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 以前読んだ「音楽のたのしみ1 音楽とはなんだろうの続巻です。2・3巻では音楽史と数多くの作曲家たちを取り上げます。

音楽のたのしみ 2
ロラン・マニュエル/吉田秀和:訳/白水社・白水Uブックス/2008

 2巻でも作曲家・音楽評論家のロラン・マニュエル氏と、若手ピアニストのナディア・タグリーヌ嬢のやりとりが楽しくて痛快。ロラン・マニュエル氏は1巻ではナディア嬢のことを「お嬢さん」と呼んでいたのに対して、2巻では「ナディア」と名前で呼んでいる。一方、ロラン氏に対するナディア嬢の突っ込みもさらに鋭いものに。時にロラン氏を困らせてしまう。2人の息が合っている証拠だろう。

 2巻では、音楽史がテーマ。フランス(フランスのラジオ番組が元になっているので、フランス音楽を中心に語られてます)、イタリア、オーストリア、ドイツ、イギリス…などの音楽の特徴を紹介した後、「タイムマシン」と称するラジオを使って、時間を遡りその時代の各地域の音楽を聴いていく。音楽史ではあるが、ヨーロッパ各国の歴史も取り上げるので世界史・ヨーロッパ史のことを思い出さないとピンと来ない。これまでヨーロッパ史と音楽史を別々に捉えてしまっていたのだが、統合して考えたほうがよかったみたい。この本を読む時は、ヨーロッパ史の年表を持っていると役に立つと思う。

 そしてもう一つ役に立つものがある。思い切って買ってしまったドイツ・ハルモニア・ムンディ(DHM)設立50周年記念 CD50枚ボックス。2巻で取り上げられる作曲家のほとんどは、バロック期の作曲家ばかり。バッハにヴィヴァルディ、テーレマン、ヘンデル、ドメニコ・スカルラッティあたりなら聴いたことはあるが、それ以外の作曲家は名前すら知らない人ばかり。だが、このDHMのボックスにはこの本で取り上げられている、聴いたことのない作曲家の作品が幾つもある。このCDボックスを買ったタイミングと、この本を読んだタイミングがちょうどぴったり合った。本を読みながら、CDで実際にどんな曲だったのかを聴く。CDだけ聴いてもその作曲家がいつの時代のどんな人だったのかわからないし、本を読んだだけだとどんな作品を書いたのかがわからない。タイミングが合って本当に良かった。

 この本を読みながら聴いたCDで気に入ったものがいくつかある。第12話で登場するカッチーニ。

Caccini:Le Nuove Musiche: Figueras, H.smith, Savall, Schola Cantorum Basiliensis

 17世紀初頭のイタリア・フィレンツェでは、それまで音楽を構成する要素は和声が中心だったが、徐々に対位法…つまり伴奏をもった歌に替わられようとしていた。ただ、言葉があって音楽が出来るのではなく、音楽から言葉が生まれ、歌に合わせて言葉をつけていった。そんな歌を、言葉と音楽がうまくつながり、呼応するようにしようとしたのが、ジュリオ・カッチーニだった。代表作「麗しのアマリッリ」など、このCDに収められている作品を聴いたが、本当に美しい。歌詞はよくわからないが(この本の中に、「麗しのアマリッリ」の日本語訳はある)、曲と声はのびのびとしていて、まさに「麗しい」。しかも、このカッチーニを天文学者・ガリレオ・ガリレイの父・ヴィンチェンツォ・ガリレイが支持・援助していたとのこと。へぇー。

