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 昨日11月4日はガブリエル・フォーレの御命日。1924年、今年没後90年です。フォーレシリーズが止まっていたので、昨日何か書こうと思ったのですが、聴いただけで終わってしまった…。

 今夜は、当地は快晴で月がきれいに見えている。今日は閏九月十三日で、珍しいもので「後の十三夜」とも呼ばれている。いつの間にか、何やら大げさなカタカナ語名称をつけられているのを見て、何だこれ…とも感じています(その名称については書きません触れません。普及させたくない。検索避けでもあります)
・「後の十三夜」について以前言及した記事:今年の秋はお月見三昧
↓閏九月十三日の月については、以下2サイトが詳しくわかりやすく、私の言いたいことを書いています。
アストロアーツ:11月5日は今年2度目の十三夜?
自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館:知恵ブクロウ 天文編:月を頼りに暦は巡る

 暦と月の話はここまでにして、月がとてもきれいなので、月を眺めながら聴きたいフォーレの歌曲を今回は選んで書いてみます。フォーレは歌曲も沢山作曲しました。フォーレが活躍した近代フランスには、フランス文学を代表する詩人たちが次々と美しい詩を発表し、作曲家たちは曲をつけました。

 まず、フォーレの歌曲で月の歌と言えばこれ。「月の光(Clair de Lune)」op.46-2.詩はポール・ヴェルレーヌ。「月の光」というと、ドビュッシーのピアノ曲(「ベルガマスク組曲」より第3曲)が有名ですが、ヴェルレーヌのこの詩に影響を受けて書いたと言われています。
 物憂げなピアノの前奏が30秒ほど奏でられた後、ゆったりとした歌が。詩も、月の光の中の物憂げで儚い人々の様子を描いている。詩も曲も派手さはなくさらりとしている。人々や景色の内のかなしさが、月の光でぼんやりと浮き上がっているような詩と曲。派手でもない、濃くも無い。だからこそ、何度でも聴きたくなります。
Fauré: Clair de lune - Régine Crespin, 1966

 次は、歌曲集「優しい歌」op.61より第3曲「白い月影は森を照らし(La lune blanche luit dans les bois)」(「白い月(La lune blanche)」).これもヴェルレーヌの詩。こちらは愛の歌。白い月が森を照らす中、愛する人と一緒にいる。月が照らす森や池の情景、月の光の描写と、愛する人への想いを、言葉は少ないけれども美しく表現している。詩の中の
Rêvons,c'est l'heure. /夢見よう、今この時

C'est l'heure exquise! /今こそ至福の時!

 今しかない時間を歌う、この箇所が特に気に入っています。
Gabriel Fauré - La bonne chanson - Charles Panzéra
 この第3曲。https://www.youtube.com/watch?v=fuP-vrNP-do

 最後に、フォーレ最後の歌曲集「幻想の水平線」op.118より第3曲「ディアーヌよ、セレネよ(月の女神、セレネよ)(Diane,Séléné)」.詩はジャン・ド・ラ・ヴィルド・ミルモン。「幻想の水平線」は海と船をテーマにした歌曲集。ディアーヌ(ダイアナ)も、セレネ(セレーネ)も月の女神。日本の月探査機「かぐや」のコードネームも「SELENE」でした。月が照らす海は、静かなピアノから、凪いでいるとみえる。月も静かに輝いている。人間は疲れ、心は騒ぎ…月の静けさはそんな下界をあざ笑っているように見えるけれども、その静けさに憧れる。静かなピアノ伴奏と、語るように静かに歌う様が気に入っています。
 この曲は、何だか今日そのもののようだ。人間は何だかんだと騒ぐけれども、月はただ静かにそこで輝いているだけ。私もその静けさに憧れます。
Gabriel Fauré -- L'horizon chimérique, op.118 -- Camille Maurane
 この第3曲。

 フランス語はほとんど読めません。発音も難しい。でも、フォーレの歌曲を聴くようになって、美しいなと感じるようになりました。詩も儚さや静けさをさりげなく表現している。儚いものの美しさ…日本の美的感覚に通じるものがあるのだろうか。詳しくないのでよくわからないけれど、ゆったりと夜に聴きたいフォーレの歌曲です。
 「優しい歌」と「幻想の水平線」は歌曲集そのものも気に入ってるので、今度は歌曲集として取り上げてみたいです。

