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日本・スウェーデン150年特印 押印機

 先日発行された「日本・スウェーデン外交関係樹立150年」切手。
・前の記事:日本とスウェーデンの150年 切手&特印(手押し印)

 この切手の、郵頼していた押印機印の特印が届きました。
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日本・スウェーデン外交関係樹立150年オフィシャルサイト
 このサイトにもある、150周年記念ロゴマークが図案です。日本をあらわす赤い丸。スウェーデンをあらわす黄色と青の四角。なのですが、特印になると全部鳶色(特印の赤い色は「鳶色(とびいろ)」)になってしまっている…。切手にはない図案、150年のいい記念です。切手は、ストックホルム市庁舎です。切手も、スウェーデン側は黄色と青、日本側は赤と白が上下に配色されています。
 ちなみに、切手に、ストックホルム・コンサートホールを入れてくれたら嬉しかったなぁ。

 今年はスウェーデン、北欧も30度まで気温が上がっている猛暑だそう。暑さに慣れていない、暖房はしっかりあるけど冷房はないであろう北欧の家は暑苦しくて大変ですね…。スウェーデンではあちこちで山火事も起きているということ。心配です。長い冬に備えて、夏を謳歌したいところでしょうが、この猛暑では早く秋になってほしい…のかな?


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by halca-kaukana057 | 2018-08-06 21:34 | 興味を持ったものいろいろ

日本とスウェーデンの150年 切手&特印(手押し印)

 切手、特印の話題再び。今年は、日本とスウェーデンの国交樹立150年。両国で様々なイベントも開催されています。
日本・スウェーデン外交関係樹立150年オフィシャルサイト
 
 こういう記念の時には切手も発行されます。
郵便局:特殊切手 日本・スウェーデン外交関係樹立150周年

昨年はデンマークで、とても可愛かったので期待。
日本とデンマークの150年切手&特印
日本・デンマーク国交樹立150年切手押印機特印

 今年のスウェーデンの切手のデザインをネットで見て、可愛いんだけど…デンマークほどでは無いなと思っていました。スウェーデンらしさも出ているし、水彩の絵はきれい。でも、日本の部分はあまり…。
 そう思っていたのですが、実際に切手を手にとって見て…あれ、可愛い。色合いとか、ネットで見たのとかなり違います。手にとって見ると、水彩のやわらかさ、素朴な可愛らしさがより伝わってくる。日本のほうも可愛いじゃないか。スウェーデンもいいじゃないか!

 切手と手押し印です。
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 切手は、スウェーデンのコーヒー休憩「フィーカ(fika)」を。一緒に食べるお菓子はシナモンロールがポピュラーなんだとか。切手は他にも、ストックホルム市庁舎、民族衣装、スウェーデンの赤い家とリンネ草、ガムラスタン(旧市街)の図案。リンネ草は、分類学の基礎を築いたスウェーデンの博物学者、カール・フォン・リンネが自分の名前を学名につけてしまった。
 特印は民族衣装の図案です。特印は8月8日まで押すことができます。特印を置いている郵便局へどうぞ。

 同じ北欧ですが、昨年のデンマークとは異なる。似ているようで個性がはっきりしている北欧の国々。来年は、フィンランドと日本の国交樹立100年。楽しみにしていますよ日本郵便さん。

 今回も押印機印も郵頼したので、届いたらまた記事を書きます。
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by halca-kaukana057 | 2018-08-02 22:16 | 興味を持ったものいろいろ

