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 久々にイリジウムフレアの条件のよい可視パスがあったので、見てみました。空は薄雲がかかっています。東の空に、春の星座のうしかい座のアルクトゥールス(アークトゥルス…表記が沢山あります…)、おとめ座のスピカ、そしてスピカの近くには赤い火星も見えていますが、他の星はあまり見えない。普段なら、うしかい座の形を辿れるのだがなぁ。

 そして可視パスの時間。最初は小さな光の点だったイリジウム衛星が、一気に増光、すぐに減光して見えなくなりました。この一気に増光する様は、何度観てもゾクゾクします。ドキドキします。フレアきたーっ!と心の中で叫んでしまうぐらい。
 でも、今日のフレアは控えめ、おとなしめでした。薄雲のせいでしょうか。元々、予想された光度もそんなに明るいフレアではありませんでした。それでもはっきりと見えた。イリジウムフレアを堪能しました。

 画像も撮れました。
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 火星やスピカも一緒に入れようと思ったら、イリジウムフレアが画像の端っこに写ってしまいました。ぎりぎりです。以前のイリジウムフレア画像と比べると、かなり控えめ、暗めです。春の星座との共演は、このぐらいの明るさでもいいかな、なんて思ったり。いや、やっぱり背筋がゾクゾクするぐらいの明るいフレアも見たいです!

 ちなみに、この時、NHKFMのN響定期公演をラジオで聴いていました。ネーメ・ヤルヴィ指揮のシベリウス交響曲第2番。パパヤルヴィのシベ2も、じわりじわりと春の訪れを感じる、今日のイリジウムフレア、星空のような演奏でした(たとえが謎w)シベリウス2番と星空・星見は合うかな?と思ったのですが、ちょうど聴いていた第2・3楽章辺りの控えめな部分は合う気がします。

 大好きな星と音楽と。イリジウムフレアの時間は短いですが、いい時間でした。
by halca-kaukana057 | 2014-04-18 22:14 | 宇宙・天文

大雪の東京へ

 土日、旅行で東京へ行ってきました。はい、あの大雪の中。まさかこんなに降るとは思わなかった。雪国生まれの雪国育ち、雪国在住。雪は見慣れていますし、歩くのも普通のこと。しかし、雪国の在住地と、普段なら晴れているはずの東京の景色がほぼ同じ真っ白だったことに驚いてばかりでした。しかも、東京は高層ビルが多い。その高層ビルのビル風の突風吹雪は怖かったです。しかも除雪が入らないので、雪国よりも歩き難いと感じました。忘れられない旅行になりました。
 旅行のことを、何回かに分けて少し書こうと思います。主に写真アップです。

 まずは、雪の東京駅丸の内駅舎をどうぞ。白い。これはなかなか見られない光景。
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・一昨年の、晴れている時の丸の内駅舎:東京に行ってきました

 ちなみに、この旅行中、N響のコンサートに行くつもりでした。
NHK交響楽団:第1775回 定期公演 Aプログラム
 指揮は尾高忠明さん。何と、オール・シベリウス・プログラム。「アンダンテ・フェスティーヴォ」、ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47、「四つの伝説」op.22。1曲目から「アンダンテ・フェスティーヴォ」!!これは行く、行く!と楽しみにしていました。(ちなみに、このコンサートのこぼれ話をこの記事に書きました。友人を誘ったが反応無し、の部分)
 そして雪の予報に、これはシベリウスを聴くにはもってこいの天気じゃないか!と思っていたのに…交通などにより行けませんでした…。残念無念。スマートフォンでFMでのラジオ中継を録音しておいて、後で聴いたのですが、これは是非生で聴きたかった、という演奏でますます残念。旅行そのものは、友人との時間も楽しく過ごせてよかったのですが、ちょっと心残りです。
 自然だけはどうしようもなりません…。
by halca-kaukana057 | 2014-02-10 22:13 | 旅・お出かけ
 春というよりも、もう初夏です。でも、まだ5月…5月最後ということで。晴れた日は、緑の多いところへ。

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 まだ咲いている八重桜が。やわらかくふんわりとした花がきれいです。

