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 青森県立美術館で開催中(この週末で終了です)の「アルヴァ・アアルト」展に再び行ってきました。連休中に最初に行った時は混んでてゆっくり観られず。分からないことも多かったので、講演会を聞いて、講演会の内容を思い出しながらもう1回観てきました。

・1回目、講演会:人間を想う建築 アルヴァ・アアルト展&講演会

青森県立美術館:アルヴァ・アアルト - もうひとつの自然 Alvar Aalto – Second Nature

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 青森は緑が深まっていく季節です。

 アアルトの建築にしろ、デザインにしろ、人工物ではある。森の中にあるマイレア邸にしろ、結核患者の療養のためのパイミオ・サナトリウムにしろ、自然に近づけてはいるが人工物である。でも、建築も、中のデザイン(椅子なども含めて)も自然から浮いている感じがしない。マイレア邸は森に溶け込むように、パイミオ・サナトリウムは病室の中に自然をできるだけ取り入れる。その他、特にアアルトの教会建築で思うのだが、教会は祈りを捧げる神聖で静寂な場所。モダンな建築なのに、その教会のあるべき雰囲気を壊していない。心静かに祈りを捧げる場所として、とても落ち着く感じがすると写真を見て思いました。…建築はそのまま持ってくることが出来ないのは仕方ない。アアルトの描いた図面はシンプルで、そのためには細かいところまで計算して無駄なものをそぎ落とす設計をしていると思う(建築の専門的な部分は分からないのですが)。アアルトの描いた図面から、人工物が"自然"であるためにどうしたらいいのか、そんなものを感じました。
 講演会ではアアルト建築と光をテーマにしていたのですが、光の取り入れ方、使い方も"自然"であるために重要だと感じました。1回目では何となく見ていたライトの展示も興味深く観られました。

 ただ、1回目でも感じた物足りなさはやっぱり感じました。パイミオ・サナトリウムやマイレア邸などの写真やスケッチなどが少ない。建築の見どころの写真がもっとあればよかった。1回目の時にも感じましたが、見たかった建築(ラハティの教会、コッコネンの自邸)が無いのは残念。フィンランディアホールももっと画像が観たかった。
 講演会を聞かないと見どころがわかりにくいなと思いました。アアルトの言葉や、アアルトが建築で大事にしていたことなどの展示があればいいなと思いました。展示室はもう1部屋あるんだから…。

 「文化の家(Kulttuuritalo)」はそういえば、フィンランド放送響が録音のために使っていた施設(現在はヘルシンキ・ミュージックセンター)だった。ここなのか、とわかって嬉しい。

 デザイン面では、スツール60とサヴォイ・ベースの作り方の動画がありました。これが面白かった。サヴォイベースのあの形はこうやって作るのか。職人さんたちの技を堪能できました。
 デザインは日本でも見られるけど、建築は現地に行かないと見られない…見る、というよりは、アアルトの建築のたたずまいを体験したいなと思いました。アアルトの光の使い方を直に体験したい。
 1回目よりもじっくりと観て、楽しみました。

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 シャガール「アレコ」背景画とアアルトのスツールのコラボもまだやっています。そういえば、スツール60は3本足のと4本足のがあるんだ…ようやく気がつきました……。

 常設展も観てました。棟方志功の板画(志功は「版画」ではなく「板画」と呼んでいた)のデザインの包装紙がいいなぁ。成田亨の鬼のブロンズ像もかっこいい。
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 青森県立美術館といえば、奈良美智の「あおもり犬」。えさの皿に花が植えられていました。

 最後に、エントランスのアルテック特別展示。
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 アアルトの椅子の座り心地のよさ…いいなぁ。
by halca-kaukana057 | 2019-06-21 22:09 | フィンランド・Suomi/北欧
 全国各地で開催してきた「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」展。現在は青森県立美術館で開催しています。青森県立美術館とアアルト。2012年の「フィンランドのくらしとデザイン」展と同じように、青森県美と合うだろうなぁ。

青森県立美術館:アルヴァ・アアルト - もうひとつの自然 Alvar Aalto – Second Nature
 
 まず、連休中に早速行ってきました。連休は混雑するだろうなと思ったのですが、早く観たいなと思って。混雑していました。
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 今回の展覧会はアアルトの建築がメイン。アアルトの建築…パイミオ・サナトリウムやマイレア邸、フィンランディア・ホールなどなど、印象的な建築が出てきますが、私はこれまでアアルトといえばアルテックのスツールやアームチェア、サヴォイ・ベースなどのデザインの方をよく見てきました。このブログのアイコンは、「エンジェルウィング」の愛称で知られるフロアランプです。アアルト関連で、奥さんのアイノ・アアルトのイッタラのグラスも。でも、建築についてはそれほど知らない。今回の展覧会で、アアルトの建築の特徴や、何を大事にしてきたのかを知れたらいいなと思ったのですが…。