 カッチーニの他にも、この本で読み、DHMのCDで聴いてその名前と作品を知った作曲家が何人もいる。まさかこんなところでこの2つの要素が繋がるとは思わなかった。

 J.S.バッハに関しても、その作品の完璧さ、バロック期の作品なのにロマン派的なところもある(「半音階的幻想曲とフーガ」BWV903)と書かれている。音楽を読み解く面白さを、私ももうちょっと理解できるようになりたい。また、モーツァルトに関しては、その親しみやすさゆえに初心者でも演奏できるような作品と捉えられてしまう、と。本当はモーツァルトほど演奏するのに難しい作曲家はないのに。
N(ナディア):モーツァルトは、他のどんな人より、高くて、しかも近づきやすく、親しみやすいような気がする……。
R-M(ロラン・マニュエル):その「神のごとき」モーツァルトは、また、あらゆる芸術家と人間の中で、最も謙虚に人間らしい人だったことを考えてください。モーツァルトは崇高さを手のとどくところにもってきてくれる。
N:やさしそうにみえて……。
R-M:やさしそうに見えるのは、明快で、見たところなんの努力も必要なさそうだからです。モーツァルトの音楽は、われわれの中に、われわれだってそれがかけそうだという不遜な妄想を植えつける。もっと悪いことには、[これは]われわれもよりよき世界の中にいた時に書いた音楽で、それをいまここに再発見したのだというような妄想を覚えさす。
(332ページ)

 まさにその通りだと感じる。ここにモーツァルトの偉大さがあるのに。2人の話は面白いだけでなく、作曲家たちへの尊敬と愛情がこもっているからより面白い。ベートーヴェンに関しても。

 最後、第30話~32話は3巻で取り上げられるロマン派への架け橋となる、ロマンティスムに関して。ロマンティスムにも色々ある。3巻も楽しみに読もう。
by halca-kaukana057 | 2008-07-24 21:58 | 本・読書
 梅雨で鬱陶しいお天気ですが、心は爽やかにピアノ練習記録です。

【ブルグミュラー25】
◇22:バルカロール(舟歌)
 前回の譜読み間違いを直し、最後の仕上げ。曲と曲の情景の流れ、立体感、歌うことに重点を置いて練習。持っているエッシェンバッハ演奏のCDや、ネット上にある音源を聴くと速いなと感じる。ゆったりのんびりとした雰囲気を出したかったので、楽譜の指定速度よりも遅めに。また、ペダルによる左手伴奏の伸ばし方・質感・広がりをどうするかで結構悩む。ペダルを使いながら、ああじゃないこうじゃないと試行錯誤。しかし、そうやって録音していると、「どう演奏するか」「表現すること」だけを意識してしまい、何のために演奏しているのかわからなくなってしまった。曲の情景や流れを表現することも大事だけど、それを表現するにはまず「歌う」ことが大事なんじゃないか。ベネチアのゴンドラの船頭さんのように、船に乗っているお客さんを楽しませつつ、自分も歌うことを楽しむように。ということで、開き直って歌うことに集中。

バルカロール 録音第4版
*この他にも2回録音してみた。


 いつも録音する時は、人前で弾いている訳でもないのにとても緊張する。手に汗をかいてしまうぐらい。この演奏の前にも録音していたのだが、やっぱり緊張して手に汗をかいていた。しかし、この録音の時はあまり緊張せず、気持ちよく演奏できた。「歌う」ことを意識して、考えていた演奏が出来るかどうかという心配をしなくなったせいだろうか。カラオケであれ、ピアノであれ、「歌う」ことは楽しい。快い。「歌う」たのしさを、この「バルカロール」で実感できた。いい経験になた曲です。さすがブルグミュラー。
 ブルグは23番「再会(帰途)」に進みます。「クインテット」でも「スティリアの女」と共に演奏されています。聴いても、楽譜を見ても、非常に難しそうな曲。でも、中盤の左手低音をずっしりと奏でてみたい。今度は録音してから譜読み間違いに気付く、なんてことがないように注意して譜読みしよう。


【クリーガー:メヌエット(「プレ・インベンション」35番)】
 ようやくバロックの曲の流れ・指使いに慣れてきた。小学生の頃弾いたのに、なかなかミスタッチを減らせず。小学生の時はどう弾いていたんだろう…細かいことは完全に忘れてしまった。
 楽譜を見て、おやと思った部分。
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 ABA形式のこの曲。第1主題はmfで。第2主題はp.
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 しかし、そのあと第1主題に戻ると、mfではなくmpになっている。ただ第1主題を反復しているわけではない。イ短調であるところからもシンプルで優しく、控えめな曲であることが伺えるが、ちょっとしたひねりを味わえる。
クリーガー:メヌエット ピアノ録音置き場ブログへ。ver.1と、ver.1.2です。

