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 年の初めから、色々な音楽を楽しんでいます。聴いた音楽のことを少しずつ書けたらいいなと思います。

 まず、元日のウィーンフィル・ニューイヤーコンサート。指揮はクリスティアン・ティーレマン。落ち着いた感じで、音も重厚。いい感じだなと思いました。演奏曲目を見て、この曲が入っていて嬉しいと思ったのが、ヨーゼフ・シュトラウスの「天体の音楽」(Sphärenklänge)op.235.「天体の音楽」とタイトルだけ聞くと、ルーズ・ランゴー(Rued Langgaard)の方を先に連想してしまった…という脱線は置いておいて。

 「天体の音楽」は、古代ギリシアのピタゴラスが考えた、天体の運行は人間の耳には聞こえない音を発していて、宇宙全体が一つの大きなハーモニーを奏でているという「天球の音楽」という思想を元に書かれた作品。ウィーン大学の医学生の「医学舞踏会」のために作曲された。冒頭は暗い星空のようで、メインのゆったりとしたワルツは天球上で星々がめぐる様をイメージ出来る。舞踏会で踊る人々の揃ったステップと、毎晩繰り広げられる天球上での星たちの饗宴。そこに、ハーモニーを感じてもおかしくないなと思う。

 ヨーゼフ・シュトラウスはヨハン・シュトラウス1世の次男。長男はヨハン・シュトラウス2世。子どもの頃から音楽は学んでいたが、音楽の道には進まず、機械工学、製図、数学を学び、工学技師になった。父の死後、多忙な兄が倒れたのをきっかけに、音楽に道に戻る(いわゆる「Uターン」なのかこれは?「Iターン」の方が合ってる?)。作曲した作品には、工学や理系の題材から着想を得たものも多い。今年の2曲目に演奏された「トランスアクツィオン(Transaktionen)」op.184は「反作用」の意味(ヨーゼフは「愛する2人の相互の関係」を描いていると言っている)。他にも、「ディナミーデン(Dynamiden)」op.173は「秘めたる引力」と訳され、分子や原子が引き合う力のこと。

 そして、思い出した。この曲もヨーゼフ・シュトラウスの作品だった。
 「金星の軌道(宵の明星の軌道)(Hesperus-Bahnen)」op.279。
・以前の記事:ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「金星の軌道」…何故「金星」の「軌道」?
 2013年のニューイヤーコンサート(ウェルザー=メスト:指揮)で取り上げられ、気になった作品。調べて、結局何故「金星」の「軌道」なのかはわからない、と書きました。調べ直してみたら、ウィキペディアに書いてある。
ウィキペディア:宵の明星の軌道
文字通りに天体としての宵の明星の軌道と、芸術家協会『ヘスペルス』のこれまでの歩みという二つの意味を有している。
 ウィーン芸術家協会「ヘスペルス(Hesperus)」と、宵の明星を意味する「Hesperus」をかけていたということらしい。「軌道」は、芸術家協会の軌跡という意味。ヨーゼフ・シュトラウスも粋なことをするなぁ。夜空の星の中で一番明るく輝く金星。当時、宵の空にひときわ明るく輝いていたことだろう。そんな明るく輝く金星のように輝く、芸術家協会の歴史と今後の発展を思って作曲したのかもしれない。

 「天体の音楽」もよかったが、また「宵の明星の軌道」も聴きたい。「天体の音楽」に比べると取り上げられる回数が少ない…というか、2013年のウェルザー=メストしか取り上げていない!「天体の音楽」と「宵の明星の軌道」が一緒に演奏されたらいいのになぁ。

◇天体の音楽:Josef Strauss Spharenklange Walzer NJK 1992 WPH Kleiber

◇宵の明星の軌道:Josef Strauss - Hesperus-Bahnen,Walzer Op.279
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by halca-kaukana057 | 2019-01-02 23:19 | 音楽
 明日はクリスマス・イヴですね。クリスマス関係の音楽は何かないか、ナクソス・ミュージック・ライブラリーやSpotifyを探していて見つけたのがこれ。
 コレルリ:合奏協奏曲 ト短調 「クリスマス協奏曲」 op.6 No.8

 アルカンジェロ・コレルリ(Arcangelo Corelli、「コレッリ」とも表記される)は、J.S.バッハやヘンデルよりも前の時代のイタリアの作曲家。合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)を確立した。合奏協奏曲は、少数のソロパートと合奏パートに分かれ、2群が交代しながら演奏する楽曲のこと。コレルリの時代、合奏協奏曲には2種類あり、公的な場で演奏され、遅い楽章と速い楽章の繰り返しで構成された「教会コンチェルト(concerto da chiesa)」と、当時流行していたいくつかの舞曲から構成された組曲に近い「室内コンチェルト(concerto da camera)」。コレルリは、この2つを融合させようとしていた。コレルリの作曲した合奏協奏曲は全12曲。この「クリスマス協奏曲」は6番目。

 コレルリは、この第6番の合奏協奏曲を「Fatto per la notte di Natale(クリスマスの夜のために作られた)」と書いています。しかし、「クリスマス協奏曲」に当たるのは、最後の第6楽章:Pastorale ad libitum: Largo だけ。当時、パストラーレはクリスマス・イヴに演奏されるもの。クリスマスの音楽といえばパストラーレ。パストラーレの第6楽章は、クリスマスにのみ演奏されるものだったとのこと。しかし、美しく人気があるので、クリスマスでなくても演奏されるようになったそう。

 その第6楽章は、まさに心が穏やかになるようなゆったりとした音楽。ソロのヴァイオリンと合奏パートのハーモニーが美しい。羊飼いから来た「パストラーレ(パストラル)は今では「田園」の意味ですが、こうやって聴くとなるほどと思います。

 第1~5楽章も荘厳な感じがします。コレルリの12曲の合奏協奏曲のうち、短調で始まるのは2曲だけ。この6番と、3番です。暗く、激しい楽章が多いです。冬の寒さや暗さを感じさせます。まさに今の時期。それが第6楽章のクリスマス、キリスト誕生のお祝いに繋がっていくのでしょうか…?(推測です)。
 暗いですが、舞曲のリズムに楽しくなります。コレルリの時代にもこんな舞曲が流行っていて、時代が進むと更に洗練されていくのだなと感じます。

 聴いたのはこれ。
Spotify:コレルリ:合奏協奏曲「クリスマス協奏曲」 / A. スカルラッティ:クリスマス・カンタータ「アブラハム、汝の顔は」
 リナルド・アレッサンドリーニ:指揮、コンチェルト・イタリアーノによる演奏。アレッサンドロ・スカルラッティのクリスマス・カンタータ、こちらも素敵です。

 こちらは動画。
Corelli Christmas Concerto; Op.68 -- Freiburger Barockorchester

 フライブルク・バロック管弦楽団の演奏。動画で観ると、各パートがどんな動きをしているのかわかるので、もっと面白くなります。
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by halca-kaukana057 | 2018-12-23 22:10 | 音楽
 信じられないニュースを目にしました。

チケットぴあ:英国発、世界最大級のクラシックミュージックフェス『BBC Proms(プロムス)』日本初開催決定!
PR TIMES:英国発、世界最大級のクラシック・ミュージック・フェス、『 BBC Proms ( プロムス ) 』が、遂に日本で初開催!『 BBC Proms JAPAN 』、2019年秋に日本で開催決定!