【過去記事】
・第1回:フォーレを聴こう その1「シシリエンヌ」
・第2回:フォーレを聴こう その2「ラシーヌ雅歌」
・第3回:フォーレを聴こう その3「ドリー組曲」
by halca-kaukana057 | 2014-11-05 22:48 | 音楽
 昨日の皆既月食から一夜。昨日の報告を書こうと思います。

・準備記事:【2014.10.8 皆既月食】準備編 皆既月食をもっと楽しく観るために
・昨日のとりあえず報告記事:【2014.10.8 皆既月食】とりあえず報告、赤銅色の月

 昼間。空は曇り、雨まで降ってきた。おいおい、大丈夫か。夜は晴れる予報だが、本当に晴れるのか…雲の動きの予報と空とにらめっこ。夕方になると、雲が消え、夜になったら晴れました。おお、やった。
 一昨日打ち上げられた気象衛星「ひまわり8号」が運用されれば、もっと詳細なデータで詳しい予報も出来るようになりますね(運用開始は来年夏)。天体観測でも心強い存在になりそうです。
・ひまわり8号に関して:心強い存在に H2Aロケット25号機&「ひまわり8号」打ち上げ


 夕飯を食べ、片付けて、せっかくなので外で、天体望遠鏡を使って観測することに決めました。家の窓からでも十分観望出来るのですが、時間帯、皆既食の長さ、どれをとってもこんな好条件の皆既月食は無い。一人で外で望遠鏡を持ち出して、安全面は大丈夫だろうか…と思ったのですが、思い切って行くことに。場所は、住宅街の公園。広場があって、ウォーキングや犬の散歩をしている人も多いので安全面も大丈夫。車に望遠鏡を積み込んで移動。この時、既に部分食は始まっていました。

 移動の途中、ISSの可視パスの時間に。スーパーの駐車場に車を止め、空を見上げます。買い物帰りの人が部分食の月を観て、携帯で画像を撮っていました。これからもっと面白くなるよ!と思いつつ、私はISS.カメラを用意して待ちます。
 最初のほうは見えたのですが、仰角最大の時は雲の中…。画像も撮れませんでした。残念。でも、今日のメインは皆既月食。観望場所へ向かいます。

 着いて、手早く望遠鏡を組み立てます。同じ広場には、大きな口径の望遠鏡を複数台用意して、既に観測している人も。凄い機材だ。…後で見せてもらえないかな…。また、一眼レフカメラを三脚にセットして、撮影している人もいました。

 これまで皆既月食は何度か観てきましたが、望遠鏡で、しかも自分の望遠鏡で観るのは初めて。どんな風に見えるんだろう…?セットして、月を導入、観て、驚きました。普段は明るい満月が、暗い。クレーターの見え方も何かいつもと違う。皆既になりつつある月を、望遠鏡越しに、時々肉眼で、更にコンパクトデジカメで撮影もして観ていました。

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皆既食前の月をコンパクトデジカメで。

 せっかく望遠鏡を持ってきているのだから、望遠鏡越しの画像も撮りたい。スマートフォンのカメラを望遠鏡の接眼レンズに当てて撮れないか…あれ、うまくいかない。苦戦しました。
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 何とか撮れた皆既食前。

 そして19時24分、皆既食のはじまり。赤銅色の月はどんな色…とても淡い、暗い赤黒い月でした。
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 皆既前半。

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 皆既食最大の頃。上の画像と色を比べてみてください。ちなみに、昨日の画像は明るさを補正しましたが、この記事の画像は補正なしです。

 今回の皆既月食では、天王星もそばに見えるチャンス。私も挑戦してみました。望遠鏡のファインダーでそれらしき星を探し、望遠鏡で導入。多分、天王星だったと思います。画像も撮れなかったので確認しようがない。他の星と同じように、光の点でした。

