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 昨日書けなかった、ソーラーセイル実証機「IKAROS(イカロス)」の帆の全景画像について!

JAXA:小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の分離カメラの撮影成功について

sorae.jp:ソーラーセイル実証機「イカロス」、分離カメラで自分撮り

 ピカピカの帆がばっちり開いています!!この帆で太陽光を受け、進む宇宙機が近いうちに現実のものとなります。「イカロス」には、小型分離カメラが2基搭載されています。そのうちの1つ、「DCAM2」を「イカロス」から分離して、「イカロス」自身の帆を広げた姿を撮影させました。「DCAM2」はそのまま「イカロス」から離れ、世界最小の人工惑星となりました。

 ちなみに、「イカロス」の帆がどのくらい大きいのか、わかりやすい図を作ってくださった方が。
twitpic:iwltps:IKAROS君の展開と分離カメラ(@DCAM2)による撮影は無事成功したらしい。すばらしい! 全長14mというのがいまいちピンと来ないので、比較画像を作ってみた。
 観光バスよりも少し大きいぐらいですね。この大きさなのに、帆は薄いんです。凄いです。

 さて、この「イカロス」と「DCAM2」、twitter上で分離・撮影・そしてお別れの様子をtwitter上でやり取りしていたのですが、その会話を何と「イカロス」運用チームがアニメ化してしまいました。MADじゃありません、公式によるアニメ化です!…まさか、こんなことになろうとは…。

~翼を広げて~ IKAROS(イカロス)専門チャンネル:世界初のソーラー電力セイル展開状態の撮像成功!
 先ほどのJAXAプレスリリースよりも、さらに詳細な画像もあります。その画像もじっくりご覧ください。そして、一番下に問題のアニメがあります。

twitter:イカロス君
twitter:DCAM2君
・2人(2基?)の会話の様子をまとめたのがこちら:togetter:イカロスくんとDCAM2くん

 文章だけでも楽しめましたが、アニメになると、さらに感情移入してしまいます。特に、イカロスくんを撮影したDCAM2くんの視点がだんだん途切れがちになるところ。DCAM2の電源はバッテリーなので、バッテリーが切れてしまうともう作動できません。切ないです…。そんなDCAM2くんの頑張りで、こんな素晴らしいイカロスの画像が届きました。ありがとう、DCAM2くん。

 さて、もう1基の分離カメラ「DCAM1」も準備中です。勿論twitterアカウントもあります。抜かりないですw
twitter:DCAM1ちゃん
 DCAM2くんのお姉さんという設定らしいです。どんな会話をするのか、楽しみです。

 「IKAROS」と一緒に打ち上げられた金星探査機「あかつき」も順調に飛行中。共に、地球からの距離が10000kmを越えました。「IKAROS」は「あかつき」の3万km程後ろを飛んでいるようです。このまま、金星への旅路が順調でありますように…。


*****


【おまけ】
 今日の一枚。
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 先日届いた全天周プラネタリウム映画「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」ブルーレイ版を観ました。凄かったです…。家のテレビでも迫力満点。これはプラネで観たら大変なことになりそうだ。内容も、イオンエンジンやスイングバイについてもわかりやすく解説してありました。スイングバイの時の演出がうまい。うますぎる。さらに、「イトカワ」の観測結果についての解説も、やはりCGでわかりやすく。CGで、視覚で理解できるというのは素晴らしいな。そして何と言っても、イトカワにタッチダウンする際に舞い上がる砂や、カプセルに写る天の川など、細かいところまで精巧。タッチダウンの後、機体についている砂埃も。そして、通信断絶から復活、帰還のシーンはJAXA公式の「はやぶさ物語・祈り」(アクセスして読み込み後、動画が始まります)同様、涙が…。篠田三郎さんのナレーションも渋く落ち着いていて聴きやすい。でも、内には「はやぶさ」への熱がこもっている。これは必見です。

 というわけで、お近くに上映館がある方は是非どうぞ!!詳しい情報は以下公式サイトで。
全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-
 売り切れだったDVD・ブルーレイも再びネットでの予約注文を受け付けているようです。また、上映館での店頭販売もあります。詳しくはこちらもどうぞ。
HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- (Blu-ray版/DVD-VIDEO版)

 今日、この「HAYABUSA~」の監督である上坂浩光さんのトークイベントの中継を観たのですが、どうやら帰還を含めた完全版が作られる模様…?現在上映中のものでも帰還のシーンは描かれていますが、実際の帰還の様子や、ウーメラへ取材に行ったことも作成すると仰っていました。おおう…楽しみです。
by halca-kaukana057 | 2010-06-17 22:15 | 宇宙・天文
 小惑星探査機「はやぶさ」関連の記事を連日書き続けています(昨日は疲れてお休みしました)…。あとはカプセルが日本に到着して、その解析が始まり、朗報を待つばかりです。カプセルをどうやって解析するのか。その方法について以下詳しいサイトを貼っておきます。

日本惑星協会:YMコラム(NO.518)その後の「はやぶさ」カプセル
 日本惑星協会のメルマガの「YMコラム」、的川泰宣先生執筆です。YMコラムをまとめた本の第3弾、そろそろ出ないかな?