 混雑していてさーっと観てしまったせいもあり、よくわからなかった。「もうひとつの自然」とは何なのか。パイミオ・サナトリウムの病室も再現されていて、アアルトらしいデザインだなと思うのですが、何をもって「アアルトらしい」のか。それを見つけることができなかった。マイレア邸でも、アアルトは何を大事したのか。アアルトの代表的建築の図面ドローイングが観られたのは興味深かったのですが、やはりどう観たらいいかわからない。フィンランディアホール(フィンランド放送響、ヘルシンキフィルのかつての本拠地。その頃の演奏会動画を観ると、ホールの美しさにも惹かれます)の模型と内部の写真にはテンションが上がりましたが…ちょっと少ない。ラハティの教会(昔、ラハティ響が本拠地にしていた)は?作曲家コッコネンの自邸は?観たいと思っていた建築がなくて残念な気持ちにもなりました。
 あと、今回の展覧会では、青森県美の特別展示室のうち1部屋を使っていない。物足りないと感じました。

 今回の展覧会で、何を言いたいのか。何を見せたいのか。どう観たらいいのか。アアルトの建築とは何なのか。このままわからないままにしておくわけにはいかない。その手がかりになれば、と、この講演会を拝聴してきました。

青森県立美術館ブログ:5/11入場無料 小泉隆氏講演会「フィンランドの風土とアアルト建築の光」

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 アアルト建築の専門家の、九州産業大学建築都市工学部・小泉隆教授の講演会です。講演会の内容は、東京ステーションギャラリーでの講演会と大体同じだそうですが、何箇所か青森バージョンに変えているそうです。

 フィンランドで、アアルト建築をめぐり、アアルト建築を研究した小泉先生。アアルトの建築は、フィンランドの自然に合わせている。フィンランドは夏でも太陽の南中高度がそんなに高くなく(52度)、フィンランドの人々は光に対する感覚が敏感。ちなみに、フィンランド(ヘルシンキ)の夏を除く日照時間や降雪日数などは青森のものと似ているとデータを提示されていました。雪景色も、東京や福岡だとフィンランドの冬、雪は…と紹介できるけど、青森ではそんな珍しいものではないですよね?、フィンランドで撮影した雪景色の写真も青森でもよくある風景ですよね?と仰っていました…。「北から目線」を気にしたのか先生…。
 アアルトの建築で鍵になるのが光の使い方。そして、徹底した機能主義。人間のためのもの。デザインは、その目的を達成するものでなければならない。パイミオ・サナトリウムは、患者さんが長い時間ベッドに横になっている。天井に光源を付けて、視線に入るのは不快。天井は目に優しく、なるべく暗くしないといけない。でも、病室は自然の光をたくさん取り入れられるように(でも眩しい西日はあまり入れたくない)。それを叶えるために出来たのがあの病室。実際の病室の写真を見て、なるほどと思いました。展覧会会場内に再現されている病室には窓がないので、窓からどう光が入るのかは分からないですが、ライト、人工の光源はどこにあるのかはわかるはず。ヴィープリの図書館は、本を読むのが目的。閲覧室の天井には自然の光を取り入れる窓「無数の太陽」がある。ただ天井に窓をつけているわけではなく、太陽の角度も計算している。また、集中して本を読めるように、外の景色をあまり見せないようにしている。その他にもアアルトの様々な建築の例を見ながら、アアルトがその建築での目的を達成するために、人間のためを思った光の使い方を見ていきました。マイレア邸は、森の中に溶け込むように、森の光を取り入れるように作られている。玄関から外を見た時の森と建物の調和に、落ち着きを感じました。人工の光でも、キャンドルと電気の照明でも光の使い方を工夫している。

 アアルトは、自身の建築や建築についての考え方をあまり語ることがなく、「あまり語らない建築家」とも呼ばれた(無口で内向的なフィンランド人らしい)。数少ない残された言葉からは、機能や人間のことを常に考えていたことが伺える。
 アアルトの建築には普遍的なものがある。アアルトの言葉から引用します。
 建築家の仕事は、調和を生み出し、未来から過去までの糸をひとつにつなぎ合わせることに向けられている。
その根本に存在するのは、無数の感情の糸を持つ人間と、人間を含めた自然である。(1940年)

 とても面白く、わかりやすい講演会でした。アアルトが建築に何を求めていたのか、手がかりがつかめました。もう一度展覧会をゆっくりと観て、アアルト建築の魅力を感じられたらと思います。

 今回、アアルト展に合わせて、青森県美の中もアアルトデザインを感じられる演出をしていました。
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 エントランスには、アルテックの製品が並べられ、自由に座れます。撮影もOK.スツールはミナ・ペルホネンの皆川明さんとコラボ。可愛いです。

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 青森県美といえばアレコホール。そのアレコホールの椅子も、スツール60になっています。ゆっくり座って、シャガール「アレコ」背景画を楽しめます。青森県美には全4幕のうち3幕がありますが、第3幕も今はあります。全4幕揃ってます。撮影もこの通りOK.シャガールとアアルト。不思議なコラボです。

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連休中に行った時は、青森は桜が満開でした。桜とあの真っ白な建築を。

※【追記】2回目行きました"自然"である建築、デザイン アルヴァ・アアルト展(その2)