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 ナナカマドの白い花。何度も書いてますが、フィンランド語だと「ピヒラヤ(pihlaja)」。シベリウスのピアノ曲集「5つの小品」op.75(「樹の組曲」)の第1曲「ピヒラヤの花咲く時」を思い浮かべます。フィンランドの街角や森にも、この白い花が咲いているのだろうな。シベリウスもそれを見ていたのだろうな。

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 ナナカマドの花が咲く時期、一緒に咲くのがライラック(リラ)。紫でも、濃さが違うのもあります。この花も大好きな花。
 ちなみに、シベリウスのop.75は全部で5曲(ピヒラヤの花咲く時、孤独な松の木、はこやなぎ(ポプラ)、白樺、樅の木)ですが、なんと6曲目があったそうで、しかもタイトルは「ライラック」だったのだそうです…!
HMV:シベリウス・エディション VOL.10~ピアノ曲第2集~日本語解説付(5CD)
 聴いてみたい…! でも、何故その6曲目は削除されてしまったのだろう…?

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 菜の花と白樺。菜の花の黄色、空の青、白樺の幹の白と葉の緑…色鮮やかです。…ここにもシベリウスの作品が!シベリウスop.75に関係のある花や樹に囲まれてます。

 こんな風景を観ながら、のんびりとボーっとする時間…やっぱり幸せだなぁと感じます。この時間だけだったとしても。
・参考過去記事:北国の春2013 その4・番外編 美しい5月に


*シベリウスの「ライラック」ですが、調べてみたら、後に管弦楽組曲「3つの小品」op.96より第1曲「抒情的ワルツ(Valse lyrique)」op.96aとなった模様。
by halca-kaukana057 | 2013-05-31 22:43 | 日常/考えたこと
 どんな季節でも聴いているのですが、冬から春にかけては特にシベリウスが聴きたくなります。春の訪れと第3楽章の白鳥のエピソードから、「交響曲第5番」や、タイトルからストレートに「即興曲”春の歌”」op.17など。ピアノ曲でも色々あるなぁ。

 そんな中から、今回は、「弦楽オーケストラのための即興曲」を。
NML・ナクソス・ミュージック・ライブラリー:シベリウス:小管弦楽のための作品集(フィンランディア・シンフォニエッタ/指揮:ペッカ・ヘラスヴォ)

Jean Sibelius: Impromptu für Streichorchester

 こちらは別の指揮・オケによるもの。

 「6つの即興曲Op.5 第5番, 第6番(弦楽オーケストラ編)」とも表記されます。以前私もピアノで演奏したピアノ曲「即興曲」op.5の第6番と、その前の第5番の、シベリウス自身による弦楽オーケストラ編曲です。
 第5番は、ピアノの原曲では、アルベジオの連続が吹雪いたり舞う雪の様子を描いたような曲。きらきらと繊細で、暗くもある美しい曲です。
Kristiina Junttu; Jean Sibelius Impromptu Op.5, No.5
舘野泉 Izumi Tateno, シベリウス Sibelius / 即興曲 Impromptu
・私の6番の演奏:Satellite HALCA:シベリウス:即興曲op.5-6

 このop.5の第5番と、第6番を繋げて演奏しています(基本的に5-6-5という構成ですが、5-6で終わっているものも)。弦楽になると、ピアノによる原曲とはまた異なる、やわらかさやあたたかさが出ます。5番はピアノだと激しい感じでも演奏できるのですが、弦楽になると内省的な暗さが出ます。この暗さが冬を思わせ、そして6番のホ長調の明るいメロディーはまさに春。でも、6番は後半でホ短調に転調。再び暗いメロディーへ。この明と暗が、暖かくなったり再び寒くなったり、春の嵐になったりする今の季節(私の地域では)に合うなぁと思います。

 シベリウスの小品をもっと聴きたいと思っています。探せば沢山出てくる。シベリウスの小品は、「愛らしい」ということばがピッタリなんです。
by halca-kaukana057 | 2013-04-05 22:24 | 音楽
 今日は「啓蟄」。二十四節気で、大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃とされています。ウィキペディアで調べてみたら、
現在広まっている定気法では太陽黄経が345度のときで3月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から5/24年(約76.09日)後で3月8日ごろ。
wikipedia:啓蟄より

