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 年の初めから、色々な音楽を楽しんでいます。聴いた音楽のことを少しずつ書けたらいいなと思います。

 まず、元日のウィーンフィル・ニューイヤーコンサート。指揮はクリスティアン・ティーレマン。落ち着いた感じで、音も重厚。いい感じだなと思いました。演奏曲目を見て、この曲が入っていて嬉しいと思ったのが、ヨーゼフ・シュトラウスの「天体の音楽」(Sphärenklänge)op.235.「天体の音楽」とタイトルだけ聞くと、ルーズ・ランゴー(Rued Langgaard)の方を先に連想してしまった…という脱線は置いておいて。

 「天体の音楽」は、古代ギリシアのピタゴラスが考えた、天体の運行は人間の耳には聞こえない音を発していて、宇宙全体が一つの大きなハーモニーを奏でているという「天球の音楽」という思想を元に書かれた作品。ウィーン大学の医学生の「医学舞踏会」のために作曲された。冒頭は暗い星空のようで、メインのゆったりとしたワルツは天球上で星々がめぐる様をイメージ出来る。舞踏会で踊る人々の揃ったステップと、毎晩繰り広げられる天球上での星たちの饗宴。そこに、ハーモニーを感じてもおかしくないなと思う。

 ヨーゼフ・シュトラウスはヨハン・シュトラウス1世の次男。長男はヨハン・シュトラウス2世。子どもの頃から音楽は学んでいたが、音楽の道には進まず、機械工学、製図、数学を学び、工学技師になった。父の死後、多忙な兄が倒れたのをきっかけに、音楽に道に戻る(いわゆる「Uターン」なのかこれは?「Iターン」の方が合ってる?)。作曲した作品には、工学や理系の題材から着想を得たものも多い。今年の2曲目に演奏された「トランスアクツィオン(Transaktionen)」op.184は「反作用」の意味(ヨーゼフは「愛する2人の相互の関係」を描いていると言っている)。他にも、「ディナミーデン(Dynamiden)」op.173は「秘めたる引力」と訳され、分子や原子が引き合う力のこと。

 そして、思い出した。この曲もヨーゼフ・シュトラウスの作品だった。
 「金星の軌道(宵の明星の軌道)(Hesperus-Bahnen)」op.279。
・以前の記事:ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「金星の軌道」…何故「金星」の「軌道」?
 2013年のニューイヤーコンサート(ウェルザー=メスト:指揮)で取り上げられ、気になった作品。調べて、結局何故「金星」の「軌道」なのかはわからない、と書きました。調べ直してみたら、ウィキペディアに書いてある。
ウィキペディア:宵の明星の軌道
文字通りに天体としての宵の明星の軌道と、芸術家協会『ヘスペルス』のこれまでの歩みという二つの意味を有している。
 ウィーン芸術家協会「ヘスペルス(Hesperus)」と、宵の明星を意味する「Hesperus」をかけていたということらしい。「軌道」は、芸術家協会の軌跡という意味。ヨーゼフ・シュトラウスも粋なことをするなぁ。夜空の星の中で一番明るく輝く金星。当時、宵の空にひときわ明るく輝いていたことだろう。そんな明るく輝く金星のように輝く、芸術家協会の歴史と今後の発展を思って作曲したのかもしれない。

 「天体の音楽」もよかったが、また「宵の明星の軌道」も聴きたい。「天体の音楽」に比べると取り上げられる回数が少ない…というか、2013年のウェルザー=メストしか取り上げていない!「天体の音楽」と「宵の明星の軌道」が一緒に演奏されたらいいのになぁ。

◇天体の音楽:Josef Strauss Spharenklange Walzer NJK 1992 WPH Kleiber

◇宵の明星の軌道:Josef Strauss - Hesperus-Bahnen,Walzer Op.279
by halca-kaukana057 | 2019-01-02 23:19 | 音楽
 今年のウィーン・フィル・ニューイーヤーコンサート。元日の記事でも書きましたが、今年もよかったです。指揮は、ダニエル・バレンボイム。2009年以来2度目なんですね。しかも、「平和」というテーマを掲げて、選曲もそれを意識したものになっていました。