 そんな月に魅入っていたら、ウォーキング中の方に話しかけられました。「見せてもらっていいですか?」勿論!!どうぞどうぞ、観てください!!(自分から声はかけなくても、声かけてくれたら喜んで見せるのにな…と人が通りかかる度に思っていましたw)その方、観て「凄い…!!」つい嬉しくなって、皆既月食の仕組みやら、今回の月食の見どころ、秋の星座とエチオピア王家の星座物語などを熱弁してしまいましたwああ…マニアの性…w喜んで聞いてくださってありがとうございます。翌日(今日)もISSがよく見える、可視パスの条件がいいことを思い出して、「国際宇宙ステーションを肉眼で観たこと、あります?」と聞いてみました。えっ?見えるんですか?見えます見えます!どんな風に見えるかを説明し、携帯でJAXAのサイトを表示して説明しようと思ったら…あれ、繋がらない?何回やっても繋がらない。あれ?アクセス過多でパンクしてる?いや、皆既月食にISSは関係ないでしょ。あれ…何故だ…仕方なく、JAXAのサイトでどう進むかを口頭で説明。その方、今日、ISS観てくれたかな…観ててくれてたらいいな…。

 普段は星猛者の天文仲間さんたちと観望会を開いているので、説明で困った時はサポートしてもらえる。でも、今回は一人。皆既月食の仕組みはようやく理解できたのに、人にわかりやすく説明できたのか…。何とかがんばりました。何事も経験です。私も準資格だけど「星空案内人」の講座は受けた、観望会での解説もこなしてきた。これからも、自分でもっと楽しく観るためにも、誰かと一緒に観るためにも、勉強を続けようと実感しました。望遠鏡ももっと使えるようになろう。

 その後で、気になっていた凄い機材で観測中の方ともお話して、見せていただきました。動画を撮影中。ずっと月を追尾して(追尾するためには、赤道儀や電動式の追尾用モーターなどを望遠鏡に取り付けます)、最初から最後まで記録するのも面白いな。晴れてよかったですよね、などと雑談も。本当に晴れてよかった!

 そろそろ皆既食も終わる頃。
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 前の2枚と色、光の当たり方が違いますよね。

 そして、皆既食終了。
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 徐々に明るさが戻りつつある月もきれいでした。

 途中、月が雲に隠れてしまったので、はくちょう座の二重星アルビレオを観てみることに。一発で導入できました!青とオレンジの星が寄り添っている。美しい。先日感想を書いた天文漫画「星の案内人」2巻でも登場します。きれいです。
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 夏の大三角も撮影しました。秋ですが、まだまだきれいに観られます。

・「星の案内人」2巻感想。星見の魅力の詰まった、天文入門にいい漫画ですよ:星の案内人 2


 部分食の途中で撤去して、帰宅。安全に観望を終えることが出来ました。途中月が雲に隠されるも、すぐに雲は流れ、たっぷり観察できました。望遠鏡を持っていってよかった。皆既食の時間は1時間、ゆっくりできるなと思っていましたが、望遠鏡で観て、肉眼で観て、撮影して…あっという間でした。途中、通りがかりの人と話できたのもよかった。もっと人通りの多いところで観望会でもよかったのですが、一人でさばける自信がなく、今回はゆっくりとできました。観望会は、またの機会に。

 さて、月食を観た人も、お天気がいまいちで観られなかった人も、国立天文台の報告サイトで報告してください。
国立天文台:皆既月食を観察しよう2014 キャンペーン

 次の日本で観られる皆既月食は来年4月4日。全国で観られます。が、皆既の時間がたったの4分。それは忙しい。
アストロアーツ:8日の皆既月食 秋空に浮かんだ赤い月
by halca-kaukana057 | 2014-10-09 21:35 | 宇宙・天文
 詳しい記事は明日以降書きます。とりあえず報告記事。
 皆既月食、ばっちり観られました。時々雲に隠されつつも、じっくり観られました。せっかく時間帯も観やすい時間帯なので、今回はマイ天体望遠鏡を持ち出して、屋外で観望しました。結論、出てきてよかったです。望遠鏡での観望もよかった。
・事前記事:【2014.10.8 皆既月食】準備編 皆既月食をもっと楽しく観るために

 撮れた画像を。
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 皆既直前。望遠鏡の接眼レンズに携帯のカメラを当てて撮影。これがなかなかうまくいかず。何とか撮影できたのがこれ。