 はい!!?プロムス、BBC Promsを日本で開催!!?

◇公式サイト:BBC Proms JAPAN

・期日:2019年10月30日(水)~11月4日(月・振休)
・東京:Bunkamuraオーチャードホール
・大阪:ザ・シンフォニーホール
・出演:トーマス・ダウスゴー:指揮、BBCスコティッシュ交響楽団

 まじか、まじか。以前、ツイッターをやっていた頃、「プロムス in Japan」なんてあったらいいね、ラストナイトを日本でもやって、国旗振りながら「ルール・ブリタニア」や「威風堂々 第1番(Land of Hope and Glory)」歌えたらいいね、なんて話していたことがありました。せめて、ラストナイトの野外会場みたいに、日本でもパブリックビューイングできたらいいのに、とか(時差がきついですが…)。
 これは…それが実現するのか…?

 プロムスは、7月から9月までのロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールを中心にしたものとは他に、海外公演も行ってきました。リンクした記事にもあるとおり、オーストラリア、ドバイでも開催しています。ドバイは来年3月19日~22日にも開催予定です。
Dubai Opera : BBC Proms
BBC Symphony Orchestra : BBC Proms Dubai
 ドバイはBBC交響楽団とBBCシンガーズ。(BBCにはオーケストラが5つもある…)
 ドバイでは、あのラストナイトもやります。「ルール・ブリタニア」も「威風堂々 第1番(Land of Hope and Glory)」もあります。(「イギリスの海の歌による幻想曲」、「エルサレム」、イギリス国歌はありません)あのラストナイトあってのプロムスですし。

 公演詳細は、来年3月に発表予定(元祖プロムスは4月にプログラムを発表します)。最新ニュースはメルマガでも受け取れるとのこと。公式サイトにメルマガ登録フォームがあります。

 東京と大阪の日程と配分がどのくらいなのか。他の出演者は?曲目は?料金は?ラストナイトはどうする?まだ不明なところがたくさんありますが、とても楽しみです。あのロイヤル・アルバート・ホールでの雰囲気をそのまま持ってくることは不可能でしょうが(日本の観客のノリによる。あと、立ち見アリーナがあってこそのプロムス。1階席は立ち見にしてくれないかな)、日本でもプロムスを楽しめるなんて、現実のものになるとは思わなかった。大和証券がスポンサーらしいですが、GJです!!

 問題は、私は行けるのかということだ…。

 せっかくならテレビ収録とか、CD、DVD化してくれたらいいなぁ。
BT : BBC Proms to make inaugural trip to Japan in 2019
 BBCのプレスリリースによると、BBC radio3で収録、放送予定だそうです。そうだった、BBCのオーケストラは海外公演も収録、放送があるんだった。

【追記】
Classical-music.com : BBC Proms announces the launch of BBC Proms Japan The inaugural festival will take place in 2019
 BBCの音楽誌「BBC Music Magazine」のサイトのBBC Proms Japanについての記事です。BBCスコティッシュ響は初来日。そうだったのか(BBC交響楽団、BBCフィルハーモニック、BBCウェールズ交響楽団は来日したことがある。スコティッシュとコンサート・オーケストラは来日したことがなかった)。BBCスコティッシュ響のディレクターさんによると、2020年東京五輪を意識している模様。となると2019年1回きりなのかなぁ。観客の入り、反応にもよるのかなぁ。

Fashion Press : 英国発の世界最大級クラシック音楽フェス「BBC プロムス」日本上陸、東京&大阪で開催
 プロムスのモットーは、毎年ラストナイトの指揮者スピーチで出てきますが、「誰でも楽しめるクラシック音楽のコンサート」であること。プロムス期間中は、ロイヤル・アルバート・ホールを中心に毎日毎日コンサート。チケットも、アリーナやバルコニーの立ち見席なら気軽に買うことができます。演奏される曲目も超名曲からちょっとマニアックな作品まで、古楽から現代まで幅広い。世界初演の新曲も多いです。BBCのオーケストラやイギリス国内のオーケストラだけでなく、世界中のオーケストラがやって来る。出演者も幅広い。室内楽や合唱もある。若手演奏家のオーディションで選ばれた若い演奏家の出演もあり、若手の育成もしている。子ども向けのコンサートもあり、また、さまざまな障碍を持っていても楽しめるコンサートもある。全ての演奏会はラジオで生放送され、世界中から聴ける(オンデマンドあり)。クラシックだけではなく、ジャズ、民族音楽、ミュージカル、ロック、テクノまで幅広い。クラシックでも、お祭りの雰囲気があり、盛り上がりが違う。
 ただのコンサートでは無く、「プロムス」である「条件」ってなんだろう?とちょっと考えています。ラストナイトだけがプロムスじゃない。6日間ラストナイトのようなコンサートをやるわけではないですし…。本家プロムスのように、6日間、どのコンサートもワクワクする。その「条件」ってなんだろう?私がプロムスを毎年楽しみにしている理由ってなんだろう?まさかの来日で、ちょっと考えています。

 当ブログのプロムス関連記事は、この記事の下にもある「Proms」タグからどうぞ。

 (ちょっと思ったのですが、今年、BBC交響楽団が来日したのですが(私も聴きに行った)、ならばそこでこのBBC Proms Japanをやればよかったのに、と思ったり…。いや、あれはあれで楽しかった。ブリテンとシベリウス5番聴けたし。)

BBC Proms : Proms Christmas repeats on BBC Radio 3※PDF注意
 年末年始、プロムスの再放送があります。日本からでも聴けます。オンデマンドもあります。再放送されるのは、バーンスタイン生誕100年を記念した「ウェスト・サイド・ストーリー」に「On The Town」、来日するダウスゴー指揮、スウェーデン室内管の「The Brandenburg Project」、キリル・ペトレンコ指揮ベルリンフィル、ネルソンス指揮ボストン響など。大晦日の年越し前(日本時間元日)にはラストナイトを再放送します。
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by halca-kaukana057 | 2018-12-18 22:01 | 音楽
 昨日の記事:Hyvää itsenäisyyspäivää!
フィンランド独立記念日に、フィンランド国営放送・YLEのラジオ YLE Klassinenでフィンランドの作曲家の音楽特集をしていたのですが、その時、フィンランド国歌(Maame)と同じ歌詞なのに、定められているフィンランド国歌とは違うメロディーの歌が流れた、という話をしました。あれは何だったんだろう…調べました。

 まず、演奏者から当たってみる。昨日のYLE Klassinenの番組表。
YLE Areena:YLE Klassinen:Päiväklassinen
Isänmaallisia lauluja. (Polyteknikkojen Kuoro/Tapani Länsiö ja Kaartin Soittokunta/Elias Seppälä).
 この曲集です。「フィンランド愛国歌」(ポリテク合唱団、タパニ・ランシオ、 Kaartin Soittokunta,エリアス・セッパラ)。これはCDなのか?探してみました。