【2012年 「フィンランドのくらしとデザイン」展 記事まとめ】アアルトに関する内容もあります
自然と暮らしが生んだもの 「フィンランドのくらしとデザイン展」トークセッション
自然も空気も味もスオミ気分 フィンランドのくらしとデザイン展・序章
この土地で生きてゆくという意志の”design” 「フィンランドのくらしとデザイン展」を観て
”心地よい”を求めて 「フィンランドのくらしとデザイン展」本編

by halca-kaukana057 | 2019-05-12 22:47 | フィンランド・Suomi/北欧
 シリーズものの切手の、新しいシリーズが出ましたよ。
日本郵便:特殊切手「和の文様シリーズ 第1集」の発行

 和の文様。麻葉(あさのは)文様や、青海波(せいがいは)文様など、日本独自の文様は様々なものがあります。それらをモチーフに、切手をデザインしました。切手を郵便局の窓口で受け取って、しばらく手が止まりました。その和の文様を今風に、でも伝統も大事にしてデザインしている、素敵な切手です。富士山や千鳥、蝶や茄子などもデザインされています。この切手はお手紙を出したくなるし、使わないでとっておきたくもなります(どっちだ)

 特印もこんなデザインです。
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 麻葉文様に富士山。

 ちなみに、切手シートには、52円切手には千鳥と手紙、紙飛行機、82円切手には手紙の模様が隠れています。探してみてね。

 このシリーズも集めそうです。まんまとハマってしまったようです…。
by halca-kaukana057 | 2016-06-18 21:49 | 興味を持ったものいろいろ
 今日は夏至。当地は今日も晴れ。暑く夏のような夏至でした。こんな日にはのどが渇く。夏至に合いそうなグラスを先日見つけました。

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 イッタラ(iittala)の「アイノ・アアルト(AINO AALTO)」。フィンランドデザインの巨匠・アルヴァ・アアルトの奥様のアイノさんによるデザイン。限定カラーの「レイン(rain)」。雨。この深い澄んだ青に一目惚れして、買ってしまったのですよ…。「アイノ・アアルト」シリーズはずっしり、しっかりとしていて、波紋のようなデザインが美しく、持ちやすい。ちなみに、アアルト(aalto)はフィンランド語で「波」の意味。
 イッタラの「i」のマークもいいですねぇ。

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 以前買ったグレーと並べてみる。グレーも落ち着いた色で好きですが、レインのこの青…たまりません。これで「アイノ・アアルト」2個目。

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 底のラベル。「Made in Finland」とちゃんと書いてあります。rainの横の「sade」フィンランド語で「雨」の意味です。フィンランド語でも書いてある。でも、「Made in Finland」の横には「Valmistettu Suomessa」とは書いてないのね。

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 底にはもうひとつ、「AINO AALTO IITTALA」の文字。

 見ている・飾っているだけじゃない、使ってこそのフィンランドデザインプロダクト。使います。はがしたラベルは手帳に貼って保存しています。
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 カフェオレを入れてみたが…これでは透明感が伝わらない…。
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 氷も入れて、リンゴジュースを入れてみた。入れた飲み物で表情も変わる感じがします。

 フィンランドで夏至は、短い夏を謳歌する夏至祭(Juhannus)の季節。そして緯度の高い地方では白夜の季節。一方、日本は夏至でも梅雨の季節(当地は今年は晴れておりますが…)。暗い深い澄んだ青は雨の色でもあるけれども、フィンランドの夏至の宵の色にも見える。「雨」という名のこのグラスの色は、日本の梅雨とフィンランドの夏至祭を結びつけてくれるようなものに感じました。
 その名の通り雨の日に使えば、雨の暗さも楽しめそう。晴れた暑い日には涼しげに感じさせてくれる。「アイノ・アアルト」の「rain」いい色です。とても気に入りました。ずっと大切に使いたいです。

【過去記事】
フィンランドデザイン製品の良さを自分で確かめる
 イッタラ「アイノ・アアルト」のグレーを買ったのがこの記事。初めてのマイ・フィンランドデザインプロダクト。
イッタラ、買ったら…?
 同じイッタラでも「カルティオ(Kartio)」のウルトラマリンブルー。カルティオはシンプル・イズ・ベストの極みです。
by halca-kaukana057 | 2015-06-22 21:20 | フィンランド・Suomi/北欧
 コンサートのことを中心に書いた今回の東京旅行。コンサートだけじゃない。そんなに多くないのですが、色々と足を運んでみました。

東京に行ってきました
 上の記事で、改修の終わった東京駅丸の内駅舎を観てきたと書きました。その丸の内駅舎の向かい、新丸ビルにフィンランドのテキスタイルメーカー・マリメッコ(marimekko)のお店があるというのです。おお、東京駅前にあるのは嬉しいな。便利だな。早速行ってみた。

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 昨年、吉祥寺のマリメッコに行ったのですが、同じマリメッコのお店でも雰囲気が違う。新丸ビルの中にあるということで、落ち着いたその雰囲気に合わせている感じのディスプレイ。でも、マリメッコの鮮やかさは変わりません。

 店内に入ると、魅了されます。マリメッコのデザイン、色彩、鮮やかさ…触れるたびに惹かれていく、好きになります。「ウニッコ(Unikko)」の新色もあった。見ていると、時間を忘れます。