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 コンパクトデジカメの夜景モードで撮影。今回の皆既月食は暗め、黒が強めの赤銅色に感じました。なので、撮影する時も明るさを調整しないと写ってくれませんでした。補正をかなりかけているので、赤くなってしまっています。
 周りの星は写せず残念。望遠鏡で、天王星らしき星は確認できました。光の点、他の星とあまり変わりがなかった。

 観望中のエピソードもあるのですが、後日詳細記事でゆっくり書きます。一言、いい皆既月食観望でした。
by halca-kaukana057 | 2014-10-08 22:41 | 宇宙・天文
 今日、10月4日は人類初の人工衛星「スプートニク1号」が打ち上げられた日。1957年、57年前のことです。この日になると、そのスプートニクを見てロケットを、宇宙に人工衛星を打ち上げるロケットを作りたい、とアメリカの片田舎の高校生たちがゼロからモデルロケットを作る、というノンフィクション小説「ロケットボーイズ」(ホーマー・ヒッカム・Jr:著)、それを原作にした映画「October Sky(邦題:遠い空の向こうに)」を思い浮かべます。そして、映画のサントラを聴いている。音楽もいいんです、この映画。

 前置きは宇宙開発史ですが、本題は天文。いよいよ、10月8日、皆既月食が迫ってまいりました。今回の皆既月食は、とても条件がよいです。とても観察しやすい皆既月食です。皆既月食は、日食と違って日食メガネなどの特別な道具は特に必要ない、月さえ見えれば肉眼で観察できます。8日の夜、帰り道、月を見上げたらいつもと違う、赤黒い満月…と驚く人も少なくないと思う。気軽に観られるのですが、せっかくの好条件の皆既月食。基礎知識と少し準備をして、もっと楽しもうじゃありませんか!
 ということで、私自身、皆既月食に関して復習と今回の予習を兼ねて、この記事を書きます。

【皆既月食に関するサイト】
★皆既月食の基礎知識と皆既の時間などの情報
国立天文台:皆既月食 2014年10月8日
アストロアーツ:【特集】2014年10月8日 皆既月食
三菱電機 from ME:DSPACE:皆既月食を観察しよう

★皆既月食を観察しようキャンペーンサイト
国立天文台:皆既月食を観察しよう 2014
 ↑観察したら報告しよう
JAXA 宇宙教育センター:みんなで皆既月食を観察しよう キャンペーン 2014


【皆既月食の仕組み】
 月食は、太陽-地球-月が一直線に並び(満月のタイミング)、太陽の光が地球に遮られ、その地球の影が月に映り、月が暗く見えることで起きます。地球の影にすっぽりと隠れてしまうと、皆既月食になります。満月ごとに皆既月食にならないのは、月の公転軌道(月が地球の周りをまわる)と、地球の公転軌道の角度が傾きずれているから。
 皆既中の月は、赤黒い「赤銅(しゃくどう)色」をしています。太陽の光は地球で全部遮られてしまうわけではなく、地球の大気がレンズのような役割をして、太陽光は屈折して進み、月に届きます。光の成分のうち、青い光は波長が短いため、大気に散乱されてほとんど月まで届きません。波長の長い赤い光は大気で散乱されにくく月まで届き、月をほんのりと照らします。
 この「赤銅色」は、その時の大気の中のチリの多さによって変化します。さて、今回の皆既月食では、どんな「赤銅色」をしているのか。この眼で観て、確認しましょう。

 三日月など細い月の時、欠けている部分がよく見ると淡く照らされている「地球照」では、38万kmも離れた月まで、地球が太陽光を反射した光が届いています。皆既月食でも、38万kmも離れた月まで、地球の影が届いている。38万kmなんて、太陽系や宇宙全体から見ればほんの少しの距離ですが、それでもそんな遠いところまで届いていることが、とても面白く、不思議で、凄いなと思うのです。

【皆既月食の時間】
 まず、月が地球の影に入り始める部分食が18時15分。東の空、月は昇っています。皆既月食の始まりは19時25分、食の最大が19時55分、皆既の終わりが20時25分、そして部分食の終わりが21時35分。

 長丁場ですが、日食は数分で終わってしまうのに対して、月食はゆっくりじっくり観察できる。ここも、皆既月食が観察しやすい点。
 そして今回は、日本全国各地から、食の最初から最後までを観察できる。ここが最大の好条件。しかも、部分食が終わっても22時前。お子さんも観察しやすい時間帯(観察する時は、必ず大人の方と一緒に!!)