 案外、簡単に出てきました。
◇ポリテク合唱団の公式サイト:Polyteknikkojen Kuoro : Suomelle – isänmaallisia lauluja
Discogs : Polyteknikkojen Kuoro, Tapani Länsiö, Kaartin Soittokunta*, Elias Seppälä ‎– Suomelle - Isänmaallisia Lauluja
 CDの詳細について英語で書いてあります。ポリテク合唱団の自主レーベルのようです。
Spotify : Suomelle - Isänmaallisia Lauluja / Polyteknikkojen Kuoro
 Spotifyにあります。アカウントがあれば無料で聴くことができます。フィンランドの愛国歌を集めたCDです。シベリウスの「アテネ人の歌(Ateenalaisten Laulu)」op.31-3、「祖国に(Isänmaalle)」JS98a、「フィンランド狙撃兵行進曲(Jääkärimarssi)」op.91a、「フィンランディア賛歌」、オスカル・メリカントやトイヴォ・クーラの作品もあります。
 このCDの3曲目。「Maamme(我らの地)」という曲です。タイトルは、フィンランド国歌と同じ。作曲は、ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ(Johan Ludvig Runeberg)、フィンランド国歌の作詞者です。定められているフィンランド国歌の作曲者はフレデリック・パーシウス(Frederik Pacius)。

YouTubeにもありました。
Maamme (Runebergin sävelmällä)
 CDと同じ、ポリテク合唱団の歌です。パーシウスの方は高らかに、堂々とした感じがありますが、ルーネベリの曲はやさしい感じがする。パーシウス作曲のフィンランド国歌も好きですが、ルーネベリ作曲のもいい歌です。

 フィンランドで、ルーネベリ作曲の方はどう扱われているのだろうか。フィンランド第二の国歌と言われるのはシベリウスの「フィンランディア(讃歌)」。検索しても、圧倒的にパーシウスの方が出てきます。フィンランド語で検索できれば、もっと出てくるのかもしれない。

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by halca-kaukana057 | 2018-12-07 22:04 | フィンランド・Suomi/北欧
 今年もNHK BSプレミアムで、BBC Proms(プロムス)ラスト・ナイト・コンサート(Last Night of the Proms)が放送されました。テレビ放送を観ないと、毎年プロムスが終わった気になりません…。9月、BBC Radio3での生放送とオンデマンド配信で聴いていましたが、毎年思うのが、映像で観ると違う!映像で観て、この楽しさがより伝わってくる、ということ。そして映像で観て安心します…(2015年のをNHKが放送しなかった過去が…)

BBC Proms 2018 公式サイト:Prom 75: Last Night of the Proms
BBC Radio3 : BBC Proms : Prom 75: Last Night of the Proms

・今年のラストナイトについて記述のある過去記事:BBC Proms ( プロムス ) 2018 私選リスト その4 [9月] [随時追記あり]

 今年のプログラムは以下でした。NHKでの表記に合わせました。日本語訳がわからなかったものも日本語訳されるのはありがたい。

・ヒンデミット:歌劇「今日のニュース」序曲
・ベルリオーズ:レリオ、あるいは生への回帰 op.14bis 第6曲:シェイクスピアの「テンペスト」にもとづく幻想曲
・ロクサンナ・パヌフニク(Roxanna Panufnik):暗闇の歌、光の夢(Songs of Darkness, Dreams of Light)(※世界初演)
・チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(Charles Villiers Stanford):海の歌 op.91(1,ドレイク提督の太鼓/2,港を離れて/3,デヴォン ああデヴォン 雨よ風よ/4,家路/5,オールド・スーパーブ号)
     :青い鳥
・パリー:恵みを受けし二人のセイレーン

・サン=サーンス:アルジェリア組曲 op.60 第4曲:フランス軍隊行進曲
・ミヨー:スカラムーシュ
・リチャード・ロジャース:回転木馬 より 独白
・アン・ダドリー(Anne Dudley)編曲:第一次大戦時の流行歌(World War 1 Songs):Roses of Picardy(ピカルディーのばら) , It's a long, long way to Tipperary(はるかなティペラリー) , Keep right on to the end of the road(道の果て) , Keep the home fires burning(その日まで / 炉の火を絶やさず)

・ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲(小粋なアレトゥーザ/トム・ボウリング/ホーンパイプ/ホーム・スウィート・ホーム/見よ、勇者は帰る)
・アーン(サージェント:編曲):ルール・ブリタニア!
・エルガー:威風堂々 第1番 ニ長調 op.39-1 "Land of Hope and Glory"
・パリー(エルガー:編曲):エルサレム
・ブリテン編曲:イギリス国歌(God Save The Queen)
・スコットランド民謡(ポール・キャンベル:編曲) :Auld Lang Syne

  / ジェス・ギラム(Jess Gillam サクソフォーン)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)
  BBCシンガーズ、BBCシンフォニー・コーラス
  アンドリュー・ディヴィス:指揮、BBC交響楽団

 9月の記事でも書いた通り、アンドルー・デーヴィス(NHKはこの表記)さんが、ラストナイトの指揮台に18年ぶりに立ちます。12回目。ベテランです。デーヴィスさんがBBC響の首席指揮者で、ラストナイトを指揮していた頃、私はまだプロムスを知らなかった。クラシック音楽にも親しんでいなかった。久々に帰って来るデーヴィスさんの指揮を観て、当時の雰囲気を味わえたなら良いなと思っていました。

 デーヴィスさんは通して指揮棒を持たず指揮。オープニングの映像で、指揮棒がパスされていくのですが(テレビ放送案内役のケイティ・ダーハムさん、裏方さん、常連のプロマーさん、今回出演するギラムさんにフィンリーさん、サイモン・ラトルさんまで!)、最後、指揮棒を受け取ったデーヴィスさんは指揮棒を放り投げてしまう。その後、お茶目な笑顔でw指揮棒はいらないよ、というメッセージだったのでしょうか。
 デーヴィスさん、18年ぶりとはいえさすがはベテランといった感じです。指揮も年齢を感じさせず軽快に。うまい感じに盛り上げています。「威風堂々第1番(Land of Hope and Glory)」の1回目が終わった後のコメントがよかった。スピーチの雰囲気などから、お茶目で陽気な校長先生というイメージを持ちました。沸く観衆を笑顔で静めていた。常連プロマーさんたちに「また会えたね」という感じなんでしょうか

 BBC交響楽団は、3月に来日公演を聴きに行きました。その時も、ラストナイトで見たことある楽団員さんが何人もいらっしゃったのですが、今度は反対に、来日公演で見た楽団員さんたちがいる!と思いました。リーダー(コンマス)のブライアントさん・立派なおひげのフルートのコックスさん。コックスさんの隣には日本人楽団員のフルート・向井知香さん。私が行った公演ではありませんが、ラジオで放送されたマーラーの5番で見事なソロを聴かせてくれたトランペットのトーマスさん。ブリテン「ピーター・グライムズ」パッサカリアで素敵なソロを聴かせてくれたヴィオラの男性はいらっしゃらなかったなぁ。シベリウス5番、第3楽章で、美しい白鳥の飛翔を聴かせてくれたホルンの皆さん…。ラストナイトでのBBC響による演奏は、生で聴いたのと同じように元気でピュアで、金管は迫力のあるブリティッシュブラス。特にチューバはロータリーではなくピストンであるところがまたイギリスらしい。嬉しくなります。

