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 先日、この記事で後で書くかもと書いたことを。
クドリャフカの順番 +アニメも少し

どこかの大学で、『クドリャフカの順番』での伊原と河内の論争(「知られていなくとも普遍的な価値を持つ創作は存在する」vs「万人が認めたものが結果的に価値を持つに過ぎない」(大意))を受験問題に引用し、「文学作品を評価すること」について思うところを述べよ、という問題が出たそうです。
 
 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2019年3月27日 午後8:02

或る推理作家の苦悩 ~入試問題での引用と過去問集への収録~

 米澤先生大人気ですね。

 さて、本題。「クドリャフカの順番」で、主人公たちが所属する「古典部」部員のひとりで漫画研究会も兼部している井原摩耶花と、漫画研究会の河内先輩が論争になります。発端は漫研の文集。漫画のレビューを載せたもので、摩耶花は積極的に執筆に参加したが、河内先輩はあまり積極的ではなかった。その文集の売れ行きがあまりよくなく、それを見た河内先輩と河内先輩派の部員が文句を言い出す。それに対し、摩耶花が反論。いつしか摩耶花と河内先輩の論争に。
 「名作」とは何か。それが論題だ。
 摩耶花は、名作は存在すると主張する。知られていなくとも普遍的な価値を持つ創作は存在する。
 河内先輩は、人それぞれがその人の感じ方で「面白い」と思い(作品が面白いのではなく、読み手が決める)、そう思った人が多い作品、長い年月にわたって思われ続けた作品が名作と呼ばれているだけ、と主張する。

 私なら、どんな答えを出そうか。
 ちなみに、ここで語る作品は漫画に限らず、文学作品、音楽、その他創作物全体で考えます。私の場合漫画や文学作品だけだと難しい。(この入試の論点から外れてしまうが)

 河内先輩の言い分もわかる。名作、人気のある作品に触れても、「面白くない」=「私には合わなかった」「私は苦手だ」と思うことは少なくない。面白いのだろうけど、私はそこを面白いと感じられない。苦手なタイプの作品だった、物語は面白いと思うけど絵や言葉遣い・音遣いが苦手、自分には馴染みのない設定・物語でよくわからない、その作品の設定が苦手・地雷、さらーっと読んだ・聴いたので印象に残ってない、その日の体調や気分に左右された…理由は挙げるときりがない。このブログには、私が面白いと思ったものについて書いているので、実は読んだ・聴いたけど面白いと感じられなかったので書いていないものもあります。
(反対に、すごく面白いのだけれども、うまい表現ができなくて書いていないものなども大量にあります)

 でも、自分は面白いと思えなかったけど、この作品のこんなところがすごいんだろうな、こんな所に感動するんだろうな、とも思います。名作の所以なんだろうなと。そんな時、悔しいなと思います。自分も一緒にこれ面白いよね!と盛り上がりたかった。

 摩耶花の意見はその通りだと思う。漫画で考えると、漫画を出版している会社は大手から小さな出版社、同人作品を合わせると星の数ほどある。小さな出版社で、新人かあまり知られていない漫画家で、でも面白い漫画がある。書店もそんなに数多く入荷しない。入手が難しいこともある。でも、面白い。物語や絵に引き込まれて一気に読んでしまった。そんな作品はある。大勢の人が名作と言っている作品でも、声は多くなくてもじわじわと人気を集めている作品でも。映画ならわかりやすいかもしれない。単館上映のあまり知られていない作品が、いつしか話題になってどんどんお客が観に来て、多くの映画館で上映される。賞まで取ってしまった、なんて作品だってある。

 クラシック音楽で考えるとわかりやすいと思う。今は名作として演奏機会も多く、よく聴く作品でも、初演は大失敗だったとか、ある時期までは歴史に埋もれていたが演奏機会を得て広く知られるようになったとか、初演後ある時期まで封印され演奏されることがなかった作品などがたくさんある。政治的な圧力で、演奏を禁じられた作品もある。あまりにも同じ曲ばかり演奏されると「またか」と思ってしまうが、そういう作品こそ、その演奏家の読解や個性が表れやすく、聴くと面白い。「またか」と飽きたような態度を取ってしまうけれども、聴くとやっぱりいい曲だ、魅力がいっぱいだと思う。音楽は聴くだけでなく、自分で演奏できるのも楽しい。その作品の魅力を自分で表現できる。自分で表現すれば、その作品のすごいところがよくわかる。

 ここで、疑問がある。名作だから面白いのか。名作じゃないと面白くないのか。名作と呼ばれれば、多くの人は面白いと認めてしまうのではないか(作品そのものに関係なく、売り方でそのようなやり方をするのは見かける)。
 世間ではいまいちと見なされている作品を面白いと言う人はいる。作者は失敗だったと言っていても、それを面白いと思う人はいる。一体何が名作なのか。

