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べるばらKids 4

 「ベルサイユのばら」ギャク四コマ漫画「ベルばらKids」4巻です。4巻は今年1月の出版でした。



ベルばらKids 4
池田 理代子/朝日新聞出版/2009


 4巻もギャグ大暴走です。ジェローデルは猫まっしぐら(某キャットフードのCMではありませんw)、ル・ルーも無邪気なマイペースぶりに加え、大人社会をするどく捉えた指摘で笑わせてくれます。アラン他衛兵隊の隊員たちも、オスカルのためなら…手が付けられない。原作でも「Kids」でも、何事にも熱血なアランが好きです。また、4巻ではデュ・バリー夫人、ポリニャック夫人、さらにジャンヌの「ベルばら」3悪女の競演も実現。解説コラムで、3悪女の中で誰が一番極悪か?という話題がありましたが、私もジャンヌに一票。アントワネットら王宮の人間を混乱させ、犯罪計画も緻密。逮捕されてもただでは起きない。しかもあの美貌。悪役…とはいえ、ジャンヌのような人間もいるから、「ベルばら」はますます面白くなったのでしょうね。競演でなくても、「Kids」では3悪女たちが描かれていますが、皆どこか間が抜けている…。特にデュ・バリー夫人。計画性が無さ過ぎる…。

 もうひとつ、4巻の読みどころは池田先生の作品のひとつである「オルフェウスの窓」とのコラボ。「オルフェウス」のキャラクタたちも勿論3頭身です。ドイツのレーゲンスブルクの音楽学校を舞台にし、ロシア革命も描くこの作品。読んでみようと思います。池田先生の他の作品では、2巻とこの4巻で「女帝エカテリーナ」とのコラボも。「エカテリーナ」も面白そうだなぁ。あと、「ベルばら」の続編となる「栄光のナポレオン エロイカ」も。「エロイカ」ではロザリーのその後も描かれているようだし、読みたい漫画が増えた…。

 原作「ベルばら」の悲しさ・シリアスさを笑い飛ばす「Kids」。ロベスピエールとルイ16世が酒を酌み交わす「今日は無礼講」なんて、「Kids」ならではの面白さだと感じる。こんなほのぼのとした風景が、本当にあったらなぁ…と思ってしまう。

 5巻は忘れずにチェックしなくては。
by halca-kaukana057 | 2009-04-09 21:52 | 本・読書

ベルばらKids 3

 漫画「ベルサイユのばら」のキャラクタを3頭身にして、ギャグ4コマにしてしまった「ベルばらKids」。知らない間に3・4巻が出ていました。チェックを怠ったか…。まずは3巻から。

ベルばらKids 3
池田 理代子/朝日新聞出版/2008


 2巻を読んだ後、原作「ベルサイユのばら」を読みました。とても面白かったです。凛々しくカッコイイオスカル、そのオスカルを支えるアンドレ、美しいマリー・アントワネット。フランスの歴史や文化も一緒に学べるところがさらにいい。ただ、その歴史は栄光の歴史ばかりではない。王宮と民衆のかけ離れた暮らし。その現実を把握できず、破綻へと向かうアントワネットとルイ16世。さらに革命は進み、その渦に巻き込まれるオスカルとアンドレ…。華々しくも哀しく、煌びやかなのに暗い。ドラマティックな物語に引き込まれました。

 その原作を読んだ後に「Kids」を読むと、原作の哀しさや暗さが一気に吹き飛んでしまう。こんな楽しい、愉快な「ベルばら」もあり。何てったって3頭身のキャラクタたちが可愛いし、コミカル。原作を踏まえて、さらに現代の話題や「Kids」独自の設定(ルイ16世は相撲好きのオタクだとか、ジェローデルは猫好きだとか)もあって楽しい。原作があるからこそ、こんなパラレルワールドな「Kids」もアリなんだな、と思える。

 3巻もギャグ全開です。ルイ16世は相撲まっしぐらだし、アントワネットも天然ボケ(?)を炸裂させている。ル・ルーに想いを寄せる超意外な人物も登場。もうやりたい放題ですwル・ルーなら誰とでもお友達になれそうだなぁ。3巻では「黒い騎士」ベルナール・シャトレも意外な顔を見せます。ミステリアスな「黒い騎士」にもこんな可愛い面があったら…と想像するととても愉快。41ページ「孤高のフェルゼン」では、フェルゼンのピアノ・オスカルのヴァイオリン、アンドレのフルートの三重奏が実現。さらに「サンタがいっぱい」でアントワネットのハープも加えてのコンサートも。こんなコンサートに行けたら、楽しいだろうなぁ。

 4コマ漫画の後のコラムも、原作のおさらいになったり、フランスの歴史・文化の勉強にもなるのでじっくり読める。笑いつつ、学びつつ、じっくり読める「ベルばらKids」。本当に楽しいわ。