 バレエも、衣装はヴィヴィアン・ウエストウッドがデザイン。私は知らなかったのですが、著名な方なようで、ツイッターではかなり話題になっていました。
FASHION HEADLINE:ファッショントレンドニュース:ヴィヴィアン・ウエストウッド、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの衣装をデザイン
 正統派なドレスから、チェックの現代的な可愛らしい服、「美しき青きドナウ」では正統派だけれども柄が印象的なドレス。どれもきれいでした。

 さて、観ていて気になった曲が1作品。ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「ディナミーデン」(Dynamiden) Op. 173。「ディナミーデン」…日本語にすると「秘めたる引力」「神秘の磁力」「神秘な磁力」と訳されるようです。テレビの解説には、原子や分子が引き合う力のことを、とありました。どういうことだ?
Josef Strauss - Dynamiden-Walzer, Op. 173


日本ヨハン・シュトラウス協会:2014年ニューイヤーコンサート プログラム
 一番下から、解説文PDFに飛べます。
ウィキペディア:ヨーゼフ・シュトラウス
 初演は1865年。急速な工業発展の時代、目に見えない力に注目が集まり、最初は工業技術者の道を進んでいたヨーゼフも興味を持ち、ワルツの題材にしてしまったのだと思います。
 この曲は、2007年、ズービン・メータも演奏していました。

 そういえば、ヨーゼフ・シュトラウスと言えば、昨年も気になった作品があった。
・昨年の記事:ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「金星の軌道」…何故「金星」の「軌道」?
 金星の軌道、更に原子や分子が引き合う力も題材にワルツを書いてしまったヨーゼフ。元々工業技術者で、理工系のものに関心があったから、金星の軌道も、原子や分子が引き合う力も、代表作である「天体の音楽」も書いたのかなぁ…?と思いました。ヨーゼフの作品がますます好きになりました。

 ちなみに、このワルツ「ディナミーデン」は、リヒャルト・シュトラウス(シュトラウス一族とは関係はありません)のオペラ「ばらの騎士」の「オックス男爵のワルツ」の原曲になっています。今年、リヒャルト・シュトラウスは生誕150年の記念年。「ばらの騎士」も聴いてみよう。
 そういえば、3日のNHKニューイヤーオペラコンサートでも、「ばらの騎士」より三重唱「心から愛しています」が歌われていました。3人の交差する想いが切ない歌でした。これまで、大晦日のN響の第九、元日のウィーンフィル・ニューイヤーは観るのに、3日のNHKニュイーイヤーオペラは観てきませんでした。…オペラは敬遠してきたんです。大晦日の記事に書いたとおり、興味を持ったので、今年はオペラを聴きます。「ばらの騎士」も聴きます。NHKニューイヤーオペラも初めて観ましたが華やかでよかった。歌もきれい。日本にはこんなにオペラ歌手がいるのか…とも思いました。聴いた中で、全曲聴いてみたいものも出てきたので、順番に聴いてみます。


 最後に、ウィーン・フィル・ニューイヤーの今年の見どころとしては、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「ウィーンの森の物語」で、ツィターも演奏されたこと。お琴のような楽器に、あの楽器は何だろう?と思っていました。名前は聞いたことがあったけど、ツィターそのものは観たことが無く、演奏しているところも初めて観ました。きれいな音です。リヒャルト・シュトラウスは、歌劇「カプリッチョ」から「月光の音楽」。これもきれいな曲でした。

 毎年お楽しみのネタは、ヨハン・シュトラウス2世「エジプト行進曲」、ヨーゼフ・シュトラウスのポルカ「憂いもなく」で、楽団員さんたちが歌ったり掛け声をしていたところ。「エジプト行進曲」の時はラジオで聴いていたので、この歌はどこの合唱団が歌っているんだろう、うまいなぁと聴いていました…wまさか楽団員さんたちが演奏しながら歌っていたとはwウィーン・フィルは歌もうまかったw

 そして、「美しき青きドナウ」では、バレエの2人が最後に会場へ。2008年、2009年に続き3回目です。そして「ラデツキー行進曲」では、バレンボイムが一切指揮をせず、楽団員さんたち全員と握手してまわるという、全く予想もしていなかった展開にw客席へ手拍子の合図はしてましたが、それ以外での指揮は一切しない。演奏中に握手してたら、楽団員さんは演奏できないじゃないかwと思いつつも、和やかでいいなーと笑いながら観てましたw最後、ひととおり握手が終わっても、やっぱり指揮はしないw結局指揮はしないで終わってしまったバレンボイムでした。ネタが、歌・掛け声だけだったので、いつもよりも控えめだなと思っていたら…油断してましたごめんなさい!!