ヴィンランド・サガ 20

 19巻の感想を、この20巻の発売日に書いて、その後すぐ20巻を買って読んだのですが…感想を書くのは遅くなってしまいます。



ヴィンランド・サガ 20
幸村誠 / 講談社 アフタヌーンKC / 2017

 ヨーム戦士団の内紛に介入せよと、トルケルにクヌート王の勅令が下った。しかし、トルケルはクヌート王の命令など関係無く、ただ戦争をしたいと言う。一方のフローキ側のヨーム戦士団。ガルムがトルフィンではなく、ヴァグンを殺害してしまったため、厄介な展開に。要塞の地下牢に捕らえられたガルムは、同じく捕らえられているレイフ、エイナル、グズリーズと再会する。
 トルフィンはレイフたちと待ち合わせをしているオーゼンセに到着。ギョロからレイフたちが人質になったこと、ガルムがヨムスホルグに来いという伝言を聞かされる。やはり戦うしかないのか…。どうしたらいいか分からず呆然とするトルフィンに、ギョロが思いをぶつける。
 ガルムがヴァグンを独断で殺害してしまったことを、フローキ側はトルケルに釈明するが、トルケルは交渉決裂、と退ける。そして、フローキ側から放り出されたガルムはトルケルを挑発。トルケルはガルムと一騎打ちをすることになる…。


 本格的に戦争が始まりました。冒頭のクヌート王の言葉が印象的です。クヌート王も楽土建設のために何をするのか考え、動いているが、ヴァイキング、ノルドの戦士たちの考え方は変わらない。思う存分戦って死ぬ。ガルムも同じことを考えている。地下牢でガルムとグズリーズが会話していましたが、そのシーンにその考え方の違いがはっきりと表れていました。グズリーズにとっての「普通の生活」と、ガルムやノルドの戦士たちにとっての「普通の生活」とは何なのか。答えの出ない問題です。ただ、クヌート王は、王として、この方向に向けようとしています。トルフィンも目指す方向に向かいたい…けれども、トルフィンには足りないものが多い。まず、クヌート王のような権力がない(あれ?権力…?)。

 19巻の感想で、トルケルとガルムは似た者のように思えると書きましたが、全くの似た者同士でした。2人の一騎打ちはすごい。あのトルケルと互角に戦えるなんて。戦う前、ガルムはトルケルの年齢のことを言っていましたが、トルケルっていくつぐらいなんでしょう?ガルムはまだ10代?

 レイフさんたちが人質になったことを知らされたトルフィン。誰も殺さずに、レイフさん、エイナル、グズリーズを助けるなんて無理だ…と迷いますが、ギョロの言葉がはっきりと、でも重い言葉でした。理想は誰も殺さずに助けたい。でも、トルフィンやギョロにとって大事なのは誰か。助けなきゃいけないのは誰か。そして、助けられる力を持つのはトルフィンしかいない。過去を打ち消すのではなく、今自分が持つ「力」をどう使うのか、トルフィンにとってこれからの課題になりそうです。とはいえ、ヒルドさんが見張ってるんだよなぁ…。

 ヨムスホルグに捕らえられた3人に、味方が1人。トルフィンにとっても味方かもしれません。バルドル君も苦労する…。グズリーズはどうなってしまうのか。シグルドとトルフィンが再会…状況はこれはこれでよかったのかもしれない…。普通の状況だったら、シグルドは何をするか…。前向きなシグやん、「友達の多い」シグやん…重い展開の20巻で、こんなシグやんがいいキャラしています。グズリーズ、一気に大人になりましたね。美人さんになってきましたね。

 ヨムスホルグでの戦のシーン。ノルドの戦士たちの「普通の生活」と先述しましたが、ヨムスホルグのヨーム戦士団の兵士でも、トルケルやガルムとは少し違う人もいるのかもしれない。そんな描写がいくつか。戦争真っ只中の21巻でも、こんな描写があるかなぁ。

・19巻:ヴィンランド・サガ 19
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by halca-kaukana057 | 2018-02-18 15:53 | 本・読書

ヴィンランド・サガ 19

 今日、11月22日、20巻が発売になったそうです(私の地域は何日か遅れるのでまだ本屋にはない)。19巻の感想をまだ書いてない…19巻の話をしないと20巻に進めないので、20巻の発売の日に19巻の感想を書きます。


