらないものの対比が、崇高にも思えるし虚しくも思える。この物語ではDDRに位置するシュターツカペレ・ドレスデンやライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団についても語られる。この物語を読んだ後だと、それまでとは違う思いでこれらのオーケストラを聴いてしまっている。

 DDRの制約や監視は、どこか今のコロナ禍に通じるものがあると感じた。全く同じではなく違う形だったとしても、歴史は繰り返すのだろうか。シュウジがバッハをもっと学びたいと思うきっかけになった、リヒテルの平均律を静かに聴いていたい気持ちだ。他の何かの作品か何かで読んだ「心の中までは支配できない」という言葉を思い出した。

# by halca-kaukana057 | 2022-01-07 22:16 | 本・読書
 あけましておめでとうございます。

 今年のアニバーサリーイヤー作曲家の中から、私が注目したい作曲家をピックアップします。今年もメジャー作曲家からマニアック作曲家まで選びました
◇この記事を参考にしました:ナクソス・ジャパン:NMLで聴ける2022年メモリアルイヤー作曲家

【メジャー編】
 あちこちで演奏されるであろう有名な作曲家編。

・セザール・フランク(生誕200年:1822-1890)
 「交響曲 ニ短調」や「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」が代表作。オルガン曲や宗教作品も多い。交響詩もある。私はまだまだ聴けていない作曲家。

・アレクサンドル・スクリャービン(生誕150年:1872-1915)
 5つの交響曲、特に第4番「法悦の詩」やピアノ曲が代表作なのですが…私はまだまだお近づきになれていない。ピアノ曲を聴いてみようかな。

・ヤニス・クセナキス(生誕100年:1922-2001)
 数学や物理学を用いて新しいクラシック音楽を切り開いた作曲家。とは言え…ほとんど聴いたことがないかも…。聴く機会があれば聴いてみよう。どこから手を付けていいかわからない。
 


【ちょっとマイナーだけどこれから来るかも編】
・ハインリヒ・シュッツ(没後350年:1585-1672)
 ドイツ初期バロック音楽を代表する作曲家。ドレスデンで活躍。宗教曲がメインで、晩年にはマタイ、ルカ、ヨハネの3つの受難曲を作曲。古楽ならシュッツが来る。

・ヨアヒム・ラフ(生誕200年:1822-1882)
 近年、コンサートで作品が取り上げられるようになった気がする。多作な作曲家で、交響曲は11番まであります。

・デオダ・ド・セヴラック(生誕150年:1872-1921)
 フランスの作曲家。舘野泉さんの演奏した「休暇の日々から」しか聴いていないけど、声楽曲も多い。

・スタニスワフ・モニューシュコ(没後150年:1819-1872)
 ポーランドの作曲家。数多くのオペラを作曲。代表作は「ハルカ(Halka)」私のHNと同じなので気になってます。

・ガヴリイル・ニコラーエヴィチ・ポポフ(没後50年:1904-1972)
 旧ソビエトの作曲家。交響曲が演奏会で取り上げられて話題になったことがある。録音は多くないけど、実演が増えるかも。

【北欧・イギリス編】
・ヒューゴ・アルヴェーン(生誕150年:1872-1960)
 スウェーデンの作曲家。アンコールで演奏されることの多い組曲「山の王」第4曲:「羊飼いの娘の踊り」や、「夏至の徹夜祭」「ダーラナ狂詩曲」などが有名。調べたら交響曲は5番まで。歌の国スウェーデンらしく合唱曲も多い。

・レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(生誕150年:1872-1958)
 イギリスを代表する作曲家。RVWと略されます。「揚げひばり」や「グリーンスリーヴスによる幻想曲」から、9つの交響曲など多作な作曲家。既にイギリスではチクルスの計画もあります。今年のプロムスはヴォーン=ウィリアムズ祭りですね。私も1年かけてじっくり聴いてみよう。アンドリュー・デイヴィス指揮BBC響のイギリス音楽BOXを持っているのですがまだ全部聴けてない。まずはそこからか。また、シベリウスを敬愛していたことでも有名。

・セリム・パルムグレン(生誕150年:1872-1951)
 フィンランドの作曲家。舘野泉さんの録音で「粉雪」や「星はまたたく」などが有名。主にピアノ曲ですが、ピアノ協奏曲も5つあります。知らなかった。合唱曲も多いですし、オペラも残っています。今まで聴いてこなかった作品を聴いてみよう。

【注意・訂正】
 パルムグレンは1878年生まれです。間違えました。失礼しました。
 6年後のために準備しておくか。
Wikipedia : セリム・パルムグレン
ピティナ:ピアノ曲辞典:パルムグレン 1878-1951 Palmgren, Selim


 北欧・イギリスはこの3人2人で決まりかな。
 ちなみに、昨年アニバーサリーイヤーのステーンハンマルとコッコネンについての記事が中途半端になってしまっている。アニバーサリーイヤーじゃなくてもどんどん聴いていけばいい。ステーンハンマルは深めれば面白い。コッコネンも面白いけど、録音が少ないのが悩ましい。