JAXA's:32号(PDFファイルです)
 JAXAの広報誌「JAXA's」。この7・8ページ目です。山崎直子宇宙飛行士のSTS-131ミッションや、地震などの災害時にすばやく宇宙からの被害状況画像を撮影し送ってくれている陸域観測衛星「だいち」の後継機についてなど、他にも読みどころが沢山です。

*****

 というわけで、そろそろ「はやぶさ」帰還とミッション全体(まだカプセルの解析が終わっていないので、完全に終了とは言えませんが、「運用」は終了したので)、そしてこれからの宇宙開発について、クラシック音楽作品を交えつつ私の考えを書いてみる。

 取り上げる作品はこちら。
・ドヴォルザーク作曲:交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」

 チェコの作曲家・ドヴォルザークの作品といえば、これがまず出て来るでしょう。第2楽章は「遠き山に日は落ちて」と歌詞が付けられ、「家路」としても親しまれているあの交響曲です。ドヴォルザークが音楽界で活躍し、その功績からアメリカ・ニューヨークのナショナル音楽院の院長として招聘され、ドヴォルザークはアメリカへ渡ります。音楽院院長就任後に、この交響曲第9番を作曲。故郷チェコ・ボヘミアの音楽にアメリカで触れたアフリカ系アメリカ人やネイティヴ・アメリカンの音楽も見事に融合させて、「新世界」アメリカから故郷ボヘミアへ向けた音楽だと言われています。

 「はやぶさ」の帰還=「はやぶさ」の「家路」という意味でこの作品を選んだのですが、それ以上に、この作品の全体に渡る魅力的なメロディー、そしてドラマティックな展開が「はやぶさ」を思わせます。「家路」ののんびりとした第2楽章を除いた他の楽章は、劇的にメロディーが変化し、ぐいぐいと作品の世界へ引き込まれます。しかも第2楽章は変ニ長調に対して、後はホ短調。ホ短調の代表曲と言えば、同じくチェコ・ボヘミア出身の作曲家・スメタナの連作交響詩「わが祖国」第2曲「モルダウ(ヴルダヴァ)」。内に秘めた熱い情熱を感じさせる調性です。そう、運用チームの粘り強さと情熱を。

 ドヴォルザークがアメリカで、それまで故郷チェコ・ボヘミアやヨーロッパでは触れたのことの無い音楽や、ニューヨークというヨーロッパの街とは異なる雰囲気の街の文化等に触れ、刺激を受け、この魅力的な、交響曲でも非常に人気のある作品が生まれたのだと思います。この後、ドヴォルザークは「チェロ協奏曲」や弦楽四重奏曲「アメリカ」等、さらに名作を生み出します。

 さて、「はやぶさ」に話を戻して、「はやぶさ」で私たちも「新世界」を見ることができた。少ない燃料でで大きな推進力を得られるこれまでのものとは異なるイオンエンジン。打ち上げられた後一度地球の近くの公転軌道をぐるりと一周し地球のそばまで戻ってきて、その地球の引力を使って「はやぶさ」の軌道変更と速度を速めることができる「スイングバイ」の技術を磨き上げること。小惑星「イトカワ」に到着して、着陸する際自律制御でイトカワとの距離などを計算しタッチダウン、その後離陸した技術。そして小惑星からそのサンプルを持って帰るという世界初の挑戦。イトカワの画像は、とても鮮明で、太陽系誕生当時の太陽系の記憶を残しているという小惑星がどんな姿をしているのか私たちに知らしめてくれた。これで、サンプル採取に成功していたら…さらに太陽系のこと、惑星のことを詳しく研究することができる。私たちの地球も含まれる太陽系の更なる「新世界」に出会えるかもしれない。太陽系は、宇宙全体から見れば大きくは無い。でも、まだまだよくわかっていないことが多い。比較的身近なところでも、探査によって新しいものが得られる。探査機自身と技術者たちの挑戦、そして探査結果にワクワクする。ドヴォルザーク作品にあふれる、数え切れないほどの魅力的なメロディーのように。

 「はやぶさ」の旅路は終わったが、「新世界」への探求と挑戦はまだまだ終わらない。今日はソーラーセイル実証機「IKAROS(イカロス)」の、分離カメラ(DCAM2)で撮影したイカロス自身の画像が発表された。CGどおり、ピカピカの四角い帆を広げている。全長14mの大きな帆で、太陽光を受け、その圧力で進んでゆく。ソーラーセイルの技術がさらに進めば、木星など遠い惑星へ探査機を送り込んだり、往復させたりできる。もっともっと謎だらけの太陽系を、「新世界」を見ることができる。研究も進む。太陽系がどうやって生まれて、地球がどのようにして生まれ、何故地球には生命が存在するのか。他の惑星・衛星にも(可能性も含めて)存在するのか。そんなことも調べられる。勿論、今金星へ向かっている金星探査機「あかつき」も。金星にも謎は多い。地球と似た惑星なのに、何故温暖化して、雲は硫酸…という過酷な環境になってしまったのか。「あかつき」も「新世界」を見せてくれるだろう。

 宇宙機が活躍するのは、太陽系だけではない。例えば、冒頭で出てきた陸域観測衛星「だいち」は、地球の様々な姿を撮影し、観測し続けている。以前、「だいち」が撮影した私の住む地域の画像を見たが、私が住んでいる地球、身近な場所なのに、宇宙から見た姿にあらためて驚いてしまう。不思議だなぁと思う。地球温暖化を見張る温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」も、宇宙からの視点で地球の「新世界」…新たな一面を見せてくれている。温暖化が地球規模でどの程度進んでいるのか、観測した衛星は今までに無い。その技術も「新世界」だ。

 勿論、遠くの宇宙を観る衛星もいる。X線で観測する「すざく」赤外線で観測する「あかり」(冒頭のJAXA'sに「あかり」関連の記事もあります)。波長が違えば、見えるものも違う。太陽を観測している「ひので」は、太陽のダイナミックな姿を観測し続けています。太陽も謎が多い。ああ、宇宙は謎だらけ。

