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 このところ、ショスタコーヴィチをよく聴いています。海外ネットラジオでもショスタコーヴィチの交響曲があちらこちらでオンデマンド配信されていて聴いています。思えば、今年の正月にBSプレミアムで放送された玉木宏さんのショスタコーヴィチ「交響曲第7番」のドキュメンタリーが面白くて、とても辛くて、もっとショスタコーヴィチ作品を聴きたいと思った。元々ショスタコーヴィチの音楽は好きです。でも、まだまだ聴いていない作品もありますし、聴いたけどピンと来なかった作品もあります。

 その、以前薦められて聴いてみたのだが、よくわからなくてそのままCD棚にしまっておいたショスタコーヴィチのCDがありました。
「24の前奏曲とフーガ」op.87.

 ショスタコーヴィチというと、オーケストラがバンバン鳴るイメージがある。ソ連の体制の下で苦しみながら作曲し、体制に翻弄された。作品には体制への反抗と皮肉が込められている。。ショスタコーヴィチ独特の音の使い方を、私はショスタコ節と呼んでいるが、その音の使い方が好きだ。

 そんなショスタコーヴィチは、名ピアニストでもあった。ショパンコンクールに出場し入選した腕前で、ピアノ曲、ピアノ協奏曲も多く作曲した。そのショスタコーヴィチのピアノ曲の中でも最高傑作と呼ばれるのが、「24の前奏曲とフーガ」。作品34に、「24の前奏曲」という別の作品もある(op.87とは雰囲気は全く異なるらしい。こちらも聴きたい)

 最初聴いた時は、前述したショスタコーヴィチのイメージとは違っていて、これもショスタコ?と思ってしまった。この頃のショスタコーヴィチは、ジダーノフ批判で苦しい立場にあった。1950年7月、J.S.バッハの没後200年を記念した第1回国際バッハ・コンクールの審査員に選ばれたショスタコーヴィチ。このコンクールで優勝したソ連のピアニスト、タチアナ・ニコラーエワの演奏に深く感銘を受けたこと、また、この年にバッハの作品を多く聴いていた。それがきっかけでこの「24の前奏曲とフーガ」を作曲した。バッハの「平均律クラヴィーア曲集」と同じように全ての調性で作曲され、前奏曲とフーガがある。聴くと、確かにバッハの雰囲気。でも、近現代の音、響きがする。聴いていて、平均律や対位法の知識がもっとあればいいのに、もっと理解できたらいいのに…と思っていた。もっと楽しく聴けるはず。でも、音楽そのものを聴いていても面白い。

 第1番ハ長調のフーガは全て白鍵で演奏されるが、響きに近現代の音がする。どの曲も内省的で、静かで、物悲しい。タイトルのない純粋な音楽だけど、何かを物語っているような、詩のようなものを感じる。バッハの「平均律クラヴィーア曲集」は孤高のイメージ、音楽、ピアノの基本であり、原点であり、ゴールでもありスタートでもあると感じるのですが、ショスタコーヴィチは孤独。長調でも物悲しい雰囲気。

 全部で48曲あり、通して聴くと3時間ぐらいかかる大作です。私が特に好きなのは第7番イ長調のフーガ。とても美しい。きらきらとしていて、穏やか。心にじんわりと響くものもあります。第4番ホ短調もいい。第24番ニ短調のフーガは、最後を締めくくる荘厳な曲。でも、大げさではなく、内に込めたものをぽつぽつと控えめに出している感じがいい。

 持っているCDは、コンスタンティン・シチェルバコフ盤。あと、アレクサンドル・メルニコフ盤。タチアーナ・ニコラーエワ盤、ピーター・ドノホー盤も。

ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op. 87

コンスタンティン・シチェルバコフ(Konstantin Scherbakov)/Naxos




 あと、交響曲ですが、ネットラジオで聴いたのはこれ。
Sveriges Radio P2 : KONSERT: Korngold och Sjostakovitj med Elina Vähälä och Klaus Mäkelä
 クラウス・マケラ:指揮、スウェーデン放送交響楽団の交響曲第6番