【観察のポイント】
 上記国立天文台とJAXA宇宙教育センターのサイトで、皆既月食観察シートをダウンロードできます。時間ごとに、食の様子、月の色を塗り絵感覚で記入、記録できます。
 コンパクトデジカメでも撮影しやすいので、撮影して記録する方法もあります。

 観察方法は肉眼でOK.双眼鏡、天体望遠鏡が合っても便利です。今回は、皆既中の月のそばに天王星もあり、観測しやすい機会です。天王星は6等級と暗いので、普段は見つけにくい惑星。しかし、皆既中の月は暗く、周囲の星も観やすい。肉眼ではさすがに難しいので、双眼鏡、望遠鏡を使います。月の右側、月の直径の1~2倍ほど離れた位置にある暗い星が天王星、だそうです。
 私も挑戦してみようかな。

 天王星の他にも、皆既中、周囲の星の見え方にも注目してみましょう。普段の満月なら、明るい月明かりで、明るい星しか見えないはず。皆既になると、どうなるかな?


【観察の注意】
 日食よりは観察しやすい月食ですが、注意点はあります。
 まず、夜なので、安全に十分注意してください。皆既月食は、庭先やベランダからでも十分観測できます。流星群のように、家の明かりや街灯が少ない暗いところまで行かなくても観られます。外で見る時は、周囲の安全に十分注意してください。道路での観察はダメ。車や自転車などの事故のおそれがあります。公園などで観察する際も、行き帰りでは気をつけてくださいね。かばんや上着に反射板を付けるなどするといいですよ。

 もうひとつ。防寒対策も大事です。10月なので地域差はありますが、夜になると意外と寒くなります。晴れていれば、その分気温も下がりやすくなります。長袖長ズボンはもちろんのこと、上着も用意しておきましょう。虫刺され予防対策にもなります。3時間もの長丁場なので、身体も冷えやすい。あたたかい飲み物を用意しておくのもいいかも(外での観望の場合、トイレの場所は確認しておきましょう)。

 あとはお天気が良くなることを祈るばかり。台風は8日には行ってしまった後かな(その前の日の「ひまわり8号」打ち上げも、種子島は大丈夫そう)。台風一過の晴天に、全国から赤銅色の月が観られますように!!

 以上、準備記事でした。


【おまけ:前回2011年の皆既月食はこうだった】
2011.12.10皆既月食・準備編 今度こそ赤銅色の月を観たい!
2011.12.10皆既月食・報告編 見えて、雲に隠れて、そして…
by halca-kaukana057 | 2014-10-04 22:35 | 宇宙・天文

夜明けの月と木星

 早朝、夜が明ける頃に目が覚めることが時々あります。外を見ると、澄んだ明けゆく空に星や月が輝いています。これまでも何度もあったのですが、窓を開けてカメラをセットするところまで行かなかった。朝は寒くて。今日は窓を開けてカメラをセットできました。

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 東の空に細い月。月齢26.逆の三日月です。画像の上には小さい光の点。木星です。

 夜に観る星もいいですが、夜が明ける頃の星空もいいものです。
by halca-kaukana057 | 2014-09-21 22:58 | 宇宙・天文

今年の秋はお月見三昧

 今日は中秋の名月、十五夜。私の地域では晴れてきれいな月が見えています。日中、暑い時もありますが(それでも南の地域ほどではありませんが)、夜になるととても涼しい。先日、星見に出かけたら、長袖でも寒かったです(しかも曇天で星はほとんど観られなかった…せっかく久々に天体望遠鏡出して組み立てて、土星とか観る気満々で行ったのに…!!悔しい…)

 さて、今年の秋は、今日の中秋の名月だけなく、月の見ごろが続きます。
アストロアーツ:【特集】月を見よう(2014年9月8日 中秋の名月)