ヴィンランド・サガ 19
幸村 誠 / 講談社・アフタヌーンコミックス / 2017


 トルフィンの暗殺に失敗したフローキ。フローキは孫のバルドルを次期団長にしたいと思っている。バルドル以上のよい血統を持ち、強さも申し分ないトルフィンを亡き者にしたかったが…。そのフローキのそばには、ある男がいた。
 一方のトルフィン。フローキと対立するヴァグンの駐屯地に連れて来られていた。ヴァグンは、トルフィンの父・トールズを殺した黒幕はフローキだと明かす。フローキがアシェラッドに命じて、トールズを殺したのだ。ヴァグンはトールズの仇を討てと言い、怒りに支配されそうになるトルフィン。何とか平静を取り戻し、戦わないことを決意する。そのヴァグンの駐屯地へ、トルケルが率いるフローキの一軍がやってきた。あることがきっかけで、トルフィンとヒルドはヴァグンの元から逃げ出す。その途中、トルフィンはある男と出会う…。


 19巻の表紙に、見慣れないキャラクターが。初登場のガルムです。19巻のキーパーソンのひとりです。18巻の感想でも書いたのですが、捨てたい、消したい過去がある、新しい自分に生まれ変わりたいと思っても、周りが許さない。そんなジレンマがトルフィンをまだまだ悩ませます。戦うこと、戦って死んだらヴァルハラに行く…と信じているヴァイキング、ヨーム戦士団の戦士たち。そこから一旦離れ、戦士とは異なる生活をしたトルフィンはヴァイキング、ヨーム戦士団とは違う考え方を持った。かつてアシェラッドの軍団にいて生き延び、ヴァグンに捕らえられ、トールズが殺された顛末について話したアトリも、家族のもとへ返して欲しいと言っていた。離れてわかることがある。どっちが正しいわけではない。ヨーム戦士団には独自のルールや考え方がある(とても残忍ではある、推奨できるものではないが)。トルフィンもアシェラッドと別れた後、独自の道を進むことになった。ただ、その違いをお互いが受け入れられない。トルフィンは何とか違う道を見つけ出したいと思っているが…。

 そんなトルフィンを阻むのがガルム。トルフィン並み、トルフィン以上に強い。やることに全く隙がない。頭もいい。徹底的に残忍。とにかく強いやつと戦いたい、という点はトルケルに似ているかもしれない。ガルムに追い詰められていくトルフィン。本当にトルフィンたちがこのヨーム戦士団から逃れて、ギリシアまで行けるのかますます心配になってきました。

 トルフィンが、ついに父・トールズの死の真相を知ることになりました。18巻の最後のようなことはしなかった。でも、自分は元はヴァイキングの戦士で、戦うことが日常だった。この過去を消すというよりは、受け入れて乗り越えるのでしょうか。

 トルケルが、相変らずのトルケルですw理由は何でもいい、戦えるならそれでいい…本当にトルケルも残忍なヤツなのに、どこか憎めないのはこのキャラのせいでしょうか…?

 続きは20巻、発売したばっかりです。早く読みたい!

・18巻:ヴィンランド・サガ 18

【関連リンク】
 幸村誠先生のインタビューがあったので、リンクを貼っておきます。「プラネテス」「ヴィンランド・サガ」の誕生物語、裏話など。
コミックDAYS 編集部ブログ:『プラネテス』は「原稿をなくしたから」生まれた!? 幸村誠インタビュー(1)
コミックDAYS 編集部ブログ:原稿の遅さが「売り」!? 幸村誠インタビュー(2)
コミックDAYS 編集部ブログ:お前の漫画を読みたい人なんて誰ひとりいない!? 幸村誠インタビュー(3)


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by halca-kaukana057 | 2017-11-22 22:56 | 本・読書

日本・デンマーク国交樹立150年切手押印機特印

 先日書いた「日デンマーク外交関係樹立150周年」切手の押印機特印が届きました。

・先日の記事:日本とデンマークの150年切手&特印

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手押し印も可愛かったけど、押印機も可愛いぞ、さすが北欧だぞ…。
 押印機特印の図案はクロンボー城。シェイクスピアの「ハムレット」の舞台ですね。切手にもクロンボー城が図案のものがあるのですが、それと少し違います。自転車に乗っている人たちが描かれています。デンマークは自転車大国。環境保護のために、自転車に乗る人が多いんです。デンマークの特徴がよく現れている図案です。
 切手はコペンハーゲンにあるチボリ公園。以前、NHKBSプレミアム「世界ふれあい街歩き」で観ました。遊園地で遊ぶのもよし、散策、散歩するもよし。コンサートホールもある。いい公園ですね。