 と、天文学上の意味もあったので驚きました。
天文学的には、天球上の黄経345度の点を太陽が通過する瞬間。黄道十二宮では双魚宮(うお座)の15度。
はてなキーワード:啓蟄とはより

 とも。二十四節気も、暦だから天文学・地球が太陽のまわりを公転することに関係してくる。そうだったのか。勉強になりました。

 「啓蟄」とはいえ、私の地域では今日も雪。でも、雪が一旦収まって雲間から晴れ間が見えると、春を思わせる日の光と暖かさを感じました。雪は高く積もり、視界を遮っていますが、それでも春は少しずつやってきているのだなと感じます。

 そんな今日、聴いた曲。

 まず、シベリウス:弦楽四重奏曲イ短調 JS183/シベリウス・アカデミー四重奏団
 以前も書きましたが、シベリウスの弦楽四重奏曲と言えば、ニ短調op.56「親愛なる声(親愛の声、内なる声)」が有名ですが、他にも3曲、弦楽四重奏曲を書いています。そのうちのひとつが、このイ短調。作品番号は付いていない、初期(1889年)の作品です。「親愛なる声」も好きですが、このイ短調も好きです。シベリウスがドイツに留学していた頃で、作風も後期ドイツロマン派に分類されるものの雰囲気。若々しい。でも、シベリウスの澄んだ弦のため息のようなささやきは健在。暗い部分でも、柔らかさ・優しさ・穏やかさがあって、雪の中で、そっと感じる春の光というのをイメージしつつ聴きました。第3楽章は可愛らしい明るさのVivace.本当に可愛い。第1ヴァイオリンがのびのびと歌う。第4楽章の冒頭のメロディーはなんとなく民謡のような(違うかもしれないけど)。最後は切迫した急速なメロディー。でも、深刻になり過ぎない。


 もう一曲。ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調op.115/
 アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)、リュク・エリー、フローランス・バンデル(Vn)、ニコラ・ボヌ(Va)、ミュルエル・プーザン(Vc)
 ご存知、ブラームスのクラリネット五重奏曲。クラリネット五重奏曲といえば、このブラームスと、モーツァルト。明るいモーツァルトと、渋いブラームス。どちらも好きです。演奏は、今日のNHKFMで偶然聴いたもの。
 ブラームスの渋さ・暗さはあるのですが、クラリネットのやわらかい・穏やかな音色が春の光・春風のようだなと感じました。聴けば聴くほど好きになる曲です。

 春を待ちながら、こんな曲を聴いたメモでした。
by halca-kaukana057 | 2013-03-05 22:52 | 音楽
 冬の寒さと暗さ(日照時間が非常に短い)、雪による閉塞感により、元気がない遼です…。心身共に冷え切っています。

 こんな冬の日には、やっぱりシベリウスですね。ということで、このBOXを…

The Essential SIBELIUS (15CD) [Import]

Lahti Symphony Orchestra 他/ BIS


HMV:シベリウス全集 ヴァンスカ、ヤルヴィ、他(15CD)
 ↑全曲リストがあります

 この14枚目、ヴァイオリンやチェロなどの器楽曲から
・「アンダンテ・カンタービレ」変ホ長調 JS30b(ピアノとハルモニウムのための)
  /フォルケ・グレースベク(ピアノ)、ハッリ・ヴィータネン(ハルモニウム)
 ハルモニウムとピアノというとても珍しい作品。ハルモニウムのあたたかい音色にほっとします。

・「メランコリー」(Malinconia)Op.20(ヴァイオリンとチェロのための)
  /トゥールレイフ・テデーエン(チェロ)、フォルケ・グレースベク(ピアノ)
 「憂鬱」というタイトルの作品。渋く重いチェロとピアノがまさに「憂鬱」。でも、「陰鬱」とは違うのがシベリウスだなと思います。時折明るくなることも。暗い気持ちの時には暗い曲を、といいますが、それにぴったりな曲だと思います。ピアノとチェロという編成の小ささも聴きやすい。でも、シベリウスの交響曲は、4番や6番、7番は暗い、落ち込んでいる時も聴ける、むしろ聴きたいと思ってしまう。自分が好きだからか。それとも?
by halca-kaukana057 | 2013-01-15 22:58 | 音楽
 今日は悲しいニュースを…。