 あとから録音を冷静に聴いてみると、A部分ととA'部分の対比をあまり出せていないことに気がついた。タッチをまだまだ改善できるということか。ペダルなしの場合、ここが難しい。
 バロックは低音部がただの伴奏になっていないところが好きだ。この「メヌエット」は一旦終了して、このまま「プレ・インベンション」を続けよう。…でも、もう一度録音したい。すると思う。


[追記080628]
 またしても譜読み間違いが…。22小節目、左手の「ミーレド」のレを抜かしていました。
よって訂正を兼ねた再録音。
クリーガー:メヌエット 録音ピアノ録音置き場ブログへ。第2回録音です。

 かすかに雑音が入ってます。レをひとつ入れただけでも印象が変わる。さすがにここまで譜読み間違いばっかりやっていると落ち込みます。次の曲では間違えないように、慎重に丁寧に読むこと。ただなぞっているだけでは駄目だ。
 ちなみに、「プレ・インヴェンション」次は28番、レオポルト・モーツァルトの「ブレ」にします。
[追記ここまで]


【グリーグ:アリエッタ】
 ペダリングを考えながら練習中。仕上げ段階に入っています。どういうイメージで演奏したいかがまだまとまらない。CDやYouTubeなどでの演奏を聴くと、皆それぞれ。ゆったりとテンポを揺らしながら演奏していたり、テンポはあまり揺らさずさらりと演奏していたり。「アリエッタ」とは「小さなアリア」。この曲も「歌う」ことを意識した曲か。まだまだ悩む。


【ベートーヴェン:エリーゼのために(リベンジ)】
 まだ録音できる状態ではない。苦手箇所を部分練習。苦手箇所は以前と全く変わっていない。進歩していないということか…。
by halca-kaukana057 | 2008-06-19 21:40 | 奏でること・うたうこと
 発売から話題になっている、ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定ボックス(CD50枚)を迷いに迷って注文。とうとう到着しました。

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運送屋さんから箱を受け取った時、ずしりと重かった。これが50枚の重さか。

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50枚のCDがびっしりと…。

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50枚全部出してみた。すごい…。

 まずは1枚目から聴いてみた。ドゥランテ、アストルガ、ペルゴレージ。名前も全く聴いたことのない作曲家ですが、とても美しい合唱に聞き惚れた。その後、11枚目のスペインバロックを聴いている。バロック音楽なのに、カスタネットなどが鳴っていてフラメンコみたい。面白い。こんな音楽もあったんだ。50枚のほとんどは知らない、聞いたことがない作曲家の作品ばかり。どんな作品に出会えるか、楽しみです。今はずっしりと重いだけのこの50枚のCDに、思い入れを含めた重さが加わっていく。じっくり聴いていこうと思います。

 しかし、50枚全部聴き終わるのはいつになるんだろう。一日2枚聴いても25日かかる。まさしくバロック音楽祭りです。
by halca-kaukana057 | 2008-06-14 22:24 | 音楽
 先の記事「わかって、わからなくなって」では、これまでわかっていたものがわからなくなることについて書いた。今日はその反対。わからなかったものをわかりたい、という話。

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(全曲)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)/deutsche harmonia mundi/BMG JAPAN

 以前…クラシックを聴き始めた頃、J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集を聴いてみたいと思って、このCDを聴いた。でも、その時はさっぱりわからなかった。チェンバロの音にも慣れていなくて、あまり好きになれなかった。ピアノの独学も始めた頃でもあったので、チェンバロではなくピアノの演奏が聴きたいとも思っていた。

 それからしばらく経った今、またこのCDを聴いてみた。沢山とは言えないけど、色々な音楽を聴いてきたからだろうか。チェンバロの音も快い。チェンバロの音色も、ピアノに負けないぐらい多彩だ。特徴ある音色のせいか、ピアノよりもキラキラしているように聞こえる。第5番二長調のプレリュードはトランペットのファンファーレに聞こえるというが、それも納得。堂々としたトランペットだった(現代のトランペットとは違うだろうけど)。