 でも、名作は存在すると思う。名作と言われる作品には、やはり力はあると思う。でも、それを自分が感じ取れるか…それは読んでみないと、聴いてみないとわからない。河内先輩の意見の一部は否定しきれない。個々人、好みや苦手がそれぞれ違うのだから仕方ない。

 自分の主観と、名作という他者の主観。多くの視点から捉えて、でも自分の立ち位置を忘れることなく、バランスよく…これはすごく難しい。でも、様々な作品に触れる上で必要な力だと思う。作品から何かを読み取る力。心を耕すなんて言い方は教育的過ぎるけど、心を耕して作品を読み取り、作品を読み取って心を耕す。面白いという気持ちをどんどん増やせていけたらと思う。面白いという感情は、エネルギーだから。

 本当に難しい…。入試だからもっとまとまった、ちゃんとした答えを書かなきゃいけないのに…これじゃ解けてないよ…。
by halca-kaukana057 | 2019-11-01 23:22 | 日常/考えたこと
 今年ももう2月後半。もう、と言えばいいのか、まだ、と言えばいいのか。以前、面白い記事を読みました。
アパートメント:読むとデンタルフロスを使いたくなる本
 フィンランド出身のプログラマー、アンニさんによるエッセイです。フィンランドは読書量、図書館を利用する人の数が世界トップクラスといいます。図書館が充実しているのか、冬が長く屋内にいることが多いので読書をしやすいのか、教育面からのアプローチもあるのか…その辺はあまり詳しくありません。でもどれかは合っていると思う。

 アンニさんは、今年は本を沢山読みたいと目標を立てた。しかし、何冊読む、という目標ではない。アンニさんの友人と、いくつもカテゴリーを作り、そのカテゴリーの中に入る本を多く読んだ方が勝ち、というゲームだ。そのカテゴリーとは、こんな感じ。例として挙げます。
「絵本」
「短編集」
「アフリカを舞台とした本」
「主人公がチョコを食べる本」
「お母さんに勧められた本」
「読むとデンタルフロスを使いたくなる本」
 面白い。カテゴリーともいえるし、テーマともいえる。このカテゴリーに入る本を探すのも面白そうだし、偶然読んだ本がカテゴリーに当てはまるかもしれない。「読むとデンタルフロスを使いたくなる本」…どんな本だ。グルメ本とか?

 ということで、私も今からだがこの今年読みたい本のカテゴリー/テーマを作ってみようかなと思います。別に誰かと勝負しているわけではない。自分で設定して、カテゴリー/テーマに当てはまったら○。数は多い方がいいけど、出来そうなラインから。

 まだ全部ではないが、一部書いてみる。これ深く考えなくていいと思います。何となく、こんな本が読みたい、こんなことを学びたい、こんな本に出会えたら楽しい、その程度で。

・声楽の本(オペラや歌曲に関する本でもいいし、声楽のレベルアップに関する本でも)
・マーラーとブルックナー(今年はもっと聴けるようになりたい)
・イギリスの児童文学
・北欧の児童文学
・コーヒーや紅茶が飲みたくなる本
・ミステリー小説
・旅の本
・もっと学びたい天文学、宇宙開発
・宇宙にまつわる小説(SFでもファンタジーでも)
・ウェルビーイング、マインドフルネス
・大人の塗り絵、コロリアージュ(これは読むというより実際に塗る)

 とりあえず11個考えた。また追加するかもしれない。もう今年読んだ本で当てはまるものもある。これから読みたいと思っている本にもある。当てはまる本を見つけるのが楽しみです。漫画でも該当すれば加えます。

 積読はどんどん増えるのに、図書館から本を借りてきてしまって進まない…。


by halca-kaukana057 | 2019-02-19 21:53 | 日常/考えたこと
 最近思ったことを。

 私自身もこのブログに、読んだ本や聴いた音楽の感想を書いていますが、時々他のブログさんの感想を読むこともあります。この作品について検索しようとするわけではなく、何かについて検索していて、たまたまヒットしたということばかりですが。

 そんな偶然の出会いで、とても惹かれる文章で表現しているブログを読むと嬉しくなります。自分はこう思った、こう言葉にしたけど、こんな読み方見方聴き方もあったんだ、こんな表現もあったんだ。自分の思っていることをありとあらゆる言葉で豊かに表現していたりすると、「それが言いたかったんだよ!わかる!」とPCの前で熱くなってしまうこともあります。更に、思ったことが似ていると「わかる!」と。最後には「この方と握手したい…!」と思うこともw