 デンマークの魅力たっぷりの可愛い切手と特印、素敵です。
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by halca-kaukana057 | 2017-05-12 22:18 | 興味を持ったものいろいろ

日本とデンマークの150年切手&特印

 最近は切手と特印のことしか書いていないような…。いや、本のこととかも書きたいのですが…。まずは切手のこと。

 今年は、日本とデンマークが外交を樹立して150年。1867年に修好通商航海条約を締結しました。ということで、日本デンマーク国交150年の記念切手です。北欧諸国との記念切手。これは逃がせない。
日本郵便:特殊切手「日デンマーク外交関係樹立150周年」の発行

 切手のテーマは「Hygge(ヒュッゲ)」、デンマーク語で日本語に直訳すると「居心地がいい」。デンマーク特有の言葉だそうで、「人と人とのふれあいから生まれる温かな居心地の良い雰囲気」という意味合いらしい。デンマークは国民の幸福度世界一になったことがありますが、そのデンマーク人の幸福感を表現する言葉・考え方が「Hygge」、とも言えるようです。ほほう…。

【参考サイト】
こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU:「デンマーク人にとってHyggeとは?」 What Does the Feeling of “Hygge” Mean to the Danish?
Newsweek日本版:欧米でブームの「ヒュッゲ」で日本人も幸せになれる?

 切手のデザインは、そんな「Hygge」…あたたかさや優しさを感じるような、可愛らしい切手。さすがは北欧、デザインで北欧とわかります。カラフルな家や、アンデルセンの童話、チボリ公園、シェイクスピア「ハムレット」にも出てくるクロンボー城などなど。ニールセン(ニルセン)がない…切手にするのはちょっとマニア向けか?

 特印(手押し印)はこちら。
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王室の方々がお住まいのアマリエンボー宮殿。衛兵さんも可愛いです。

 今回も押印機印を郵頼しています。届いたらまた書きます。連休明けかな。
 今年はデンマークですが、来年2018年はスウェーデンとの国交樹立150年、2019年はフィンランドと100年の記念年。北欧諸国が続きます。期待していいですか。お願いしますよ日本郵便さん。
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by halca-kaukana057 | 2017-05-02 21:54 | 興味を持ったものいろいろ

ヴィンランド・サガ 18

 読んだ漫画は早めに感想を書こう…でも1ヶ月ぐらい経ってしまいました。


ヴィンランド・サガ 18
幸村誠/講談社・アフタヌーンKC/2016

 ヒルドに弩で撃たれ負傷したトルフィン。鍋に毒は盛られておらず、皆無事だった。トルフィンの怪我が治るまで、一行はノルウェー・ベルゲンで冬を越すことにする。そして春。ヒルドも加わり、ギリシアへ向けて再び出航する一行。
 一方、デンマーク。フローキらヨーム戦士団のところへ、イングランドからトルケルがやって来た。そして、市場で、トルフィンはヨーム戦士団の一行と再会してしまう。トルケルと再会、そしてフローキとも会う。そして、ヨーム戦士団の現在の状況と、トルフィンの血縁について話をする…。



 ヒルドさんも仲間(トルフィンの監視役)に加わり、旅の再開です。ノルウェーを出て、バルト海を渡りデンマークへ。久々の北欧、嬉しくなります。が、18巻の展開は全く嬉しい、楽しいものではありません。

 久々にトルケルが登場します。8巻でアシェラッドが死んで以来ですね。再登場時は、ちょっとノイローゼ気味になっていた。その理由がなんともトルケルらしいです。ヨーム戦士団とフローキも再登場。そういえば、フローキがトルフィンに会うのは初めてでしたっけ…?トールズが殺された時、子どもの頃には少し会っていたかもしれない。成長してからは初めてですね。
 ヨーム戦士団が抱える問題…後継者探し。ヨーム戦士団の団長には、血統を重視する。かつて「ヨームの戦鬼(トロル)」と呼ばれたトールズが父、母のヘルガは2代目団長の娘。そしてイングランドでは小柄ながら、大柄のトルケルを負傷させるほどの強さで一目置かれていた「侠気のトルフィン」トルフィン・カルルセヴニ。団長にふさわしい、と言われてしまう。トルフィンは、ヴァイキングの過去を捨てたのに…。