 というわけで、遠くへ向かう宇宙機も、地球を回る人工衛星も、新たな技術で新たな視点などを得ようと奮闘しています。「はやぶさ」のようにドラマティックな展開ではなく、淡々とした運用でも。私はそんな宇宙機たちと、科学者・技術者・研究者たちが見せてくれる「新世界」に、これからも興味を持ち続けたいし、応援し続けたいと思っています。搭載されている技術や観測結果、研究内容の細かいところまでは理解できなくても、わかる範囲でいいから勉強し続けたい。「はやぶさ」の帰還で、このブログへのアクセスもかなり増えています。検索ワードの第1位が「イオンエンジン 仕組み」。イオンエンジンのことが知りたくていらしているのだなぁ…(詳しくわかりやすく解説できてなくてごめんなさいね…私も勉強中です)。また、twitterでも、「イトカワ」のサンプルで何がわかるのか、話をすることがあったり。「はやぶさ」で、その技術やイトカワのサンプルで調べたいことに関心が集まり、多くの人が宇宙を知りたいと思っているのはとても嬉しいです。7年間のドラマと感動的なけなげな「はやぶさ君」としての見方だけではなく、「はやぶさ」そのものがきっかけで持った宇宙への興味関心が、小さくでもいいから人々の心に残り続け、ともし続けられればと思います。

 私たちが「新世界」を見つづけられるためにも、研究者たちによって謎が解き明かされるためにも、「はやぶさ」が見せてくれた技術、科学、宇宙の姿を、後世に伝えたいと思います。そして後世にも繋がるように、宇宙開発・宇宙科学・技術開発のともし火を消さないように…切に願っています。

 長くなりました。以上、ドヴォルザークの話なのか、「はやぶさ」の話なのかよくわからなくなってしまいましたがこの辺で。「IKAROS」の帆の画像に関しては、別記事で書きます。まさかの展開のツッコミどころwもあるので。


☆以下、この記事に関係する本・CDガイドです。

 「はやぶさ」が撮影した「イトカワ」の画像やその研究については、この本をどうぞ。小惑星だけでなく、月や火星など太陽系の天体の地質がどうなっているのか、画像満載で解説されています。高校の頃、理科は地学を選択していましたが、その時に勉強した内容も出てきたり。

惑星地質学

宮本英昭,橘省吾,平田成,杉田精司:編/東京大学出版会/2008



 

 第9交響曲「新世界より」CDはこれを聴きました。

ドヴォルザーク:交響曲第9番

ノイマン(ヴァーツラフ) / コロムビアミュージックエンタテインメント


 ドヴォルザークと同じチェコ出身のノイマンと、チェコ・フィルという地元同士の組み合わせ。地元同士の組み合わせで、作品に対する思い入れが出ないはずはありません。第2楽章の穏やかで哀愁のある音色に聞き惚れます。

ドヴォルザーク:交響曲第8番&9番《新世界より》

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クーベリック(ラファエル) / ユニバーサル ミュージック クラシック


 同じくチェコ出身の指揮者・クーベリックとベルリン・フィルの演奏。クーベリックはチェコの共産化に反対してイギリスに亡命。世界各地で活躍します。ベルリン・フィルの巧みな演奏も魅力ですし、とにかく熱いです。クーベリックの故郷チェコへの想いが込められているのでしょうか…。
 ちなみに、健康上の理由などで指揮者を引退したクーベリックですが、その後1990年、「プラハの春」音楽祭でイギリスから帰国しチェコ・フィルを指揮。スメタナの「我が祖国」を演奏し指揮者として復活。そのライブ録音は歴史的名盤として今も親しまれています。私も愛聴しています。
by halca-kaukana057 | 2010-06-16 22:28 | 宇宙・天文
 小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の帰還から一夜明け、未だ感動冷めやらぬ今日一日。寝不足なのに、とても清々しく、気持ちのよい朝を迎えました。朝のニュースの時間の前にコンビニに向かい、朝刊を買いあさって来ました。一面トップは「はやぶさ」の帰還!前の記事で紹介した、各社気合の入った「はやぶさ」の閃光の写真がどれも印象的でした。南天の天の川を背景に、明るく輝き消えてゆく「はやぶさ」本体と、小さく光り続けるカプセル。朝のテレビニュースでも各放送局映像が流れていましたが、眼に焼きついて離れません。

こちらはオーストラリアの放送局が撮影した映像。これも素晴らしいです。


NASA:videogallery NASA Team Captures Hayabusa Spacecraft Reentry
 前の記事でもNASA撮影の「はやぶさ」再突入映像を貼りましたが、ここにも。NASAはDC-8観測用航空機で「はやぶさ」の再突入を観測していたのですが、それで撮影された映像。輝きながらバラバラと消えてゆく「はやぶさ」本体の映像は、何度観ても胸が熱くなります。

KAGAYAギャラリー:小惑星探査機「はやぶさ」とカプセル
 星座や天体などの幻想的なCGアート(私も好きです)を描いているKAGAYAさん撮影の「はやぶさ」。芸術的といっていいほど、綺麗です。KAGAYAさんは天体画像の撮影にも長けていらっしゃったのか…!そのうち、「はやぶさ」の絵を描いて欲しいなぁ、KAGAYAさんならどんな絵を描くのだろう?と思っています。

 さて、カプセルはどうなった?
JAXA:ヘリコプターから撮影したカプセル本体の画像について
JAXA:はやぶさカプセルの回収作業の完了について

 無事カプセルを回収できました!カプセルも無事の模様。おめでとうございます!!安全かつ順調に作業が進み、何よりです。早ければ18日に日本、相模原の宇宙科学研究所(ISAS)に到着し、中身の解析が始まります。慎重に解析するため、1ヶ月程度かかります。じっくり待ちます。

JAXA:はやぶさカプセル熱シールドの発見について
 熱シールドも発見!一時、まだ見つからないというプレスリリースが出ていたので心配してました。よかった!