 音楽…演奏家、指揮者、オーケストラ、作曲家の作品だと、例えば自分は行っていない、聴けなかったコンサートやまだ聴いていない作品だとその文章で興味を持ってCDなり何なり探してきたり。声楽でも、自分も歌ってみたいな…とレッスンに持っていけそうなら先生にやりたいと言ってみたり。

 何度も書いていますが、基本的にこのブログは自分の考えたことや思ったことを整理して、後で読み返した時に未来の自分がどう思うか。自分との対話のような感覚で書いています。わからないことを調べて、その記録にもしています。が、ネット上に上げている以上、誰かも読む。その時、先述したように読んで嬉しくなるものを書きたい。この作品は面白いよ、楽しいよ、切ないよ、悲しいよ、ずっと読み続けたい、聴き続けたいものだよ。ここに心揺さぶられたよ。どこかで読んでいる誰かが、面白そう、とか、わかる!と嬉しくなったら私も嬉しいです。

 そんな自分の感情と、そんな自分を客観視して論理の方向ではどうなのかと考えたり。だから、感情の動きを支える論理も強くしたい。音楽だと、わからないことがたくさんあります。オーケストラのそれぞれの楽器の奏法や特徴、和声による効果、メロディーの進め方。今後、声楽でそんな音楽理論も学ぶ予定でいます。

 勿論、同じ感想だけではありません。でも、そんな感想からも「なるほど、そういう見方もあるか…」と思うことは多いです。そう、ちゃんと思わせてくれる感想も、やはり嬉しくなります。

 感情任せ、自分の感性任せでない、感情もあるけれども、客観視している論理もある…そんな感想が書きたいと思ったのでした。細かいこと、難しいことは考えないで、感じたことをそのまま書けばいいんだよ!!とも思います。が、言葉には注意しなくてはならないので、そうもいきません。
by halca-kaukana057 | 2015-12-01 22:02 | 日常/考えたこと
 毎週日曜はNHK人形劇「シャーロックホームズ」の感想…と行きたいところですが、今日放送の10話の感想はまだ頭の中で練っている最中なので、関連本の感想をどうぞ。


NHKシャーロックホームズ 推理クイズブック
NHK「シャーロックホームズ」製作チーム:編/主婦と生活社/2014

 児童向けの推理クイズ本です。最初、児童向け、クイズ本ならいいや、とスルーしてました(ごめんなさい!)。しかし、出版社の主婦と生活社の公式ツイッターや、この本の制作に関わった方々のツイートを読んでいたら、面白そうだなと思って、読みたくなった。そして買ってしまいました。

 内容は、放送している人形劇本編では出てこない事件が20件あり、それをホームズとワトソンたちと一緒に推理して解いてゆく、というのもの。「ホームズ」原作(正典)や、人形劇ノベライズと同じように、ワトソンが語り手、ワトソン視点で書かれています(一応人形劇本編もワトソンがナレーションを務め、語り手になり、ワトソン視点ではあるのだが、映像になるとそれが薄れてしまう)。人形劇本編は「ホームズ」シリーズの物語に基づいて脚色・演出してありますが、この「推理クイズブック」は「ホームズ」シリーズそのものには基づいていない。人形劇本編のスピンオフ、「ホームズ」もののパスティーシュ(模倣)と捉えていいと思います。

 児童向け、と書きましたが、ナメてかかると痛い目に遭います。それぞれの事件、出題の執筆は、「刑事コロンボ」の研究家の町田暁雄さん、「エラリー・クイーン」シリーズの研究家の飯城勇三さん、ミステリー作家の誉田(ほんだ)龍一さん。「ホームズ」研究家で小説家の北原尚彦さんも解説で参加。ミステリー・推理小説の専門家の方々が集結。専門家が本気出して、子どもも大人も一緒に本気で解いて楽しめる推理クイズ本をつくってしまった…のがこの本。大人の本気いいぞもっとやれ!w

 初級編、中級編、上級編とどんどんレベルが上がっていきます。どのレベルでも言えるのは、本文をよく読むこと。絵があったらその絵をじっくりと観察すること。ただ見るだけではダメです(3話のアドラー先生の言葉を思い出して)。わからなかったら、紙に図などを書く。本文をよく読んで、観察して、わかったことからイメージする。落ち着いて、諦めずに。そうすれば、きっと解けます。帰納法と演繹法、論理的思考、算数・数学的思考が必要な問題もあります。でも大丈夫。落ち着いて解いてみてください。

 本文をちゃんと読まずに先走ると、3話のホームズ状態になります。痛い目に遭います。私は何度か痛い目に遭いました。アドラー先生に言い諭されて来ます…。
 あと、ここまでは考え方は合っているのに、最後の結論で間違えているというのもよくあった。「ここまでは解けたのに!!」と悔しくなる。そういえば、学生時代も数学などでそんなことがよくあったなぁ…。自分の思考の弱点に気付けます。解けた場合でも、解く上での論理の筋道が合っているかどうかに注目する。ただ解けた、正解しただけで終わらない。考える過程が大事。いい頭の体操になります。大人も全力で本気出して解きましょう!