 そして、平均律や音楽理論のことももっと知りたくなった。調律法と微妙な音の違い…私の耳では聞き取れないけど、その理論は興味深い。ひとつの黒鍵を押しても、音が2種類あると考える。簡単には理解できないけど、わかりたい。近づきたい。そう思って、このCDを聴いている。もちろん、理論とか抜きにしてもこの曲は美しい。美しいと感じるだけでもいい。でも、どうせならその美しさの秘密も探ってみたい。



 音階の科学的なことについては、こんな本がある。
音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか
小方 厚/講談社ブルーバックス

 本屋で立ち読みしてみたものの、あまりにも難しそうで読まずにいた。理解できるかわからないけど…今が私にとっての読み時なのかもしれない。うん。




 ちなみに、何故1巻ではなく2巻なのかというと、図書館に2巻しかなかったからです…。1巻も聴きたい。レオンハルトは「インヴェンションとシンフォニア」もチェンバロで録音しているみたいだし。それも聴きたい。

 もうひとつ、余談。あちこちで話題になっているアレを、私も注文してしまいました…。
HMV:ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX(50CD)
 バロック音楽のCD50枚入りで約5000円。50枚も聴くのか?と思ったけど、聴いてみたい曲も何曲か入っていたので思い切って注文。レオンハルトの「ゴルトベルク変奏曲」も入ってる。届いたらバロック音楽祭りをやろう。楽しみだ…ちょっと怖いけどw
by halca-kaukana057 | 2008-06-10 21:51 | 音楽

音から情景を描け

 先日のコンサートのことを思い出しながら、ピアノの練習をしています。あんな音、どうやったら出せるんだろう…。長い長い道のりだ。

 先日、こんな本を買いました。
あなたも弾ける!ピアノ曲ガイド―青島広志のアナリーゼ付き!
青島 広志/学習研究社/2008
 テレビでもお馴染み、作曲家の青島広志先生によるピアノ曲解説本。しかも、ブルグミュラーやシューマン「ユーゲントアルバム」、「アンナ・マクダレーナのためのクラヴィーア小品集」、ソナチネなど初級レベルの曲限定。これは私にとって嬉しい内容の本。 この本を読んでいたら、もっとじっくり曲を読み込みたくなった。そしてそれによって、演奏にも変化が生まれていけばいいなぁ…と感じている。いい本です。


【ブルグミュラー25】
◇22:バルカロール(舟歌)
 歌う練習中。しかし、途中何度も止まってしまう。指使いを間違えて後に続かなくなってしまうことがほとんど。上の青島先生の本を参考に、この曲を読み込んでみる。ポイントは情景を描くこと。
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冒頭部分と主題のメロディーは、静と動の対比になっていると思う。それを繋ぐのが9小節目から12小節目まで。ゆっくりと動き出す船と波をイメージして。

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20小節目の♭ラの指を間違えて、後に続かなくなることが多い。さらに19小節目。主題の流れが変化する重要な部分なのに、左手伴奏が頻繁に迷子になる。落ち着いて。

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23小節と24小節はメロディーが一緒。船の船頭さんたちが呼び合ってる声かな?24小節目は23小説のやまびこのようにしてみよう。


【*追記080526】
 「23小節と24小説はメロディーが一緒」…一緒ではありません。24小節目は「ドシラドソファ」です。また間違えましたごめんなさい。
 この少しの違いは何なのだろう?この曲を読み解くヒントが隠されているのだろうか?
(追記ここまで)


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28・29小節目、スタッカートとスフォルツァンド。船・波の動きが変化している。複数の船がすれ違って、ちゃぷちゃぷ音を立てながらしぶきが上がっていると読んだ。30・31小節目でお互いの船が遠ざかり、32小節目で元の動きに。

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40小節目からまた同じメロディーの繰り返し。でも呼び合う声じゃない。何かが迫ってきているような…波止場?船の動きが止まり、波も穏やかに。
でもここ、船が視界から遠ざかり、だんだん見えなくなっていくようにも感じる。どっちだろう?裏づけはないだろうか。