読売新聞:パーボ・ベルグルンド氏=フィンランドの指揮者

YLE:Kapellimestari Paavo Berglund on kuollut
 ↑フィンランド国営放送YLE。フィンランド語です。
HS.fi:Kapellimestari Paavo Berglund on kuollut
 ↑フィンランドの主要紙「HELSINGIN SANOMAT」。フィンランド語です。
THE Washington Post:Finnish conductor Paavo Berglund, known for Sibelius recordings, dead at age 82
 ↑ワシントン・ポスト紙。英語です。

 フィンランド人指揮者・パーヴォ・ベルグルンド死去…ですって…!? 25日、82歳だったそうです。長く闘病生活を送っていたそうです。
 このニュースを見た瞬間、ただただショックでした。そして、涙が…。

 ベルグルンドといえば、やはり同じくフィンランドの偉大な作曲家・シベリウスの作品が挙げられます(勿論、シベリウス以外の作曲家の作品の演奏もあります)。ベルグルンドは1929年生まれ。シベリウスは1957年死去。同じ時代にフィンランドに生き、2人は会ったこともあるのだそう。ベルグルンドは元々はフィンランド放送交響楽団のヴァイオリン奏者だった(熱血漢で、楽曲の解釈が合わないと指揮者と論争したことも…)。その後、フィンランド放送響を始め、様々なオーケストラと共演。また、左利きで、左手に指揮棒を持つ指揮者としても知られていました。

 私にとって、ベルグルンドは、シベリウス作品に触れるきっかけであり、シベリウス作品が大好きになるきっかけでもあり、そしてクラシック音楽に親しむようになったきっかけでもある。今の私に無くてはならない指揮者・マエストロでした。

 以前も書いたとおり、クラシック音楽を聴き始めた頃、ピアノ曲や器楽ソロ、管弦楽の小品には親しんでいましたが、交響曲となると”長い、重い、難しい”というイメージが払拭できずなかなか親しめずにいました。そんな時、「シベリウスの交響曲(特に後期交響曲)がいい」というコラムを読みました(ちなみに、今だから話そう…そのコラムの筆者は、大河ドラマ「平清盛」の音楽も担当している作曲家・吉松隆さん。シベリウス6番交響曲のような作品を書きたいと作曲家を志し、シベリウスを師と仰いでいることを、この時は知りませんでした)。そして、図書館で借りてきたのが、ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団の交響曲全集。シベリウスの交響曲は7曲。さて、どれから聴こうかと迷い、1楽章のみで演奏時間の短い7番から聴いてみた。そして、聴いた瞬間「わあっ…」と思った。音が澄んでいる、透明。静かで、音がゆったりと揺れ動くよう。メロディーも、出てきたかと思うと消えてしまう。そして、あの神々しいトロンボーンのソロ。演奏時間約20分。聴き終わった時、私はすっかり魅了されていた。それまで私が抱いていた交響曲のイメージを、いい意味でぶち壊してくれた。7曲全部聴いて、シベリウスの音楽をもっと聴きたい、他の作曲家の交響曲ももう一度ちゃんと聴いてみたいと思うようになっていた。このベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管のシベリウス交響曲全集は、私のクラシック音楽に親しむ道標のような存在になった。

 その後、ベルグルンド指揮フィルハーモニア管弦楽団による「フィンランディア」などの交響詩・管弦楽曲や、ヘルシンキ・フィルとの交響曲・管弦楽曲も聴いた。ヘルシンキ・フィルとの演奏は、ヨーロッパ室内管よりもあたたかい演奏だと感じた。この演奏には感動しました。