 「はやぶさ」のカプセルは、大気圏再突入の際の高温に耐えるため、「熱シールド」というものに覆われていました。炭素繊維強化プラスチックで出来ていて、高温になると熱を奪いながらガスを発生し、そのガスがカプセルを包み込んで高温から守ります。その熱シールドも無事役目を果たしました。「はやぶさ」が再突入してきた時の速さは秒速12km.地球軌道上を回る衛星やISSなどは「第一宇宙速度」と呼ばれる秒速8kmで飛んでいます。地球軌道を離れ、太陽系を飛ぶためには(飛ぶといっても太陽の重力の影響を受けるので、惑星と同じように公転の動きに従って飛びます)「第二宇宙速度」と呼ばれる秒速12kmという速さに達しているのです。秒速12kmで再突入してきたのは、「はやぶさ」が地球軌道を離れ太陽系を飛んできた証拠です。

 最後に、今日の一枚。
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 今日、ちょうど日経新聞支店前を通ったので、記念に撮影。日経新聞も買いました。有終の美を各紙一面トップに飾って、嬉しい限りです。また、私の地域の地方紙には、「世界初の小惑星往復探査機」と書かれていました。「世界初の小惑星往復探査機」…いい響きです。
by halca-kaukana057 | 2010-06-14 23:29 | 宇宙・天文
 日付が14日になりました。長い6月13日が終わりました。小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)は、無事オーストラリア・ウーメラ砂漠へカプセルを投下。「はやぶさ」本体は大気圏で燃え尽きました。

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の大気圏突入について

<6月13日 22時57分(日本時間)発信>地上からカプセルの発光(火球)を確認しました。これにより、カプセルが大気圏に再突入したことを確認しました。
twitter:はやぶさ帰還ブログ

みんな、ただいま!!
twitter:はやぶさ帰還ブログ


 お帰りなさい!!

ustream:HAYABUSA re-entry
 はやぶさの、大気圏突入時の映像です。3分あたりで、閃光が。これが「はやぶさ」の最期、凱旋飛行です。あまりのまばゆい輝きが、眼に焼きついています。なんて美しい。数々の困難を乗り越え、7年もの長旅を終え、そして数々の功績を遺した「はやぶさ」。その最後の雄姿。言葉が出ません。

YouTubeにも。NASAによる撮影です。

 バラバラになって燃え尽きる「はやぶさ」本体…哀しいけれど、とても美しいです。

 各新聞社の記者さんたちによる、素晴らしい画像もあがっています。
読売新聞:星空を進む「はやぶさ」。天の川(左)の中にある南十字星の上で消えた=尾崎孝撮影
朝日新聞:南天の天の川の前を右下から上方へ横切った「はやぶさ」と回収カプセル
毎日新聞:小惑星探査機「はやぶさ」 地球へ帰還
 どれも「プロの犯行」としか言いようの無い、美しい画像です。

 「はやぶさ」からの最後の画像も届きました。
はやぶさラストショット (c)jaxa
 最後の最後まで…。

 さらに、カプセルももう見つかったようです。早いよ!順調に回収作業も進んでいて、喜ばしい限りです。
<6月14日 00時05分(日本時間)発信>ヘリコプターでカプセル本体を捜索した結果、WPA内において、目視により確認しました。
twitter:はやぶさ帰還ブログ


 これで、「はやぶさ」は月以外の天体へ飛行し、離着陸を成功させ、地球に帰還した、世界初の探査機となりました。これまで、どの国の宇宙機関も成し遂げたことのない快挙です。おめでとうございます!!宇宙探査の歴史が塗り替えられた瞬間を見ることが出来て、本当に嬉しいです。「はやぶさ」の閃光を見た瞬間、胸が熱くなりました。そして、窓から空を見上げ、「おかえりなさい。お疲れ様。沢山の感動を、見たことのない宇宙の姿を見せてくれて、イトカワへ私の名前を連れて行ってくれて、本当にありがとう」そうつぶやきました。感無量です。

 twitterでは、22時51分に南の空に向かって乾杯しようという企画が持ち上がり、私も参加しました。ウーメラということで、ウメ…梅酒でwいや、梅酒が好きだからですw

 「はやぶさ」は帰って来ました。でも、まだ、ミッションは終わっていません。カプセルを回収して、日本に持ち帰り、その中身を解析する。もし、イトカワのサンプルが入っていたら…それで太陽系が出来た頃のことをもっと詳しく研究できる。「はやぶさ」の成し遂げたこと、遺したものは、将来へ繋がってゆきます。また、イトカワとは違うタイプの小惑星へ向かう計画の後継機「はやぶさ2」(仮)も、予算をつけて、打ち上げ、探査を継続していくことも、「はやぶさ」の遺してくれたものを将来へ繋げる、大事な大事なことです。どうか、予算がつきますように…!(詳しくはサイドバーの「はやぶさ2」実現を応援しようバナーをクリックしてください。)

 さらに詳しい情報は、また朝になってからにします。

 最後にもう一度。
 はやぶさ、お帰りなさい!運用チームの皆様、本当にお疲れ様でした!!
by halca-kaukana057 | 2010-06-14 01:09 | 宇宙・天文
 7年にもわたる長旅の、フィナーレが近づいています。小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の帰還は、今夜です。

 19時51分、小惑星イトカワのサンプルが入っている可能性のあるカプセルを、無事分離しました!!おめでとうございます!!
はやぶさの運用に関して、6月13日 19時51分(日本時間)にカプセルを分離しました。探査機本体の状態は良好です。
twitter:はやぶさ帰還ブログ


朝日新聞:小惑星探査機「はやぶさ」、地球帰還へカプセル分離成功
毎日新聞:はやぶさ:カプセル切り離し…地球帰還へ 小惑星探査機

 カプセルを分離した後、「はやぶさ」は最後に、故郷地球の撮影を試みます。カプセルは、オーストラリア・ウーメラ砂漠へパラシュートを開いて落下。最後の最後まで、「はやぶさ」の無事の帰還とミッション完遂を願っています。

 今日午後3時ごろ、日本上空を「はやぶさ」は通過していきました。その時間、私は別の用があって空を見上げることができませんでしたが、夕方、はやぶさが向かった南東の空に向かって「おかえりなさい」と言いました。「はやぶさ」がこの地球のすぐ近くを飛んでいて、もうすぐ還ってくる…。そう思っただけで、こみ上げてくるものがあります。

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その後、ハワイ・マウナケア山の「すばる望遠鏡」が「はやぶさ」の撮影に成功しました!
Hayabusa Live: すばる望遠鏡で「はやぶさ」の撮影成功!
◇画像はこちらでも:twitpic:すばる望遠鏡で「はやぶさ」の撮影成功!
 gifアニメになっているのですが、画像の上から下へひゅんと動いているのが「はやぶさ」だそうです。さすがは「すばる望遠鏡」。Good Jobです!