 あと、ツイッターでハッシュタグをつくり、「ドナウ」の演奏前の新年のご挨拶で、世界中から新年のご挨拶を一斉にツイートするという現代らしい企画も。もちろん私も乗りました。
あけましておめでとうございます!幸せな一年になりますように!#prosit2014
 遼(@halcakaukana) 2014.1.1 21:30

 この時のこのタグの流速の速いこと速いこと。世界中で、皆が観て、聴いていたんだな。そんな今年のニューイヤーでした。
by halca-kaukana057 | 2014-01-04 22:18 | 音楽
 ついにこの時が来てしまいました。「クインテット」最終回の感想を書く時が。
<その前に、私なりの「クインテット」を振り返ってみたシリーズ>
・第1回:「クインテット」という器 わたしの好きな「クインテット」1
・第2回:「存在そのものが音楽」とは わたしの好きな「クインテット」2
・第3回:5つの異なる個性のアンサンブル わたしの好きな「クインテット」3
君には5人の仲間と、音楽が一緒にいるよ わたしの好きな「クインテット」4



 まず、今朝一番に確認したもの。
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 新聞のテレビ欄。「クインテット」の後に最終回マークが…。本当なんだ。本当に終わってしまうんだ。じわじわとかなしさと涙がこみ上げてきてしまいました。

 朝早くからtwitterを確認。すると、「クインテット」は今日最終回、忘れないで観てね、アキラさんたちにありがとうとお疲れ様を、最高視聴率叩き出そうぜ、というツイートが飛び交っていました。沢山の人が、「クインテット」の最終回を皆で見届けようと呼びかけている。また、最終回だと昨日今日知った方は、驚きと嘆きの声を。最終回だから…と思うのはちょっと残念だけど(最終回でなくても観てて欲しかった)、その反応の多さと各々の想いに感激、嬉しくなっていました。終わるのはさみしい、かなしいけど…。

 さて、8:25.最後の放送スタートです。

 プログラムは、
故郷/美しく青きドナウ/ラデツキー行進曲(アンコール)

 2011年3月25日(翌日26日再放送)の、本放送最終回の時と同じ内容です。でも、同じ内容でも、何度観てもいい回だと感じます。

・2年前の本放送最終回での感想:ゆうがたクインテットが「果たした志」 「クインテット」平日放送最終日
・別解釈:今年度最後の「クインテット」…「故郷」別解釈+α


 スコアさんが話した、「故郷は地球」の言葉。大好きです。地球が故郷。生まれ育った土地から離れ、ホームシックになることもある。でも、地球上にいれば、生まれ育った土地とも繋がっている。「クインテット」の音楽が「ボーダーレス」(ベストアルバムCDの帯より)であるように、地球に境界なんてない。様々な「境界」はあるけど、越える力は人間にはある。そんなことを思いました。
 スコアさんの歌う「故郷」は、心に沁みます。

 そういえば、2年前は震災直後で、3番の歌詞に震災からの復興を想いました。本放送最終回は震災前に収録したもので、合わせた訳ではないけれども、なんというタイミングだろう…と感じました。あれから2年。復興の道はまだまだ長いですが、一歩一歩踏み出していこう。そう今は感じます。

 コンサートはヨハン・シュトラウス2世「美しい青きドナウ」。優雅で華やかで、迫力もあって、たのしくて…まさに「クインテット」の魅力が詰まったコンサート曲。ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートも連想します。

 そして、アンコールのヨハン・シュトラウス1世「ラデツキー行進曲」。ここで、言葉を失いました。
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 サイドパネルに「10年間ありがとう」と…!! 急いで携帯のカメラで撮影しました。このメッセージに、涙が。手も震えて、キータッチが大変でした。

 2年前は土曜に再放送があるとわかっていたから、本放送は終わっても「最終回」ではないと思っていました。再放送だけど、まだ続く。でも、今度は今度こそ最終回。最終回に、お別れの挨拶があるといいなと思っていました。でも、それを入れるとなると、新しい回を作らなくてはならない。最終回は本放送最終回と同じものが来る可能性も高い。アンコールの「ラデツキー行進曲」がフェードアウトして終わるやり方は、徹底的に「音楽」で表現する「クインテット」らしい挨拶で、これはこれで好きだ。でも本当に最後だからやっぱり挨拶が欲しい。(勿論アキラさんは最後でも喋りません!)さて、どうするのだろう…とずっと考えていました。