 まさにこの曲は、音楽の4次元での動きを表現する練習にぴったりだと思った。


【グリーグ:アリエッタ】
 いい状態になってきたのだが、横のメロディーの流れと、縦の音の重なりのバランスが取れてない。特にこの部分。
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7小節目の丸で囲んだ部分。右手の指が辛い。今は鍵盤を押すだけで精一杯。じきに指が開くようになって欲しい。ならないと困る。

 メロディーを浮き立たせ、歌えるようになるまではまだまだ。引き続きひたすら反復練習。短い曲は反復練習しやすい。


 この間から、短調の曲が弾きたいと強く思うようになった。「バルカロール」も「アリエッタ」も穏やかで好きなのだが、短調要素が足りない。そこで、この2曲を追加。

【クリーガー:メヌエット】
 「プレ・インベンション」から。子どもの頃ピアノを習っていた時に弾いたことがある。この悲しいメロディーが気に入っていた。懐かしくなったので、また演奏することにした。「プレ・インベンション」もあまり使っていなかったので、ブルグと併用しよう。
 ロマン派の曲ばかり弾いていると、バロックの旋律をとても弾きにくいと感じる。右手・左手ともにスラーを大事に。


【ベートーヴェン:エリーゼのために】
 短調の曲を弾きたいと思った時に、バロックかベートーヴェンかシューマンから選ぼうと思っていた。先日のコンサートで聴いた「エリーゼのために」が印象に残っていて、もう一度演奏したくなった。以前ベーゼンドルファーで弾いて玉砕して以来、あまり熱心に取り組んでなかった。これで何度目の挑戦になるんだろう…今度こそ。
by halca-kaukana057 | 2008-05-16 20:58 | 奏でること・うたうこと

指が踊るメヌエット

ピアノ練習経過の録音です。

○ペツォルト「メヌエット」
 ト短調は前回の録音で。今回はト長調→ト短調→ト長調の順で通して録音。
メヌエット ト短調のページで3つ目の「ト長調のメヌエット→ト短調のメヌエット→ト長調のメヌエット」です。
通して弾くとまた違う。メヌエットは踊りの曲だが、私は弾いている指が踊っていると感じた。人間も踊るけど、旋律も踊り、演奏する指も踊る。よく分からないけど。

○ブルグミュラー「小さな嘆き」
 途中経過。録音置き場ブログ:小さな嘆きのページ「第1回録音」です。
途中止まりますがご了承ください。音をしっかり把握したいのでペダル無し。
 冒頭の音が、もう少し小さくならないかと考え中。ある程度の大きさの音は出てしまうんだよなぁ。それから、左右の手によって違う強弱を出せたら。左手が強く聴こえる。
 後半以降の緊張感、抑えていた激しさを伸び伸びと出したい。泣きたくても泣けない、悲しいけど表に出せない辛さを表現できたら。でも、あまりにも激しくしてしまったら、また別物だし…。節度が大事らしい、この曲。

 音楽の友社版の、新しい楽譜はなかなか面白いです。解説が深い。色々考えさせてくれる設問つき。子ども向けに書いているが、大人でも十分考える価値あり。やっぱりブルグは面白い!!


ブルクミュラー 25の練習曲 New Edition 解説付
春畑セロリ/音楽之友社
by halca-kaukana057 | 2007-03-12 21:51 | 奏でること・うたうこと

録音できない

 風邪もだいぶ良くなり、先週演奏を録音できなかったので今日再び録音に挑戦。しかし…思うように調子が出ない。変なところで間違えてばかり。装飾符がきれいに出せない。ピアノからも、「ジーン、ジーン」と異音がする。(通常のオクターブのソの音から、時々ジーンと異音が出ることがある。しばらくすると収まる。やっぱりそろそろ調律しなきゃ) ピアノも私も調子が悪い。ちくしょー!