 さて、帰還生中継ですが…、どこもサーバが落ちていたりして、観れません…。ustreamでのミラーがあるので、それを見ています。
はやぶさ中継 on Ustream
はやぶさ中継が本家で見られないようなので垂れ流してみる

昨日覚書に書いた、和歌山大学による中継もはじまりました。こっちも観てます。
Hayabusa back to the earth (approx. 22:30JST) on USTREAM: 2010/6/13に地球に帰還する小惑星探査機「はやぶさ」をオーストラリアから生中継します。

 最近情報はtwitterはやぶさアカウントで!
twitter:はやぶさ帰還ブログ

 ニコニコ生中継は、定員オーバーで入れませんでした…orz

 大気圏突入は22:51.あと1時間切りました。

 無事の帰還を、ミッションの完遂、「はやぶさ」の最後を、見守ります。

【おまけ】
 昨夜、思いついてこんなものを作りました。
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「はやぶさ」のミッションマークを印刷用ラベルに印刷して、PCに貼りました。携帯にも貼ってます。いつものPCがかっこよくなりましたw
by halca-kaukana057 | 2010-06-13 22:15 | 宇宙・天文
 小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還が明日に迫りました。この記事を書き上げてアップする時間には、24時間を切っています。

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)のカプセル再突入計画について
・6月13日 19時51分(JST)頃:カプセル分離
・6月13日 22時51分(JST)頃:カプセル再突入

*補足:JST=日本時間


 「はやぶさ」の状態も良好。カプセル回収隊も準備万端のようです。「はやぶさ」は今、地球に向かって、地球の引力に引かれて…導かれて、ひたすら帰途を飛んでいます。あとは、カプセルをウーメラ砂漠に投下するだけ。カプセルを切り離せるか、カプセルのパラシュートが開くのか…。まだ油断できないという気持ちと、とにかく待っているから還ってきて!という想いと、カプセルを投下したら、「はやぶさ」は燃え尽きてしまうのだなぁ…という寂しさと…複雑な思いでいます。明日のこの時間、私はどんな想いで、何を考えているのか、想像もつきません。でも、不思議と落ち着いています。このまま、穏やかな気持ちで明日を迎えたいです。

 先日注文した、「はやぶさ」のプラネタリウム番組「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」のブルーレイが無事に昨日届きました!
過去関連記事:6月は宇宙・天文月間 ~そして、還ってくる
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 帰還前に観ておくか、帰還後に観るか迷いましたが、帰還後に観ることにしました。ラストシーンを帰還後にとっておきたいので…。ブルーレイの表現力はかなり凄いらしいので、楽しみです(ブルーレイレコーダー、買ってよかった~)
 ちなみに、この「HAYABUSA~」は現在完売。2000枚が全て売れてしまったのだそうです。すごいなぁ。買っておいてよかった…。上映しているプラネタリウムも大盛況とのことです。
朝日新聞:「史上最も愛された探査機」 はやぶさグッズ、完売御礼

 さて、明日の帰還はあちこちのサイトで中継されます。自分用にも覚書。
JAXA:「はやぶさ」ライブ中継
 まずは本家JAXA。相模原の宇宙科学研究所(ISAS)の管制室を中継します。普段は見ることのできない管制室。運用チームの動き、表情に注目しましょう。(残念ながら音声は無しです)
YAC 日本宇宙少年団:宇宙教育テレビ
 ご存知日本宇宙少年団によるライブ中継。12:45からは、はやぶさに関する講演などの特別番組を放送します。
和歌山大学宇宙教育研究所:はやぶさカプセルの帰還ライブ中継
 22時30分頃から。ウーメラ砂漠近郊からお届けします。
ニコニコ生放送:おかえりなさい。はやぶさ 50億キロ宇宙のおつかい
 ニコニコ動画での生中継。なので、ニコニコ動画のアカウントが必要です。オーストラリアからも生中継し、「はやぶさ」の帰還の撮影を試みます。現地オーストラリアには、「ロケットガール」シリーズのSF作家・野尻抱介先生、「恐るべき旅路」などノンフィクション作家の松浦晋也さんも。これは楽しみです。

 さらに講演会や雑誌記事など、詳しい情報はこちらのサイトでどうぞ!講演会もいっぱいあるんですね…。
人生ご縁となりゆきで:HAYABUSA』BD&DVD発売とか「はやぶさ」講演とか

 ちなみに、こんな情報サイトもあります。
NHK青森放送局:青森から宇宙へ はやぶさ地球帰還
 JAXAタウンミーティングに行った時の記事で書きましたが、「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎先生は、青森県弘前市出身。と言うわけで、川口先生の地元青森も「はやぶさ」を応援!「はやぶさ」の紹介、「軌道の魔術師」川口先生の紹介、NHKニュースから「はやぶさ」関連のものまとめ…など。便利なのが、NHK関連番組放送予定。NHKでの「はやぶさ」関連番組の予定がアップされます。地方からも応援、いいですね。
・過去関連記事:宇宙教育とはやぶさ JAXAタウンミーティングに行ってきた

 そういえば、今年12月に東北新幹線が全線開業しますが、来年デビューする新型E5系の愛称も「はやぶさ」。何かの縁があるのか…?