WDR3 Radio : WDR 3 KONZERT - 05.04.2019 LIVE: WDR SINFONIEORCHESTER - SCHOSTAKOWITSCH
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、ケルンWDR交響楽団(ケルン放送交響楽団)の交響曲第11番

BBC Radio3 : Radio 3 in Concert : Dmitri Shostakovich - surviving Soviet Russia
 セミヨン・ビシュコフ:指揮、BBC交響楽団の交響曲第11番。ピアノ協奏曲第2番もあります(ピアノ:アレクセイ・ボロディン)。
by halca-kaukana057 | 2019-04-27 22:31 | 音楽
 以前読んだ音大が舞台のクラシック漫画「天にひびき」(やまむらはじめ:作)の3巻で出てきて、気になり聴きたいと思っていた、ショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」。CDで聴きました。
・「天にひびき」3巻感想:天にひびき 3

 聴いたのはこれ。

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 作品77、同第2番嬰ハ短調 作品129 [Import][日本語解説書付]

セルゲイ・ハチャトリャン(Vn),クルト・マズア指揮フランス国立管弦楽団 / Naive



 先日、シベリウス・ヴァイオリン協奏曲も聴いたヴァイオリニスト・セルゲイ・ハチャトゥリアンのソロ。第1楽章、ヴァイオリンソロと、オーケストラが暗く幽玄な響きを奏でます。ショスタコ節全開です。第2楽章はスケルツォ。途中、交響曲第10番と同じく、ショスタコーヴィチの名前を音名にあてたD-Es-C-H(レ・ミ♭・ド・シ)のモティーフが。交響曲第10番、ヴァイオリン協奏曲第1番の他にも、このD-Es-C-Hが出てくる作品があるのだそう。ショスタコーヴィチを聴く楽しみがまた増えました。

 そして、第3楽章パッサカリア。この第3楽章のカデンツァを「天にひびき」3巻では、「折れた翼のまま無理矢理 天に昇ろうとする様な…」(99ページ)と表現しています。まさに…。この第3楽章自体とても重い印象の楽章なのですが、その重い音色から、ヴァイオリンのソロが始まる。最初はか細く、今にも消えそうな、物悲しい音色なのですが、徐々に熱を帯びてくる。ヴァイオリンが、声にならない悲痛な感情を叫んでいるような。聴くのが辛くなりそうな程激しく悲しい音色なのに、惹き込まれてしまう。「ひびき」での波多野さんの、この作品に惹かれる気持ちがわかる気がします。カデンツァの後は、第4楽章へ。オーケストラとめまぐるしく激しい演奏を繰り広げます。息つく暇も無い。

 ショスタコーヴィチ自身も、この作品を発表するまでには様々な苦難があったそうで、そんなショスタコーヴィチの心境を想いながら聴いてしまいます。この作品は、ヴァイオリニスト・オイストラフに献呈。オイストラフのソロで、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルが初演しています。その演奏も聴きたいな。

 暗く、悲痛な音楽を求めている時、この作品はピッタリです。そんな時でなくても、気に入ったので聴いてしまっています。

・関連過去記事:秘めた情熱の強さと、切なさと セルゲイ・ハチャトゥリアンのシベリウス・ヴァイオリン協奏曲

*****

 聴いた音楽を言葉にする。難しいことだと思いつつも、聴いて何かを感じた作品・演奏は、言葉にしたいと思い、書いてみて、なかなかうまくいかないなぁ…と思う日々です。
by halca-kaukana057 | 2011-08-17 22:23 | 音楽
 以前、NHK教育で放送中の「知るを楽しむ」で、近・現代のロシアについて、新訳「カラマーゾフの兄弟」の訳者である亀山郁夫氏が解説していた番組があった。