とりあえず録音したもの
○チェルニー100番・6番:チェルニーのページへ
これは苦労した。後半の飛躍と和音が特に。この録音でも、あまり右手が回っていません。もっとコロコロ転がるように弾きたい~。

○ペツォールト「メヌエット ト短調」:録音置き場ブログ:メヌエット ト短調のページで
とりあえず現状。左手にスタッカートをつけて、もっと軽くしようかな…。
オマケで、今回もキーボードを使ってハープシコードの音で録音してみた。キーボードの鍵盤は軽くて小さいから、キーボードを弾いた後ピアノを弾くと違和感がある。装飾符が変なので、後日録り直し。



 自分を叱咤激励するつもりで、ここに書いておく。

今月中に「メヌエット ト短調」「小さな嘆き」「せきれい(リベンジ)」を終了させ、4月からシベリウス「即興曲作品5-6」を始めます。

 いよいよシベリウスだ。とても楽しみ。曲も何となく春っぽい曲に感じるし。まずは今やっているものをちゃんと片付けてからだ。頑張る。

 シベリウス「即興曲op.5-6」についてはこちら→「樅の木」が無理なら…
ここで話題になった「アンダンテ・フェスティーヴォ」のピアノ版楽譜も入手できたのですが、案の定和音が難しすぎて後回し。ブルグミュラー「アヴェ・マリア」や、シューマンの「ユーゲントアルバム」の「コラール」でオルガン風の和音の練習をしてからの方が良さそう。(楽譜入手の際協力してくださった方に、この場でもお礼申し上げます。ありがとうございます。)
by halca-kaukana057 | 2007-03-05 20:31 | 奏でること・うたうこと
 この頃忙しくて、なかなかピアノの練習にまとまった時間が取れません。それでも、15分、30分とちまちまと練習しています。

【ブルクミュラー25】
○「小さな嘆き」
 「ブルクミュラー短調キャンペーン」第3弾。本当に大好きだ、この曲。ブルグ25曲の中で好きな曲ランキングを付けたら、上位ランクイン間違いなし。練習も両手で、あとは滑らかに弾けるようになるだけ。結構弾きやすいと感じます。ただ、分散和音のような部分をさらっと弾ける様になるかがポイント。ぎこちなくひとつひとつの音を弾くんじゃなくて、ひとつのかたまりとして弾く。
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後半のここが難しい。鋭いスタッカートで弾きたいのに、ベタベタになってしまう。指遣いもきつい。
 あと、タイトルも「小さな嘆き(甘い嘆き)」で、解説にも「大げさでなく」と書いてあったが、本当に些細な嘆きなのか疑問に思った。この曲の調性をよく見ればト短調(g moll)。ト短調と言えばモーツァルト。モーツァルトにとって、ト短調は特別な意味を持つと言われている(交響曲第25番、第40番、「魔笛」、弦楽五重奏曲第4番他)。深い悲しみを象徴するような。この辺から、私は「小さな嘆き」の悲しみは小さいものではないと考える。本当は一日中泣きたいぐらい悲しいのだけれども、そこをグッと我慢している。曲の後半、その悲しみが氾濫しそうになる…のでは。ちょっと思い込みが暴走気味だが、そんな風に弾いてみる。


○「せきれい」
 只今リベンジに向けて練習中。「別れ」と同じように、メトロノームと一緒にゆっくり何度でも反復練習だ!!あの超難所アルペジオもどきを必ずや克服するぞ!(あのアルペジオが弾けないと、「樅の木」にはいつまで経っても届かないだろうから)


【ペツォールト:メヌエット】
 現在はト短調を練習中(またト短調だ)。ト短調という調性が好きなのかもしれない。この曲もかなりお気に入り。
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以前(2年ぐらい前)に練習した時は、この最後の左手の赤丸をつけた部分の指遣いに、かなり苦戦していた。でも、今はさらりと出来てしまう。これは上達してるってことか?
 ト長調のメヌエットと連続で弾くとなると、調性に混乱して黒鍵を間違えてしまうことが多い。やはりスケールの練習は大事らしい。特にバロック・古典派においては。
by halca-kaukana057 | 2007-02-20 22:21 | 奏でること・うたうこと
 みなみさんのリクエストで、ペツォールト(J.S.バッハの作と言われていたが、実際はペツォールトのもの)の「メヌエット ト長調 BWV,Anh114」を録音しました。「クインテット」では4拍子に編曲された「ラヴァーズコンチェルト」として演奏されています。