 第1部は、初めて聴く作品が多く興味深々。ヒンデミット「きょうのニュース」序曲はサックスがかっこいい。ベルリオーズ「レリオ」より「シェイクスピアのテンペストによる幻想曲」は、合唱がメインの部分と、オーケストラがメインの部分の対比がいい。今年のプロムスは、女性作曲家の作品を多く取り上げました。ロクサンヌ・パヌフニクの新曲「暗闇の歌、光の夢」は合唱がとても美しい。歌詞も孤独と光のような人への想いが切ない。素敵な曲です。今後、世界各地でどんどん演奏されるといいなぁ。CDも出るといいなぁ。スタンフォードの「海の歌」は海洋国家イギリスらしい、海の男の歌。ジェラルド・フィンリーさんの落ち着いていて表情豊かなバリトンが素敵でした。フィンリーさんが歌う「海の歌」は、オーケストラはBBCウェールズ交響楽団ですがCDが出ています。かっこいい曲だなぁ。一方の「青い鳥」は、無伴奏合唱。BBCシンガーズの合唱で。青い湖の上を飛ぶ鳥。静かな、凍りつくような情景をイメージできました。スタンフォードの作品は初めて聴きましたが、気に入りました。第1部最後はスタンフォードの友人で、第2部の定番曲「エルサレム」の作曲者・パリーの「恵みを受けし二人のセイレーン」。イギリスらしい威厳あるメロディーと響きが魅力的です。合唱もきれい。第1部からたっぷり楽しみました。

 第2部。お祭り騒ぎの第2部です。会場では風船を飛ばして歓声が上がっている。いつも通り、指揮台もリボンや国旗などでデコレーションされてる。18年ぶりに帰って来たデーヴィスさんへのメッセージとして、指揮台と譜面台に「Welcome Home」の文字が。愛されてます。第2部の目玉は、19歳のサックス奏者・ジェス・ギラムさん。ミヨー「スカラムーシュ」を披露。3曲からなる組曲ですが、曲間で盛大な歓声が。すごい。若きスターです。演奏もかっこよかった。フィンリーさんも、第1部とはうってかわってリチャード・ロジャーズのミュージカルから。失業し無一文になったが、もうすぐ父親になる男の、生まれてくる子どもへの想い。男の子だったら?女の子だったら?楽しい想像は尽きない。そんなコミカルで、真剣で、愛情あふれる男を表情豊かに歌い上げたフィンリーさん。素敵なバリトンさんだなぁ。フィンリーさんにはもうひとつ、大仕事が待っています。後ほど。

 今年は、第一次世界大戦が終結して100年。プロムスでは、第一次大戦中に作曲された作品、現代作曲家が第一次大戦を振り返る作品が数多く演奏されました。第1部のパヌフニクの新曲も第一次大戦終結を記念して作曲。第2部では、第一次大戦中に作られ、人々の心を支え、流行した4つの歌をメドレーで、各野外会場を結んで歌います。故郷にいる恋人を想う歌、故郷への歌、故郷で残された人々の想いの歌。ヨーロッパ中を巻き込んだ大戦の間、人々がどんな気持ちでいたのか、どんな気持ちでいようとしたのか。「はるかなるティペラリー」は明るく軽快なメロディーなのに、歌詞を読んでいるとうるっときてしまいます。この曲の前に、野外会場でのプロムスと、野外会場の連携についてのVTRがありましたが、これもよかった。本当に、イギリス全国で盛り上がっているんだなぁと。雨でも来る。ウェールズ、スコットランド、北アイルランド、それぞれの文化は異なりますが、それぞれの文化を大事にしようとしているんだなと感じました。こんな国全体で盛り上がる歴史ある音楽祭があるっていいなと思いました。

 ここからはお馴染みの定番曲。「イギリスの海の歌による幻想曲」。やっぱりこれがないと。「小粋なアレトゥーザ」は、ユーフォニアムの魅せどころ。「トム・ボウリング」のチェロソロが沁みます。会場ではお約束の涙を拭く仕草もいつも通り。「ホーンパイプ」の直前、盛り上がる観衆に静かに、と指示するデーヴィスさん。リーダーのブライアントさんのソロを聴いて、と。そのソロのアドリブが面白かったwヴァイオリンのコミカルなソロの後、フルートのソロに受け渡されますが、フルートのコックスさんはあくまで通常のメロディーを演奏する。でもまたブライアントさんに戻ってきて、ヴァイオリンでちょっと違うメロディーを演奏する…楽しいwコックスさんの隣の向井さんが、笑いをこらえているようにも見えましたw離れてたら笑ってるねこれ。今年は先ほどの第一次大戦時の流行歌メドレーで各野外会場を結んだので、こちらでの野外会場民謡メドレーはなし。でも、「ホーム・スウィート・ホーム」が戻ってきました。オーボエのソロが沁みます。オーボエさん、心なしか目が潤んでいるように見えます…。「見よ、勇者は帰る」の後はお待ちかねの「ルール・ブリタニア」。フィンリーさんは特に仮装などはしていませんが、何か隠してる…。お腹に巻き付けていたユニオンジャック…と思ったら、裏返したらフィンリーさんの祖国のカナダ国旗!2つの旗は縫い合わせてあって、最後は2つ一緒に平和的に振りながら歌う。会場では皆それぞれの国の国旗を振っている。出演者だって国旗を振りたいですよねw歌は伸び伸びとした堂々とした「ルール・ブリタニア」でした。
 続けて、「威風堂々第1番」。「ルール・ブリタニア」もですが、一緒に歌っちゃいます。

 この後で、指揮者スピーチ…出演者コールと、寄付金総額発表をカットしましたね…。2014年も寄付金総額発表とスピーチの一部をカット。BBC Radio3では英語の音声だけで、わからないところも多い。それをわかるための日本語訳付きの放送なのだから、カットしないでくださいよ…NHKか?BBCの元映像そのものがカットされてたのか…?
 デーヴィスさんのスピーチがとてもよかったです。一部引用します。
今夜 私たちがここに集った理由は 聴き手も出演者も心から信じているからです
音楽はただの娯楽ではなく 世の中を豊かにする力を持つ と
人は音楽に笑い 泣き 心を寄せ合います
あらゆる事が境界線に支配されたこの世の中で 音楽は人々を元気づけ 癒し 希望を与えてくれます
美しさと精神的な強さの下に 私たちを1つにしてくれます
今夜だけでもホールや野外会場をはじめ 世界中の人々が1つになりました

創始者のウッドがプロムスで目指したのは "誰にでも親しめるクラシック音楽祭"でした
その貴重な遺産は今も引き継がれ プロムスは音楽の力で 人々の心を豊かにしています
 このラストナイトだけでも、笑い、目頭が熱くなり、様々な音楽に魅了され、いいなと思えました。最初にラストナイトを見た時から、イギリスの愛国精神の強さが全面に押し出されているのに、どこか「世界はひとつ」という感覚を覚えています。振られている国旗が世界各国のものであるのもあるし、演奏される作品も様々な国の音楽。「音楽はただの娯楽ではなく 世の中を豊かにする力を持つ」からこそ、そう感じるのだと思います。さすがベテランのスピーチです。