NHK知るを楽しむ:この人この世界 悲劇のロシア ドストエフスキーからショスタコーヴィチへ
亀山 郁夫/日本放送出版協会/2008

 この番組のショスタコーヴィチの回を観たのだが、興味深い内容だった。ショスタコーヴィチの「交響曲第5番」第4楽章、あのかっこいいフィナーレの主題の4つの音「ラレミファ♯」。亀山氏によると、この「ラレミファ♯(A-D-E-Fis)」は、ビゼーの「カルメン」の中のアリア「ハバネラ」のモチーフから引用したのそうだ。「ラレミファ(A-D-E-F)」の部分には、実際に歌はないが、「prends garde à toi!(信じるな/危ないよ)」という歌詞が当てられているとされている。「信じるな」…スターリンの社会主義を。当時ロシア/ソヴィエトはスターリンのもとで、音楽も表現が規制されていた。ショスタコーヴィチも、オペラ「ムツェンクス群のマクベス夫人」がスターリンによって上演禁止に追い込まれてしまう。しかし、ショスタコーヴィチはそこで屈服することなく、表向きはスターリン体制を賛美しながらも、実はこんなメッセージを隠していたのだ。

 1953年、スターリンが死去する。その後にショスタコーヴィチは「交響曲第10番」を書いている。この曲のなかで、「レミ♭ドシ(DEsCH)」の4つの音が何度も繰り返される。この「DEsCH」、「ドミトリー・ショスタコーヴィチ(D.Schostakowitsch)」の「D.Sch」を音名に当てはめたもの。自分の名前を音名にして、曲のなかに混ぜ込むなんて、ショスタコもシューマンみたいなことをするんだなと思ったが、シューマンとはまた違う意図があった。シューマンの場合は言葉遊びとして引用された。一方、ショスタコーヴィチの場合、それまで抑圧されていた作曲家としての自分が、スターリンの死によって解放される、という意味を持っているのだそうだ。


 芸術家にとって、表現したいことが表現できない辛さやもどかしさ。それをスターリン体制のもとで、ショスタコーヴィチは強く感じていたのだろう。でも、表現することをやめることはできない。音楽家として、出来ることはなにか。規制のもとでも、どうすれば自分の思いを表現することが出来るのか。そう考えると、ショスタコーヴィチにとって、表現の手段が文学ではなく音楽でよかったと思う。音楽なら、音楽家しかわからないような暗号を曲のなかに隠すことが出来るからだ。言葉なら、いくら抽象的な言葉を使っても、それとわかってしまうことが多い。でも音楽なら、もともと抽象的なものなので聴く人によっていくらでも想像できる。ショスタコーヴィチが作曲家だったからこそ、こんな曲を作り、そして曲の中に暗号を隠すことができた。音楽で何が出来るかをショスタコーヴィチは知っていたから、この方法を選んだ、またはこの方法しかなかったのだろう。音楽も、それを熟知し使いこなす音楽家もすごいと思う。

 ということは、この「交響曲第10番」を境にして、ショスタコーヴィチの音楽って変わっていったのだろうか?10番以降は11番<1905年>しか聴いたことがないけど、どうなんだろう?10番以前も、そんなに多くは聴いていない。ショスタコはまだまだ聴く曲がたくさんある。私にとって大きな山になりそうです。

 その「交響曲第10番」を聴いた録音がこれ。
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 作品93
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 一番手に入りやすかったのでカラヤン盤。2楽章の暗さが特に好きだ。今年はカラヤン生誕100年。これまでカラヤンの演奏は、そんなに聴いてこなかったなぁ。定番中の定番なのに。定番だからこそ永く楽しめると思う。ということで、今年はカラヤンを聴こう。

 それと、「カルメン」の「ハバネラ」ですが、マリア・カラスの独唱がとても気に入ったのでリンクを貼っておきます。
Maria Callas -- Habanera (1962)
by halca-kaukana057 | 2008-07-09 23:04 | 音楽

あかるいショスタコ

 まだまだ続いています"ショスタコ祭り"。前回は交響曲ばっかりでしたが、今回は管弦楽曲を。ショスタコーヴィチと言うと暗い、重い、鋼鉄のようなカッコよさ…等々のイメージが出てくるのですが、このショスタコは一味違います。

ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集
リッカルド・シャイー指揮/ロイヤル・コンセントヘボウ管弦楽団/ユニバーサル ミュージック クラシック