 それが、サイドパネルを使うという方法に。「クインテット」はずっと4:3画面、16:9にはなりませんでした。なので、サイドパネル表示がありました。その4:3画面、サイドパネルを巧く使ったこの方法。最後の最後までなんて巧みな番組なんだ!! アキラさんの編曲の技や、指遣いも細かく合ってる驚異の操演の技…「クインテット」には沢山の巧みな技がありました。最終回、サイドパネルでご挨拶をするというこの技…思いつくわけが無い!!とにかく感激でした。

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 番組終了のお知らせ字幕も。「ご声援ありがとうございました。」…ここでも涙。

 「10年間ありがとう」…それは私の方が言いたい・伝えたい言葉です。10年前、始まった不思議な音楽番組。不思議だ、変だと思いつつ、その音楽や物語、個性豊かなキャラクターたちに魅了され、いつの間にか毎回録画、CD/DVDフルコンプリート、アキラさん・宮川彬良さんのファンにもなり、メンバーが演奏に参加しているアンサンブル・ベガのことも知り、ファンになりました。自分も音楽をやりたいとピアノを弾き、クラシック音楽も聴きまくり…。
 今の自分があるのは、「クインテット」のおかげです。10年前、出会えて、ずっと観続けてきて本当によかった。音楽のたのしさと、その広さと深さ、力を伝えてくれた。音楽がもっと大好きになった。素晴らしい番組をありがとうございました。「クインテット」に関わった全ての皆様に、お疲れ様でした!と伝えたい。

 番組が終わると聞いた時は、とにかくかなしく、寂しくなるなと感じた。何故終わらせるんだ。まだまだ観たい回は沢山あるんだ。内容だって、そんな古くなった、色あせたものじゃない。終わらせないで欲しい。最終回の日は、きっと一日中泣いているだろう…。そう思っていて、観終わったあとも涙がこみ上げてきたのですが、一日中泣きはしませんでした。それよりも、感謝の気持ちでいっぱいです。

 また、twitterで最終回を観た、同じようにかなしいけど感謝の気持ちが溢れたツイートの数々に、嬉しくなりました。「クインテット」ファンの方がこんなにいらっしゃったなんて!一緒に観られたような気分。じわりと嬉しくなりました。
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 ツイッターのトレンドにも、「クインテット」だけでなく、「10年間ありがとう」と!!

 この方も…
 (´-`).。oO(クインテットのシャープくんへは一方的に…親密な気持ちを寄せてました)
2013年3月29日 21:16
 …からのシャープくん #クインテット
2013年3月30日 8:26
 \You gotta music/\You gotta Quintet/ #クインテット #シャープくん
2013年3月30日 8:40
SHARP シャープ株式会社 @SHARP_JP

 シャープ公式アカウントも!シャープつながりでw番組が終了するとの発表があった時も反応していたシャープ公式さん。中の人も好きだったのだなぁ、嬉しいなぁ…(中の人など

 後でじわりじわりと「クインテット」終わったんだった…とさみしさがこみ上げてくるかもしれません。でも、今は、今日は感謝の気持ちを伝えたいです。
 「音楽」はなくならない。いつも身近にある。音楽がある限り、地球のどこかで続いている。
 番組というよりも芸術作品。素晴らしい作品をありがとうございました!
 「クインテット」は永遠です!!

 最後なので、お宝画像を。
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 1stCD「classics」「songs」発売の時の宣伝リーフレットです。発売した時(2004年12月)、CD屋さんに置いてあって、即貰ってきた。宝物です。背景は先日買ったクリアファイルです。
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 中身「クラシックス」の方
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 中身「ソングス」の方。

 さて、お知らせです。
 最終回の余韻に浸っていますが、明日、また観られます!…どういうこと?
 BSプレミアム「ワンワンパッコロ!キャラともワールド」パート1(8:30~55)で、「クインテット」の「一年生になったら」が流れます!
NHK番組表:BSプレミアム:ワンワンパッコロ!キャラともワールド・パート1
 以前も「クインテット」の歌が流れたこの番組。来年度も流してくれるといいな。