 最後、「エルサレム」「イギリス国家(God Save the Queen)」「Auld Lang Syne」この3曲で、毎年また涙腺が緩くなる…。「Auld Lang Syne」、またしても「蛍の光」と訳されてた。日本語歌詞の「蛍の光」と「Auld Lang Syne」は別物でしょう。だから「マッサン」でやってたじゃないですかNHK!以前の「昔なじみ」の訳の方がいいと思う…。

 最後、今年のプロムスのダイジェスト映像が流れました。ああ、これがあのプロムで…思い出します。途中でスタッフクレジットが入ってしまいましたが…。この映像、以前に公式サイトとYouTubeにアップされているものと微妙に違います。
BBC Proms: The 2018 Proms season in a thrilling 4 minutes
 ↑ページに飛ぶと自動的に動画が始まるので注意してください
◇YouTube:BBC Proms 2018 in 4 minutes
 Relaxed Prom(小さなお子さんやさまざまな障碍などを持っていても楽しめる演奏会)、室内楽のあたりが追加されています。見比べてみてください。

 その他、細か過ぎる気づいたところを。
・デーヴィスさんは元オルガン奏者だったんですね。その後指揮でプロムスに。
・コーラスに、いつもターバンを巻いている男性がいらっしゃるのですが、今年はターバンを巻いていません。どうしたんだろう。
・イスラエルのご出身なのか、合唱団にイスラエル国旗のデザインのタイの人がいた。
・スタンフォード「青い鳥」で、天井からぶら下がっている円形のもの(マッシュルーム)も青色に。きれい。
・第2部、デコレーションされた指揮台に、ねこのぬいぐるみが。デーヴィスさん、なでてたw
・第2部では例年通り、トランペットセクションはお揃いのユニオンジャックカラーのタイです。
・バルコニー席からの映像がいい。アングルがいい。
・今年はアリーナに大きな日の丸を振っている人がいない。でも、客席に日の丸の小旗とスペイン国旗を一緒に振っている人がいた。
・「イギリスの海の歌による幻想曲」の前、クラッカーの音にびっくりするデーヴィスさんw
・誰かわからないのですが、顔写真のお面を被ったプロマーさん…ちょっと怖いw
・「トム・ボウリング」では今年はボックスティッシュを回して涙を拭き合います。鼻もかみます。
・「威風堂々第1番」で、トロンボーンの若い男性楽団員さんが、ユニオンジャックの小旗で触角!!?カチューシャみたいなものをつけていたwオモシロイことしているんだから、カメラさんもっと撮ってあげてよ(違う?w
・デーヴィスさんが指揮者スピーチで話していた「マーガレット」さん…奥さん?照れくさそうにしていましたw
・「来なきゃ損するよ」…行きたい…。ラジオで聴きます…。
・毎年、気になっている、「We ♥ BBC」の垂れ幕。ファーストナイトでは見ましたが、ラストナイトではなかった。来られなかった?
・ファゴットが2人とも女性というのが、女性の多いBBC響らしい。
・今年は昨年よりもEU旗が多かった。EU旗のデザインのベレー坊をかぶった人も。合唱団でも、EU旗デザインのタイをしている人が。EU旗をイメージさせるような青のタイも多かったな。
 来年のプロムスは、イギリスがEUから離脱した後。EUから離脱しても、プロムスはいつものプロムスで、盛り上がっていてほしい。

・9月の記事でも書いたのですが、その年のプロムス公式メモリアルブックを出してほしいです。毎年、公式ガイドブックは出るのに、その後出演者やプログラム変更が合って変わってしまう。演奏会の画像もネットにアップされるけど、検索しにくい。オリンピックなどのスポーツイベントが終わった後、写真集・記録集が出ますが、そんな感じでプロムスも本を出してほしい…。

 以上でした。また来年!
 その前に、年末年始、プロムスの再放送があると思います。大晦日(日本時間だと元日)にはラストナイト。イギリスで年が変わる直前に、「Auld Lang Syne」…紅白かw(プロムスが先だ ※放送予定が出ました。この記事の下へどうぞ。


【公式のまとめいろいろ】
All the biggest and best moments from the Last Night of the Proms
The Proms 2018 in 19 unmissable moments

【過去記事】
・2014年:こんなクラシックコンサート観たことない! 「Proms(プロムス)」ラストナイトコンサート2014
・2016年:一緒に音楽を楽しもう Proms(プロムス)2016 ラスト・ナイト・コンサート
・2017年:クラシック音楽の最前線で BBC Proms(プロムス) ラスト・ナイト 2017 まとめ

・3月のBBC響来日公演:これがプロムスオーケストラ! オラモ & BBC交響楽団 @仙台

◇ちょうど、BBC radio3で、3月の来日公演の名古屋公演(ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、マーラー:交響曲第5番)をオンデマンド配信中:BBC radio3 : Afternoon Concert : The BBC Symphony Orchestra on tour in Japan

BBC Proms : Proms Christmas repeats on BBC Radio 3※PDF注意
 年末年始の、プロムスの再放送が決まりました。日本からでも聴けます。オンデマンドもあります。
 再放送されるのは、バーンスタイン生誕100年を記念した「ウェスト・サイド・ストーリー」に「On The Town」、来日するダウスゴー指揮、スウェーデン室内管の「The Brandenburg Project」、キリル・ペトレンコ指揮ベルリンフィル、ネルソンス指揮ボストン響など。大晦日の年越し前(日本時間元日)にはラストナイトを再放送します。

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by halca-kaukana057 | 2018-11-27 23:48 | 音楽

不思議なシベリウス2番

 秋も深まり、冬の入り口。そろそろ初雪も降りそうです。シベリウスをもっと聴きたくなる季節がやって来ました(1年中聴いてますが)。
 BBC Radio3のオンデマンドに、シベリウス:交響曲第2番の演奏があったのですが、いつものシベ2と少し違います。
BBC Radio3 : Radio3 in Concert : Nordic Summer Nights
 Tristan Gurney(トリスタン・ガーニー):ヴァイオリン、指揮、Royal Northern Sinfonia(ロイヤル・ノーザン・シンフォニア)による演奏。ロイヤル・ノーザン・シンフォニアはイギリスの室内オーケストラ。1曲目が「アンダンテ・フェスティーヴォ」、スヴェンセンやニールセンといった北欧の作曲家のプログラムです。

 メインがシベリウス2番(上記リンク先1時間7分過ぎから)なのですが、聴いてみると、普段のオーケストラ編曲とは違う。調べると、Iain Farrington(イアン・ファリントン)という方が編曲している。ファリントンさんはピアニスト。オルガン演奏や作曲、編曲活動もしている。ファリントンさんのホームページに編曲作品リストがありました。
Iain Farrington : Arrangements
Sibelius, Jean: Symphony No. 2 - flute, oboe, clarinet, bassoon, horn, trumpet, trombone, timpani, strings (minimum 2, 2, 2, 2, 1)
 シベリウスの交響曲第2番についても載っています。こちらが編成。チューバがいない。管楽器はそれぞれ1人ずつ。弦楽器はコントラバス以外は最低2人いればよい。コントラバスは1人。シベリウスの交響曲は番号が進むにつれてどんどん編成が小さくなりますが、2番は大きい方。弦楽器はそれぞれ10人ぐらいはいるし、管楽器はホルンは4人。トランペットとトロンボーンは3人。第4楽章の大円団は、編成が大きい方で聴いた方が迫力もあるし、華やか、煌びやかでのびのびとしている。一方このファリントンさんの編曲はとても小さい。シベリウスの後期作品よりも小さい。室内オーケストラのための編成です。そのため、通常の演奏とは楽器の使い方が違う箇所がいくつもある。最初はあれ?と思いながら聴いていたのですが、だんだんハマってきました。