 せっかく来たのだから、また何か買っていこう。選ぶのにかなり迷いました。同じものでも、色や柄が色々あるので、どれにしようか迷う。迷いに迷った中から買ったのがこれ。
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 タオルハンカチ、大きめの「ウニッコ」のがま口ポーチ、同じく「ウニッコ」のリフレクター(反射板)キーホルダー。色々柄があるけど、ウニッコは外せない。がま口は去年買って、非常に使い心地がよく、大きめのものも欲しいなと思っていました。タオルハンカチは日常でも重宝しそう。日常生活で使って、役立ててこそ、フィンランドのデザインプロダクトのよさがわかる。

 一押しはリフレクター。夜道を歩く時、リフレクターがあると自分の位置を車や自転車に知らせることが出来て、安全。しかもマリメッコのデザインなら可愛い。このリフレクターも色や形がいろいろあるので、やっぱり迷いました。どのバッグにも合わせやすい白で。
 実際、バッグにつけてみて、可愛いし、反射板としての機能もばっちり。いつも使っているバッグにマリメッコ・ウニッコが付いていると思うと、気持ちが上向きになります。うきうきします。

 新幹線の待ち時間でも行けるマリメッコ丸の内。いいところです。

・去年の吉祥寺:吉祥寺でフィンランドを味わう その2- marimekko編
by halca-kaukana057 | 2012-10-24 23:38 | フィンランド・Suomi/北欧
 本編まで、前置きが長かった…。青森県立美術館特別展「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活展」の展示内容について書きます。以前の記事で、4月7日の初日のトークセッション、展示そのものは4月中旬と先日観てきました。書いていることは、2回の観覧が混ぜてあります。

青森県立美術館:フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活展

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 後ろにフィンランド国旗でも掲げてあるかと思ったけど、無かったよ。

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 上が4月、下が先日の写真。4月は中旬でも、まだ雪があった青森。今は風が清々しく、緑が麗しい。

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 この白い建物は、いつ観ても大好きです!この建築そのものが展示、芸術ですよ。入り口のところの屋根の曲線が好きです。

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 4月に行った時は無かったもの。駐日フィンランド大使のヤリ・グスタフソンさんも以前いらっしゃった。その時、青森県知事にプレゼントしたものがエントランスに展示されていました。サイン入りの図録。
 ちなみに、駐日フィンランド大使館といえば、公式twitterが話題になってますね。「全て把握しております。」私も愛読してます。

 展示を観る時、音声ガイドを借りることもできます。借りて聞いて見ました。ナレーションは、アニメ「楽しいムーミン一家」のムーミン役・高山みなみさん。所々で、「ムーミン」原作の一説を朗読する部分もあり、ムーミンと一緒に展示を観ているかのよう。ちなみに、私にとってのアニメムーミンはこの「楽しい~」。現在BSプレミアムで放送中。しっかり録画してます。
 さて、展示ですが、まず現在世界中で愛されているフィンランドのデザイン・プロダクトができる発端となった、19世紀末~20世紀初頭のフィンランドのナショナル・ロマンティズムについて。アクセリ・ガレン=カレラを中心に、この時代のフィンランドの画家達が描いた”スオミの風景”の絵が展示されています。日本では滅多に見られない作品ばかり。ガレン=カレラと、エーロ・ヤルネフェルト(ジャン・シベリウスの妻・アイノのお兄さん)ぐらいしか知らなかったのだが、こんなに沢山。描かれているのは、雪景色や湖、森。まさに”スオミ”の風景。青森でも、私の住む地域でも、観られる・似ている風景に親近感を持ちました。

 次が、フィンランドのナショナル・ロマンティズム、そして”スオミ”の文化・精神の源流ともいえる民族叙事詩「カレワラ」について。ガレン=カレラが「カレワラ」の挿絵を描いていて、その原画に魅入った。雄大な「カレワラ」の世界を、独特のタッチで描いている。そして、ヴァイナモイネンとアイノの絵…勿論フィンランドからこの展覧会のために持ってきた作品…これを日本で観られることに感動。この「カレワラ」は、ガレン=カレラだけでなく、フィンランドの多くの芸術家に影響を与えた。代表的なのが、シベリウスの作曲作品。「トゥオネラの白鳥」をはじめとする「レンミンカイネン組曲」、「クレルヴォ交響曲」、交響詩「ポホヨラの娘」「ルオンノタール」などなど。交響詩「タピオラ」も、「カレワラ」に関連する作品かな(「カレワラ」に出てくる森の神・タピオのいる森を表現した作品)。このシベリウス他、ヘルシンキ郊外・トゥースラ湖のほとりに住んでいた芸術家たちと、彼らの家の紹介も。シベリウスの家・アイノラのところでは、食い入るように観てましたwここで、音声ガイドで、「フィンランディア」等シベリウスの作品が流れればよかったのになぁ。