 推理クイズだけでなく、それぞれの事件も、ひとつの物語として楽しめます。誕生日ネタ、さらにラブレターネタが多くてニヤニヤしてしまったwホームズに匿名で挑戦状が来たり、ベインズも挑戦してきます。ワトソンのアクションシーン(!!)に、ワトソンが犯人になってしまった事件も!レストレードは正典の警部のように、生活委員として学園内の不正を取り締まり、事件が起これば容疑者に事情聴取し、結構活躍しています。アドラー先生も依頼に来ますし、人形劇本編ではホームズを目の敵にしているロイロット先生やノートン先生も依頼に来ます。ノートン先生の依頼は少し切ないなぁ。オルムシュタイン校長の「大人の事情」に笑い、モリアーティ教頭からの出題には思わず「意地悪!それはずるい!!」と叫んでしまいました…。祝日には制服ではなく私服も!?残念ながらイラストは無いので、読んで各々イメージしてください。事件後のホームズの言動は、まさに正典のホームズ。そうだよ、この雰囲気だよ!と思ってしまった。

 各問題の物語を読んで、「ホームズ」の世界の広さと深さを実感しています。元々人形劇で、しかもホームズとワトソンが15歳の学園ものという異例の「ホームズ」が成り立っていることが凄いのですが、その人形劇「ホームズ」の世界はもっと広かった!「ホームズ」の世界そのものは、人形劇「ホームズ」の世界も含み包み混んでいる。これが、「ホームズ」の世界の魅力なんだろうな。それに魅せられて、ホームジアン、シャーロキアンも世界中に増え、100年以上も前の作品でも今も愛され続けているのだろう。

 推理クイズの他にも、本の中にあるパラパラ漫画や、本の内容からのクロスワードパズルもあります。パラパラ漫画のパズルは、解いて感激しました…!素敵!クロスワードパズルは、感激すると共に思わずニヤリ。本そのものに仕組まれた仕掛けが巧い。巧くつくってあります。

 人形劇本編、さらに公式ガイド「冒険ファンブック」で明かされなかったビートン校の校舎についての説明も。アーサー・コナン・ドイルや「ホームズ」正典について、舞台となる19世紀後半のイギリスの社会・文化についての解説コラムもあります。「ホームズ」正典、ならびに映像化作品の入門書にもなります。児童向けなので、オススメしている正典は、講談社青い鳥文庫の児童文庫版。
 これは、子どもたちをシャーロキアンにする気満々ですね…。大人も勿論。

 登場するキャラクターは、6話と先行放送第6回(本放送11話)まで。人形劇本編では、さらに今後も活躍するであろう重要キャラクターが出てきているので、そのキャラクターたちのエピソード・事件も読みたいなぁ。第2弾希望です。
by halca-kaukana057 | 2014-12-14 22:44 | 本・読書
 小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げまで、あと約1週間となりました。早いですね…。まだ先だと思っていたのに。

 「はやぶさ2」では、広報がいつも(他の人工衛星・探査機・宇宙機)とちょっと違います。
JAXA:ファン!ファン!JAXA:はやぶさ2特設サイト
 ↑普段であれば、このように、JAXA公式が特設サイトを作って情報発信しています。
Twitter: 小惑星探査機「はやぶさ2」(@haya2_jaxa)
 ↑ツイッターもやってます。

 この他に、産業界と連携した「はやぶさ2」応援キャンペーンを行うことに。その取りまとめをしているのが電通。
RBB Today:電通、「はやぶさ2」プロジェクトをプロモーション

 そして出来たのがこのサイト。
はやぶさ2応援キャンペーン
 Twitter,FBもやってます。オフィシャルサポーターも募集していて、今のところ某大人気アニメの映画作品のみ。打ち上げが迫っているのに、これだけですか…?
 この応援体制にはちょっと不安な面を私は感じています。打ち上げだけじゃない、目標天体の小惑星「1999 JU3」に到着し、探査、タッチダウン、サンプル採取し、そのカプセルを地球に帰還させる…6年にわたる長い旅です。それを、ずっと応援し、広報し続けていく使命を、この応援キャンペーンは完遂してくれるのでしょうか。産業界・企業との連携は初めての試みなので、まだかみ合わないところもあるのかもしれません。「はやぶさ2」が目標天体に到着する頃には、広報体制も息が合っていることを願うばかりです。