 シベリウスの2番はシベリウス作品の中でも明るく迫力があって華やか。でも、第1楽章は小川、というよりは雪解けの水がちろちろと小さく流れるようなささやきで始まる。そして、暗と明、陰と陽を繰りかえしながら大円団の第4楽章へ進む。大円団とは言え、第4楽章でも最後は金管の朗々とした歌で盛り上がって締めくくられ、胸も熱くなるが、途中ではやっぱり陰影が感じられる。この陰影や、寂寥感を表現するのに、この小さな編成は向いているんじゃないかなぁと思いながら聴いていました。3番以降からの編成の小ささへの経過も感じられます。

 編成が小さくても、シベリウスの音楽に聴こえるのは、シベリウスの個性だからかもしれない。編成は小さいけれども、描いているものはもっとスケールの大きな普遍的なもの…様々な自然の姿やその変化。身近にあるけど、大きな世界に繋がっているような。よくフィンランドの自然を描いているとも言われますが、それは地球全体に繋がっていた、ような(よくわからない)。

 ファリントンさんは5番も同じ編成に編曲しています。5番は2番よりも編成が小さいので、違和感はなさそう。ホルンが1人となると、第3楽章の白鳥の飛翔のホルンはどうするんだろう。あれは4人いるからこそ演奏できるんだけど…。

 シベ2だけじゃなくて、上記の他のプログラムもいいです。「アンダンテ・フェスティーヴォ」はいつ聴いてもいいです…。オンデマンド配信は11月29日あたりまでです。
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by halca-kaukana057 | 2018-11-15 22:15 | 音楽
 9月に青森県立美術館でのコンサートに行ってきたのですが、このコンサートは全3回のシリーズ。2回目のチェロに引き続き、3回目のヴィオラにも行ってきました。ヴィオラ2艇とピアノ。ヴィオラですよヴィオラ!

青森県立美術館:アレコホール定期演奏会2018「Attitude~2台の弦楽器とピアノで紡ぐ音の絵~」
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 夕暮れ時の青森県立美術館。ライトアップがきれいです。

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 開演前。前回は、第3幕の前にピアノとチェロの席が用意され、客席は第1幕の前にひな壇設置して作っていました。今回は、ピアノとヴィオラ席はアレコホール中央、客席は第1幕と第4幕の前にL字に設置されていました。客席を高くするひな壇よりも、こちらの方がリラックスして聴ける感じです。それとも、ひな壇を設置するのと、客席数は変わらないのだろうか。ヴィオラだけに客席が減ったとかないよね…。

 プログラムはこちら。
・ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」より「シバの女王の到着」
・パッヘルベル:カノン
・カール・シュターミッツ:2つのヴィオラのための6つの二重奏曲 第1番 ハ長調
・ジェレミー・コーエン:タンゴ8
・アントン・ルビンシュタイン:ソナタ ヘ短調 op.49 より 第2楽章 Andante
・J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
 /三戸誠、梯孝則(ヴィオラ)、佐藤慎悟(ピアノ)
 ヴィオラの梯さんはご存知元N響のヴィオラ奏者。

 ヴィオラ好きにはたまらない演奏会でした。ヴィオラはオーケストラでは地味、目立たない存在と言われますが(実際にネタにされていました)、こんなにもヴィオラの魅力を堪能できる作品があり、演奏を楽しみました。ルビンシュタインは三戸さんと佐藤さんの演奏です。
 プログラム最初の2つはお馴染みの曲で。超有名曲のパッヘルベルの「カノン」も、実際に演奏しているところを見ると、追いかけっこをしているのがよくわかります。

 前半の途中、ヴィオラの楽器紹介もありました。ヴァイオリンとチェロも用意して、大きさを比べます。また、オーケストラでヴィオラがどんな演奏をしているのかを、モーツァルト:交響曲第40番とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番の冒頭を少し演奏して説明します。モーツァルトの40番は、まずヴィオラパートだけを演奏します。配布されたプログラムの裏に、譜面が書いてあるのでそれも見ながら。ひたすら同じ音を繰り返す。次にヴァイオリンとチェロのパートをピアノで弾いて、一緒に演奏すると、あのモーツァルトの40番の冒頭に。梯さんも「目立たないですね」と一言…。一方、ラフマニノフではメロディーを担当しているヴィオラ。あのピアノの冒頭を聴いて、ゾクゾクしました。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、まだ生では聴いたことがない。冒頭だけですが生で聴けて嬉しかった。実際は弦楽器は何十人といるのを、ヴィオラ2人だけで演奏したのですが、よく響いていました。すごいなぁ。

 このヴィオラ紹介だけでなく、曲の合間にも三戸さんのトークがあるのですが、よくしゃべるwあの「ヴィオラジョーク」も登場しました。「ヴィオラの方が長く燃えます」のアレ…wヴィオラの皆さんはたくましく生きているのだなぁと思ってしまいました…。

 初めて聴いたカール・シュターミッツのヴィオラ二重奏曲第1番。こんな曲です。
Duo de Violas - Stamitz - Duos nº 1
 ナクソス・ミュージック・ライブラリーにはなくて探すのに一苦労しました。YouTubeには少しありました。CDもなかなかない珍しい作品みたいです。ヴィオラのあたたかな音色に、ハ長調の朗らかさ、素直さが加わって、とても楽しい演奏でした。掛け合いももちろんのこと、2艇あるのでボウイングを見るのも楽しい。いい作品です。もっと演奏機会が増えればいいのに。

 もうひとつ気に入ったのが、アントン・ルビンシュタインのソナタ。
Rubinstein: Sonata for Viola & Piano, Op. 49. 2nd mvmnt, Andante — Camerata Pacifica
 今回は第2楽章だけでしたが、ヴィオラの落ち着きのある音色にぴったりな曲想。ピアノとの掛け合いもしっとりと。一方で、ヴィオラが饒舌にロマンティックに歌うところも。内に秘めた情熱という感じ。素敵な曲です。全曲聴いてみましたが、全曲もよかった。ヴィオラソナタにこんな素敵な作品があったんだ。嬉しい発見です。
 現代の作曲家、コーエンの「タンゴ8」は、リズミカルなタンゴ。お二人ともとても活き活きしていました。

 最後はヴィオラが主役の作品といえば、バッハのブランデンブルク協奏曲第6番。普通はチェロやヴィオラ・ダ・ガンバもありますが、今回はヴィオラ2艇とピアノの編成。この曲も、パンフレットの裏に譜面が書いてありました。カノンと同じように追いかけっこをしたり、ユニゾンで演奏したり、この曲もヴィオラがどんな動きをしているのか見て聴くのが楽しい曲でした。第2楽章のヴィオラの歌にはじんわりとした気持ちになりました。元々好きな曲ですが、ますます好きになりました。