 今日の十五夜は、満月の一日前。昨年は十五夜が満月ちょうどでしたが、珍しい例。十五夜は旧暦の8月15日。旧暦、つまり太陰暦は月の満ち欠けと日付は連動しているので、満月は15日と決まっていました。しかし、現在の太陽暦だと、旧暦とはずれてしまい、満月とは限らないのです。
 十五夜を楽しんだら、旧暦の9月13日・十三夜のお月見も楽しみましょう。どちらかだけのお月見は「片見月」といって縁起が悪いと言われています。今年の十三夜は、10月6日です。

 その翌々日、10月8日は皆既月食。
アストロアーツ:2014年10月8日 皆既月食

 日本全国で観測可能です。日食は日食メガネなどの準備や、太陽光を直視しないように…など注意点がたくさんありますが、月食は肉眼でじーっと見つめても大丈夫。しかも食の時間も長いので、たっぷりじっくり観察できます。皆既食は19時24分に始まり、20時24分に終わるので、お子さんが観察するのにもやさしい時間(※でも夜なので、大人の方と一緒に観察してくださいね)。その前後の部分食も見逃せません。

 赤銅色の満月…とは言っても、その時によって色は微妙に異なる。今年はどんな赤銅色か。楽しみです。また近くなったら記事を書きます。私も観測する気満々です!

 さて、十五夜、十三夜と続いて…今年はとても珍しい「後の十三夜」もあります。
中日新聞:今秋は名月3回 171年ぶり「後の十三夜」出現

 「後の十三夜」…初めて聞きました。旧暦は月の満ち欠けを基準としているので日付がずれやすく、閏月を入れて調整していました。3年に一度、閏月を入れる仕組みなのだそうですが、今年は旧暦の9月が2回。つまり、旧暦9月13日と、旧暦閏月の9月13日、どちらも十三夜。閏月の2度目の十三夜は「後の十三夜」と呼ばれるのだそうです。
 11月5日が「後の十三夜」。前回は1843年(天保14年)。江戸時代じゃないですか!!21世紀中には、もう無いとのこと。これはすごい。これは3度目のお月見もしなくては。

 と言うことで、今年の秋はお月見三昧、夜長に月を眺めつつ、音楽を聴いたり、読書したり…。楽しい秋になりますように。
by halca-kaukana057 | 2014-09-08 22:06 | 宇宙・天文

明けと宵の惑星たち

 夜明け前、目が覚めたので外を観たら快晴、満天の星空。眠かったのですが、こんないい星空はないと星見開始。
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 まずはオリオン座。晩夏のオリオン…いいですね。これを撮影している間、プレアデス星団(すばる)の方を観ていたら、短い明るい流星が。散在かな?人工衛星も見えるかなと思ったのですが、何も見えませんでした。

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 そのプレアデス星団と、ヒヤデス星団。星の数がすごい。月並みな表現ですが、宝石を散りばめたよう。

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 もう一度オリオン座。シリウスも。空が徐々に明るくなってきました。

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 夜明けの空の木星と金星。先日よりもまた離れたような。
 そのまま夜が明けました。きれいな、清々しい夜明けでした。

 そして、日没。日没もきれいに晴れています!今度は南西の空、土星と火星と月。あまりきれいに撮れなかった。
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 土星と火星に、月が昨日よりも近づいています。毎日観察することで、こんな星の動きを比べることが出来るのが楽しい。
・昨日:ようやく撮れた土星・火星+月
 この時間、夏の大三角は天頂に。東の空からは秋の星座たち。明日から9月。壮大な神話が夜空に描かれる季節です。

 朝から晩まで、星見堪能の一日でした。
by halca-kaukana057 | 2014-08-31 22:05 | 宇宙・天文
 まだまだ見ごろの日没後の南西の空の土星・火星の共演。今日、また観られました。そしてようやく撮影もできました。
・以前の記事:土星と火星の共演が観たい

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 上が土星、下が火星。色の違いははっきりとは出ていませんが、下の火星の方が赤っぽいのが少しわかります。西の空には三日月(月齢4.5)も。明日はもっと近づきます。
 今日はじっくり観られる、と撮影しながらしばらくの間観ていました。