 エリエル・サーリネンの建築にも興味を持ちました。ヘルシンキ中央駅など、実際に行ってじっくり観てみたいなぁ。

 このナショナル・ロマンティズムを前提に、フィンランドのプロダクトデザインは花開いていきました。カイ・フランクのイッタラの食器。古いものから新しいものまで展示が凄い。次はアルヴァ・アアルトの椅子の数々。このアアルトの椅子の展示では、何と展示に触ってよし、座ってよし、写真撮影もOK!なんと!
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 黒い椅子が、有名なパイミオ・サナトリウムで生まれた”パイミオ・チェア”。
 こんな感じで、自由に座れます。これまで、アアルトスツールに少しだけ座ったことが合ったが、こんなにアアルトの椅子を目の前にしたのは初めて。そして実際に座れるなんて。全部座ってきました。白樺のやわらかい曲線の手触りが心地いい。そして座り心地も、しっかりしていてゆったりと座れる。座り比べもできます。
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 スツールの裏には、アルテック社のロゴが。
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 一番気に入ったのが、このアームチェア。座り心地抜群。落ち着きます。家に欲しい…。
 アアルトの作品は椅子だけでなく、白樺で作ったパネルも。これはスツールに使う部品のあまりで作ったのかな?なんてものもありました(実際どうなのかは不明)。

 そのそばに、トーヴェ・ヤンソンの「ムーミン」の挿絵原画が。また、初期のムーミンも。トークセッションで、ヤンソンは「ムーミン」の作者、ではなく、画家であると紹介されていたのですが、そのヤンソンの油絵も。若い頃の自画像と、抽象画。ヤンソンはこんな絵を描いていたんだ、こんなイメージを頭の中で描いていたんだ…。色使いがカラフルでした。

 次はマリメッコ。青森県立美術館は、内装も白を基調としているのですが、その白い展示室にマリメッコのテキスタイル、衣服の数々がずらりと展示されている。映える!マリメッコの彩り、鮮やかさがより強調されていました。でも、派手過ぎず、くどすぎない。耳の部分にある「MARIMEKKO SUOMI/FINLAND」の文字もしっかりと確認してきました。本当に華やかだ。着ている人を幸せにする。

 イッタラ・アラビアの食器にしろ、アアルトの椅子にしろ、マリメッコの服や小物にしろ…使う人を幸せにするデザインだなと感じました。使っていて心地いい。楽しくなる。観ていて心が和やかになる。しかも丈夫、しっかりしている。長く使える。世界中で愛される理由ですね。

 そして、現在、フィンランドではデザインや暮らしはどう変わってきているのか…最後に少し展示がありました。森・自然とともに生きるため、エコ住宅をデザインするアアルト大学。公共鉄道、フィンランド郵政・イテラ社の取り組み。若いデザイナーの育成。アルテック社の椅子を、長く使うための工夫…。興味深い内容でした。フィンランドの切手の数々の展示には魅入りました。シベリウス切手が特に。直筆のスコアがデザインされた切手もあったのですが、何の曲だったんだろう?書いてなかった。
 さらに、同じ北国として、青森での取り組みも。風力発電の風車がありますが、地吹雪に見舞われる青森。その環境に合わせた風車の展示も。うちわで扇いで、実際に発電させることもできます。普通の風車だと雪がついたり、折れたりしそう。北国の暮らしには、工夫が必要。

 自然とともに生き、暮らし、厳しい環境に身を置くフィンランドの人々。彼らが生み出したデザイン、暮らしが見せてくれる、心地よく生きるということ。自分の身の回り、暮らしを振り返り、見直したいと感じました。イッタラやマリメッコをただ単に「素敵」と表現していないところがよかった。それらを使えば「素敵」「心地よい」というわけではない。実際、使ってみると「素敵だな」「長く使いたいな」と思うのですが、その想いが先にあって、イッタラもマリメッコも生まれた…という点がよかった。更に、その背景には、ガレン=カレラやサーリネン、シベリウスら芸術家たちによる、フィンランドそのものを見つめ、絵画や建築、音楽で表現した、ということも。いい展示でした。

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 というわけで、図録を買いました。結構ボリュームがあります。ガレン=カレラなどの絵のポストカードもいっぱい買っちゃいました。
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 初日、あのサルミアッキ入りのチョコレートがあり、その時は買えなかったので今度買う!と思っていたら、無くなっていた…。がっかり。フィンランドのお菓子メーカー・Fazer社のチョコレートを購入。美味しいです。日本のチョコレートより、若干甘い。けれども、そんなに差はないかも。

【過去関連記事】
自然と暮らしが生んだもの 「フィンランドのくらしとデザイン展」トークセッション
自然も空気も味もスオミ気分 フィンランドのくらしとデザイン展・序章
この土地で生きてゆくという意志の”design” 「フィンランドのくらしとデザイン展」を観て


 常設展も観てきました。常設展と言っても、シーズンによって展示内容は変わります。棟方志功の板画(志功は「版画」ではなく「板画」と表記していました)の力強さ。ガレン=カレラのカレワラの挿絵に通じる点があるかも。
by halca-kaukana057 | 2012-05-31 23:08 | フィンランド・Suomi/北欧
 青森県立美術館特別展「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活展」(以下「フィンランド展」)の記事続きです。本編行きます。と言っても、展覧会の内容が充実していて、内容と私が感じたことを一緒の記事にすると、大変な量になる…。ということで、先に、展示を観て思ったこと、考えたことを書こうと思います。展示内容についてはまた別記事で。

