人気ブログランキング |

フルパワー!ISS

 若田光一宇宙飛行士が長期滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)。以前の記事で書いたISS建設作業も進んでいます。
・前回の記事:宇宙に「暮らす」3ヶ月

 まず、最後の4組目の太陽電池パネルを支える柱・S6トラスが取り付けられました。
読売新聞:若田さん、太陽電池の設置始める…アーム操作で好プレー
読売新聞:若田さんがアーム操作、太陽電池パネルの設置完了
毎日新聞:若田光一さん:ISSの「背骨」取り付け
sorae.jp:ディスカバリー、S6トラスを取出し
sorae.jp:STS-119、第1回船外活動

 このS6トラスの取り付け方が、見ていて複雑だなぁと感じた。シャトルから取り出す時はISSのアームで。それをシャトルのアームに手渡しし、さらにISSのアームに手渡しして、取り付け場所まで運んでいく。アーム同士でものを手渡しするところを、初めて見ました。難しそうだなぁ。この手渡しの際、ISSのアームに不具合が合ったのを若田さんが発見。手順書にない作業をして、トラブルを未然に防いだ活躍ぶり。さすがです。

 そして、取り付けたS6トラスの太陽電池パネルを展開します。
sorae.jp:ISS、最後の太陽電池パネルを展開
 展開の模様は、飛行6日目フライトデイ・ハイライトでどうぞ。
JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:ビデオライブラリ:STS-119 飛行6日目ハイライト
 すすーっと開いていく太陽電池パネル。パネルの様子の他、ISS長期滞在クルーの広報イベントの模様や、ISSでの和やかな生活風景も。重量挙げのようなエクササイズマシンで運動した後、りんごを丸かじりする若田さんの映像も。美味しそうですw

 最後の太陽電池パネルが開いて、供給できる電力が増えました。現在ISSは3人の宇宙飛行士が滞在していますが、これで6人に増やすことが出来ます。6人に増えた後、野口聡一宇宙飛行士の長期滞在も始まります。

 飛行7日目には、2回目の船外活動が行われました。この船外活動は、日本にとって結構重要な内容も入ってます。
sorae.jp:STS-119、第2回目船外活動
時事通信:日本の補給機、到着準備完了=宇宙基地にアンテナ設置
 ISSに日本の無人補給機・HTVのドッキングの際に使われるGPSアンテナが取り付けられました。これでHTVを打ち上げて、ISSに迎えることが出来ます。よし。HTVは今年9月、現在のH2AロケットをさらにハイパワーにしたH2Bロケットで打ち上げ予定。H2Bの打ち上げの模様が楽しみです。ハイパワーのロケット…想像しただけでワクワクする。

 どんどんISSの建設・整備が進んでいます。ISS建設から10年。コロンビアの事故で建設が滞ったこともありましたが、ここまで来たんだなぁ…としみじみしてしまいます。

 若田さんのブログも絶賛更新中です。いやー、宇宙からブログを更新できる時代になったのかー。素直に感動してしまいました。今はISS建設関連の作業や、長期滞在の引継ぎ作業などで忙しいから写真と説明の文章がほとんどですが、今後余裕が出てくればISSでの暮らしなどについても記述があるかも。楽しみです。
若田光一 宇宙ブログ
by halca-kaukana057 | 2009-03-22 22:28 | 宇宙・天文

ISS&STS-119を追いかけて

 昨日天気と条件が良かったので、早速国際宇宙ステーションとスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-119)の目視に挑戦してみました。写真撮影も。

 まず、ISSから。18:58頃、南西の方向からいつもの明るい光の点が。
ISS&STS-119を追いかけて_f0079085_20264776.jpg

ペルセウス座のあたりを通過中。ISSは何度見てもワクワクします。「宇宙兄弟」2巻・17話で、ムッタがISSを見るシーンがありましたが、まさにあの心境。

 結構長い時間見ることが出来たので、もう一回!
ISS&STS-119を追いかけて_f0079085_2042241.jpg

北斗七星のそばを通過中。この後、見えなくなりました。

 ISSの約10分後、先ほどのISSが見えた方向から光の点が。ディスカバリーです!ISSに比べると、シャトルを見た回数は少ない。しかもISSと一緒に見たのは、星出さんが搭乗した昨年6月のSTS-124以来2度目。ISSよりは暗めですが、光の点が空をすーっと横切っていきます。ここに若田さんもいる。ひとりでテンションあがりまくってましたw
 画像は撮ってみたのですが…
ISS&STS-119を追いかけて_f0079085_2047295.jpg