 この応援キャンペーンサイトで、現在募集中なのが、「みんなでつくるカウントダウン」。2020年帰還ということで、2020秒前から打ち上げをカウントダウン。そのカウントダウンに使う画像を募集しています。好きな数を選んだら、画像を投稿。「はやぶさ2」のイラストや工作、天文写真、家族の写真などが投稿されています。という訳で、私も参加しました。
・私のは:これ
 ↑ちょっと頭をひねってみましたw
 募集は、26日まで。まだ後ろのほうの番号は空きが多くあります。打ち上げ直前だと、皆生中継の方に注目してしまう可能性が高いので、後ろのほうが多くの人に見てもらいやすいかも。
 参加・投稿には、Twitter,FaceBook,Google+ のいずれかのアカウントが必要です。認証の際に使います。
 持っていない、という人は門前払いのような…。ここがイマイチ。
 twitterのアカウントを適当に作って、このキャンペーンに参加するためだけに使う→ついでに「はやぶさ2」やJAXAなどの宇宙関係のアカウントもフォローしておく、ツイートは気がむいたら。その程度の使い方でも大丈夫ですよ。

 明後日24日(月・祝)は、「はやぶさ2」打ち上げ記念として、夜8時から、NHKBSプレミアムで、20世紀FOX「はやぶさ/HAYABUSA」が放送されます。「はやぶさ」を題材にした映画は3本も製作されましたが、その中で「完コピ」を目指し、プロジェクトチームと「はやぶさ」の旅路を細やかに描いた作品。大好きな映画です。ブルーレイBOXは持っていますが、観ます。
ニコニコ生放送:いまさら聞けない”はやぶさ” 今なら聞ける”はやぶさ2” /映画「はやぶさ」テレビ実況も
 ↑こんなイベントもあります。的川先生、寺薗先生も出演されます。

 さて、この「はやぶさ2」打ち上げに合わせてか、「はやぶさ2」宇宙関係の本が出版ラッシュです。悲鳴挙げてます。追いつけません!!ということで、まとめます。

月刊 星ナビ 2014年 12月号 [雑誌]

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


 天文雑誌「星ナビ」。「はやぶさ2」特集、さらに、プラネタリウム映画「HAYABUSA2 Return to the Universe」も。

小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦 太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション (ブルーバックス)

山根 一眞 / 講談社



はやぶさ2の真実 どうなる日本の宇宙探査 (講談社現代新書)

松浦 晋也 / 講談社



完全図解 人工衛星のしくみ事典 ~「はやぶさ2」「ひまわり」「だいち」etc..の仕事がわかる! ~ (ロケットコレクション)

大塚 実 / マイナビ


 ↑こちらはムック本。

現代萌衛星図鑑 第2集

しきしまふげん / 三才ブックス


 ↑表紙だけで判断してはいけません。ただの擬人化本ではありません。「はやぶさ2」だけじゃなく、「HTV」(初号機)、「だいち」、「あかつき」など、搭載機器やミッション内容を詳しくわかりやすく解説。イラストは擬人化だけじなく、精巧な宇宙機そのもののイラストもありますよ。

小惑星探査機「はやぶさ2」の挑戦 ~生みの苦しみ乗り越え、ついに旅立つ

松浦 晋也 / 日経BP社


 ↑松浦晋也さん、2冊も出版とはさすがです。

「はやぶさ」-2つのミッションを追って: “HAYABUSA”ミッション9年間のドキュメント

上坂 浩光 / 誠文堂新光社


 ↑プラネタリウム映画「HAYABUSA」シリーズの上坂監督による本。「HAYABUSA2」はまだ観られてません…(上映できるプラネタリウムが近郊にない!)「HAYABUSA」みたいに映画館で上映とか、DVD/BD販売してくださらないかなぁ…。

 チェックしていないものもありそうです。まだ更に出るかもしれません。悲鳴…(または、嬉しい悲鳴?)
by halca-kaukana057 | 2014-11-22 21:23 | 宇宙・天文
 子ども向けの月刊絵本「たくさんのふしぎ」は、大人が読んでも面白いので時々読んでいます。その中から。

福音館書店:たくさんのふしぎ 2013年7月号
「街は生きている」(小山泰介:文・写真)
街は、毎分、毎秒、変わり続けている。いつもわたる横断歩道の信号機の黄色いスイッチのケースも。駐車場にある真っ赤な自動販売機も。川沿いの階段横の壁も。僕らが気付かないだけ。僕らの生活につながりながら、太陽に照らされ雨や風にさらされ、変わり続けている街の一瞬一瞬を、街の息づかいとともに写真で紹介します。