最終回記念イラスト描きました
by halca-kaukana057 | 2013-03-30 23:31 | Eテレ・NHK教育テレビ
 毎年恒例、ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを今年も楽しみました。指揮は2年前に初登場したフランツ・ウェルザー=メスト。凛々しい正統派の指揮者で、前回初めて演奏を聴いて、いい指揮者だなと少しずつ聴いてみています。スッペ「軽騎兵」に、アニバーサリーイヤーのワーグナー、そしてシュトラウス一族のワルツやポルカ、舞曲。バレエも美しかった。「エルンストの思い出」では、ウェルザー=メストが各パートの奏者にプレゼントをwぬいぐるみが次々と飛び出して、なんじゃこりゃwとニヤニヤしつつ観てましたwそして最後、ウェルザー=メストにはシェフのコック帽w楽しい演出で笑いました。ウェルザー=メストが舞台袖内で、ひとやすみ。汗を拭いて水を飲んで、また舞台へ向かうところも写していたのもよかった。とてもよかった。そして「美しき青きドナウ」に「ラデツキー行進曲」。「ラデツキー」は軽快で、とても楽しかった。勿論、テレビの前で一緒に手拍子(ただしひとりで)。でも、あの時間、ウィーン楽友協会のホールだけでなく、世界中のどこかで放送を観て聴いて一緒に手拍子をしているはず。いい時間だなぁと感じました。ありがとう、ウェルザー=メストとウィーンフィルの皆さん!

 さて、今年の曲目の中で気になったのが、ヨーゼフ・シュトラウス作曲・ワルツ「金星の軌道」op.279(Hesperus-Bahnen. Walzer).「金星」の「軌道」?なんだそれ。金星にどう関係があるの?番組の解説では出てこなかった。気になる。「金星」の「軌道」だよ?宇宙・天文に関係があるとなると、気になる。宇宙好きの血が騒ぐ!ということで、調べてみました。

 まずは、こんな曲です。
Josef Strauss - Hesperus-Bahnen, Walzer op.279

 ゆったりとした、優雅なワルツです。いいなぁ。こんなワルツも合ったんだ。

 さて、では調べてみよう。まず、日本ヨハン・シュトラウス協会さんなら、何かもっと情報があるはず…
日本ヨハン・シュトラウス協会
◇今年の曲目解説付き(PDF):ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2013 曲目解説
 
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ〈宵の明星の軌道〉op.279
Josef Strauss: Hesperus-Bahnen. Walzer, op.279
 ヨーゼフ最後の傑作。1870年4月にウィーン芸術家協会「ヘスペルス」の舞踏会で初演。ヘスペルスは「宵の明星」の意。同舞踏会は、1月に開場したばかりのウィーン楽友協会黄金ホールで開かれる予定でしたが、火事で数ヶ月延期されました。4月に優雅で遠大なワルツは大喝采を得ました。それから3ヶ月後、ヨーゼフは事故が原因で世を去ります。

 晩年の作品なんだ。そしてタイトルも「宵の明星」と訳されている。別のサイトでは、「明けの明星」とも。どちらも「金星」ですね。

 何故「金星」の「軌道」かは書いていない。では、当時の天文学・金星観測と関係があるかもしれない。

 作曲されたのが1870年。19世紀後半。日食観測も盛んな時期でした。作曲年より後になりますが、1874年には金星の太陽面通過がありました。昨年6月にも観測でき、話題になりましたね。日本が観測に適した地域ということで、フランス、アメリカ、メキシコから観測隊がやってきて、日本でも科学的観測をしようとした。

 直接の資料は見つからないなぁ…。
 ヨーゼフ・シュトラウスの代表作のひとつに、「天体の音楽」という曲があります。「天体」の音楽…!
Spharenklange Walzer Op.235

 クライバーの指揮のニューイヤーです。
 
 ゆったりとしたワルツ。ヨーゼフ・シュトラウスは宇宙の天体の運行を、ひとつの偉大なハーモニーと考え、それをイメージして作曲したのがこのワルツ。作品番号235.1868年の作曲。「金星の軌道」と近い。
 私の推測ですが、金星の天球上の動き・見え方・軌道にも宇宙のハーモニーを感じて、作曲したのかなぁ、と。推測で終わってしまいました…。