 捨てたい過去、自分は変わろうとしているのに、周りがそうさせてくれないことがある。過去を掘り起こしたり、引きずり込んだり、変わらないものとして扱おうとしたり。ただ駒にされているような気にもなる。トルフィンはヴァイキングだった過去を捨て、ヴィンランドで新しい国をつくり、新しい人生を歩もうとしているのに、トルケルやフローキは過去へ引きずり込んだ。何故人生はこうもうまくいかないのだろう。

 団長のことは勿論断ったが、ただではおかないフローキとヨーム戦士団。トルフィンたちを追ってくる。トルフィンはエイナルやグズリーズたちを逃がし、ヨーム戦士団の追っ手に立ち向かう(ヒルドさんは監視でついて来た)。殺気に満ち、相手を力で素早く射止めるかつてのトルフィンです。穏やかだったトルフィンが、また…。ヨーム戦士団の追っ手との対決で、蛇さんのことを思い出すトルフィン。蛇さんの方が強かったって…。トルフィンもずっと戦場から離れているのに、この動き。トルフィンは暴力と過去を捨て、その生き方を応援しているのに、戦うトルフィンもかっこよく見えてしまう。多分、以前とは戦う理由が異なるからだと思う。でも、理由は何であれ、トルフィンは暴力を捨てたのに…。

 そんなトルフィンの前に現れた2人のヨーム戦士団の戦士たち。彼らはちょっと違うようで…。そして、現実を突きつけられるトルフィン。なんとも辛い。ヴィンランドどころか、ギリシアにもたどり着けるのか…かなり不安になってきました。19巻を待ちます。月刊連載でもう20巻目前なんだな。どうなるんだろう。

 あと、シグルドたちはどうなっちゃうんでしょう…。

・前巻:ヴィンランド・サガ 17
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by halca-kaukana057 | 2016-09-25 22:09 | 本・読書

[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤

 忘れてませんよこのシリーズ。シベリウス「クレルヴォ交響曲」聴き比べシリーズ。ゆっくりゆっくりですが進めます。来月、シベリウスの命日の9月20日には一区切りできればいいなぁ(その後は2017年になれば今度は没後60年)

 先月、Eテレ「クラシック音楽館」で、ネーメ・ヤルヴィ指揮N響の演奏会が放送されていました。以前このシリーズで、ご長男のパーヴォ・ヤルヴィ指揮ロイヤル・ストックホルム・フィル盤を取り上げましたが、ネーメパパも「クレルヴォ交響曲」を録音しています。今回はネーメパパ(ムーミンパパみたいな…w)の演奏です。

 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
 カリタ・マッティラ(ソプラノ)、ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)
 ラウル・イスタヴァ男声合唱団


 1985年の録音。古めの分類に入ってきました。
 まず、この演奏のいいところは、シベリウス:交響曲全集の中に入っていること。ネーメさんは、エーテボリ響と2回シベリウス交響曲全集を出していますが、これは1回目のBISからのもの。交響曲全集の中に「クレルヴォ」も入ってるのは嬉しいなと。最近のシベ全は、純粋に交響曲だけで、「フィンランディア」も「タピオラ」も「悲しきワルツ」も「トゥオネラの白鳥」も入ってないのが多い…別に管弦楽曲集を出していればいいのだが、交響曲だけでちょっと寂しいなと思います。せめて「フィンランディア」と、最後の大き目の規模の管弦楽曲(第8交響曲と呼ばれることもある)「タピオラ」は入れてほしいです。ちなみにこの全集には、「クレルヴォ」の他に管弦楽曲は入ってません。後にグラモフォンから管弦楽曲集を出しています。