青森県立美術館:フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活展

 これまで、私はフィンランドの自然や芸術文化、暮らし・ライフスタイルやデザインプロダクトなどに惹かれてきた。その理由は…国は違えど私も北国生まれの北国育ちで、暮らしや自然、それらに対する考え方が共通するところがある。フィンランドの、四季や自然に対する考え方に触れて、自分の身の回りの環境や生活を見直すきっかけになった。素材の質感を大事にし、シンプルで機能的なデザインが飽きず、素敵。その一方で、マリメッコのような大胆な色使い・柄もあるが、寒くて暗い北国の生活を彩る、という意味を知ってからはその発想が素敵だと思った…などなど。今回、「フィンランド展」を観て思ったのは、マリメッコやイッタラ、アルテック、「ムーミン」の物語の背景にあるのは、フィンランドの人々の「この土地で生き、快適に暮らす」という観望と決意を表現したものなのではないか…と。

 展示の一番最初で、19世紀末から20世紀初頭のフィンランドの画家たち…アクセリ・ガレン=カレラやペッカ・ハロネン、ヴィクトル・ヴェステルホルムらが描いた風景画が展示されている。森や湖、雪景色。それらは”スオミ(Suomi)の風景”。ロシアの支配下の中で、ナショナル・ロマンティズム(民族的ロマン主義)が活発になり始め、ロシアからの独立をフィンランドの人々は目指していた。この頃よく言われた「ロシアでもない、スウェーデンでもない」という言葉がある。ロシアでもなく、その前にフィンランドを支配していたスウェーデンでもない、スオミ/フィンランドとは。民族叙事詩「カレワラ」も注目されていたが、フィンランドの画家達が描いた”スオミの風景”をこんなに一度に観たのは初めて。初めて聞く名前の画家も。でも、その風景は、たとえ暗く寒い冬の雪景色でも、”スオミ”を描こうという想いが感じられた。雪もただの白だけじゃない。陰影、光の当たり方で白だけでは表現できない。その雪の表現に魅入った。そして、ガレン=カレラやペッカ・ハロネン、作曲家ジャン・シベリウスはヘルシンキ郊外のトゥースラ湖のほとりに住んでいた。スオミの森と湖にいつも触れられる場所に。その自然は、時に厳しいこともあるけれども、恵みもある。フィンランドの人々は、自然とともに生き、暮らしている。厳しい自然を克服しようとか、対抗しようとか考えず、身を置いている。まずここで、フィンランドの人々と自然の関係を再確認。

 そして、それを前提に、カイ・フランクによるアラビア・イッタラの食器、アルヴァ・アアルトのアルテックの椅子やランプ、マリメッコのテキスタイルと衣服が展示されている。冬が長く、しかも日照時間がとても短いので家の中で暮らすことが多いフィンランドの人々。その自然・環境の中で、心地よく暮らすために、これらのデザインプロダクトが生まれた。機能的で、シンプルで、だけど色彩は豊か。アルヴァ・アアルトの椅子は、白樺の木から作られているが、そのしっかりしているけどやわらかい質感(次の記事で書きますが、アアルトの椅子に座れる展示もあります)。この土地での日々の暮らしを、日常を心地よく、彩りのあるものにしたい。私自身、これまでイッタラのグラスやマリメッコの製品を手にして、身近にあることが、使うのがワクワクすると感じていたのですが、今回、ワクワクするだけではなく、強い決意と意志を感じました。この土地で、快適に暮らそう、という。


 展覧会から話がずれるが、NHK教育「きょうの料理 ビギナーズ」のテキスト5月号に、フィンランドの家庭料理についてのエッセイがあった。

NHK きょうの料理ビギナーズ 2012年 05月号 [雑誌]

NHK出版


 フィンランドのイメージは「お洒落」だと、作家・西加奈子さんはこのエッセイに書いている。ところが、フィンランドには「お洒落」という言葉は無いのだそうだ。「フォルムがいいとか、着心地がいいとかはありますけど、お洒落って言葉はないんです」と…。私も初めて知った。西さんから見れば「お洒落」だと思うことも、フィンランドの人々にとっては、「心地いい」ことをしているだけ…なのだそう。着飾るつもりも、見せびらかすつもりも無い、「心地よさ」を貫くこと。それが、日本人には「お洒落」に見える。このエッセイから、フィンランドの人々が大事にしていることが何なのか、ちょっとつかめたと思っていたのだが、展覧会を観て、なるほどそうか!ともう少しつかめたと感じています(実際にフィンランドに行って見なきゃわからないと思うけど)。


 この展覧会で、フィンランドと、フィンランドの暮らしやデザインについての観方が変わりました。展示されているものが、何故こんなデザインになったのか。デザイナーたちは何を考えていたのか。これから、フィンランドのデザインプロダクトを手にとった時、私はフィンランドという土地の自然と、そこに生きる人々の想い、大切にしていることを想うだろう。実際、思っています。