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 月だけ。電線に引っかかってます。地球照もわかりますね。太陽の光を地球が反射して、38万km先の月に届き、陰の部分を照らしている。何度思い起こしても、凄いなぁ、面白いなぁと思います。

 この後、月は雲に隠れてしまいました。隠れる前に撮れてよかった!
by halca-kaukana057 | 2014-08-30 22:18 | 宇宙・天文
 昨日の夜、晴れたので再び星見へ。しかも、この夜は見るものがたくさんありました。月と火星の接近、国際宇宙ステーション、ATV5号機。いつもは家の窓から星見しているのですが、夜遅い時間でもなく、家だと天頂近くの夏の大三角が観られないので、近所の空の開けた場所で見ることにしました。空は多少雲がありますが、晴れていて星見日和。

 20時過ぎ、観測地点に到着。南西の空には半月に近い月。そのそばに小さな星…火星が寄り添って見えました。いつもは赤く明るい火星ですが、月がそばにあるのでその色も明るさもちょっと控えめです。
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 雲とカメラの仕様でぼんやりした月と、そのそばの火星。少し離れた位置に土星も見えています。左上の明るい星です。

 いつもは窓から見ていて、見る範囲が限られているのですが、昨日は全天が開けた場所。空一面の星空に見惚れていました。…見とれている場合じゃない、ISSが来る!気がついた時にはもうISSが空に現れていました。急いでカメラをISSに向けて、シャッターを切ります。
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 画像上にこと座のベガ、下の方にわし座のアルタイル。その間をISSが通過してゆきました。織姫と彦星の間にある天の川に沿って飛んでいるようなISS。ISSからも天の川を挟んで見つめあう2人が見えたかなぁ。ISSはとても明るく、長い間見られました。広い場所でひとりで見ていたのですが、誰かと一緒に見たかったな、観望会でもやりたかったな、なんて思っていました。

 そのISSに向かっているESAの補給機ATV-5号機。昨日は残念ながら見られませんでした。月と火星の辺りから見えるはずだったのですが、見られず。仰角の条件は悪くなかったんだけどなぁ。月明かりがまずかったかなぁ。残念…と思って空を見上げたら、小さな光の点。別の人工衛星が観られました。
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 画像上から下に向かって写っている線がその人工衛星の軌跡。こと座のそばを通過。とっさにカメラを向けたのですが、うまく撮れました。明るくなったり暗くなったりを繰り返して、飛んで行きました。何の衛星だったんだろうと後で調べたのですが、方角、通過ルート、時間…ピッタリくるものがない。はて?

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 昨日の夏の大三角。

 久々にたっぷりと星見した夜でした。しかし、虫が多かった。刺されなかったのはよかった。夏の星見はこれが大変だなぁ。
by halca-kaukana057 | 2014-08-04 21:43 | 宇宙・天文

今夜もISSは空を翔ける

 若田光一宇宙飛行士も帰還し、宇宙関係のニュースは落ち着いたかのようですが、それでもISSは今日も宇宙を飛び、地球の周りをまわっています。現在、国際宇宙ステーション・ISSは見ごろです。夏至が近いので、可視パスの回数が多いんです。夜明け前も日没後も観られます。
◇可視パスの時刻と方角はJAXA公式でチェック:JAXA:「きぼう」を見よう

 今日は21時頃にいい条件の可視パスがありました。西の空を見ると、薄雲でぼんやりとした月が。その月よりも南よりの方角から、ISSが現れました。月と一緒に撮影しようと思ったのですが、ファインダーに収まりませんでした。残念。

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 空高く翔けるISS.空がかすんでいるせいで赤くなってます。画像上が北の方角です。北斗七星のひしゃくの柄の部分が写っています。その方向に向かってISSは飛んでゆきます。

 そして北の方角へ飛んでいきました。ISSでは、今日も宇宙飛行士たちがミッションをこなしたり、ご飯を食べたり、談笑したり、ひとりの時間を過ごしたり、地球を見たり、寝たり…仕事して暮らしています。

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 西の空に見えた、ぼんやりとかすんだ月。かすんでいるおかげで、私のコンパクトデジカメでも比較的よく撮影できました。
by halca-kaukana057 | 2014-06-03 22:26 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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