 ドイツ語の資料に当たれば、もっと手がかりが見つけられるかもしれない。でも、ドイツ語読めない、わからない…。挨拶しか出来ない…。

 残念な結果に終わりましたが、素敵な宇宙な音楽と出会えて、嬉しいです。クラシックでも宇宙な音楽は探せば色々出て来るんだなぁ。
by halca-kaukana057 | 2013-01-02 00:04 | 音楽
 私としては、H2Bロケット打ち上げで精一杯な一日なのですが、今日は土曜日。忘れてはなりませぬ「クインテット」の日です。

 ドラマパートは「アルプス一万尺」。お馴染みの歌です。しかし、調べてみたら深かった。原曲は、アメリカ民謡「ヤンキードゥードゥル(Yankee Doodle)」。歌詞は、日本語のものとはまったく異なります。その後、日本ではご存知の登山(このアルプスとは「日本アルプス」のこと)に関する歌詞がつけられたのですが、実際は29番まであるそうな。凄い…!
◇詳しくは:wikipedia:ヤンキードゥードゥル

 シューベルトの「セレナーデ」(歌曲集「白鳥の歌」より第4曲)を演奏しているスコアさんとアキラさん。スコアさんのチェロが渋いです。しかし、あとの3人は暗い表情をしている。アリアさんは大切にしているお皿を割ってしまって泣いている。シャープ君は描いている絵がうまくいかないのか、くじけちゃう…と弱気発言。フラットさんも、この曲を聴いていると悲しくなる…と涙を。そんな3人を見て、スコアさんがアキラさんに相談。曲を変えましょう、と。
 そして演奏したのが「アルプス一万尺」。最初は暗い声で歌う3人。暗いよ!wしかし、徐々に明るく、元気になってゆく。歌い終わる頃には、すっかり元気になった3人。人の感情を下げたり、上げたり。「音楽は魔法使いです」スコアさんの言葉に納得。
 私の場合、暗い気持ちの時は暗い、静かな曲を聴きます。聴いていると逆に落ち着いてきます。あれ?

 パート3はスコアさんのチェロ小噺「カニ」。カニは横に歩くのだが…縦に歩いているカニ?「酔っ払っていますから」。♪おあと~がよろしいよう~で
 スコアさんのチェロ小噺スペシャルなんてやってほしいなぁ。

 コンサート前、扇風機の前で暑い暑いとうちわを片手にあおいでいるアリアさんとシャープ君20代コンビ。暑い日が続きますね。一方、スコアさんは平気そう?「暑いと言うのはおよしなさい」と諭す。そんなこと言われても…と思ったら、スコアさんの手にアイスが。「アイスを食べれば涼しくなります」それを聞いて喜ぶアリアさんとシャープ君だが…「でもこれは私の分」。スコアさん…お茶目で、でもいじわるです…w

 コンサートはヨハン・シュトラウス「皇帝円舞曲」。アキラさんのピアノの指に魅入ってしまう曲です。優雅だけど、ピアノは時に力強い。素敵です。

 今日はスコアさん回でしたね。しかも、クインテットメンバーはスコアさんの思うまま…w さすがは最年長。人心掌握術にも長けています。


*****

 さて、今週の「お願い!編集長」続報。

 新しいお願いが来ました。
NHK:Eテレ:お願い!編集長:『ゆうがたクインテット』の最終回を再放送してほしいです。その日は、かわいい魚屋さんが流れていたそうなのですが
 最終回への要望です。最終回は、あの震災直後。見逃してしまった方も多いと思います。しかし…最終回は、「かわいい魚屋さん」ではなく「故郷」。ん?
◇最終回私の感想記事
ゆうがたクインテットが「果たした志」 「クインテット」平日放送最終日
今年度最後の「クインテット」…「故郷」別解釈+α


 クリスマス回「リトル・ドラマー・ボーイ」「サンタさんへの手紙」100票達成しました!
NHK:Eテレ:お願い!編集長:クリスマスプログラムの集中再放送(もちろん12月に)があったらとてもうれしいです。「リトル・ドラマー・ボーイ」「サンタさんへの手紙」をぜひ。

 以下は既に100票越えしているものです。

NHK:Eテレ:お願い!編集長:「クインテット」どうしても見たいものがあります!シャープ君の声を担当されている大澄賢也さんが振り付けし、人形のシャープ君とアリアさんがダンス(タンゴだったかと思います)を踊ったドラマ。「乾杯の歌」で、メンバーが酔っ払ったまま演奏をしているコンサート。… 
 「ぼくのカゲ」のドラマ&しゃっくりつきの「乾杯の歌」。