【フィンランド展過去記事】
自然と暮らしが生んだもの 「フィンランドのくらしとデザイン展」トークセッション
自然も空気も味もスオミ気分 フィンランドのくらしとデザイン展・序章

【過去関連記事】
北欧デザインの背景にあるもの
by halca-kaukana057 | 2012-05-29 23:53 | フィンランド・Suomi/北欧
 旅行記の続きです。吉祥寺のカフェ「moi」さんをあとに、吉祥寺の町を歩きます。路地を歩いていてふと、NHK「世界ふれあい街歩き」みたいだなと思い、脳内でひとり街歩き開始。つまり、取材&ナレーション:自分w(あ、町並みの撮影忘れたw
 町行く人々、あちらこちらにある惹かれるお店…見知らぬ町を歩くのは楽しいです。歩いている人々も、吉祥寺で暮らしている人々なのだろうか。私は観光で来たけれども、ここで暮らし、生きている人がいる。そう想いながらすれ違う人々の姿を見ているとますます楽しくなってきます。子どもたちの元気な歓声が一番印象に残っています。

 そんなこんなで、駅方向へ歩いてきました。目指すはここ!
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これは!!
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 フィンランドのデザインファブリックメーカー・marimekkoのお店です!表参道店を皮切りに、日本でも直営店が全国各地にオープンしました。直営店でなくても、マリメッコ製品を買えるお店はありますし、ネットショップもある。しかし、私の住む近場には直営店もマリメッコ製品を扱っているお店も無く、せっかくなら直営店で実際に製品を手に取って買いたい。そして、あの鮮やかなデザインに囲まれてみたい…。そう思っていました。吉祥寺にも直営店があったので、フィンランド関連として行くことにしました。

marimekko home

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 ショーウィンドーを見ているだけでもワクワクする…!

 中へ。憧れのマリメッコだらけです。全部マリメッコ!(当然だw)マリメッコの定番・UNIKKO(ウニッコ)を中心に、色鮮やかなデザインプロダクトが並んでいます。やっぱり見ているだけでもワクワクする、楽しくなる。ちょうど雨の日で、外はモノクロな雰囲気。そんな雰囲気をガラリと変えてしまう、カラフルで大胆、でも派手・強すぎる自己主張ではないデザインの数々。日照時間が非常に短い長い冬、家の中で過ごすことが多いフィンランドの人々が家の中で楽しく暮らせるように…との願いとともに生まれ、フィンランド国内は勿論世界中で愛され続け、今年で60周年のアニバーサリーイヤーを迎えたマリメッコ。その愛され続けられてきた理由がわかる気がしました。いつも、そばに置いて、楽しい気持ちにさせてくれる。マリメッコのデザインには、そんな力があるのだ、と。

 1階はインテリア製品や食器、小物、バッグなど。2階は生地や衣類がありました。生地を買って、自分の好きなものを作るのもいいなぁ…手芸はそんなに得意ではないけれど…。

 これまで、マリメッコを特別なデザインとして見てきました。自分の身近に入手できるお店がない、というのも理由です。でも、日々の暮らしに取り入れ、使って、毎日を彩りたい…そんなことを感じました。

 さて、せっかく来たのだから何か買おう。迷いに迷いました。
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 定番のウニッコで。しかもウニッコの定番、赤!がま口ポーチです。小物などを入れるのにちょうどいい大きさです。左のように小さめのものもありますし、大きめのものもあります。小さいほうは、小銭入れとして母にプレゼントしました。赤は自分用。デジカメケースにしています。同じサイズをもうひとつ欲しかったかも…。

 吉祥寺は雨の重さが、一気に軽くなったような気持ちになる、そんな街でした。今度はもっとゆっくり、1日いっぱい楽しみたいです。

 この後、また別所に移動して…と思ったのですが、電車に乗ったら疲れをドッと感じたのでホテルへ向かうことに。2日目は今回の上京の本題の所用があったので観光はなし。3日目、新幹線に乗る前に、この後予定していたところへ行くことにしました。と言うことで、まだ続きます!
by halca-kaukana057 | 2011-08-31 22:33 | フィンランド・Suomi/北欧
 旅行記の続きです。宇宙科学研究所(ISAS)相模原キャンパスを出て、淵野辺駅から横浜線で八王子へ。八王子から中央線に乗り換えて、目指すは吉祥寺。宇宙から、ガラリと雰囲気変えます。吉祥寺には、北欧・フィンランドの雰囲気を味わい、その文化やライフスタイル、デザインに触れられるところがあります。いくつかあるのですが、まずは以前からずっと行ってみたいと思っていたカフェ・moi(モイ)さんへ。

カフェ[モイ] home

 雨は小降りに。JR吉祥寺駅をパルコ方面に出て、東急のある大通りを歩いて行くと、「大正通り」という小さめの商店街が。この大正通りには、北欧デザインプロダクトを扱っていたり、北欧料理を味わえるお店が並んでいます。北欧通り…?その通りの奥に、「moi」さんもありました。