 演奏は、一言で言うと「爆演」です。この演奏を聴いてから、他の演奏を聴くと大人しく聴こえてしまいます。テンポも速い、1・2楽章は特に速いです。全体で67分。前回取り上げたヴァンスカ&ラハティ響の演奏は遅めでしたが、対照的。

 荒っぽいところはあります。でも、その荒っぽさが、クレルヴォの荒々しい面…第1楽章の序章:クレルヴォの悲劇の始まり、第2楽章「クレルヴォの青春」恵まれず苦渋を味わい続けた少年~青年時代の乱暴な面や胸に秘めた敵討ちが表現されているように聴こえます。第4楽章「クレルヴォの出征」も速め、荒々しさが出ています。
 第3楽章、冒頭の男声合唱は速めで、ピッチも高めです。あれ?と思います。でも、クレルヴォの妹のソロ、続くクレルヴォのソロはたっぷり重々しく。第5楽章も、ゆっくりめでところどころ弱音に落としたり、死に向かうクレルヴォの悲痛さを歌う男声合唱を、じわじわと聴かせてくれます。ただ「爆演」「豪快」なだけでなく、テンポを落すところは落として、迫力は維持したままじっくり聴かせるネーメさん、うまいなぁと思います。オケも気迫があっていいなと思います。


 ちなみに、現在のエーテボリ響ですが、首席指揮者が不在でした。が、2017-18年シーズンからの新首席指揮者が決まりました。フィンランドの若手・サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ(Santtu-Matias Rouvali)さん。今年で31歳。トゥルク・フィルハーモニーの首席指揮者でもあります(来年5月、来日決定してます)。以前、YLEでトゥルクフィルとのシベリウス4番を聴いたが、とてもよかった。エーテボリ響というと、このシベリウス全集だけでなく、他にもネーメさんとの録音がとても多いです。ロウヴァリさんとのこれからも楽しみです。落ち着いたら「クレルヴォ」演奏、録音してほしいなぁ。
 ネーメパパもどこかでまた「クレルヴォ」演奏しないかなぁ。

【これまでの記事】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。(動画はもう観られなくなりました)
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団

シベリウス誕生日記念、管弦楽曲特集
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ響のシベリウス管弦楽曲集(グラモフォン)
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by halca-kaukana057 | 2016-08-03 22:26 | 音楽

北欧の夏至の音楽 スウェーデン編

 今日は夏至。当地は朝は曇っていましたが、昼間から晴れ、珍しく爽やかな初夏の陽の光がふりそそぐ夏至でした。
 夏至と言えば、北欧の夏至祭。フィンランドのユハンヌス(Juhannus)は夏至当日ではなく、6月19日の直後の週末にお祝いするとのこと。今年は、24日(金)が前夜祭、25日(土)が夏至祭なのだそう。きっと今の時間でも明るいのでしょうね。

 ということで北欧クラシック音楽で夏至をお祝い、日本で夏至祭気分!今年はスウェーデンでやってみたいと思います。(フィンランドは何曲か候補はあるものの、間に合わず)

スウェーデン管弦楽名曲集

オッコ・カム:指揮/ヘルシンボリ交響楽団/ Naxos


 以前ペッテション=ベリエルのピアノ曲集「フーレスエーの花々」の記事で紹介したアルバムです。「フーレスエーの花々」第1巻にも「夏の歌」という夏至祭っぽい曲がありますね。

 このアルバムの最後に収められている、ヒューゴ・アルヴェーンのスウェーデン狂詩曲第1番「夏の徹夜祭(Midsummer Vigil)」op.19.
 シベリウスやニールセンと同世代のステーンハンマルと同世代のアルヴェーンもスウェーデンを代表する作曲家。夏至祭を描いた作品です。冒頭、フルートが牧歌的なメロディーを奏でるのですが…某料理番組のテーマ曲に似ているw
Hugo Alfvén: Swedish Rhapsody Nr.1, op.19 "Midsommarvaka"