*****

 一方、先日打ち上げられたソーラーセイル実証機「IKAROS(イカロス)」も、帆の展開に成功しました!
JAXA:小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」のセイル展開の成功について
 上記JAXAサイトの図を見るとわかりやすいです。また、薄膜太陽電池による発電にも成功。順調な飛行のようです。これで、「ソーラーセイル」として太陽光圧で宇宙を飛んでいることが確認されれば、世界初の「ソーラーセイル」となります。燃料もなしに、太陽光があれば宇宙を飛び続けられる宇宙機が本当に実現するなんて…夢のようです。夢じゃない、現実だ。

 「はやぶさ」も、「IKAROS」も、最先端の宇宙開発・宇宙技術を成し遂げようとしています。次々と新しい技術が開発され、宇宙を探査しその謎を探ることができるようになる。さらに遠い宇宙に手が届く。この技術開発と宇宙探査、宇宙研究のともし火を次へ引き継いでいって欲しいものです。



 明日は長い一日になりそうです…。いい一日に、なりますように。
by halca-kaukana057 | 2010-06-12 23:33 | 宇宙・天文
 13日の帰還まであと3日。小惑星探査機「はやぶさ」の帰還へ向けての、最終軌道変更が昨日完了しました。

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)のTCM-4、WPAへの精密誘導完了

sorae.jp:小惑星探査機「はやぶさ」、最後の軌道補正マヌーバTCM-4完了
マイコミジャーナル:「はやぶさ」、最終の軌道修正となるTCM-4によりWPAへの精密誘導を完了

 これまで、「はやぶさ」を動かしてきたイオンエンジン。その役目が終わりました。お疲れ様でした!「はやぶさ」のミッションで、イオンエンジンというものの存在を知り、その仕組みに驚きました。少ない推進剤で、大きな推力を得ることができる。まさに、太陽系探査には必須となるであろうエンジン(さらに先日打ち上げられ現在順調に飛行中のソーラーセイル実証機「IKAROS」は推進剤無しでも進むことができる。宇宙航行技術の進歩はものすごいです)。と言っても、未だにその仕組みを完全に理解できているわけではありません。その仕組み・技術について詳しく調べようと思ったのが、昨年11月イオンエンジンに異常が起こった時。推進剤のキセノンをマイクロ波でプラズマ化し、それを高速に加速してイオンビームとして放出する「イオン源」と、そのイオンビームをそのまま放出し続けてしまうと「はやぶさ」がマイナスに帯電してしまうので中和するために電子を放出する「中和器」を、別々のスラスタのものを組み合わせて使う(「こんなこともあろうかと」ダイオードを繋いでおいたことも含めて)というウルトラC級の裏技に凄いと唸ると共に、イオンエンジンの仕組みについて、不勉強だったと実感しました。

 そのイオンエンジンの役目も終わりました。7年もの困難な旅路を支えてきたイオンエンジン。機械に向かって言うのも変ですが、本当にお疲れ様でした。「はやぶさ」のイオンエンジン運用の技術は、また後の太陽系を目指す宇宙機へと受け継がれていくと思います。いや、受け継いでいって欲しいです。

 後は、「はやぶさ」はそのまま地球を目指します。「はやぶさ」がどんな軌道で地球へ帰還するのか、軌道図をつくってくださった方が!
H2A/H2Bロケット打上げレポート:はやぶさの帰還軌道
 私もシャトルの帰還軌道は見慣れているのですが、それとは全然違います。帰還5分前でも高度600km,ISSの高度よりも高い所にいるんです。…なんと表現したらいいか。実は、野口さんの帰還がもう少し延びて、野口さんがISSから「はやぶさ」の帰還を撮影してくれたらな…なんて思っていました。でも、そんなレベルではないようです。深宇宙から帰還することは、地球軌道上から帰還するのとは全然違う、桁が違う。本当に驚きです。

 公式ブログではこんなネタも。
Hayabusa Live:性能計算書・改 「虎之児」
 「はやぶさ」は、H2Aではなく、日本の固体ロケット「M-V(ミュー・ファイヴ)」で打ち上げられました。残念ながら、M-Vロケットは今はありません。イプシロンロケットと言う固体ロケットが開発中です。そのM-Vロケットのロケットの飛翔計画,衛星・探査機の初期軌道計画をまとめた「性能計算書」という書類があり、その「性能計算書」の表紙には、たばこやお酒のラベルを打ち上げる人工衛星・探査機に合わせたパロディラベルが貼られます。最初はタイトルだけだったのが、だんだん手が込み、「はやぶさ」ではかなり凝っています。この「性能計算書」のパロディラベルをはじめたのが、あの的川泰宣先生。さすがですw

 で、打ち上げから7年も経って帰還するということで、改訂版が出たのだそうです。見比べてみると…ニヤリとする部分がいっぱい。ちなみに、「はやぶさ」が帰還した時にお祝いに乾杯しようと、この「虎の子」を買い求める宇宙ファンがじわじわと増えているのだとか。勿論、通常の「虎の子」は、通常のラベルですw

 「はやぶさ」以外の「性能計算書」を見たい方はこちらへどうぞ。お酒好きな方は、好きなお酒のラベルが宇宙仕様になっちゃっているかもしれません…w
ISAS news:2007年1月号(No.310)「特集:性能計算書とM(ミュー)の衛星(こども)たち」(*PDFです)

 帰還が近づいてきて、ソワソワしています。とにかく、無事にカプセルを投下し、パラシュートも開き、カプセルを回収してその中身を解析して…全てのミッションを完遂できますように。