 音楽ではないのですが、音楽に関係するかもしれないアニバーサリーイヤー。
・ロゼッタ・ストーン(ヒエログリフ)解読200周年(1822)
・ツタンカーメン王墓発掘100周年(1922)
 古代エジプト考古学での重要な発見が2つも。これはプロムスに関係してくるかもと予想しています。ロゼッタ・ストーンを解読したのはシャンポリオンですが、イギリスの物理学者トマス・ヤングも解読している。そのロゼッタ・ストーンは現在大英博物館にあります(エジプトは返還を要求中)。
 一方のツタンカーメン王墓はイギリス人考古学者ハワード・カーターとパトロンのイギリス人貴族カーナヴォン卿が発掘。カーターが残した記録はオックスフォード大学・アシュモレアン博物館にあります。
(この辺の詳しいことは過去記事にあります:
思い出の"発掘" 山岸凉子「ツタンカーメン」再読
ツタンカーメン発掘記 )
 ということでこの2つの大発見にはイギリスが関係している…ということでプロムスでも特集されるかなと思っているのですが、エジプトの音楽…「アイーダ」とサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」しか出てこない。「アフリカ幻想曲」もあり?あとはエジプトの民族音楽。古代エジプトで演奏されていた音楽はどのくらい解明されているのだろうか。ツタンカーメン王墓からはトランペットも出土している。それと、古代エジプトをイメージした新曲を依託するか…。

 コロナが終息して、演奏に制限がなくなることを願うばかりです。
# by halca-kaukana057 | 2022-01-04 22:58 | 音楽

映像研には手を出すな! 6

 現在、アニメがEテレで再放送中の「映像研」6巻です。この漫画の感想は今年中に書いておきたい。



映像研には手を出すな! 6
大童澄瞳/小学館、ビッグコミックス/2021


 「時計塔」のアニメ上映会は成功。アニ研と打ち上げをしているところへ、生徒会がガサ入れに来る。しかし、映像研は直接の金儲けをしていないと摘発を逃れる。
 翌日、次の作品についての話し合いを水崎の家でする予定の映像研。浅草が待ち合わせ場所の駅に行くと、生徒会書記のさかき・ソワンデがいた。浅草はソワンデと部活についての話をする。ソワンデは芝浜高校の部活動がどうなってほしいか、映像研の活動がもたらした変化について語る。
 水崎邸での会議で、次の作品が決まった。部の予算承認のために作った「そのマチェットを強く握れ!」の本編を作る。コンテストに応募して、優勝を狙う。本編ではセリフも出てくるので声優が要る。声優オーディションを開催した映像研と百目鬼。オーディションで、ある一人の生徒が気になった4人だが、その生徒は…。


 新しい作品は「マチェット」の本編。テレビアニメでも観ましたが、確かに本編も観たくなる。「マチェット」をめぐって、水崎氏、浅草氏それぞれの価値観が語られる。こんな動き、こんなシーンを描きたいと提案する水崎氏。アニメーション作品を作ることで「他者」について考えをめぐらす浅草氏。この6巻では、浅草氏の「哲学」がいたるところで語られます。冒頭のソワンデとの会話。あの小心者だった浅草氏が自身が持っている「哲学」を朗々と語るようになった。もう6巻は浅草氏の名言ばかりです。第44話のやりたいこと、想像についての言葉はシンプルですがとても重いし鋭い。私も沢山のやりたいことや想像を持っているから、浅草氏の言葉がよくわかる。私も形にしたい。その方法のひとつがこのブログではあるのですが、文字だけのブログでは表現できないことがある。ああ、正月は家にいてばかりだろうから、やりたいことや想像を形にする作業をしていよう。

 6巻で映像研に新しいメンバーがやってきます。やってくる、というよりは4人に目をつけられて逃げられなくなるw 声優オーディションに応募した中等部の桜田セキ。芝浜高校には中等部もあるのか。この子がまた厄介な子で…本当にぶっ飛んでるぜ!!でも、それ以上にぶっ飛んでいる映像研と百目鬼氏。百目鬼氏が本性を現しました。5巻でも映像研の3人と同じようにものすごいこだわりを持った子だとわかったのですが、6巻では音に対してとても繊細で緻密な感覚を持っていることも判明した。百目鬼氏からは逃げられないですね…。金森氏とは別の意味で怖い。金森氏は日常的な行動がヤバいのですが、百目鬼氏はピンポイントでヤバい。百目鬼氏は怒らせたら一番怖いヤツだこれ…。

 この漫画の魅力は映像研の3人が描きたい「最強の世界」のイメージの中に入り込んで自由自在に動き回るシーン。イメージしたメカニックも動きも自由自在。それを桜田氏の視点で見ると…そうだったのか。イメージの世界で描きたいもの、作りたいものを語り合う3人。その熱意を見た桜田氏。桜田氏は才能はあるけどとてもクール。その才能を「無駄遣い」してしまっている。一方の映像研と百目鬼氏はそれぞれの作りたいものへの熱意があって、作るためなら何でもする。生徒たちが恐れる生徒会とも張り合う。その熱意が理解できなかった桜田氏も変わり始めます。桜田氏のもうひとつの才能。面白い。

 7巻で「マチェット」は完成するのか。楽しみです。7巻が出るのは2022年冬…?私は刊行ペースが遅いほうが助かります。

 ちなみに、映像研の3人のテストの結果に笑いました。金森氏はバランスよく優等生、水崎氏はギリギリで合格、浅草氏はできる教科とできない教科の差が大きすぎる。生物と地学が満点なのが浅草氏らしい。浅草氏と地学トークしたら楽しそうだな。

・6巻:[原作漫画]映像研には手を出すな! 5 +アニメも
# by halca-kaukana057 | 2021-12-29 23:19 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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