NHK:Eテレ「お願い!編集長」:「クインテット」クインテットで昨年度3/24の放送された内容「楽器の話~ヴィオラはおとなのチョコレート」…

NHK:Eテレ:お願い!編集長:「クインテット」 「クインテット」と「ハッチポッチステーション」のコラボがあった「ニューイヤイヤコンサート」の再放送をお願いします!…
 2009年新年に放送された、新年特番「ニューイヤイヤコンサート」。

NHK:Eテレ:お願い!編集長:「クインテット」 すでに出ていますが、『ゆうがたクインテット』の全回再放送希望です!!!
 全回再放送希望!!本放送8年間に放送されたものを全部!

NHK:Eテレ:お願い!編集長:「クインテット」 「クインテット」の初期の再放送をお願いします。現在再放送されていますが、ほとんどが後期のもので、放送初期の頃にだけ放送されたものをまた見たいです。…
 初期回の再放送希望。
by halca-kaukana057 | 2012-07-21 23:17 | Eテレ・NHK教育テレビ
 昨日、新CD「エッ!センス?」の感想を書きましたが、今日を迎えてしまいました。「クインテット」平日夕方放送最後の日です。

 通常、今週は先週の再放送。しかし、今日は先週の再放送ではありませんでした。唱歌「故郷」を演奏、歌うメンバーたち。そして、シャープ君の「ふるさとって何ですか?」の素朴な疑問から話は始まりました。スコアさんが歌詞の説明をするも、「ふるさと」の歌詞からはかけ離れてしまった現代の風景。
 でも、そこにスコアさんが現代らしい答えを。「故郷は、地球です」。そして再び「故郷」の歌が流れる。歌詞は3番。いつものクインテットスタジオのあるビルから遠ざかり、地球が見える…。壮大なラストになりました。
 「クインテット」も宇宙も好きな私歓喜!でした。

 この「故郷」と、「故郷は地球」のセリフを聞いて、思い出したというかすぐに連想したのがこれでした。

JAXA:宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:ビデオライブラリ:1J/A(STS-123)飛行15日目ハイライト(ISSからの分離)
(*↑ページに飛ぶと動画が自動で再生されます)
 2008年3月25日…ちょうど3年前。スペースシャトル・エンデバー号(STS-123)のフライト。国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」建設ミッション第1弾として、船内保管室(今は「きぼう」船内実験室の上に付いている”倉庫”)が取り付けられました。取り付けを担当したのが、土井隆雄さん(現在は宇宙飛行士を引退、国連宇宙部に勤務しています)。シャトルミッションではクルーやクルーの家族が選んだウェイクアップコールが毎朝流れるのですが、この15日目は土井さんに向けたウェイクアップコール。「故郷」の3番でした。「きぼう」船内保管室をISSに取り付け、地球に帰還する…「志を果たして いつの日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷」…この歌詞の通りです。

 ちなみに、その時のウェイクアップコールで使われた「故郷」を月周回衛星「かぐや(SELENE)」がハイビジョンカメラで撮影した「地球の出」にあわせた動画もあります(JAXA公式)。まさに今日の「クインテット」のシーンです。
YouTube:月と地球~ 「かぐや」 が見た「ふるさと」~


 「クインテット」も、”志を果たした”のかもしれません。沢山の素敵な音楽を演奏し、歌い、人々に伝える想いを共有するという志を。でも、「クインテット」から生まれた音楽、「クインテット」で演奏された音楽は、これからも地球にあり続ける。そう感じました。その意味では、「クインテット」でも「故郷は地球」なのだ、と。

 コンサートは「美しく青きドナウ」。ドラマパートのラストシーンからこの曲…「2001年宇宙の旅」か!と思ったのは私だけではないはずだw最後のコンサート曲は何になるのだろうと思っていましたが、納得です。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、トランペット、パーカッション、全てのパートで魅せ場がある曲です。演奏が終わって、ラストテーマと思ったら…コンサートアンコール!?しかも「ラデツキー行進曲」ですと!!ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートですか!舞台にはお花、演奏に合わせて手拍子…完全にウィーンフィルニューイヤー。私も思わず手拍子してしまいました。演奏は途中でフェードアウトし、そのまま終わり。