 ショスタコーヴィチはジャズにも関心があり、ソ連でのジャズの普及・バンド演奏の向上を目的として作曲されたのが「ジャズ組曲第1番」、「舞台管弦楽のための組曲(ジャズ組曲第2番)」(*この「第2番」は本当は別の曲のことで、その曲は最近になってようやく発見されたらしい。)

 ジャズなんてアメリカを中心とする西側の音楽のはず。それがソ連で演奏されていたことに驚く。ただ、"ジャズ"と言ってもワルツやポルカなど舞曲が元になっていて、現在私たちが一般的に"ジャズ"と呼ぶものとはちょっと違う。ジャズとクラシックを融合させた作曲家と言えばガーシュウィンだけど、そのガーシュウィンの音楽とも全く違う。"ショスタコ節"と言ったらいいのだろうか、どことなく暗くて、スラヴ調のメロディーも見え隠れする。

 それでも、ショスタコーヴィチの音楽にしては明るい。戦争の暗さとか、ソ連の共産体制の重さとか、そんなものが感じられない。お洒落で、軽々として、コミカルな部分も。聴いていて楽しいのは「舞台管弦楽のための組曲」の方。底抜けに明るい曲から、悲哀を感じる曲までバラエティに富んでいる。第1曲「行進曲」から驚いてしまった。これ本当にソ連の曲?!アメリカと違う!?組曲の多くは舞曲が元になっているのでバレエ音楽かミュージカルの音楽を聴いているかのよう。この2つの組曲で何かストーリーを作って、舞台音楽としてやってみても面白かったんじゃないかと感じる。

*このCDはジャスミンさんにオススメしていただきました。ありがとうございます。

 最後に、このCDに収められている「ピアノ協奏曲第1番」はショスタコ節全開です。ピアノの超絶技巧が恐ろし過ぎます。そんな「ピアノ協奏曲第1番」のピアノソロを演奏する若かりしショスタコーヴィチの映像がニコニコ動画にあったのでリンクしておきます。ショスタコーヴィチのピアノは、あのショパンコンクールにも出たことがあるほど。すごいわ…。アカウントなし&時間外で見られない方ごめんなさい。
ニコニコ動画:【クラシック】ショスタコーヴィチの若かりし日の実演映像
by halca-kaukana057 | 2007-10-16 22:35 | 音楽

ショスタコ祭開催中

 タイトルの通り、現在ショスタコーヴィチ(長いので以下ショスタコと略)にハマってしまいました。そのきっかけとなったのが少し前に話題になったこれ。

ニコニコ動画:「指揮者なんて誰がやっても同じじゃね?」と思う人のための同曲異演集
*ニコニコ動画のアカウントのない方は残念ながら観られません。ごめんなさい。(でもすぐに取る事が出来るので取ってみて。最初は視聴時間の制限がありますが)

 同じ曲を様々な指揮者で聴いてみようというこの企画。とても面白かった。この聞き比べ曲にショスタコの「交響曲第5番 ニ短調op.47」第4楽章。以前5番は聴いたことがあったのですが、その時は良く分からずスルー。でも、今回改めて聴いてみて「おお!」と思ってしまった。なんてカッコイイ!!

 これまでショスタコーヴィチはソ連の暗い時代の作曲家というイメージが先行してて、聴かず嫌いもありました。何でも聴かず嫌いは良くないね。反省。

 ということで現時点でのショスタコお気に入り曲を紹介します。

 まずはニコニコでもお馴染みの「交響曲第5番 ニ短調op.47」。「革命」と表題が付けられることも。革命…1917年のロシア革命。冒頭の重さは、これから何が始めるのかといつ聴いてもワクワクします。聴き所は勿論第4楽章ですが、第3楽章もいい。激しい第4楽章の前の静けさ、物悲しさ。ショスタコと言うとオケがバンバン鳴るスケールの大きな曲を連想するけど、こんな穏やかで悲しげな曲も上手いね。
 聴いたのはこの2種。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィル/ソニーミュージックエンタテインメント