 アンコール(三戸さん曰く「計画的アンコール」w)はこちら。
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・ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲 第2番 より 第2ワルツ
 大好きな曲です。ほの暗いメロディーにヴィオラの音色がよく合う。沁みる…。哀愁に満ちた曲ですが、どこか明るさも感じられる曲。演奏後、舞台袖(常設展の入り口)に戻る際、佐藤さんがピアノの蓋を閉めていた。これで終わりだよ、という合図でしたw
 バロックから現代まで、本当に楽しい演奏会でした。ヴィオラは素敵な楽器です。

・チェロ回:チェロ2挺の知らない世界
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by halca-kaukana057 | 2018-11-08 22:51 | 音楽
 今日、9月20日はシベリウスの御命日。61年目です。普段ならCDについて書いていましたが、今年は本。シベリウスに関するとても興味深い本を読みました。昨年、シベリウス没後60年、フィンランド独立100年に合わせて出版されました。

シベリウス (作曲家 人と作品)
神部 智/ 音楽之友社 /2017

 シベリウスの伝記と、作品解説に関する本です。
 日本語でのシベリウスの伝記というと、今まで数は多くなかった。1967年、菅野浩和氏による「シベリウス 生涯と作品」が最初。私もこの本は持っていますが、やはり古い。資料が少なかったのだ。他にもいくつかありますが、本当にいくつかだけ。他の作曲家はもっと沢山出てるのに…。ようやく、シベリウスの伝記の決定版が出ました。それだけ資料も出てきて、研究も進んだということだ。シベリウスの生涯と、その頃に作曲された作品の作曲経緯などが書かれ、「作品篇」ではそれぞれの作品の解説があります。

 まず、Sibeliusという姓に疑問を持っていた。当時、スウェーデン語系フィンランド人はラテン語風の姓を名乗ることはあったが、ではなぜ「Sibelius」なのか。その謎にも答えがあります。家系や家族も詳しく解説されています。「ジャン」というフランス語の名前・ペンネームは船乗りだった伯父が「ジャン」と名乗っていたのに由来しているが、その伯父さんや、シベリウスが幼い時に亡くした父・クリスティアンについても詳しく記載されています。シベリウス家は家計が苦しく、アイノ夫人は大変だったそうだが、それはシベリウスが幼い頃からもそうだったと…。音楽以外のことに関しても本当に詳しいです。

 そして、シベリウスはスウェーデン語系フィンランド人、という存在、立場もシベリウスの生涯でも、作曲においても、重要な要素となります。フィンランド語および文化の地位向上を目指した「フェンノマン」、スウェーデン語および文化の推進者の「スヴェコマン」。この両者は対立、せめぎ合い、フィンランド社会を二分してしまう。スウェーデン語を話すも(シベリウスはフィンランド語は話せるけれども苦手だった)、「カレワラ」などフィンランドの文化に関心があり、それを題材にした作品を作曲したシベリウス。シベリウスのアイデンティティは揺れ動いていた。「カレワラ」にちなんだ作品を発表する一方で、歌曲はスウェーデン語のものが圧倒的に多い(詩はルーネベルイなど、スウェーデン語系フィンランド人によるものが多いため)。「フェンノマン」と「スヴェコマン」はシベリウスにとって重要なキーワードになります。

 シベリウスは孤高の作曲家と言われる。特に後期の作風が、他の同時代の作曲家とは異なる技法、表現を使っていた。また、徐々に作曲しなくなり、アイノラで静かな晩年を送ったのも理由にあるだろう。でも、シベリウスは全く孤高ではなく、音楽家同士の交流もあったし、他の作曲家の作品に感銘を受けたこともあった。若い頃はワーグナーに傾倒していたが、バイロイト詣出をした後、目指す音楽はワーグナーではないと明言する。ヘルシンキ音楽院(現在のシベリウス・アカデミー)の教授だったブゾーニや、指揮者のロベルト・カヤヌス、リヒャルト・シュトラウス、シベリウスを尊敬し交響曲を献呈するほどだったレイフ・ヴォーン=ウィリアムズなど、様々な音楽家や人々と交流があった。シェーンベルクの作品を聴いて高く評価していたのには驚いた。音楽界は時代の過渡期、調性のない音楽が生まれる一方で、シベリウスは独自の道を歩んだとされるが、シベリウスは社会と断絶していたわけではなかった。

 各作品の作曲の背景も、知らなかったことが多く勉強が進んだ。交響曲第8番の作曲、破棄の経緯も記載されている。スコアを暖炉で燃やしてしまったと言うが、それは事実なのか。

 これまで、イメージや憶測で語られてきたシベリウス。勝手なイメージを持ってしまっていたと思う。

 菅野さんの別の本も面白いです。

シベリウスの交響詩とその時代 神話と音楽をめぐる作曲家の冒険

神部 智/音楽之友社


 「作曲家 人と作品」シリーズよりは難しいですが、こちらもおすすめです。
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by halca-kaukana057 | 2018-09-20 22:19 | 本・読書
 今年のBBC Proms (プロムス)で、マーラー「交響曲第8番」が演奏されました(Prom11、トーマス・セナゴー:指揮、BBCウェールズ交響楽団 他)。マーラーの交響曲は、少しずつお近づきになっている途中。声楽・合唱付き作品は好きです(声楽なしの作品なら、1、5は好き。6,7番は少しずつ聴いている。9番以降はまだまだこれから)。が、8番はその規模の大きさゆえ、敬遠していました。「千人の交響曲」ってどんな曲だ?と、思っていたのですが、プロムスで演奏された8番を聴いて、声楽も合唱も、オーケストラもきれいな作品だなぁと感じました。これは思ったよりもお近づきになりやすいかも。プロムスの他にも、世界各地…というよりは北欧のオーケストラが立て続けに8番を演奏。オンデマンド配信もあります。これは聴くしかない。

 まずは、スウェーデン。ハーディング指揮、スウェーデン放送響。
Sverigesradio : P2 Live : Östersjöfestivalen: Mahlers åtta
タマラ・ウィルソン、イーダ・ファルク・ヴィンランド、Hanna Husáhr (ソプラノ)
カレン・カーギル(メゾソプラノ)、アンナ・ラーション(アルト)
サイモン・オニール(テノール)、クリストファー・モルトマン(バリトン)、 Shenyang(バス)
スウェーデン放送合唱団、エーリク・エーリクソン室内合唱団、ミカエリ室内合唱団、聖ヤコブ室内合唱団、
アードルフ・フレードリク・ユース合唱団
ダニエル・ハーディング指揮、スウェーデン放送交響楽団
(「Chorista samt Adolf Fredriks kyrkas diskantkör och ungdomskör」とあるのですが、訳しきれず、すみません。「アードルフ・フレードリク・ユース合唱団」の「Adolf Fredrik Ungdomskör」に、多分ボーイソプラノ?の合唱団が一緒になっている模様???スウェーデン語は詳しくない…。)
 9月22日ごろまでオンデマンド配信しています。