 寂しい感じのしない、「クインテット」らしいラストだなと感じました。演奏途中でフェードアウトしているあたり、「まだ終わらないよ!」と感じる。明日朝、土曜放送もあるし、来週からの来年度も土曜日に放送がある。番組中に流れたテロップを読むと、来年度はこれまでの再放送の可能性が高いように感じますが、でも完全に終わったわけではない。それに、「クインテット」で演奏された、歌われた沢山の音楽は、私の心の中にしっかりと刻まれています。

 2003年から8年間、ずっと観続けて来てよかったと思う番組でした。沢山の素敵な音楽をありがとう!「クインテット」に出会えて、私の音楽に対する見方・聴き方・考え方が随分と変わりました。これまで知っていても気がつかなかった魅力や、知らなかった素晴らしい作品にも出会えました。時に深く、時に楽しく、愉快に。数々の音楽が寄り添うように、心にすっと入ってきた。充実の8年間でした。どうもありがとう!

 さて、来週新年度からは「フック ブック ロー」が始まります。楽しみにしてます。あと、今日の「おかあさんといっしょ」の「モノランモノラン」…最終回フラグが。明日も気が抜けません。

【追記】
 「故郷」の回をもう一度観て、違う視点から解釈しました。+イラスト間に合わせました!
今年度最後の「クインテット」…「故郷」別解釈+α
by halca-kaukana057 | 2011-03-25 22:40 | Eテレ・NHK教育テレビ

クインテット新年仕様

 今日から教育テレビ・わんぱーくは通常放送に戻ります。新年1発目の「クインテット」、昨年の再放送じゃなかったー!

シャープ&フラットの獅子舞(新年の挨拶)/ペチカ/アイキャッチ・ニワトリのクレッシェンド/鉄道唱歌・山手線(内回り)/アイキャッチ・ニワトリのデクレッシェンド/美しく青きドナウ

 以上今日のプログラム。シャープフラットの獅子舞が可愛い!こんな新年のご挨拶は、4年観て来て初めてだと思う(私の記憶に間違いがなければ)。クレシェンド&デクレシェンドのアニメも、ニワトリのは初めて観た。新年に気合入っています。(特に昨年末クリスマス週間からずっと再放送だったからなぁ…)

 そして何といっても目玉はコンサートの「美しく青きドナウ」!!新年ですもの、やっぱりこの曲で決まりでしょう!!ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートでもこの曲をニヤニヤしながら聴いていましたが、クインテット版もいい。特に最後の主題の「ダダダッダンダン!」という低音部分。ここが一番好きだ。原曲でもクインテット版でもここが一番ワクワクする。

 今年もクインテットで思う存分楽しませていただきます。「おかあさんといっしょ」も今日明日は新年特別版らしい。去年はスプーショックやらいろいろ合ったなぁ。今年もいろいろな意味で楽しませてくれるに違いない。
by halca-kaukana057 | 2007-01-04 21:31 | Eテレ・NHK教育テレビ
 10月14日は鉄道の日です。昨年10月14日の「クインテット」は鉄道スペシャルでしたが、今年も来ました鉄ヲタクインテット!(注:「鉄ヲタ」=「鉄道オタク」の略。今年は10月14日が土曜日のため今日と来週の金曜の放送になったと思われる) しかも、去年と曲目が同じじゃないですか…?
 去年の視聴記録:「クインテットって鉄道好き?+α」によれば、
シロホン・アコーディオン・ハーモニカ/アキラさんのピアノ・鉄道メドレー/鉄道唱歌・山手線(内回りアニメバージョン)/クシコスの郵便馬車

 同じだ…。しかも今朝のプチも「クシコスの郵便馬車」だった。少しひねってドヴォルザークをやったらよかったのにな。そう、ドヴォルザークも鉄道オタクで有名。ヤマハのおんがく日めくりのサイトには鉄ヲタぶりが詳しく書いてあるので参照ください。


 今週月曜日のコンサート新曲、ヨハン・シュトラウス作曲「美しく青きドナウ」。ウィンナワルツの軽快な楽しさはクインテットに合う。ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートにあやかって、年始正月に聴いたらまた格別だと思うんだ。「ラデツキー行進曲」や「アンネンポルカ」(「おへそ」の回で少し演奏された)も…と思ったが、キリがないのでやめた。そう言えばこの曲、雑唱団でも歌われていたな。
by halca-kaukana057 | 2006-10-06 20:29 | Eテレ・NHK教育テレビ

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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