 何気ない街の、見慣れた風景。見慣れたもの。それらの写真と、もう一枚、不思議な写真が載っている。それは、街の中にあるものに接近して、拡大して撮影したもの。パッと見ただけでは、何なのかわからない。元の写真を見て、ああ、これはこの部分だ、と気づく。間近で見ると、こんな表情をしているのかと驚く。

 そして、上記引用した紹介文にあるとおり、この写真のものの表情は、撮影した時のもの。日々変化し続けている。明日は、明後日は、来週は、来月は、来年はまた違う表情になっている。もしかしたら、ペンキを塗り替えているかもしれない。壊れたりして、その場所から無くなっているかもしれない。そんな大きな変化もだが、少しずつペンキがはがれたり色が変化したりという小さな変化がこの本のテーマ。本当に近づいてじっと見ないと気がつかない。しかも、ただ眺めているだけではわからない。

 この本では、ものの物理的な変化に注目している。この本には無いけど、時間や天候、季節による日の当たり方や影の変化もある。雨や雪による違いもある。夜になって、街灯に照らされるとまた表情も変わる。そんな部分に注目しても面白い。あと、人がいる、いないでも変化がある。

 いつも同じようだけど、いつもどこかが違う街。「生きている」と思うと、街に愛着がわくからますます面白い。旅先でやるのも面白そうだけど、住んでいる身近な街の方が「こんなこと、知らなかった、気がつかなかった!」と思うことが沢山あって面白いだろうな。
by halca-kaukana057 | 2013-10-03 22:38 | 本・読書

「感動する」物語と自分

 少し前から、「感動」「泣ける」「元気になれる」…そんなうたい文句の物語・小説を読むのを避けていた。帯やポップにあからさまに書いてあるものもあるし、帯の無い図書館だと何となく雰囲気でわかる。

 「泣ける」と大々的に宣伝をして売っている本は以前から苦手だった。泣くこと、感動することを強要されているような感じがする。感動できなかったら、どうするのだろう?と。そして読んでみて、お涙頂戴なシーンが散りばめられていて、げんなりしてしまう。いかにも意図して書かれたようで、結局何を言いたいの?と問いかけたくなる。泣かせたいの?泣かせることを目的に売りたいの?と。

 そして少し前からは、大々的に、意図的に「泣ける」「感動する」作品でなくても、避けるようになってしまった。現実は辛くて、本を読んでも何も変わらない。物語・小説を読んでいる間は幸せな気持ちになれるかもしれないけど、本から離れれば過酷な現実が待っている。ハッピーエンドなんて、物語・小説の中だけの話だ。現実にはあり得ない。そんな風にまで思ってしまうようになっていた。(病んでるな…おい…)

 でも、最近、少し変わってきた。
 「感動する」「泣ける」と言われている作品でも、多種多様であること。物語そのものの面白さや、困難な現実を抱えた登場人物たちの成長や苦しみながらも前に進もうとする姿が、自分と重なること。
 そして何より、自分自身がその作品を「面白い」「感動した」「希望を持てた」と思うかどうか。他者の感想なんて関係ない。物語を読んでいる時は、その物語と自分が一対一で向き合っているのだから。他者が入る隙間は無い。

 日常で辛い、苦しいと感じていても、読んでい間は幸せな気持ちになれる。読後、幸せな余韻に浸っていられる。そんな物語・小説に出会えた時、それまで辛い、苦しいと思っていた現実も、少し違って見えてくる。

 今、本を読んでいて、そんなことを思っています。その本の話はまた今度。
by halca-kaukana057 | 2013-08-03 21:53 | 日常/考えたこと

活字に飢える

 この1ヶ月、読書記事を書いていないことに気がついた。本は読んでいた。ただ、これまでの忙しいのと体調不良・過労・精神状態不安定のためか、本を読もうと思って開いても、集中力が続かず読めずにいた。本が読めない自分なんて…考えられない。でも、今の状態では仕方ないかな。そう思って、学校でやってる朝読書みたいに1日10分だけでもいいか、と思うようにした。

 そんな先日、職場での昼休み、何気なく本を読みたいと思った。ちょうどカバンの中に文庫本を入れていたので、読んでみた。読んだのは、須賀敦子さんの「コルシア書店の仲間たち」。須賀さんの文章は、凛としていて清々しく、読んでいて気持ちが晴れるとともに落ち着いた。やっぱり本を読むっていいな、と思った。