 横倒しになった、Wの形をしたカシオペア座の間に、うっすらと光の線が見えるでしょうか?これがシャトルです。私のコンパクトデジカメでは厳しかったか。一眼レフが欲しい…。

 飛行3日目のウェイクアップ・コールの「ラジオ体操の歌」はナイス選曲でしたw歌詞に「希望(=「きぼう」)の朝」とあるから、いつかウェイクアップ・コールで流してくれないかなと思っていた曲でした。NASA TVの3日目フライトデイ・ハイライトで何度も観てしまっています。
JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:ビデオライブラリ STS-119飛行3日目ハイライト
冒頭に若田さんの挨拶も。

 ISSとシャトルもドッキングして、若田さんの長期滞在が始まりました。若田さんのいるISSを見るには、以下JAXAのサイトで時間と方角をチェックしてね。
JAXA:国際宇宙ステーションを見よう


 ついでに冬の大三角形も見えたので撮ってみた。
ISS&STS-119を追いかけて_f0079085_211837.jpg

 暖かくなって、北国でももう春が着実に近づいてきていますが、夕方の空にはまだ冬の星座たちが君臨しています。

 星を見たので、世界天文年イベントサイトで報告。
ISS&STS-119を追いかけて_f0079085_2132362.jpg

 またデザインが変わりました。これまでの中では、一番好きなデザインです。だんだん凝ってきた気がする。
by halca-kaukana057 | 2009-03-18 21:08 | 宇宙・天文

宇宙で「暮らす」3ヶ月

 延期続きだった若田光一宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-119)がようやく打ち上げられました。まずは一安心。打ち上げ成功おめでとうございます!

 今朝4時起きで、NASA TVの打ち上げ中継を観ていました。以下NASA TVからの画像。
宇宙で「暮らす」3ヶ月_f0079085_20412976.jpg

 しかし、打ち上げの時間は仕事中でした…orzほんの少しだけ観れたけど。




(c)NASA/JAXA クリックすると画像ページに移動します。

 後でテレビやNASA TVの「フライトデイ・ハイライト」などで動画を観たのですが、夕暮れのとてもきれいな打ち上げでした。これから、飛行3日目のISSとのドッキングに向けて作業が続きます。

 さて、今回の若田さんのミッションですが、約3ヶ月にわたるISS長期滞在。「宇宙に行く」時代から「宇宙で暮らす」時代へのターニング・ポイントです。2週間程度のシャトル飛行では分からないことは、沢山あります。それを実験したり、ISSの建設作業を行うのが若田さんのミッション。自分用も兼ねて、簡単にまとめてみよう。
JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:STS-119 ミッション内容
JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:ISS長期滞在中の実験
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト:科学&宇宙 若田飛行士の多様な実験ミッション

1.S6トラスをISSに取り付ける(飛行4日目)

 国際宇宙ステーションには、4枚1組の太陽電池パネルが4組付いています。現在は、3組まで付いています。その4組目の太陽電池パネルとパネルを支える柱(トラス)を、若田さんがロボットアームで取り付けます。若田さんのロボットアームの腕前は、NASA3本指に入ると言われるほど。前回の飛行(2000年10月)でも、トラブルがあっても巧みにアームを操作して、NASAから絶賛された腕前。期待です。

2.船外活動の支援
 ロボットアームを使って、船外活動でISS建設作業をする飛行士たちをサポートします。この時、若田さんが使うロボットアームは、カナダ製の高性能ロボットアーム「デクスター」。1年前、土井隆雄さんのフライトの時に取り付けたロボットアームです。「デクスター」があれば、船外活動で行うような細かい作業も、ロボットアームで出来てしまいます。細かい動きをするだけに、操作も大変そう。若田さんの腕の見せ所です。