 次第に楽器が増え、踊りの輪が広がっていくように音楽のスケールも増し、賑やかに。どんちゃんお祭り騒ぎな箇所や静かに牧歌的な箇所を繰り返す、とても楽しい曲です。北欧の短い夏、夜遅くても明るい、この限られた時間を楽しもうとするスウェーデンの人々の楽しい気持ちが伝わってくるよう。
 中間部、音楽は一転します。楽しげなメロディーはどこかへ。弦が静かにささやき、オーボエが静かに歌います。徐々に暮れゆく陽を惜しむような。そして日が暮れたのか、ホルンがゆったりとした歌を歌い、弦は暗い。この暗い弦とハープが美しくて、切なくて。夏至でお祭りをしていても、どこか陰りがある。この季節が儚いものであることをわかっているような…そんな北欧の明るさの中にある陰りが好きです。
 音楽は終盤、再び賑やかさを取り戻します。ただの夏至祭じゃない。夏至の徹夜祭。夜も歌い踊り明かす。最後は威勢よく終わります。ああ楽しい。

 この週末は、フィンランドもスウェーデンも、北欧諸国のあちらこちらで人々が短い夏を謳歌するのでしょうね。楽しいんだろうなぁ。

・以前の夏至の北欧音楽の記事:夏至の夜にメリカント
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by halca-kaukana057 | 2016-06-21 23:07 | 音楽

ニールセンの描いた風景

 昨日はシューマンの誕生日でしたが、今日はデンマークの作曲家・カール・ニールセン(ニルセン)の誕生日。昨年、シベリウスと同い年で生誕150年。その生誕150年が終わってしまいました。でも、昨年の今頃はそんなにニールセンを聴いていなかった。今は手持ちの交響曲全集も少し増えました。ヘルベルト・ブロムシュテット指揮サンフランシスコ響と、ミハエル・シェンヴァント指揮デンマーク国立放送響。ブロムシュテット&サンフランシスコ響は以前から評判は聴いていたので聴いてみた。管弦楽曲、オペラ「仮面舞踏会」全幕も入っていてお徳でした。シェンヴァント&デンマーク国立放送響は、ナクソスで安かったのですが、よかった!引き締まったいい演奏です。あと、パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響の演奏会で5番を取り上げてましたが、これもよかった。テレビ放送もされ、ニールセンの魅力が多くの人に伝わったようで嬉しいです。まだまだ交響曲全集は聴きたいのがあるので、ちまちまと聴いていきます。

 今日は管弦楽曲を中心に聴いています。特に好きなのが、序曲「ヘリオス」op.17。ニールセンの作品は、和音のぶつけ方やメロディーが独特です。以前も書きましたが、ショスタコーヴィチに繋がっていくよう。近現代の響きが苦手でちょっと…という方もいるかと思います。この「ヘリオス」はそんな方に是非。交響曲4・5番のような響きはそんなに出てきません。ギリシャ旅行中にエーゲ海の日の出に感動して作曲したという作品。エーゲ海の日の出から日の入りまでが音楽で描かれます。静かな弦のざわめきの中、ホルンや木管楽器などで日の出が描かれ、ゆったりとした朝の風景。日が昇るように、雄大に、徐々に盛り上がっていく様がとても美しい。そして、日の入りへ。また静かになり、夕暮れ、日の入り、宵の情景に。12分程度の作品です。とにかく美しい。

 もうひとつ、好きでおすすめなのが「フェロー諸島への幻想の旅」。フェロー諸島は、イギリス、ノルウェー、アイスランドの間の北大西洋に浮かぶ島々のこと。そのフェロー諸島へ向かう船、海や波、海鳥の鳴き声が最初は静かに、靄がかかるように、徐々にはっきりと聴こえてきます。中盤に出てくるメロディーは、フェロー諸島が起源の古い歌、後半は、フェロー諸島の民族舞曲で賑やかに。ひんやりとした空気と、海の情景のスケールが大きな作品です。

 ニールセンは交響曲を先に聴いて、独特の和音に病みつきになってしまったのですが、この2作品の情景描写もまた魅力的です。今日から生誕151年。まだまだニールセン、聴いていきたいです。

・前回の記事:生誕150年 ニールセンの交響曲を聴こう
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by halca-kaukana057 | 2016-06-09 22:50 | 音楽


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