 バーンスタイン盤。第3楽章が上手い。ソ連の作品だから、冷戦の敵対国となるアメリカではあまり演奏されないと思いきや、バーンスタインはショスタコの曲をよく指揮していたのだそうな。政治・外交面ではあまり仲良くなくても、音楽・文化面ではその壁を越えてしまうこともあるんだな。


ショスタコーヴィチ:交響曲第5
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団/ビクターエンタテインメント

 ショスタコと言えばムラヴィンスキー。ニコニコの聴き比べでも大人気のムラヴィンスキー盤。買ってしまいました。あの第4楽章の疾走感がたまりません。レニングラード・フィルもムラヴィンスキーの厳しい注文によく応えたなぁと思う。指揮者も演奏者も、音楽への熱意がとにかく強いから出来る業なんだろうな。残念なのは咳などの雑音が多いこと。


 
 次、「交響曲第11番 ト短調op.103<1905年>」。今のところショスタコの作品の中で一番好きな曲。1905年の「血の日曜日事件」を題材にした作品。ショスタコーヴィチはソ連の暗い時代の中を生きてきたわけだけど、その暗い時代の様々な事件を題材にしている。音楽で歴史を振り返っているような気持ちになる。
 聴き所は第2楽章「1月9日」。「血の日曜日事件」の日。特に後半部分。不穏な空気が流れ、木管が不気味な音を出す。そしてスネアの合図で弦がざわめき場面は一気に緊張。銅鑼を合図についに一斉攻撃開始。ティンパニのリズムが印象的。市民に向けて無差別に銃が乱射される。音はとてもかっこいいのに、哀しい。その攻撃が終わった後、チェレスタが寂しく鳴るのですがこの部分が何とも言えない。そしてその後の3・4楽章にもこの哀しさがずっと漂っているよう。悲劇としか言いようが無いのですが、好きだ。

ショスタコーヴィチ : 交響曲 第11番 ト短調 作品103「1905年」
アンドレ・クリュイタンス指揮/フランス国立放送管弦楽団/ユニバーサルクラシック
 ショスタコーヴィチ本人立会いのもとでの録音だそうです。ジャケットの写真のにこやかな表情のショスタコーヴィチも印象的。


 次、「交響曲第7番 ハ長調op.60<レニングラード>」。第二次世界大戦中、ナチスドイツがレニングラードに侵攻しようとした時を題材にしています。とにかく長い。ショスタコーヴィチの以前からのイメージは「長い・暗い・巨大」というイメージだったのですが、まさにそんな曲。
 聴き所は第1楽章、ナチスドイツがレニングラードにやってくる部分。ラヴェルの「ボレロ」に似ているとも言われる部分。ナチスが攻めてくるのに、何故こんな滑稽なメロディーなのかなと最初は思った。それでもだんだん近づいてくると、緊張感も増す。

 聴いたのはノイマン指揮チェコフィルの演奏(リンクは無し)。チェコフィルは世界のオケの中でも好きなオケのひとつ。ノイマンもショスタコーヴィチを演奏していたんですね。

 あと、「交響曲第10番」もラジオで聴いただけだがお気に入り。第3楽章のDSCH(レ・♭ミ・ド・シ)の部分ですね、やっぱり。DSCHとは、ショスタコーヴィチの名前のつづりをドイツ語音名に直したもの。自分の名前を音名に直して曲に入れるのはシューマンが得意だと思っていたけど、ショスタコもそういうことをやっていたんだね。

 以上。ヴィオラ・ソナタもヴィオラシリーズに入れようかと思って聴いてみたがこれは良く分からず…。また色々聴いてみます。また好きな作曲家が増えて嬉しい。


*まぐさんからトラックバックをいただきました。ピアノ曲も気になります。
「きゃべつ畑のかなた:24の前奏曲とフーガ」
 それから、ジャスミンさんもユニークな方法で曲紹介されています。
「★Smiley twins|双子と一緒に、にこにこな毎日★:おもちゃの行方」
by halca-kaukana057 | 2007-07-13 23:14 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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