 それから、今度は図書館にしばらく行っていないのが、不調(ストレス?)の一因かもしれない…。体調もよかったので図書館に行ってみた。本が沢山ある場所。本に囲まれていること。気になった本を手に取って読むこのひととき。いいなぁ。久しぶりだったので、本当に、いいなぁ、と思った。気がついたら、何冊も借りていた。飢えていたようだ。

 これから、読んだけど感想を書いてなかった本について、少しずつ書いていきます。体調と相談しつつ、無理はしない。あと、活字の飢えを満たすべく、読書の時間も増えたらいいな。本は心のオアシス、栄養剤だ。
by halca-kaukana057 | 2012-06-04 22:51 | 本・読書
 2011年も残すところあと少しとなりました。今、教育テレビ(Eテレ)N響の第九を観ています。N響の第九で、大晦日、今年も終わるのだな、新しい年が来るのだなと実感します。
(ところが、BSプレミアムで「コズミックフロント スペシャル」が被るので、第九の録画はできず。なんてこった!!)

 そんなこんなで、今年私が読んだ本で今年を振り返りたいと思います。順番は日付順。

絶対帰還。
(クリストファー・ジョーンズ:著/河野純治:訳/光文社/2008)
 宇宙関係の本は今年も沢山読んだのですが、その中からこれを。選ぶのに困りました。
 国際宇宙ステーション・ISS滞在中の宇宙飛行士たちが、スペースシャトル・コロンビア事故のため迎えの予定のシャトルがいつ飛行するか未定な状況になり、いつ帰還できるのか…という危機を描いたノンフィクション。読み応えのあるノンフィクションでした。
 今年の宇宙関係の話題は、この本に関連して有人飛行関連では、スペースシャトル引退、古川聡宇宙飛行士のISS長期滞在。シャトル引退は、ひとつの時代が終わったと共に、私にとって最も身近な宇宙船であるシャトルの飛行をもう見られなくなることにじわじわとショックを感じました。古川さんの長期滞在は、医学分野の実験に注目。そしていつもあの古川スマイルに和んでばかりでしたw ISS関連では「こうのとり」(HTV)2号機の飛行もお見事でした。
 また、去年から引き続き「はやぶさ」(MUSES-C)の話題は尽きず。私もカプセル展示を観に行きました。本当にきれいな、7年も、しかも波乱の旅を続けてきた宇宙機のカプセルとは思えない程。宇宙科学研究所(ISAS)相模原キャンパスにも行きましたし、映画も「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」,「はやぶさ/HAYABUSA」(20世紀フォックス)と2本。来年は東映と松竹の2本が。小惑星イトカワのサンプルの分析と、「はやぶさ2」の今後も気になるので、まだまだ目が離せません。
 人工衛星では、陸域観測衛星「だいち」(ALOS)の運用終了がショックでした。しかも、大震災後、宇宙からその被害の状況を観測している真っ最中に…。大震災後、「いぶき」や「きずな」・「きく8号」など人工衛星による観測・被災地支援も。管制している筑波宇宙センターも被災しているのに。辛い状況の中で、宇宙からも支援があるのだと思うと心強くなりました。
 天文では、最近の話題ですが、12月10日の皆既月食ですね。冬の星座たちと赤銅色の月の共演は見事としか言いようがありません。来年は金環日食だ…!


若いってすばらしい -夢は両手にいっぱい 宮川泰の音楽物語
(宮川 泰/産経新聞出版/2007)
 今年、このブログで頻出した名前は、多分アキラさん・宮川彬良さんだと思います。NHK教育「クインテット」本放送終了した…結果がこれだよ!
 すいません、心の叫びでしたw彬良さんのお父様で昭和の大作曲家・宮川泰さんの自伝的エッセイ。ひたすら爆笑、お腹を抱えて笑って読みました。こんなに笑える面白い本は、初めて読みましたw
 と、同時に、音楽のたのしみ、音楽で伝えられることって何だろう?と考えた本でもありました。私自身、今年は自分で演奏するよりも、聴くほうが多い年でした。演奏することも聴くことも「音楽に触れる」ことには変わりはない。では、その音楽のたのしみって何だろう?
 今後、私はどう音楽と向き合い、触れて、付き合っていくのだろう?楽しみでもあり、不安も感じます。不安を感じる時は、宮川さん親子の明るくワクワクする音楽で、清々しくいきたいと思いつつ。