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 白が基調の、小さなカフェです。お隣さんも北欧雑貨を扱っているお店です。ここも素敵でした。
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 中へ。平日の午後、空いていたのでゆっくり出来ました。店内も木と白が基調で、とても落ち着いています。
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まずこの雰囲気に一息。宇宙研では大雨に降られて疲れていたので、尚更落ち着きました。穏やかな店主さんが持ってきてくれたお水…グラスがiittala(イッタラ)のカルティオ。シンプルで落ち着いた店内の雰囲気にピッタリ。

 私が注文したのはこれ。
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 フィンランドのフレーバーティー「レイニー・デイ」(雨だから…と選びましたwしかもこの日は気温も低めだったので、ホットのお茶が欲しかった)と、お店のイチオシ・シナモンロール(*平日限定です)。映画「かもめ食堂」でも出てくるあのパンです。
 このシナモンロールが…焼きたてなのか、熱々ほくほく。外はカリッと、中はふわふわ。美味しい…!!ちょうどおやつの時間帯、しかも疲れていたのでちょうどよかった。もう一度言います、美味しいです!フレーバーティーも、紅茶がベースなのですが様々な花や果実がブレンドしてあっていい香り。再び一息。ゆっくりとお茶とシナモンロールを味わい、お店の雰囲気・空気も味わい…読書もしてゆっくりと過ごしました。上の画像にキャンドル(しかもイッタラのキャンドルホルダーに!)が置いてあって、更に落ち着きました。

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 冒頭の画像で、店内に絵葉書がずらりと並んでいるのがわかるかと思いますが、ここmoiさんは、絵葉書やレターセット、北欧雑貨、北欧関連書籍・CDも取り扱っています。

◇詳しい記事:手紙の書き方:お手紙カフェ 01 「moi」

 と言うわけで、店内で手紙は書かなかったものの…素敵な絵葉書を何枚か購入。こんな落ち着いたカフェで手紙を書いたら、その時の雰囲気も届きそうです。字も落ち着いて、丁寧に書けそうだ。

 とても素敵なお店でした。上京したら、また来たいです。いや、行きます。常連になりたいカフェです。

 お店の最新情報などは、ブログとツィッターでどうぞ。
moiのブログ~日々のカフェ2
twitter:moicafe (@moikahvila)

 吉祥寺町歩きは続きます。ひとり「世界ふれあい街歩き」(NHKの紀行番組。私も大好きです)のテーマを脳内再生しつつ、歩きます…。
by halca-kaukana057 | 2011-08-29 22:43 | フィンランド・Suomi/北欧
 昨年春、marimekko(マリメッコ)の公式ムックが出ましたが、今年も出ました。しかも今年は60周年のアニバーサリーイヤー。と言うことで、今年も公式ムックが出ました!


marimekko HAPPY 60th ANNIVERSARY! (e-MOOK)

宝島社


 青い「UNIKKO(ウニッコ)」柄が目印です。

 1951年、アルミ・ラティアにより設立されたテキスタイル・ブランド。それから60年、マリメッコのテキスタイル製品は母国フィンランドのみならず、世界中で愛されてきました。ムックでは、この60年、マリメッコが生み出してきた名デザインの数々、「UNIKKO」他数多くのデザインでマリメッコを支えてきたマイヤ・イソラの作品、娘のクリスティーナさんのインタビュー、マリメッコ製品と共に暮らすフィンランドの人々のお部屋拝見など、観ているだけでも楽しい内容になっています。

 これまでのマリメッコのテキスタイル・デザインの数々を観ていて、どれも大胆でカラフルだと思う。それをうまく使いこなしているフィンランドの人々のセンスに脱帽します。60年で生活に浸透したデザイン。まだ1世紀も経っていない。それだけフィンランドの人々にとって、世界中の人々にとってマリメッコは魅力的だったと実感する。一見大胆だけど、使っているうちに違うよさが見えてくるのかもしれない。60年は、長いのか、短いのか…ちょっと考え込んでしまいました。

 付録は表紙と同じ、青いUNIKKOのトートバッグです。

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 結構大きめなので使いやすいです。この色のUNIKKOは初めて見ました。なので、斬新に感じます。

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 昨年のトートと並べてみた。やっぱりマリメッコといえば、ウニッコだなぁ。と思いつつも…実際自分で持って歩くとなると、ちょっと勇気が要る。この色使い。でも、持ち歩いていると、楽しくなってきます。マリメッコが60年間目指してきた、そしてこれからも目指すであろうデザインは、使って楽しくなるデザインなのだろう、と思いました。

 巻末にはワンピースの型紙も。この型紙を使って、マリメッコの好きなテキスタイル生地でオリジナルワンピースを作れるようになっているのです。問題は…テキスタイル生地を自分で調達しなければならない。日本の地方でも、もっと気軽に手に入れられればいいのにな。

【過去関連記事】
marimekko公式ムック発売
フィンランドのサーモンスープ「Lohikeitto」を作ってみた
 ↑ムック内にはフィンランド料理のコーナーもあり、このサーモンスープも出てきます。レシピは大体同じです。
by halca-kaukana057 | 2011-05-04 22:16 | フィンランド・Suomi/北欧

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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