【過去関連記事】
昨年11月のイオンエンジン異常の時の記事です。
「はやぶさ」ピンチ!? イオンエンジンに異常
「はやぶさ」帰還運用再開へ! イオンエンジンの裏技
 この時を振り返ると、本当に今帰還目前であることが感慨深いです。よく裏技を使って、持ちこたえられたなぁ…。
by halca-kaukana057 | 2010-06-10 23:01 | 宇宙・天文
 いよいよ明日は、ローベルト・シューマン生誕200年の日です。明日はシューマンの作品を聴きまくり、浸ります。
 私のカレンダーはこうなってます。
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 13日、小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還も、1週間を切りました。
JAXA:小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)のTCM-3、地球外縁部からWPAへの誘導目標変更完了について

sorae.jp:小惑星探査機「はやぶさ」、軌道補正マヌーバTCM-3完了
マイコミジャーナル:「はやぶさ」、6月13日の地球への帰還が確実に - 4回目の軌道修正に成功

 「はやぶさ」を地球に帰還、オーストラリアのウーメラ砂漠へカプセルを投下するために軌道修正を行ってきましたが、4回目の軌道修正(TCM-3)が完了しました。つまり、「はやぶさ」の地球帰還が確定しました!!しかも、かなり精度の高い軌道修正で、後1回軌道修正が予定されていますがそれを行わなくてもウーメラ砂漠へカプセルを投下できるとのこと。さすが「はやぶさ」運用チーム、凄いです。
 「はやぶさ」が確実に地球に帰還できることが決定しましたが、イコール、「はやぶさ」が地球の大気圏で燃え尽きてしまうことも決定しました。お別れの時も近づいてきています。切ないです。打ち上げられて7年間、いや、MUSES-Cプロジェクトを知り、「はやぶさ」に名前を載せようと申し込んでミッションに興味を持ってからずっと、応援してきました。本当に切ないです。でも、「はやぶさ」を最後の最後まで見届け、応援する気持ちは変わりありません。カプセル回収隊も準備万端の様子。無事カプセルを回収できますように。そして、「はやぶさ」の技術・運用が未来へつながっていきますように…。それを願うばかりです。

JAXA:はやぶさ、地球へ! 帰還カウントダウン公式サイト
 「はやぶさ」の最新情報はこちらでどうぞ。twitterでの投稿もチェック!
twitter:はやぶさ帰還ブログ

 そんな気持ちで、練習のつもりで「はやぶさ」をスケッチしてみた。うーん、シンプルな形なのにやっぱり難しい。
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 帰還直前イラストを描くといって、結局まだ描いていない。構図を思いついてもうまく描けずボツにしたり…。なんとか13日まで間に合わせたい。または、帰還後、「はやぶさ」に寄せて描こうかな…。とりあえず、「はやぶさ」を描くのは結構難しいので、練習続行です。
by halca-kaukana057 | 2010-06-07 23:38 | 日常/考えたこと
 6月になりました。6月というと、サッカーW杯で盛り上がりそうですが、私にとっては宇宙・天文の話題が目白押し月間です。

 まず、明日2日。昨年12月から国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在、科学実験等のミッションをこなした野口聡一宇宙飛行士が帰還します。5ヶ月半ぶり、宇宙滞在は明日で161日。勿論日本人最長です。明日午前9時過ぎにソユーズ宇宙船でISSを離れ、お昼12時24分頃に着陸予定。5ヵ月半もISSにいて、久々に地球に還って来た時、その重力や空気をどう感じるのだろう。帰還後のお話が楽しみです。
 帰還中継は、YAC・日本宇宙少年団の「宇宙教育テレビ」、ニコニコ動画などで生中継されます。また、東京駅前丸の内オアゾ2階「JAXAi」でも中継イベントを行います。お近くの方、お昼休みに是非どうぞ!
JAXA:ライブ中継
↑生中継サイトへはこちらからどうぞ。

 また、twitterでISSでの暮らしぶりやミッションの状況、地球の画像を送り続けている野口さん。その画像をsummerwindさんがまとめてくださいました。ひとつひとつの画像でも、様々な発見や感動がありましたが、こうやってまとめて見ると圧巻です。素晴らしいです。
@Astro_Soichi Thank you for your all tweets from space!

 野口さんのことに関しては、また帰還後に書きます。


*****

 そして、13日。小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ帰還します。何度も危機に陥り、その度に復活し、たとえ無人探査機であっても厳しい環境である宇宙での困難を乗り越えてきた「はやぶさ」。2010年…あと何年…と数えていたのが、あと十数日になりました。軌道変更も残すところ1回。カプセルが投下されるオーストラリア・ウーメラ砂漠に向かって、カプセル回収隊も出発しました。「はやぶさ」が還って来るのが、現実のものとなる…。そして、カプセルを投下後、「はやぶさ」本体は大気圏で燃え尽きます。その瞬間を、私はどんな気持ちで迎えるのだろう。でも、まだそんなことを考えるのは早い。感傷的な気持ちになってしまうけれども、まだ「はやぶさ」の旅は、ミッションは終わっていない。最後の軌道変更、カプセル分離、カプセルが大気圏突入の熱に耐えること、カプセルのパラシュートが開くこと。そして、カプセルを回収すること…。そのひとつひとつの過程を見守りたいです。
(ただ、「はやぶさ」は技術実証機、つまり実験機なので、他の宇宙機や有人飛行などでの達成すべき「ミッション」とはちょっと意味合いが違います。「はやぶさ」で得た技術、運用などが今後の本格的な探査機に活かされるのです)

 その「はやぶさ」のこれまでの旅路をCGで再現した全天周映像プラネタリウム番組「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」。観たいと思っていたのですが、私の近場では上映も、上映できるプラネタリウムもなく残念に思っていました。ですが、DVD&ブルーレイ化されました!ということでブルーレイ版を注文。画像データが付いてくるDVD版も欲しいのですが…。なぜ付録がDVDにしかつかないのか…。11日以降の発送なので、もしかすると「はやぶさ」帰還後に観ることになるかも。楽しみです。
全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-
星居web:HAYABUSA・BD&DVD発売情報、解禁!