 次はお隣フィンランド。リントゥ指揮、フィンランド放送響。
◇ラジオ音声:YLE Areena : Konsertteja : "Tuhannen sinfonia" avaa RSO:n Mahler-sarjan
◇映像:YLE Areena :RSO Musiikkitalossa : RSO:n konsertti: Mahler-sarjan aloittaa Sinfonia nro 8
カミッラ・ニュルンド、アヌ・コムシ、ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ)
リリ・パーシキヴィ、Tuija Knihtilä(メゾソプラノ)
トゥオマス・カタヤラ(テノール)、スティーヴン・ガッド(バリトン)、ミカ・カレス(バス)
ヘルシンキ・ミュージックセンター合唱団、カンピン・ラウル室内合唱団、Spira Ensemble、タピオラ室内合唱団、
ヘルシンキ大聖堂少年合唱団(Cantores Minores)
ハンヌ・リントゥ:指揮、フィンランド放送交響楽団
 ラジオ音声は後10日、9月23日頃まで。映像はしばらくの間観られます。

 マーラー作品というと、どこかしら暗く陰鬱で、重苦しいかと思いきや、美しいメロディーがあったり、高らかなファンファーレに、壮大に鳴り響くというイメージ。ホルンをはじめとする管楽器はベルアップをして、鞭やハンマーも楽器になる。編成がとにかく大きい。そんなイメージ。8番も、冒頭はオルガンもあり、合唱とオーケストラが一斉に鳴り響く。とても華やか。だが、他の作品にある陰鬱さ、重苦しさが感じられない。空の高みをただ見ているような美しさ。声楽ソロも本当に美しい。マーラー作品の中で、8番はちょっと違うなと感じました。

 構成はというと、第1部はラテン語賛歌「来たれ、創造主たる聖霊よ」から歌詞が取られています。こっちの方が長い第2部はドイツ語で、ゲーテの「ファウスト」第二部から最後の場が取られています。キリストの救済、第2部では愛と浄化を歌っている。交響曲というよりは、オラトリオ、カンタータのよう。そこが、私にとって親しみやすかったのかもしれない。作曲した頃、マーラーはウィーン宮廷歌劇場の指揮者を辞任、愛娘が亡くなり、マーラーも心臓病の診断を受けるなど、辛い立場にあったが、少し年月を置いた初演は大成功。まだマーラーの伝記を読めていないので、もう少し詳しい背景はわからないままですが、6番や7番とは雰囲気が随分違うなと思います。音楽に何かを求めていたのかなぁ…?(推測です)

 スウェーデン放送響のほうは、さすが合唱大国スウェーデン。合唱がすごい。演奏後、曲名はわかりませんがアンコールらしき無伴奏合唱が入っています。フィンランド放送響の方は映像でも観られるのがありがたい。合唱団がいっぱいですね。第2部のラストをじっくりという感じ。どちらも、第2部のテノールのソロが印象に残りました。「マリア崇敬の博士」という役になっているらしい。

 困ったのは、オンデマンド配信には、CDのトラックに当たるものがないので、どこを演奏しているのかの目印がないこと。CDを1枚買った方がいいなぁ。ナクソス・ミュージック・ライブラリーはトラック間に空白ができてしまう。Spotifyは空白はないけど、無料会員なのでPCじゃないとトラック順に聴けない(そのうち、ナクソス・ミュージック・ライブラリーとSpotifyのクラシックでの比較をやろうと思います)。
 聴かずに苦手意識を持っていた作品ですが、聴いてみたらよかった。まだまだわからないことがあるので、色々と聴いてみようと思います。

・プロムスの記事:BBC Proms ( プロムス ) 2018 私選リスト その1 [7月] [随時追記中]
 プロムスは既にオンデマンドは終わってしまったのが残念。
・過去関連記事:マーラーを語る 名指揮者29人へのインタビュー
 8番について語っている指揮者はいたかな?再読。
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by halca-kaukana057 | 2018-09-13 23:08 | 音楽
 毎年恒例、ラハティのシベリウスホールにて、9月6日から9月9日まで、シベリウス音楽祭(Sibelius Festival/Lahden Sibelius-festivaali)が開催されました。シベリウスだけの音楽祭。ラハティ交響楽団がホストオーケストラ。今年は、エストニア独立100年を記念して、ネーメ・ヤルヴィ指揮 エストニア国立交響楽団も参加しました。既にフィンランド国営放送(YLE)では演奏会の録音が放送され、オンデマンド配信されています。また、ラハティ響の演奏会動画を中心にアップしているサイトにも、後で動画がアップされる、かもしれません(まだ断言できません。例年通りであれば、アップされます)。まとめます。

◇9/6 SIBELIUS HALL : Sibelius Festival Concert
 ・序曲 イ短調 JS144:動画
 ・ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47:動画
 ・組曲「白鳥姫」 op.54:動画
 ・アンコール:ペレアスとメリザンド op.46 第1曲:城門にて
  / バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)、ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団
◇YLE Areena radio : Lahden Sibelius-festivaali 2018: Sinfonia Lahden konsertti

◇9/7 SIBELIUS HALL : Sibelius Festival Concert
 ・弦楽のためのロマンス ハ長調 op.42:動画
 ・「クオレマ」より 「悲しきワルツ」op.44-1 , 「鶴のいる情景」op.44-2
 ・交響曲第3番 ハ長調 op.52
 ・交響曲第4番 イ短調 op.63:動画
 ・アンコール:アンダンテ・フェスティーヴォ
  / ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エストニア国立交響楽団
◇YLE Areena radio : Lahden Sibelius-festivaali 2018: Viron kansallisen sinfoniaorkesterin konsertti

◇9/8 SIBELIUS HALL : Sibelius Festival Concert
 ・イン・メモリアム op.59:動画
 ・6つのユモレスク:動画
 ・交響曲第6番 ニ短調 op.104
 ・交響曲第7番 ハ長調 op.105:動画(6番、7番続けて)

 ・アンコール:2つの小品 op.111 第1番 イントラーダ(管弦楽版、編曲:Luukas Hiltunen):動画
        ↑シベリウスのオルガン曲、珍しい作品です。初めて聴きました。しかもオーケストラ編曲。
       :フィンランディア op.26:動画
        ↑シベリウス音楽祭の締めのアンコールといえば、フィンランディアです。 
  / バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)、ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団

 YLEのオンデマンドは放送から30日間。プレーヤーの上の砂時計マークの「○○pv」が残り日数です。期限が近くなると赤く表示されます。
 また追加されたら追記します。
【追記】
 ラハティ響の演奏動画をアップしているサイトに、今年のシベリウス音楽祭の動画が一部アップされました。リンクを貼っています。

【追記2】
 シベリウス音楽祭はオーケストラだけではありません。室内楽、器楽・声楽作品もあります。1日目のオーケストラの演奏会後に、室内楽の演奏会もありました。

SIBELIUS HALL : Sibelius Festival Concert
Late Evening Chamber Concert
・ピアノ三重奏曲 イ短調 JS207 "Hafträsk(ハフトレスク)":動画
 / Wellamo Trio (アヌ・シルヴァスティ Anu Silvasti, piano, ロッタ・ニュカセノヤ Lotta Nykäsenoja, violin, イルッカ・ウールティモIlkka Uurtimo, cello)


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by halca-kaukana057 | 2018-09-11 22:43 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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