ピアノ名曲120選 初級編
/音楽之友社








楽譜は音楽の友社「ピアノ名曲120選初級編」のものを使いました。また、オマケでキーボードを使ってハープシコード風、オルガン風のバージョンも録音。


 録音は録音置き場ブログへどうぞ。
ペツォールト (伝 J.S.バッハ):メヌエット ト長調 BWV Anh.II/114





 
 弾いてみて感じたのは、バロック音楽をどう弾いていいのか分からないこと。私はこれまでロマン派編重でやってきたわけだが、バロック音楽は曲想がはっきりしておらず、楽譜の装飾符の指示も楽譜によって大きく異なる。演奏者によっても異なる。だから、その曲が何を表しているのか分からず、どう弾いたらいいのかも分からない。この録音も、これでいいのかと思っている。もっとスタッカートを効かせた方がいいのかとか。今回はレガート気味に弾いてみた。旋律の流れを重視したかったから。バロックを弾くには、独学じゃ無理なんだろうと思っている。対位法を勉強するしかないのか・・・?(大学時代にとった楽典の授業では、さすがに対位法はやらなかった。音楽専門ではなかったので)

 あと、この曲はト短調のメヌエットと対になっており、楽譜の解説によるとト長調を弾いた後続けてト短調を弾き、また続けてト長調に戻ると書いてあった。ト短調はもう少し練習することにして、今度はその解説どおりに弾いてみようと思います。

ペツォールトに関する解説はウィキペディアでどうぞ。
by halca-kaukana057 | 2007-01-28 21:31 | 奏でること・うたうこと
 J.S.バッハの教会カンタータが結構気に入っている。まだほんの少ししか聴いていないが、その中でも140番のコラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」BWV.645が一番好きだ。2つの旋律の絡み具合に聴き惚れた。原曲も勿論、オルガンにピアノ編曲まで色々聴いてみた。

・原曲
 聴いたのはアーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス盤(1983)。高音部のメロディーは弦楽器、低音部のメロディーはテノールで歌われている。どちらも打ち消しあうことなく、上手くバランスをとってお互いの旋律を奏でているなぁ。

・オルガン盤
 聴いたのはマリーニクレール・アラン盤。是非教会で聴きたい響き。原曲のテノールに当たる低音部メロディーが際立っている。所々に顔を出す伴奏部もいい。


・ブゾーニによるピアノ編曲

 聴いたのはマレイ・ペライア盤。原曲に近い。一番気に入っていて、よく聴くのがこれ。オルガンのような音の広がりはないけれど、教会で祈る心の中のように内に向かう暗めの響きが好き。バッハをピアノで弾くことに関しては色々言われているけれども、ピアノならではの響きが出せていていいと思う。
 このCDのメインはメンデルスゾーンの「無言歌集」で、こっちも気に入った。これをきっかけに無言歌集を色々聴いてみたい。メンデルスゾーンでまた取り上げるつもり。


・ヴィルヘルム・ケンプによるピアノ編曲
 勿論演奏はケンプ自身によるもの。ブゾーニの編曲とはまた違う。古い録音なので音があまりよくないけれども、ブゾーニ盤に比べると音が華やか。天使たちの歌とでも言えばいいのか。所々スタッカートを使っていて面白い。ケンプはオルガンも弾けたそうなので、もしオルガンで弾いた録音があるなら是非聴いてみたいところ。
 少し前からベートーヴェンやシューマン、ブラームスをケンプの演奏で聴いている。結構好きだ。そのうちケンプも特集して書く予定。



 これからは原曲をもっとじっくりと聴いてみたい。今までバッハは鍵盤楽器、もしくは器楽曲ソロ(無伴奏チェロ組曲とか無伴奏ヴァイオリンソナタとか)しか聴いてこなかった。声楽も含む総合的な音楽をバッハはどう作り上げていったのか聴いてみたい。
by halca-kaukana057 | 2006-11-16 21:13 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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