*****

 あとは、26日に部分月食があります。元日の月食は吹雪と寝ていたので見れなかった。リベンジできたら…いいえ、リベンジします。お天気さん、お願いします。
 「はやぶさ」帰還も、ウーメラが晴れてくれないと「はやぶさ」の最後の輝きが見られない。お天気さん、よろしくお願いします!

*****

 最後に、宇宙からそれますが、6月8日はローベルト・シューマン200回目のお誕生日です。盛大にシューマン祭りもできたらいいな。以上、宇宙&シューマン好きの6月の予定でした。
by halca-kaukana057 | 2010-06-01 21:27 | 宇宙・天文
 まずは、山崎直子宇宙飛行士らSTS-131クルーを乗せて、スペースシャトル・ディスカバリーが昨夜無事帰還しました。お帰りなさい!!

JAXA:山崎宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-131/19A)の着陸について
朝日新聞:山崎さん搭乗のシャトル帰還 「重力の強さ感じる」
朝日新聞:「ママお疲れさま」優希ちゃん花束 山崎さん家族と再会
sorae.jp:山崎直子さん搭乗のディスカバリー、ケネディ宇宙センターに着陸
時事通信:山崎さんシャトル帰還=日本人最後、一時代に幕-米ケネディ宇宙センター

 一昨日は天候が悪く帰還延期。昨日も1回目のチャンスは逃し、フロリダに降りられるのか、それともエドワーズ空軍基地か…と思っていたのですが、私の体調が思わしくなく、帰還中継を見届けるのは「NO GO」を自分自身に出しました…。一方シャトルは2度目のケネディ宇宙センター着陸で「GO」.たっぷり寝て体調も回復し、朝一番に帰還のニュースをチェックして、嬉しくなりました。

 入院中も、テレビや新聞で山崎さんの活躍を観て、勇気付けられました。ただ、ネットから離れていて、山崎さんの本来のミッション…多目的補給モジュール「レオナルド」をロボットアームでISSに取り付け、実験ラックなどをISSに運ぶ際の作業に関する主担当者である「物資移送責任者(ロードマスター)」を務めること…がテレビのニュースだけでは伝わりにくかったと感じています。山崎さんのご家族の絆や、「ママさん飛行士」としての紹介、ISS長期滞在中の野口宇宙飛行士との対面による「2人の日本人が宇宙に初めて滞在」という話題も興味深いです。宇宙開発の中にある人々の努力や人間そのものを伺えることは、宇宙開発に興味を持つ機会になっていいのですが、それだけではちょっと物足りない。ただ「宇宙に行った」だけでなく、「宇宙で何をしているのか」「宇宙で何が出来るのか」「これから何をしようとしているのか」にもっと突っ込もうよと感じていました。

 スペースシャトルは今年で引退。日本人宇宙飛行士のシャトル搭乗も、今回が最後です。1992年、STS-47・エンデバーに登場した毛利衛さんからずっとお世話になってきたシャトル。コストや安全性の問題があるので仕方ありませんが、シャトルで宇宙へ行き、活躍している日本人飛行士の姿に憧れた子供時代を過ごしてきた私は(「アポロ世代」に対して「シャトル世代」とでも言いましょうか)、ちょっと寂しい気もします。

増補 スペースシャトルの落日 (ちくま文庫)

松浦 晋也 / 筑摩書房


と言うことで、シャトル関連でこの本を買ったのですが、まだ読んでません…。ちょっと気が重くて。でも、現実を見るために読もう。


*****


 さて、帰還というと気になる、小惑星探査機「はやぶさ」。小惑星「イトカワ」のサンプルが入っている(かもしれない)カプセルを切り離し、地球に帰還させる日時が決まりました!!

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ」搭載カプセルの地球帰還について
カプセルの再突入の日時は、現在の計算によると、平成22年6月13日、日本時間23時頃(協定世界時14時頃)、着陸場所は豪州ウーメラ立入制限区域の予定です。


sorae.jp:小惑星探査機「はやぶさ」、カプセルの帰還は6月13日
毎日新聞:はやぶさ:6月13日帰還 7年間45億キロの旅終え
朝日新聞:小惑星探査機「はやぶさ」、6月13日に大気圏再突入

 6月13日ですよ…!!日本時間23時頃。これは盛り上がりそうです。再突入の3時間前にカプセルを分離し、オーストラリアのウーメラ砂漠に落下させます。ウーメラ砂漠の「立入制限区域」は広いとはいえ、地球から離れた場所から狙った位置に落とすのはとても難しいと思う。ソユーズ宇宙船や、アポロ宇宙船のカプセルが帰還するのと同じような感じではあるけれども、軌道を修正する「はやぶさ」のイオンエンジンのことを考えると、簡単には思えない。最後の最後まで、気が抜けません。引き続き応援しています。還っておいで、はやぶさ!!

 で、twitterのはやぶさアカウントが面白すぎる件。ソーラーセイル「イカロス」のアカウントとほのぼのと会話したり、ボケつっこみ漫才をやらされそうになったり…。楽しいです。5月に打ち上げられる「イカロス」は、少しの間、「はやぶさ」と共に宇宙を飛びます。そして6月13日、どうなるか…。楽しみでもあり、ハンカチ用意の切なさもあり…。
twitter:Hayabusa_JAXA はやぶさ帰還ブログ
twitter:ikaroskun イカロス君

 描いて送ると言っていた「はやぶさ」帰還応援メッセージイラスト、まだ描いてません。いい構図が思い浮かばない…。
by halca-kaukana057 | 2010-04-21 22:29 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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