海炭市叙景
(佐藤 泰志/小学館・小学館文庫/2010)
ペンキや
(梨木香歩:作/出久根 育:絵/理論社/2002)
僕は、そして僕たちはどう生きるか
(梨木香歩/理論社/2011)
 以上、「生きる」ことについて考えた本3作品。「海炭市叙景」ではどこかにあるような、「生きること」そのものを。「ペンキや」では、「生きてゆく過程」を。「僕は~」では、様々な問題を抱えつつも「自分自身と、誰かと、生きること」を。どれも印象深い作品です。
 特に梨木香歩さんの「ペンキや」の、「ユトリロの白」の言葉・表現がとても印象に残っています。私自身、「ユトリロの白」が意味するものを、「生きること」だと考えてきたので、それを表す言葉に出会えて嬉しいです。「僕は~」は、最後まで読まないとわからない。最後まで読んで、最後の言葉で、「ああ、救われた」と思った。この作品の言葉たち、そこに込められたものは、私にとって大切なものになると思う。本の中だけでなく、生きる上で。
 「海炭市叙景」は、佐藤泰志さんという作家に出会えてよかったと感じています。小学館文庫から、他の作品も出ているので読みたいと思っているところです。


 大震災がおこったのが3月。あっという間に12月、年越しになってしまった。大震災だけでなく、今年は私個人にとって、「あって当たり前だと思っていたものを失う」年でした。失ってみて、初めてそれがどれだけ大事だったか、助けられ支えられていたかを感じました。自分の年齢・置かれている立場も。立ち位置を再確認し、このままではいられないことも実感。とにかく波乱の連続でした。
 そんな中で、誰かの厚意や、直接見ることはできないけど確かに存在している誰かの努力・苦労に感謝することも多い年でした。辛い時だからこそ、これまで見えなかったものが見えるのかもしれません。ネオンの明かりで夜でも空が明るいのが、ネオンが消えて満天の星空が見えたように。

 来年も、今抱えている波乱・不安をまだ抱え続けるかと思います。でも、光が見えてくることを祈りつつ、進むばかりです。

 今年もお世話になりました。それでは、よいお年をお迎えくださいませ。
by halca-kaukana057 | 2011-12-31 22:42 | 本・読書
 今日の私のツイートから。(手抜きか…?w


・今取り組んでいる勉強に集中するために、しばらくの間本屋さんや図書館に行くことを自粛していたのだが、今日本屋さんで本を大人買いしてきた。読みたかった本、店頭で何となく気になった本、あと勉強のための本も。むしゃくしゃしてやってしまった。後悔はしていない。
 posted at 22:27:20

・店頭で何となく気になった本…これまで読もうとも想わなかった、興味すら示さなかった類の本。勉強のための本のそばに平積みにされていて、何となく立ち読みしてみたら面白そうだったので買ってみた。安くは無い本だったけど、こうして自分に新しい要素を取り入れるのもいいかも。
 posted at 22:31:15

 書店・図書館に行くことを自粛すると考えたことが間違いでした…。禁断症状が出て、結果がこれだよw今日買った本の他にも、欲しい本はあったのですが、店頭に無かったのと、財布と相談して買わなかったものもありました。

 さて、2つ目のツイート、「店頭で何となく買った本」。詳しいタイトルは書きませんが、いわゆる自己啓発系の本です。でも、「○歳までに~せよ」とか「成功するには~せよ」とか、「幸せになるヒント」などとという感じの本ではありません。こういう本は本当に苦手です。その本に書いてあることと、当てはまるような生き方をしていないので、読むとどん底まで落ち込みます。
 今日買った本は、これまでの自分を見つめ、今何を考えているのか、これからどう生きてゆきたいのか考えてみよう、という感じの本。設問があるので、答えを考えなから自分を見つめます。

 これまで、自分の日記帳やこのブログで、興味のあることについて語ったり、考えたりしてきました。でも、それらはあくまで自分の興味の範囲内。興味すら示さないことは、書きません。書いていて気分が悪くなるようなことも、書いてきませんでした(ネガティヴなことは感じても、そこから学ぶことがあると感じることは書いてきました)。でも、その本では、私が興味の無いこと、避けてきたこと、弱いと感じていることにも触れてきます。まだ買ったばっかりなのでさらりと読んだだけですが、実際にそれらに取り組むとなると、悩みそうです。落ち込む可能性も高いです。でも、それも自分。今、その本がきっかけとなって、向き合う時が来たのかなと思っています。

 本との出会いは本当に不思議です。


 もうひとつ、禁断症状。宇宙関係の話題(こんな時に限ってたくさん出てくる!)や読んだ本など、ブログに書きたいことがたくさんあります。しかし、今取り組んでいる勉強も追い込み段階。間で…頭を抱えてもがいています…。
by halca-kaukana057 | 2011-10-05 22:54 | 日常/考えたこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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