 他の指揮者によるシベリウスも色々聴いたけど、やっぱり最後に戻ってくるのはベルグルンドが指揮した演奏だった。落ち込んでいる時、ひとりになりたい時は、いつも交響曲第4番を聴いている。果ての無い暗い曲だが、聴いていると落ち着いてくる。雪が降ると、5・6・7番を聴きたくなるし、春が近づくと2番、初夏には3番を聴いている。ベルグルンドのシベリウスは、どんな時も心の支えだった。私の心にピッタリ来る音楽だった。

 今夜はベルグルンドのシベリウスを聴きまくろうと思う。

 ベルグルンド先生、ありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 最後に、ベルグルンドの指揮動画を。
Jean Sibelius - Symphony No. 5

 1971年、日本フィルとの交響曲第5番。

Jean Sibelius' tone poem The Bard
 フィンランド放送響との「吟遊詩人」op.64.ハープが美しい、私もお気に入りの作品です。

Sibelius: Symphony No.7 - Berglund(2002Live)
 動画ではなく音源だけ(イラストは気にしない)。10年前、2002年、BBC交響楽団との交響曲第7番です。

Jorge Bolet and Paavo Berglund in Rehearsal
 シベリウスではないのですが、珍しい動画を。ベルグルンドが、ピアニスト・ホルヘ・ボレットと一緒にラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」を打ち合わせ・練習。オケはなく、ピアノだけ。ベルグルンドが指示を出しています。ベルグルンドが話しているところを観たことが無かった。何と言っているのかわからないのが悔しい…。

Beethoven - Piano Concerto n.3 Emil Gilels - Philharmonia Orchestra, dir. Paavo Berglund
 こちらも、シベリウスではないのですが。エミール・ギレリスのピアノで、ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」。オケはフィルハーモニア管。ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中で、第3番が一番好きなんです。このコンビでこの曲が聴けるとは嬉しい。1984年のものです。

【関連リンク】
The Giant Conductor: a maestro mourns
 フィンランドを代表する指揮者・サカリ・オラモによる、追悼文。オラモもフィンランド放送響のヴァイオリン奏者(コンマス)で、後にフィンランド放送響の指揮者となった。ベルグルンドと同じように。

森と湖の詩:Kiitoksia Maestro Paavo Berglund
 オスモ・ヴァンスカのお弟子さんで、シベリウス作品に精力的に取り組んでいる指揮者・新田ユリさんの公式ブログより。新田さんも、ベルグルンドに会ったことがあるのだそう。その時の思い出を語ります。


【過去関連記事】
やっぱり フィンランド人指揮者でシベリウス
 ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管のシベリウスについて語ってみました。
アアルト風シベリウス フィンランド人指揮者でシベリウス・ふたたび
 こちらはヘルシンキ・フィル盤。
冬から春へ…節分に聴きたいシベリウス
 ヘルシンキ・フィルとの2番。
by halca-kaukana057 | 2012-01-27 22:42 | 音楽
 クリスマスイヴの夜、いかがお過ごしでしょうか。私はのんびりです。宇宙の超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」経由のクリスマスメールも無事に届きました。

 外はクリスマス寒波で雪。吹雪です。ホワイトクリスマスで合ってはいますが、ホワイトアウトクリスマスな時も…。実話です。はい。

 そんなクリスマスに合うかと、以前こんな動画(演奏)を見つけました。

シベリウス もみの木 (Sibelius:The Fir)


 このブログではお馴染みの、シベリウス作曲「樅の木」op.75-5.ピアノ曲ですが、ピアノとヴィオラ用に編曲し、演奏したのがこの動画だそうです。以前、チェロとピアノの演奏は聴いたことはあったのですが、ヴィオラを選ぶとは、渋いですねぇ、いいですねぇ。ヴィオラ大好きです。
 ヴィオラの渋くあたたかい音色が、「樅の木」の雰囲気にピッタリです。この編曲・編成、とても素晴らしいです。

 シベリウスの「樅の木」は、雪原で吹雪にも耐える命とその情景を表現した作品だと思っています。寒波に耐え、今年は様々な困難にも耐え…それでも生きる。この演奏を聴きながら、そんなことを考えていました。もみの木だからクリスマス…という曲ではないのですが、もみの木つながりで、今日紹介してみました。