 4巻も近日中にレビューします。

◇公式サイト:ベルばらKidsぷらざ
by halca-kaukana057 | 2009-04-04 21:57 | 本・読書

ベルばらKids 2

 四コマ版「ベルサイユのばら」、「ベルばらKids」の2巻が出ました。

 ベルばらKids2
池田理代子/朝日新聞社出版局/2007


 2巻でもギャグ炸裂。オスカルもアンドレもマリー・アントワネットも大暴走。しかも盆踊りを「仮面舞踏会」とか、ルイ16世のクールビズとか現代日本に通じる話題も沢山。四コマでは思いっきり笑わせてくれるのに、それぞれの解説コラムではフランス史の勉強にもなるし、原作のシリアスな話も出てくる。笑いと辛さが交互にやってくる摩訶不思議な四コママンガ。「ベルばら」ならではの味わいです。

 今回特に暴走しているのがルイ16世。鍵作りが趣味(しかもオタク級)で、1巻でも「アキバ系国王」と呼ばれたルイ16世。そのオタクっぷりは健在。さらに相撲にも興味を持たれたようで…。ほのぼのとしたキャラが、ギャグ調の四コマ漫画で生きています。王様なのにとっても親しみやすい。こんな王様で、時代がフランス革命の頃ではなく現代だったら、国民を和ませることの出来るいい国王になれたんじゃないかな…と思う(決断力が無くて支持されないか)。やっぱり国王じゃなくて、一市民でいちオタクのほうがいいか。

 さらに1巻では出てこなかったキャラも。特に気に入ったのが衛兵隊第1班班長・アラン・ド・ソワソン。オスカルに嫌がらせをする、悪ぶっているひねくれ者。でも熱血漢で、対立感情を抱いていたオスカルにも徐々に心を開き、オスカルに忠誠を誓う。そして剣の達人。男の中の男。なんてカッコイイ!解説コラムでも「男性読者には大変魅力的に見えます」「他の男たちは、アンドレにしろ、フェルゼンにしろ、ちょっと人間がデキ過ぎていて手が届かない感じがする」(38ページ)とある。女性から見てもカッコイイですよ、アランは。

 とか何とか言っておいて、実はまだ原作を読んでいないのです。解説コラムでちょこちょことネタバレして困る。原作を古本屋で探してこよう。

 2巻にはキャラクターしおりのおまけつき。
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 ルイ16世でした。本当にカワイイ。ちなみに、本の後ろにちらりと写っているのは、宮川彬良&アンサンブル・ベガのDVDです。(そんなの関係ねー!!)予約していたのが今日届きました。これから観るのが楽しみです。
 話がベルばらからそれました…。原作だけじゃなく、遠藤周作の小説「王妃マリー・アントワネット」も読みたいなぁ。
by halca-kaukana057 | 2007-09-06 22:45 | 本・読書

ベルばらKids

 「ベルサイユのばら」に32年ぶりの新作誕生。でも、ちょっと違います。キャラは皆3頭身。4コマ漫画でギャグ調。でも「ベルばら」なんです。

ベルばらKids
池田理代子/朝日新聞社/2006

 朝日新聞の土曜別刷り「be」で連載中のこの漫画。一目見て「可愛い!」と思ってしまった。私は「ベルばら」原作の世代ではない。それに、あのキラキラ眼の絵がちょっと苦手でずっと敬遠してきた。でもこれなら抵抗なく読める。「ベルばら」のオスカルやアンドレ、マリー・アントワネットもルイ16世も皆3頭身。4コマなのに、原作「ベルばら」の世界はちゃんと再現。しかも私のような原作を知らない人にもわかりやすく、原作の内容や舞台となったフランス革命あたりのフランス史の解説コラムまで付いている。とても親切。

 これを読んでいると、フランス史の面白さに目覚めてしまう。歴史のうんちくだけじゃなく、現代的な話題も盛り込んでいるからわかりやすい。ルイ16世は現代日本で言うとアキバ系のオタクだとか、大赤字のフランス財政を立て直そうと意外な人が出てきたり…。さらに、フェルゼンはスウェーデン人というのも興味深い。原作を知らないがゆえ、フェルゼンのこともはじめて知った。フランスとスウェーデンの意外な関係に、今さらながら驚いている。

 音楽史との関連も興味深い。マリー・アントワネットと関わりがあったモーツァルトも登場(勿論3頭身)。オスカルは得意のヴァイオリンでモーツァルトを演奏し、アントワネットも作曲していた。さらに、実際は関わりは無かったのだがベートーヴェンも特別出演(やっぱり3頭身で)。貴族に愛された古典派の音楽から、豊かな感情表現と共に民衆へと広まってゆくロマン派への以降の様子をこんな可愛い4コママンガで読めるとは嬉しい。

 今度は原作も読んでみようかな。アニメも合ったはず。2巻発売が待ち遠しい作品です。公式サイトは→ベルばらKidsぷらざ

 ちなみに、単行本が出ているという情報元であるココさんのブログにトラックバックさせていただきました。
「クインテット大好き!:ベルサイユのばら」
by halca-kaukana057 | 2007-05-28 22:34 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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