3.宇宙長期滞在による人体への影響の実験
 無重力空間で長期間暮らしていると、骨や筋肉が弱ってきます。重力が無いので身体を支える必要がなくなるからだと言われています。では、どうしたらその進行を抑えられるのか。骨粗しょう症の治療薬を飲んで、骨量減少の度合いを調べます。宇宙長期滞在で、この薬を飲むのは初めて。これまでのデータと比較して、骨粗しょう症などの治療に役立てるという話。期待です。
 また、宇宙空間では、太陽からの宇宙放射線をストレートに受けてしまいます。そこで、どのくらい被ばくしているのか、センサーを携帯して調べます。

4.おもしろ宇宙実験
 以前も書いた話題ですが、公募で寄せられた「宇宙でこんなことをしたらどうなるの?」という素朴な疑問に、若田さんが挑戦します。宇宙で目薬はさせるのか、ラジオ体操をしたらどうなるのか、衣服はたためるのか、腕相撲をしたらどうなるのか。どれも楽しそうな内容。結果が楽しみです。
JAXA:おもしろ宇宙実験

5.「きぼう」船外実験装置の取り付け
 STS-119の次のシャトルミッションであるSTS-127で、「きぼう」の船外実験装置である「船外実験プラットフォーム」と、「船外パレット」を「きぼう」に取り付けます。これで、「きぼう」が完成します。6月ごろの予定です。


 以上簡単にまとめました。みっちりとミッションが詰まっていますが、約3ヶ月間にわたる宇宙での暮らしはどうなるのか楽しみです。いつものISS目視もますます楽しみになってきました。天気と軌道の条件がよければ、どんどん観て、画像もバシバシ撮れたらいいな。撮れたら随時アップします。
by halca-kaukana057 | 2009-03-16 22:03 | 宇宙・天文

延期、延期、また延期…

 今朝予定されていた、若田光一宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-119)は16日以降に延期になりました。今朝、仕事で打ち上げは観られないけどそれまでの作業だけでも観るつもりで、気合を入れて起きたのに…。

JAXA:若田宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-119/国際宇宙ステーション組立ミッション(15A))の打上げ延期について
sorae.jp:ディスカバリー、打ち上げ延期


(c)NASA

 スペースシャトルの外部燃料タンク(オレンジ色の大きなタンク)とシャトルをつなぐ配管(画像の部分)で、燃料である水素ガスが漏れているのを発見。新しい打ち上げ日を日本時間16日と設定しました。ただ、18日までに打ち上げることが出来ないと、3月26日打ち上げ予定のソユーズ宇宙船との兼ね合いで、ディスカバリーは4月まで打ち上げられなくなります。厳しいなぁ…。個人的には、日本語が得意なマイケル・フィンクISS司令官と若田さんの日本語トークがあるかどうかに期待しているのだが、もし18日までにディスカバリーが打ち上げられないとフィンク司令官はソユーズで帰還してしまう。それも残念だなぁ。

 うーん、これまで何度も何度も延期されてきたので、クルーもスタッフもストレスが溜まってきているのではないかと心配です。ストレス耐性…宇宙飛行士に本当に必要な資質のひとつだなぁ。あと、その外部燃料タンクの燃料漏れも、どの程度のものなのか。タンク側のトラブルか、配管や地上施設のトラブルなのかはこれから調査予定。調査の結果も心配です。とにかく、安全第一、万全の体制で打ち上げて欲しいです。

 打ち上げ中継ですが、NASA TVやJAXAの中継他、様々なところで中継されます。ナショナルジオグラフィックのサイトや、ニコニコ動画でも。ニコニコ動画はこの間のH2A15号機(「いぶき」搭載)でも、生中継していました。ニコニコ動画でロケット打ち上げ中継が恒例になるようで、嬉しいです。このままニコ動にJAXA公式チャンネル作ろうよ。マジで。
ナショナルジオグラフィック 日本語公式サイト:スペースシャトル「ディスカバリー号」打ち上げ ライブ配信特設サイト
ニコニコニュース:「スペースシャトル」打ち上げ生放送

 延期になって、打ち上げをリアルタイムで観られる可能性が出てきた。観られるといいな…。とにかく、無事の打ち上げ成功をお祈り申し上げます。


(c)NASA (クリックすると画像ページに飛びます。もっと大きい画像もあります)
満月とシャトル。美しい。
by halca-kaukana057 | 2009-03-12 21:59 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31