 それでは、今日、明日、皆様の心があたたかなクリスマスとなりますように。

 私はこれから、NHK-FMで、オーディオドラマ「鳥の名前の少年 あるいは、ある小惑星探査機の冒険」を聞きます。「はやぶさ」のラジオドラマ。「はやぶさ」を音だけでどう表現するか、楽しみです。
by halca-kaukana057 | 2011-12-24 22:03 | 日常/考えたこと
 今日12月8日はジャン・シベリウスのお誕生日。1865年生まれなので、146回目。2015年は生誕150年を迎えます。今から楽しみです(ちょっと早過ぎるぞ)。

 12月8日になると、ピアノ小曲「樅の木」op.75-5(「樹の組曲」とも呼ばれる「5つの小品」op.75)を思い浮かべます。12月8日に、この「樅の木」を演奏して、シベリウスの誕生日をお祝いするのが夢です。演奏したい、自らの手で演奏したいとずっと温めている「樅の木」。未だに譜読み止まりで、練習という練習に取り組めていません。この夢を実現できるのはいつの日か。生誕150年の2015年…あと4年後にやろうか。やりたい、演奏したい。シベリウスが生まれた日、フィンランドは雪が降っていたのかな、なんて想像しつつ。4年後なら、「樅の木」だけでなく、他のシベリウス作品も演奏したい。出版されていて、日本で比較的容易に入手できるピアノ楽譜が少ないのが難点です…。何故に増えない…。まずは「樅の木」に集中します。


 さて、今年の12月8日は何を聴こう。いつものように交響曲第6番7番や交響詩などを聴いていますが、今年推したいのが、交響詩「夜の騎行と日の出」op.55.以前、体調が悪かった時、この曲をずっと聴いて、記事にも書いていました。シベリウス自身も体調を崩し、喉の腫瘍を取る手術を受けて、心も内面へ向かっていた。その後、さらに内面へ、暗がりへ向かう第4交響曲が作曲される。馬に乗って夜道を駆けてゆく情景から、ホルンが日の出を告げる。メロディーが無いような前半部分から、静かで厳かな日の出の後半部分。この過程に、いつも惹き込まれます。
・その以前の記事:シベリウスの"光への道"

 シベリウスの誕生日に、今現在の日本のことを重ねる必要はない…と思うのですが、それでも考えてしまいます。震災後、佐渡裕さんによる「フィンランディア」の演奏を観ました。不屈の精神で独立を勝ち取ろうとする「フィンランディア」の力強さ、たくましさ。そして、夜明けに向かってひたすら走ってゆく「夜の騎行と日の出」。暗闇を走っているような今、この作品を聴いて夜明けが来ることを信じたいです。

 そして、私自身も、今おかれている状況が暗闇を走っている(いや、歩いている?止まっていることの方が多いかも)ような状況。どっちが東なのかわからない。でも、夜明けが来ることを、日の出に向かっていきたい。焦って不安になってばかりいますが、今はひたすら地道に、毎日出来ることをひとつひとつ積み重ねてゆくだけです。

 ちなみに、聴いたのはクルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団。今年、逝去されたザンデルリンクさん。ホルンが神々しいのです。

 動画は少ないのですが、サラステ指揮ラハティ響による交響詩集があるので、これも以前記事で書いたものですがもう一度貼ります。
ニコニコ動画:シベリウス:交響詩「フィンランディア」他4曲 ラハティ交響楽団


 「ポホヨラの娘」op.49、「大洋の女神(波の娘)」op.73、「夜の騎行と日の出」op.55、「吟遊詩人」op.64。そしてアンコールのような感じで「フィンランディア」op.26。どれも好きです。
・以前の記事:気分転換にシベリウス交響詩集動画

 シベリウスの誕生日の記事なのに、暗くなってしまった。締めはやっぱり、「アンダンテ・フェスティーヴォ」ですね。無伴奏合唱「フィンランディア賛歌」もいいな。
by halca-kaukana057 | 2011-12-08 23:11 | 音楽
 NHKBSプレミアム・北欧スペシャル、毎日楽しんでいます。どの番組も興味深いです。

 北欧スペシャルの一環として、これまでの北欧関連の番組の再放送もされていますが、そのひとつ「名曲探偵アマデウス」の、シベリウス「フィンランディア」の回を観ました。本放送の時はパラボラアンテナをつけていなかったため観れず残念な想いをしたのですが、今回このような形で観れて嬉しい限りです。

 交響詩「フィンランディア」というと、帝政ロシアからのフィンランド独立を願って作曲された、愛国心に燃えた作品と言われます。圧政の苦しみを表現した金管の重い響きから、フィンランド国民を奮起させるような勇ましいメロディーとリズム。そして中間部の美しい「フィンランディア賛歌」の部分。聴いているだけでも、シベリウスが何を表現したかったのか感じられますが、スコアを、音符と休符のひとつひとつを読み解いていくと、さらに深いメッセージが見えてくる。45分間「おおー!」「そうだったのか!!」と唸ってばかりいました。面白かった!!

 興味深かった点として、休符と、付点の使い方。休符はただ音を出さない、という意味ではない。一瞬でも音を出していないことで、次に出す音へ緊張感を持たせることも出来る。これにはなるほどと思いました。そして、付点。普段のピアノの練習でもそうなのですが、付点が苦手です…。でも、付点ひとつで、メロディーのリズム感や、アクセントを変えることが出来る。付点があるのと無いのとでは、全然異なって聴こえる。音符・休符の、ひとつひとつが集まって音楽はできるわけだが、そのひとつひとつ、どれも意味のないものはない。そう改めて実感しました。音楽を聴く時も、演奏する時も、なぜその音符・休符なのか、その意味も考えて向き合わなければなと感じました。

 もうひとつ、「フィンランディア賛歌」の部分で、木管はあの美しいメロディーを奏でますが、その時、ヴァイオリンとヴィオラがトレモロをしていたこと。言われて初めて気がつき、番組を観た後持っている「フィンランディア」を片っ端から聴きました。木管が歌ったメロディーを後に第1ヴァイオリンも受け継ぎ、更に伸びやかに歌いますが、第2ヴァイオリンとヴィオラはひたすらトレモロ。でも、このトレモロが無いと、響きが全く変わってしまう…。このトレモロは、風の音や樹木のざわめきを表している。フィンランドの森と湖に囲まれて育ち、作曲家になってからもフィンランドの自然を愛したシベリウスだからこそ、作ることのできた響きだと思いました。そして、改めて内声の重要さも実感。特にヴィオラは、普段は目立たない存在で、時においしいメロディーを奏でその存在感をアピールすることもありますが、ひたすら伴奏や内声に徹底している時でも、その存在無しにはその音楽は成り立たない…。ますますヴィオラが好きになりました。

 それにしても、4拍子の中に5拍子を混ぜて最終的にうまく合うようにしてあるとか、フィンランド語独特の促音便のリズムが用いられているとか…。凄すぎる。これまで何気なく聴いていていいなと思っていた部分に、そんな意味もあったんだと本当に目からうろこでした。解説は、あのフィンランド人指揮者・オスモ・ヴァンスカのお弟子さんでもあった、指揮者の新田ユリさん。新田さんのブログでも、シベリウス作品をはじめとして音楽や、フィンランドの面白い話がよく出てきますが、テレビでもいいお話が聞けました。

 これまで、オーケストラのスコアは自分には無理!と思って敬遠してきましたが、オーケストラのスコアリーディングもやってみたくなりました。スコアを読めたら、もっと音楽を楽しく、興味深く聴けるだろう!問題は、移調楽器。書いている音と違う音が実際に鳴っている…道は長そうです…。とりあえず、「フィンランディア」のスコアはネットで手に入れました。

 シベリウスの音楽を、自分は何故こんなに好きなのだろう?その理由が少し分かった気がした番組でもありました。同じく「アマデウス」ではシベリウス「交響曲第2番」も取り上げましたが、それも観たいなぁ。
by halca-kaukana057 | 2011-07-27 18:08 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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